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2020年12月の4件の記事

2020.12.30

パテサロラジオ #1 -パテントサロンを使って2020年の知財関連ニュースのタイトルを眺める-【12月30日21時~】

パテサロラジオ #1 を配信します。YouTube で配信します。

パテサロラジオ #1 -パテントサロンを使って2020年の知財関連ニュースのタイトルを眺める-
配信日時:2020年12月30日 21:00 ~


パテントサロンでは,2014年まで毎年年賀状を出していました。現在は出していません。

パテントサロンの年賀状はオリジナルデザインで,毎年その年の知財関連ニュースのタイトル等を載せていました。たとえば,前回の丑年,2009年の年賀状はこちらです。

Image2009

「iPS細胞」や「エコ・パテントコモンズ」,「ダウンロード違法化」など,その年の知財関連ニュースのキーワードが印字されています。また背景右側には,非常に小さな文字で,知財関連ニュースのタイトルが多数印字されています。

毎年12月になると,このような年賀状を作成していました。作り方としては,最初に,年賀状に掲載する知財関連ニュースのキーワードと記事を選びます。パテントサロンにアクセスして,月ごとのバックナンバーページを見ながら,それぞれ選んでいきます。この作業が結構よくて,「ああ,こんなニュースあったな」とか,「あれ? このニュースは今年だったっけ?」とか思いながら画面を眺めているうちに,この1年間にあった知財系出来事が整理されていきます。

数年前から年賀状を出さなくなったのでこの作業は不要なのですが,私にとってとてもよい作業なので,この作業だけ毎年続けています。年賀状を作成・投函する期間を考慮する必要が無いので,毎年12月30日頃の夜に行うことが年中行事になっています。知財系ひとり忘年会です。

今年も例年通り今晩やろうと思っていたのですが,急きょ,この様子を YouTube で公開することにしました。1年間の知財関連ニュースをサクッと振り返ります。パテントサロンのバックナンバーページを見ながら,1月から12月まで,1年間のニュースのタイトルを眺めていきます。

個別のニュースの説明などは行いません。また,事情に詳しい知財の専門家が参加して解説したりもしません。ニュースを見ながら数名でトークをする等もありません。2020年10大知財系ニュースなどもやりません。ただニュースを眺めるだけです(適当に書いたけれどこれらもおもしろそうなのでいつかやろう)。

年末12月30日の夜,できれば知財のことなど忘れて他のことや家族との時間を大切にした方がよいと思うのであまりお勧めしませんが,興味がある方は気軽にお立ち寄りください。アーカイブは公開しません。チャット欄も気軽にお使いください。

今年もあと少しです。みなさま,よい年末年始をお過ごしください。よい新年を迎えましょう!

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2020.12.26

知財系 Advent Calendar 2020 終了!

12月1日から日々窓が開いてきたアドベントカレンダー。12月25日に最後の窓が開きました。

知財系 Advent Calendar 2020
知財系 もっと Advent Calendar 2020
知財系 Advent Calendar 2020 関連ツイート #IP_AC

記事を登録してくださったみなさま,記事を読んでくださったみなさま,記事を読んでコメントしてくださったみなさま,ありがとうございます。

それにしても濃い記事が多かったですね。ほんとすごいです。わたしは12月1日から,日々公開される記事のタイトルを,Twitter と Facebook で淡々と紹介してきました。どの記事も同じように紹介したかったので,記事にはコメントしないと当初から決めて,そのようにしてきました。しかし何度もコメントしそうになりました。いくつかの記事では,「この記事はすごい!」とか「これは必読!」と Twitter の入力欄に書き込み,ツイートボタンを押す直前で踏みとどまる,というところまでいってしまいました。あぶなかったです。

どの記事がおもしろいかは人によって異なりますが,私が今回特に惹かれたのは,視点の多様性でした。記事を読み進んでいく前に,そもそもそんな視点で物事を見たり分析するのか,とググッと惹かれた記事がいくつかありました。

