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2012年6月の3件の記事

2012.06.25

中国北京知財の旅 -北京石景山遊楽園,中国高速鉄道,秀水街ほか-

6月8日に知財系オフ会@北京を開催しました。

【御礼】知財系オフ会@北京を開催しました。
http://cytech.way-nifty.com/blog/2012/06/post-783c.html

せっかく北京に来たので,いくつか知財に関連する場所に行ってきました。

・北京石景山遊楽園
・中国高速鉄道
・秀水街

他に,個人的に興味があった中関村にも行ってきました。北京の秋葉原とも言われている街です。


北京石景山遊楽園

ディズニーなどを模倣していると報道されたことがある遊園地です。

知財屋としては外せない遊園地に来てみた。北京石景山遊園地。

国営アミューズメント・パークで、ディズニー模倣 - 中国(2007/4/20)
http://www.afpbb.com/article/1528283
石景山遊楽園~パクリ・キャラ総動員! 日本でも超有名に(2007/5/2)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0502&f=keyword_0502_001.shtml
人気の石景山遊楽園-いつかどこかで見たような(2007/5/2)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0502&f=business_0502_016.shtml
ディズニー?ドラえもん?いえ、オリジナルキャラです!噂の石景山遊楽園に直撃!―北京市(2007/5/3)
http://www.recordchina.co.jp/group/g7702.html
石景山遊楽園:ミッキーではない!「大耳の猫だ」(2007/5/10)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0510&f=business_0510_011.shtml
中国政府、知財権保護を高度に重視(2007/5/11)
http://j.people.com.cn/2007/05/11/jp20070511_70974.html
外交部:石景山遊楽園のキャラクター騒動に注目(2007/5/11)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0511&f=national_0511_003.shtml
石景山:当局が調査開始、疑惑のキャラは撤去指示(2007/5/11)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0511&f=business_0511_018.shtml
<早分かり>まだあった!悪名高き「パクりディズニー」の遊園地―石景山遊楽園(2009/1/29)
http://www.recordchina.co.jp/group/g28058.html

報道にあるとおり,模倣と言われていたものはすでに撤去されていました。耳の大きなネズミや青い猫はもういません。かなりしっかり探して微妙なものをいくつか見つけることができた程度です。

模倣問題は別として,遊園地としては,ディズニーのような完成度やわくわく感はないのですが(やはりディズニーはすごい!),なんかゆったりとしたというかほのぼのとしたというか,子供を連れて家族でのんびり過ごすのにはそれなりにいいかもしれません。アトラクションがやたらと多い割には入場者が少なく,並んで待つということもなさそうでした(行ったのは土曜日の昼)。金魚釣りがあったりイカの鉄板焼きが売られていたり,ゆる~い感じでした。

遊園地で撮った写真はこちら。

北京石景山遊楽園
http://www.flickr.com/photos/cytech/sets/72157630156456636/detail/


中国高速鉄道

中国高速鉄道については,中国が日本から導入した技術を自国の技術として特許出願したというような報道がされています。

中国版新幹線なう。

★パテントサロン★ トピック 中国鉄路高速 特許関連記
http://www.patentsalon.com/topics/crh/

ということで,中国高速鉄道に乗ってきました。

乗るにあたり Wikipedia などで調べたところ,中国高速鉄道(CRH)にはいくつかの車両があることが分かりました。

・CRH1型電車
  ドイツのボンバルディア・トランスポーテーション社と提携して導入
・CRH2型電車
  日本の川崎重工業と提携して導入
・CRH3型電車
  ドイツのシーメンス社と提携して導入
・CRH5型電車
  フランスのアルストム社と提携して導入
・CRH380A型電車
  CRH2型の発展系。中国の南車青島四方機車車両が開発

日中間において技術盗用等で問題になっているのは,最後のCRH380A型電車です。日本の技術を導入して作られたCRH2型電車をベースに中国が開発したとされている車両です。

知財屋として中国鉄路高速に乗るのならば,このCRH380A型電車に乗らなければ意味がありません。しかし,路線や時刻表に関する情報は中国高速鉄道の公式サイトを見れば簡単に見つかりますが,使われている車両の種類までは載っていません。

そこで,個人が書いている旅行系ブログ記事やマニアックな鉄道系ブログ,Googleの画像検索や動画検索等々,様々な情報にあたりました。結局,使われている車両について明確に記されているものは見つかりませんでしたが,得られた情報から総合的に判断すると,どうも北京-上海間を走っている中国鉄路高速で列車番号の最初の文字が「G」であるものがCRH380A型電車らしいということが分かってきました。G列車で行こう!

