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2009年3月の4件の記事

2009.03.24

和歌山市発明館

パテントサロンでも紹介しましたが,昨年こんなニュースがありました。

和歌山市 発明館を今年度で閉館
平成21年3月31日付けで「和歌山市発明館」が閉館します。

これは閉館前に行くしかない。そう思い,知財系オフ会@大阪の日,オフ会の前に行ってきました。

写真をネットに載せてもかまわないということだったので,写真で紹介します。

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和歌山市発明館

見学したのが平日の昼間だったということもあり,見学者は私だけだったので,じっくり見学することができました。

展示内容がアップデートされていないように感じた点も多かったですが,おもしろかったのが,発明家を紹介するコーナーです。

発明に関する話には,おもしろくて感動するものが多いです。感動するポイントとして,以下の3つがあるように思います。

(1)研究を始めた動機
(2)研究の過程
(3)社会への影響

(1)の研究を始めた動機とは,たとえば母が苦労して織物を織る姿を見て何とか楽させてあげようと自動織機の研究を始めたとか,戦後食べ物がなくてみんなが困っているのを何とかしようとインスタントラーメンの研究を始めたなどです。

(2)は研究を重ね,何度も試作品を作り,発明を完成させる行程です。

(3)は,完成した発明が世の中に出て,人々の役に立ち,感謝される行程です。

こうしてみると,発明は,単に技術的なものではなく,非常に人情的というか,人の気持ちが関係する部分が多いように思います。ここに感動するんですね。そしてもちろん,技術的な工夫や研究の過程もすごくおもしろい。

いろんな発明について,もっと知ってみたくなりました。


こちらは,発明館の後に寄った和歌山城です。特に城に興味があるというわけではないのですが,歴史を感じさせてくれて,結構楽しめました。城は工夫の宝庫でもあるし。

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和歌山城

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2009.03.22

知財系オフ会@大阪に参加

3月19日(木)に,知財系オフ会@大阪に参加しました。

このオフ会はパテントサロンが企画したものではなく,在関西のグループが定期的に開催しているオフ会です。スタートは,2007年4月と2008年4月にパテントサロンが大阪で開催したオフ会がきっかけになってるようですが,現在は,これらのオフ会に参加したメンバーの数名が中心となって,独自に継続的に開催しています。今回が10回目だそうです。10回おめでとうございます。

今回の参加者は一次会20数名,二次会10数名でした。多くの方といろんな話をさせていただきました。参加されたみなさん,ありがとうございます。また,幹事の方々,いつもありがとうございます。お疲れさまです。

オフ会に参加すると,「パテントサロンに載っている求人広告を見て今の職場に転職しました」という方によく出会います。今回もいらっしゃいました。そういう方に会うと,おそるおそる「転職してどうですか? いま幸せですか?」と聞いてしまいます。やっぱり気になるし,もちろんよい転職であってほしいです。

また,今回,オフ会と同じ日に,大阪工業大学知的財産専門職大学院を修了された方の謝恩会が開催されていたそうで,この謝恩会を終えた修了生の方が数名,途中からオフ会に合流してきました。

この人たちが若い!。若いのだけれど,学部から知財を勉強している人もいて(大工大には知的財産学部もある),すでに数年間,知財に触れているわけです。しかもインターンや実務研修を通して,実務の現場もある程度経験している。むかしでは考えられなかったキャリアです。

ときどき年齢の差を感じつつも,いろんな話を聞かせていただきました。ありがとうございます。そして修了おめでとうございます。これから楽しみですね。

ということで,今回もとても盛り上がったオフ会でした。ありがとうございます。また寄らせてください。楽しみにしています。


かすうどん@大阪

初めて食べた「かすうどん」。
はまってしまい,2日連続で食べてしまいました。

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2009.03.16

今夜の「きょうの世界」でtwitterの特集

今夜のNHK BS1 「きょうの世界」で,twitterが取り上げられるようです。

BS きょうの世界 | NHK

新たなコミュニケーションツールTwitterとは
オバマ大統領の初めての議会演説の最中、携帯端末を打ちこむ議員たち。彼らが使っていたのが Twitter。もともとは、”自分がいま何をしているか”を140文字で書きこむ友人同士のためのサービスだったが、アメリカを中心に急速に注目度が上がっている。自分の情報発信に使う議員が現れたり、ハドソン川緊急着陸などのニュースもTwitterで瞬時に世界に知らされた。広告を出す企業も現れるなど、ビジネスの場としても注目を集めている。Twitterとはいったい何なのか。その魅力とは? 専門家とともに探る。