公開された記事について,それを読んだ方から Twitter 等でコメントされるのもおもしろかったです。上記の通り #IP_AC がつけられたツイートをまとめていますが,このまとめに載っていないツイートもたくさんあります。情報が,そしてコミュニティーが広がっていくのを感じました。

本当に濃い充実した1ヶ月間でした。特に記事を登録してくださったみなさま,ありがとうございます。おつかれさまです。

そしていま頭に強く浮かんでいるのが,こんなおもしろいイベントが次回まであと1年も待たなければならないなんてもったいなさ過ぎる,ということです。また別の話として,世の中の全てのアドベントカレンダーが12月に開催されることのデメリットについて意見をいただきました。人によっては複数のアドベントカレンダーに登録します。知財系 Advent Calendar では,このアドベントカレンダーの開催のきっかけになった 法務系 Advent Calendar にも登録されている方が目立ちました(※参考:法務系アドベントカレンダー2020を終えて)。同時期に複数の記事(しかも濃い!)を書くのは大変です。

ではどうするか? 次回は「発明の日」がある4月に開催してはどうか? という意見をいただいたり,いっそのこと毎月開催してしまおうか? というアイデアがあったりします。これらついては検討しますが,いますぐに利用していただけるのが,パテントサロンが定期的に開催している 知財系ライトニングトーク 拡張オンライン版 です。ライトニングトークといっても,動画に限るものではなく,ブログ記事の紹介も可能です。次回は2021年1月に開催します。興味がある方は気軽にご利用ください。情報の発信や,情報の発信によって生まれる人と人との関わり合いは,とても有意義です。しかもコロナ以降重要度はさらに増していると考えています。

ということで,みなさまありがとうございます。これからも楽しく情報発信,情報流動していきましょう!

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2020.12.22

パテサロブース オンライン #1 開催のお知らせ【12月23日】

パテサロブース オンライン #1 を開催します。


パテサロブース オンライン #1 昼の部
開催日時:2020年12月23日 15:00 - 16:00

パテサロブース オンライン #1 夜の部
開催日時:2020年12月23日 21:00 - 22:00

YouTube 上で開催するイベントです。目的は「みなさまとのオンラインコミュニケーションです」。開催期間中,私はオンライン上のブースに立ちます。パテントサロンについて質問や意見などがありましたら,チャット欄にお書きください。私が回答いたします。単なるあいさつも歓迎です。気軽にチャット欄にお書きください。見ているだけの方も歓迎です。

パテントサロンは,毎年11月に開催される「特許・情報フェア&コンファレンス」に出展してきました。出展の目的は「みなさまとのリアルコミュニケーション」です。パテントサロンは,アクセスしてくださるみなさま,セミナー情報などを提供してくださるみなさま,広告の掲載を依頼してくださるみなさまなど,多くのみなさまのおかげで,継続的に運営できています。みなさまありがとうございます。しかしながら,主な活動場所がネット上であることもあり,みなさまと直接お会いすることはほとんどありません。そこで,みなさまと直接お会いできる機会を増やすことを目的に,毎年出展してきました。

しかし,今年は,これまで通りの開催は行われず,オンライン上の開催となりました。オンライン上の開催では,パテントサロンの出展目的である「みなさまとのリアルコミュニケーション」を実現することができません。パテントサロンは出展を見合わせることにしました(今秋のイベントに関するお知らせ -特許・情報フェア,知財系オフ会@東京,知財系ライトニングトーク,知財系オフ会@ワシントンDC-)。

特許情報フェアには,これまで毎年,14回にわたって出展させていただいております。運営関係者のみなさまにはとても感謝しております。今年の運営に関しましては,オンライン開催に切り替えるなど,大変だったのではないかとお察しいたします。このようなときこそ出展するべきだとも考えたのですが,目的に合致しないイベントに参加することは双方にとってハッピーな結果につながらないと考え,出展を見合わせました。

今年の特許情報フェアは,12月25日(金)までオンラインで開催されています。多くの企業などが出展しています。フォーラムやコンファレンス,企業プレゼンテーションを受講することもできます。入場無料です。