そんなこんなで,CRH380A型電車に乗ってきました。そのときの写真はこちら。

中国高速鉄道 北京-天津南 往復の旅
http://www.flickr.com/photos/cytech/sets/72157630157213718/detail/


秀水街

偽ブランド品の販売でニュースに出てくる秀水街に行ってきました。

知財屋としては外せない市場に来てみた。秀水街@北京。

新しくなった秀水街市場(2007/3/20)
http://japanese.cri.cn/119/2007/03/20/1@89347.htm
北京秀水街の偽ブランド販売店が閉店へ(2007/6/26)
http://j.people.com.cn/2007/06/26/jp20070626_72842.html
秀水街にオリジナルブランド誕生 知財権保護に向け(2008/1/25)
http://j.people.com.cn/2008/01/25/jp20080125_83108.html
偽ブランド販売で有名な中国の市場、独自ブランドを立ち上げ(2008/1/25)
http://www.epochtimes.jp/jp/2008/01/html/d37764.html
「いざ値切り合戦!」 五輪選手に人気の秀水街(2008/8/14)
http://www.47news.jp/sports/olympics/beijing/kyodonews/topics2/070861.html
<北京五輪・関連>売り上げ15億円!外国人人気のニセモノ市場「五輪景気」で大沸騰―北京市(2008/8/20)
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=23037
偽造品販売で営業停止 騒然とする「秀水街」(2009/2/8)
http://www.47news.jp/news/photonews/2009/02/post_20090208163028.php
ニセモノ市場の元総支配人が逮捕!取り締まる側が実は黒幕?―北京市(2009/12/24)
http://www.excite.co.jp/News/china/20091224/Recordchina_20091224000.html
世界の「悪名高き市場」に中国のサイト百度や淘宝も=米政府が実名挙げ批判―米メディア(2011/3/2)
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20110302/Recordchina_20110302014.html

私は衣料品のブランドに関してはよく分からないので,IT系コーナーを中心に見て回りました。そのときのツイートはこちら。

秀水街の写真はこちら。外観のみ(建物内は撮影禁止)。

北京 秀水街
http://www.flickr.com/photos/cytech/sets/72157630158818254/detail/


中関村

北京の秋葉原とも言われている街。その中にある中関村e世界を中心に歩きました。このあたりには,アニメ,メイド系はそれほど進出していませんでした。中関村e世界の1,2階は,呼び込みが激しい量販店のような感じですが,上の階は,秋葉原のラジオデパートを大きくしたような感じです。技術力と活気を感じました。

中关村e世界

撮影した写真はこちら。

北京中関村
http://www.flickr.com/photos/cytech/sets/72157630158957586/detail/


その他

その他,北京でツイートした写真など。

さて、東京に戻る。北京でお世話になったみなさん、本当にありがとうございます。また来ます。また会いましょう! @北京空港

撮影した写真はこちら。

北京諸々 知財・非知財
http://www.flickr.com/photos/cytech/sets/72157630159473226/detail/


ということで,中国北京知財の旅を堪能してきました。
 

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【御礼】知財系オフ会@北京を開催しました。

6月8日に知財系オフ会@北京を開催しました。

知財系オフ会@北京 【6月8日開催・参加者募集】
http://cytech.way-nifty.com/blog/2012/05/68-01ad.html

参加者は16名。男女比半々,中国の方が5~6名でした。参加者には,日本の特許事務所から北京の事務所に研修に来ている方,北京の大学で勉強している方,北京の法律事務所などで働いている方,日本から北京に出張で来ている方などがいらっしゃいました。

午後7時にスタートし,終わったのは午前1時過ぎ。とても盛り上がりました。

中国と日本,話題は尽きません。中国の出願件数の変化,中国の審査,日本企業の中国語明細書のチェック,中国の知財政策の将来など,知財に関する話題から,中国の様々な政策,中国文化と日本文化の違い,北京の地下鉄の自動券売機,北京の横断歩道の渡り方など,政治や文化に関する話題,そしてこれに韓国が入ってきて,最近の韓国の勢い,中国における韓国の人気度と日本の人気度の変化,これからの韓国,などなどなど,大いに盛り上がりました。これらはほんの一部で,参加者は16人いましたから,あちこちで様々な話題が話されていました。中国語と日本語が飛び交って,もうすごかったです。