出演:竹中直純(IT技術者)


ちなみに,私のtwitterのページはこちら → Twitter / otsubo

twitterをやっていない人から見ると,いったいこれのどこがおもしろいのか? ということになるのですが,やってみるとなかなかおもしろいのです。広く緩いつながりを持てるコミュニティで,会社によくあるたばこ部屋の様な感じです(そういえば私は会社員だった頃,たばこを吸いもしないのに,コーヒー片手に頻繁に喫煙コーナーに出入りしていた)。

たとえば少人数の特許事務所など,普段ある程度決まったメンバーや顧客との会話がほとんどであるといった方には,ちょっと世界が広がるような感じがして,特におもしろいかもしれません。

また,twitterのコミュニティには,多くの人が持ち寄ったいろんな情報が流れます。今回の番組のことも,twitter経由で知りました(知らなかったら間違いなく見逃していた)。

twitterで知った情報を,パテントサロンで紹介したことも何度かあります。twitterのコミュニティを使って,「みんなで知財ニュース速報」という可能性もあるかもしれません。

今晩の番組の取材対象も,twitter経由で募集,決定したようです。

[観] メモ: NHK BS で Twitter 関連番組?
Twitter / kengo: 急募! NHKのBSでTwitterの特集取材を受け ...
ウープスデザインブログ » Blog Archive » NHK きょうの世界 で取材を受けました。

ということで,興味がある方は今晩お見逃しないように。

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2009.03.06

1500万アクセスの御礼と軌跡

先日,パテントサロンのトップページへのアクセス数が1500万を超えました。いつもアクセスしていただきましてありがとうございます。今回もキリ番はしっかり逃してしまいました。

下の図は,アクセス数の変化を示したグラフです(クリックで拡大)。

パテントサロン アクセス数

横軸が時間,縦軸がアクセス数です。グラフがくし状になっているのは,休日のアクセス数が少ないからです。土日の部分が隙間になっています。なお,このグラフは,横方向を圧縮しているので,土日の隙間の数が実際よりも少なかったり,等間隔になっていなかったりしています(圧縮しないと非常に横に長いグラフになって見にくい)。

そしてよく見ると,毎年12月付近に,ちょっと大きめの隙間があります。年末年始休暇の時期です。そしてさらによく見ると,5月と8月あたりにもちょっと目立つ隙間があります。それぞれゴールデンウィーク,夏期休暇の時期です。

最近のアクセス数は,平日で8000~9000程度です。パテントサロンの中でトップページへのアクセス数は最も多く,全体の50~60%をしめます。サイト全体の1日のアクセス数は13000~18000程度です。

1日のユニークユーザ数はだいたい4000~5000。また1ヶ月間のユニークユーザ数は20000~30000程度です。毎日内容が更新され,1日~数日に1度はアクセスする方が多いパテントサロンの性質を考えると,この20000~30000という数字が,パテントサロンを利用している方の人数と見て良さそうです。みなさまありがとうございます。

ところで,パテントサロンは2000年4月10日に生まれたのですが,グラフは2001年6月から始まっています。生まれた頃のデータはありません。これは,パテントサロンは,単に私が好きで趣味として始めたサイトであり,当初将来のことはあまり考えていなかったため,アクセス数の記録をとっていなかったからです。パテントサロンがこんなに長く続くとは考えていませんでした。来年10周年を迎えます。

また,グラフ中,突出してアクセス数が多い特異日がいくつかあります。知財関連で大きな事件が起こったとき,たとえば職務発明訴訟の判決が出たときなどには,アクセス数が一気に増えます。グラフを見ていると,いろんな事件が思い出されます。

また,これらの特異点をのぞくと,アクセス数のピークは2005年~2007年くらいで,2007年後半にアクセス数は減少し,その後安定しています。そしてこの時期,アクセス数だけではなく,ネット上に公開される知財関連ニュースの数も減少しています。いわゆる知財バブルと呼ばれる時期の終わりが表れているのかもしれません。

ということで,アクセス数の変移を見ると,知財の変移もいろいろと見えてきます。さてこのグラフ,これから先はどのようになるでしょうか? 楽しみです。

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