2020 特許・情報フェア&コンファレンス

特許情報フェアのパテントサロンブースには,毎年多くの方が寄ってくださります。パテントサロンに関して多くの質問や意見をいただくほか,1年に一度毎年あいさつを交わすという方が何人もいます。今年はみなさまに会うことができず,とても残念です… そのように思っていたのですが,昨日12月21日(月),いきなり急きょ突然,ネットでコミュニケーションしよう! と思い立ちました。最近いくつかネット上で講演したことが刺激になったのかもしれません。

しかしすでに年末。来週はもう休みの人がいるだろうし,今週といっても木曜日はクリスマスイブで金曜日はクリスマスで… ということで,12月23日(水)に開催することにしました。

上記開催日時に上記URLにお越しくださると,私がブースに立っています。特許情報フェアのブースと同じです(ただしブースにはいつもの女性スタッフはおらず私だけです。ご了承ください)。パテントサロンについて質問や意見などがありましたら,チャット欄にお書きください。私が回答いたします。単なるあいさつも歓迎です。見ているだけの方も歓迎です。なお,特許情報フェアのブースと同様,新サービスの発表などはありません。最近の知財の動向とか最新知財ニュースなど,知財に関する情報の発信もありません。

わずか1日間という短い告知期間なので,多くの方が参加されたり,多くの質問が寄せられるということはないと思います。ゆるりと開催しますので,気軽にお越しください。また,質問が少ないOR無いと沈黙だけになってしまうので,過去に特許情報フェアでいただいた質問についても答えていきたいと思います。

アーカイブは公開しません。気軽にチャット欄にお書きください。私も気軽に回答させていただきます。

さあ,今年も残りわずかです。年末進行で忙しい方もいることでしょう。そんな方ももう1つウィンドウを開き,ゆるりと気軽にお越しください。

みなさまのお越しを心からお待ちしております。

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2020.12.16

ヘンリー幸田先生の思い出

今日12月16日は,ヘンリー幸田先生の命日である。先生が亡くなったのは6年前の2014年。仏教だと今年は7回忌にあたる。

【生かせ!知財ビジネス】「日本にエジソン博物館が夢」 幸田氏を偲ぶ2015.3.14

私は幸田先生と仕事をしたことはないし,教え子だったこともない。会ったのはわずか4回。しかし先生は私にとってとても大きな存在である。

 

最初に会ったのは1990年。私は大学生だった。そのときのことを,先生が亡くなった1年後の2015年12月に私はツイートした。

 

2回目に会ったのは東京。ある知財系の知り合いから,ヘンリー幸田先生がパテントサロンの運営者に会いたいと言っている,との連絡をもらったので会いに行った。ロサンゼルスで最初に会ってから十数年ぶりの再会である。先生は私のことを覚えているだろうか? このとき私はパテントサロンの運営者として会いに行くのであって,学生の時にロサンゼルスに会いに行ったという情報は先生には伝わっていない。

九段下にあるホテルのロビーで再会した。先生は,これまでは主に米国で仕事をしてきたが今後は日本でも仕事をする,日本の大学で教鞭をとる,などの話をされた。そしてしばらく話をした後,私は恐る恐るきいてみた。「先生,実は私は1990年に先生に会いにロサンゼルスに行ったのですが…」

先生は私と会ったことを覚えていなかった。しかし私は全く悲しくはなかった。というよりむしろちょっと嬉しかった。先生は,私の様に誰の紹介もなく突然会いに来るような学生にしっかり時間をかけて話をしてくださる方である。このような方であれば,私のようなケースはたくさんあるはずだ。記憶に残らないくらいたくさん。私はそう思っていてその通りだったので,それが嬉しかったのである。事実,ずっと後の2018年2月,ある知財系の集まりで一緒になった方から,私も同じように幸田先生に会いに米国に行ってたくさん話をしていただいた,という話を聞いて,2人で感動しまくったということがあった。

 

そして3回目。先生から会いたいと連絡をいただき,パテントサロンのオフィスの最寄り駅である表参道駅で待ち合わせをした。そこで先生と会い,私が「じゃあ近くのお店に入って話をしましょう」と言うと先生は「なんだよ,オフィス見せてくれないのかよ,オフィスに行こう」と言われたので,2人でオフィスに向かった。