知財系オフ会@北京

ということで,参加されたみなさん,本当にありがとうございます。特に,中国の方にご参加いただけたのは本当に嬉しかったです。中国人と日本人の間でいろんな話ができました。中国の方から,中国に関すること,知財から知財以外のものまで,たくさんの話を聞かせていただけたのは,とても有意義でした。ありがとうございます。

機会があれば,また中国で開催したいと考えています。次は上海ではどうか? とも考えています。

参加されたみなさま,本当にありがとうございます。

オフ会の写真はこちら。
知財系オフ会@北京 2012
http://www.flickr.com/photos/cytech/sets/72157630117952702/detail/

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2012.06.01

【御礼】創業13周年 ~知財系オフ会を開催する理由~

パテントサロンを運営しているサイテックシステムは,1999年6月1日に創業しました。今日でちょうど13年になります。大ざっぱな沿革は以下の通りです。

1999年6月1日 個人事業として創業(屋号:サイテックシステム)
2000年4月10日 パテントサロン スタート
2004年10月1日 サイテックシステム有限会社 設立

13年間継続してこられたのはみなさまのおかげでございます。本当にありがとうございます。


節目ということで,以前にも何度か紹介したことがありますが,弊社の目的,ポリシー,座右の銘を紹介します。弊社の全ての活動は,これらをよりどころに行われています。

弊社の目的 知的財産に関する情報を流動させることにより,知的財産の活用を促し,もつて産業・文化の発達・発展を通じて,幸福な社会の実現に寄与する。

弊社のポリシー,座右の銘 継続は力なり
人に迷惑をかけなければ何をやっても良い
自分が(自社が)できることをやる
北風と太陽の太陽でいく
淡々粛々
好きなことをやって,誰かが喜んだとき,掠り(かすり)をいただく


さて,弊社では,上記目的の「知的財産に関する情報を流動させる」ということを実施するために,webサイト「パテントサロン」やメールマガジン「日刊知財」,twitter 等を使って,知財に関する情報を紹介しています。主にネット上にある情報を収集・整理して紹介しています。

さらに情報の流動を進めるにはどうしたらよいか? ということについては常に考えているのですが,あるとき着目したのが,「情報は人が持っている」という点です。

レアな国への出願手続きの詳細とか,デポジションの生々しい体験談とか,インドの商標出願手続きに詳しい弁理士は誰か?とか,研究者あがりの弁理士が多くクラウドやビッグデータ系に強い特許事務所はどこか?とか,若手を育てるのがうまい事務所はどこか?とか,人はいろんな情報を持っています。

人が情報を持っているのならば,人を交流させれば情報も流動するのではないか? そう考えました。人の交流,すなわちコミュニケーションが情報流動の促進に効果的であると考えたのです。

あとは具体的な達成手段です。ネット上でのコミュニケーション手段として,知財系SNSを立ち上げたり,過去にはセカンドライフを活用したこともありました。そしてリアルでのコミュニケーション手段としてスタートしたのが,知財系オフ会です。

基本的に単なる飲み会ですが,この知財系オフ会も,弊社の目的を達成するための重要な手段のひとつなのです。ご参加いただきましたみなさまには,とても感謝しております。ありがとうございます。また,今後も開催していきます。参加したことがある方もない方も,気軽にご参加ください。よろしくお願いいたします。

そして,知財系オフ会に限らず,「知的財産に関する情報を流動させる」ことについては,これからも徹底的にこだわって追求し,実施していきます。

みなさま,いつもありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

※関連リンク
 パテログ: 02. 知財系オフ会
 http://cytech.way-nifty.com/blog/02_1/
 「定例チャットミーティング in セカンドライフ」
 いきなり最終回のお知らせ(2008.12.24)
 http://cytech.way-nifty.com/blog/2008/12/in-8137.html
 Google ドキュメントでプレゼン(2008.01.30)
 http://cytech.way-nifty.com/blog/2008/01/google_a918.html
 【御礼】創業12周年 社歌 ~TOKKYOが空を飛ぶ~(2011.06.01)
 http://cytech.way-nifty.com/blog/2011/06/12-tokkyo-a316.html
 【御礼】創業11周年(2010.06.01)
 http://cytech.way-nifty.com/blog/2010/06/11-0389.html
 弊社の目的とかポリシーとか座右の銘とか(2009.07.01)
 http://cytech.way-nifty.com/blog/2009/07/post-beb4.html
 【御礼】創業10周年 ~創業の経緯~(2009.06.01)
 http://cytech.way-nifty.com/blog/2009/05/10-16e0.html 

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