2020.04.15

知財系ライトニングトークで新型コロナをチャンスに変える

新型コロナウイルスの感染拡大防止に関連し,在宅ワークが広く行われるようになりました。知財に関する業務については,書類ベースの仕事が多いこともあり,以前から在宅ワークに適していると言われていました。しかしこれまで,実際はそれほど広く行われていなかったような気がします。しかし今回,一気に広まりました。

出社した方が効率がよい業務もあると思いますが,今回強制的に在宅ワークを行うようになったことにより,メリットを実感したというケースも多いのではないかと思います。そしてコロナ以後も,ある程度,あるいは全面的に,在宅ワークやリモートワークを採用していく事務所や企業が出てくると思います。

在宅ワークには様々なメリットがあります。先日,ネット上で知財系飲み会を開催しました。


急に思い立って開催したのですが,海外の新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出制限の生々しい様子なども聞くことができました。簡単に距離を縮めてしまうのは,ネット活用の大きなメリットです。

在宅ワークやリモートワークにも同様のメリットがあります。事務所や会社に行かなくてもよいというだけではありません。東京にいながら大阪のクライアントの仕事をしたり,地方や海外にいながら東京のスタートアップ企業をサポートしたりできます。このような業務はこれまでも可能でしたが,社会がリモートワークを経験したコロナ以後は,社会のリモートワークスキル・意識が上がっているため,よりやりやすくなっているはずです。クライアントは違和感なくビデオ会議に応じてくれることでしょう。というよりむしろ,会議のためにわざわざ行き来することは嫌われるようになっているかもしれません。地理的条件の敷居が下がることにより,ビジネスチャンスが広がります。またクライアント側も,日本中,世界中から最も適した依頼先を探す傾向が増えるかもしれません。

地理的条件の敷居が下がり,より広い地域がビジネスの対象となったとき,重要なのは,自事務所や自社のサービス・商品が広く知られていることです。地理的条件の敷居が下がっても,存在が知られていなければビジネスは始まりません。コロナ以後は,自らを知ってもらう PR がより重要になるかもしれません。

そんな PR の手段のひとつとして,知財系ライトニングトークが使えるかもしれません。自事務所や自社のサービス・商品,自著,ブログ,YouTuber の紹介など,様々な PR に活用できます。

知財系ライトニングトーク #8 拡張オンライン版 発表者募集のお知らせ
※申込締切日:2020年4月19日(日) 24時

コロナ以後は,他にも様々な変化が考えられます。電子化が進んで業務の進め方が変わったり,印鑑やFaxを使わなくなったり,郵便物の扱いが変わったり,リアルオフィスの必要性が見直されてオフィスの規模が縮小されたり,地方や海外に住みながら東京の特許事務所に就職したり,東京の特許事務所が地方や海外に拠点を移したり,複数の事務所や企業で働く人が増えたりなど,様々な変化が想像できます。コロナ対策としていまやるべきことをやりつつ,コロナ以後を見据えて,状況の変化を見ながら過去にとらわれず大胆に物事を進めていくと,よりおもしろい将来があるかもしれません。

みんなで明るく正しくコロナを乗り切り,ハッピーな将来を作りましょう。

|

« Happy 20th birthday | トップページ | 知財系ライトニングトーク #8 拡張オンライン版 特設ページ公開のお知らせ »