先生の話は,今度日本にブランチを作るのだけれど,そこで仕事をしてくれるよい人を知らないか? という話だった。2人で人財に関していろいろ話をした。パテントサロンへの求人広告掲載の依頼もいただいた。しばらく話をした後,私は恐る恐るきいてみた。「先生,私が先生に会いにロサンゼルスに行くきっかけになった先生の本『アメリカ特許事件ファイル 日米ビジネス戦争』があるのですが,これにサインしていただくことはできないでしょうか?」,「いいよ,持ってきなさい」。おおー,私は浮かれて本を渡し,サインをしていただいた。そして再び恐る恐るきいてみた。「先生,私はロサンゼルスから戻ってリコーに入社して知財の仕事をしたのですが,そのとき何度も読んだ先生の本『米国特許法逐条解説』があるのですが,これにもサインをしていただくことはでき…」,「持ってきなさい」。おおおー,私は浮かれて本を渡し,サインをしていただいた。これらの本はいまもパテントサロンのオフィスにあり,私の宝物である。

 

そして4回目。2014年10月11日。私は知り合いから依頼をいただき,知的財産マネジメント研究会 Smips が主催するイベントで講演を行った。いくつかある分科会の中のひとつでの講演だったのだが,このときの全体セッションの講演者が,なんと,ヘンリー幸田先生だったのだ( 第161回 知的財産マネジメント研究会 )。

幸田先生と同じイベントで講演するということで,私はかなり興奮した。自分が講演しているときも,別会場にいる幸田先生がずっと気になっていた。ちなみに,このときの幸田先生の講演テーマは「これからの日本企業のとるべき知財戦略」。そして私の講演テーマが「IPとITでカジュアル起業 ~本当に好きなことで稼ぐ~」。テーマの大きさとか重さの対比がおかしかった。

講演は別会場で行われたので,ここで先生に会うことはなかった。しかしイベント終了後,六本木通りに面した地下のお店で開催された二次会(?)に参加して飲んでいたところ,そこに幸田先生がいらっしゃった。私はすぐにあいさつにいった。たくさん話したかったのだけれど,そこには多くのイベント参加者がいて,今夜の主役はその参加者の方々なので,私は離れた席から先生の方をチラチラと気にしながら飲んでいた。そして二次会が終了し散会するとき,私は先生のところに行き,あいさつをした。「また連絡するから」。先生はこう言ってくださった。

 

この年2014年は,私にとってプライベートで特別な年だった。4人の両親(実の両親・義理の両親)のうち,2人が病気で他界し,1人が大病をするという年だった。私は当時九州に住んでいた両親の元に何度も通い(マイルがたまりまくった),年の半分近くは東京を離れているという生活をしていた。そして12月,九州の両親の家で Twitter を眺めていると,幸田先生が亡くなった,という情報が流れてきた。あわてていろいろ調べるけれどなかなか情報が見つからない。バタバタしているうちに,知人から,幸田先生が12月16日に急死されたこと,通夜と告別式が行われること,を知らせる連絡が届いた。

12月23日,前日に東京に戻った私は告別式に参加した。多くの方が参加されていた。全員が急死されたことに驚き,動揺しているように見えた。喪主である幸田先生の奥様があいさつをされたが,先生が亡くなったことをまだ実感できていないように見えて,私は心が苦しかった。告別式の2日後,12月25日に私の父が他界した。

 

幸田先生とは4回しか会っていないのだけれど,私にとって大きな存在である。中でも,誰からの紹介でもないどこの誰かもよくわからない学生がいきなり会いたいと手紙を送ってきた,という面倒なことにしっかり対応してくださったことは,いまでも頻繁に頭に出てくる。普段仕事やプライベートで,ちょっと面倒な相談やちょっと気が乗らない話が来たとき,「いやいや幸田先生はあんな面倒なことにしっかり対応してくださったのに,俺とかがこんな小さなことで面倒なんておかしいだろ」と頻繁に頭に浮かんでくる。あー,この話を先生にしたかったな。

先生ありがとうございます。

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