和歌山市発明館
パテントサロンでも紹介しましたが,昨年こんなニュースがありました。
和歌山市 発明館を今年度で閉館
平成21年3月31日付けで「和歌山市発明館」が閉館します。
これは閉館前に行くしかない。そう思い,知財系オフ会@大阪の日,オフ会の前に行ってきました。
写真をネットに載せてもかまわないということだったので,写真で紹介します。
見学したのが平日の昼間だったということもあり,見学者は私だけだったので,じっくり見学することができました。
展示内容がアップデートされていないように感じた点も多かったですが,おもしろかったのが,発明家を紹介するコーナーです。
発明に関する話には,おもしろくて感動するものが多いです。感動するポイントとして,以下の3つがあるように思います。
(1)研究を始めた動機
(2)研究の過程
(3)社会への影響
(1)の研究を始めた動機とは,たとえば母が苦労して織物を織る姿を見て何とか楽させてあげようと自動織機の研究を始めたとか,戦後食べ物がなくてみんなが困っているのを何とかしようとインスタントラーメンの研究を始めたなどです。
(2)は研究を重ね,何度も試作品を作り,発明を完成させる行程です。
(3)は,完成した発明が世の中に出て,人々の役に立ち,感謝される行程です。
こうしてみると,発明は,単に技術的なものではなく,非常に人情的というか,人の気持ちが関係する部分が多いように思います。ここに感動するんですね。そしてもちろん,技術的な工夫や研究の過程もすごくおもしろい。
いろんな発明について,もっと知ってみたくなりました。
こちらは,発明館の後に寄った和歌山城です。特に城に興味があるというわけではないのですが,歴史を感じさせてくれて,結構楽しめました。城は工夫の宝庫でもあるし。
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