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2009年2月の2件の記事

2009.02.18

USPTO(米国特許商標庁)観光

昨年11月に知財系オフ会@ワシントン D.C.を開催しました諸事情があってDCへの滞在は1日とちょっとという短い時間だったのですが,どうしてもUSPTOには行きたかったので,オフ会の前に行ってきました。

私は1996年に,トレイニーとして数ヶ月間,オブロン事務所に駐在しました。当時USPTOはクリスタルシティにあり,オブロン事務所はその隣にありました。近いこともあって,USPTOには何度か行ったことがあります。

その後,2006年にUSPTOは現在のアレキサンドリアに移転しました。移転後のUSPTOには行ったことがありません。ずっと行ってみたいと思っていました。


USPTOサイトを見ると地図が載っています。これらを参考に行ってきました。
Visiting the USPTO - Map - Alexandria Headquarters
Building Detail - USPTO Alexandria Headquarters

地図を見ると,最寄りのKing Street駅からは微妙に複雑な道順のように見えたのですが,実際は簡単で,駅を出て右を向き,線路沿いに1~2分歩くと,すぐにUSPTOのビル群が見えてきました。

そのまま進んでいき,中央にあるガラス張りのアトリウムに向かいました。ここは誰でも自由に入ることができそうです。アトリウムの中には立派なクリスマスツリーがありました。そして右側にはミュージアムがあります。

ミュージアムに入ろうとしたのですが,ちょうど昼休み中でした。どうしようかなと思っていたところ,地下にカフェを発見。こちらも昼休みにすることにしました。

カフェに向かう途中,オフィスエリアへの入り口がありました。セキュリティが厳しそうです。いかにも写真を撮ったらまずそうな雰囲気だったので警備員にたずねてみると,「この位置からこの方向と,この位置からこの方向ならば撮ることができる。それ以外はダメだ」としっかり説明されました。

警備員の鋭い視線を感じながら指定された位置に立って指定された方向を向いて写真を撮った後,昼食をすませて再びミュージアムへ向かいました。ミュージアムでは著名な発明や商標,デザインが展示されていました。

ミュージアムの中にはショップもありました。各種USPTOグッズや書籍など,たくさんの商品が置いてありました。楽しかったです。

今回,時間の都合で他の場所に行くことができなくなったので,社員や知人へのおみやげはここですませました。買ったおみやげで評判がよかったのが,書類をとめるクリップです。黄色で電球の形をしています。これは本当によくできているなぁと思いました。

自分へのおみやげも買いました。「USPTO」の文字が入ったマフラーです。その日,DCは小雪が舞うほど寒く,風もとても強かったので,即決で購入。そのまま首に巻いてビルを出ました。

これらの商品はサイトでも販売されています。
United States Patent and Trademark Office Museum Store

アトリウムを出て駅に向かう途中に,オブロン事務所と書かれたビルがありました。USPTO移転後もUSPTOの隣です。ポリシー明確すぎ。聞いて知ってはいたけれど,やっぱりすごいです。

そして,King Street駅からメトロに乗り,知財系オフ会の会場に向かいました。念願のUSPTO観光ができました。

※一連の写真はこちら。
 USPTO(米国特許庁)観光 - a set on Flickr

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2009.02.11

パテントサロン的情報伝達手段を考える

パテントサロンは,知財に関する情報が広く多く流動する仕組みを作ることを目的にしています。ということで,情報を伝達したり交換したりするシステムにはとても関心があります。

そんな中,目にとまった記事がこちら。

感染列島に Twitter を
http://blogs.itmedia.co.jp/akihito/2009/02/twitter-aec4.html

この記事で,米国の保健社会福祉省のページに掲載されている情報伝達手段の一部として,以下のものがあげられています。

ブログ
メール
Eカード
モバイルサイト
オンラインビデオ
メール/電話による相談受付
ポッドキャスト
RSS
SNS
Twitter
ヴァーチャル世界
ウェブサイト
ウィジェット

これらについて,パテントサロンとしての取り組みを考えてみました。

ブログ
パテログ。ただし,知財関連情報の伝達であるかというと,かなり微妙。

メール
日刊知財を配信。

Eカード
これってYahoo!とかがやっているいた(昨年終了したようです)グリーティングカードのことですかね? だとしたらやってません。パテントサロンはなじまなさそう。年賀状を何度かもらった程度で使う習慣がないのでよくわかりません(日本でも広く使われている?)。

モバイルサイト
なし。読者からの要望が非常に多いので考えてなくはないのですが...。あと海外版サイトの要望も多いです(英語版とか韓国語版とか)。

オンラインビデオ
なし。YouTubeやニコ動など,使えるシステムが存在しているので(なんていい世の中だ),活用してみたいとは考えてます。あとストリーミングも。

メール/電話による相談受付
セミナーや書籍などに関する情報の掲載についてメールで受け付けています。電話については番号をサイトで公開していません。以前は公開していたのですが,頻繁にかかってきてサイトの更新などに支障を来す様になったので非公開にしました。

ポッドキャスト
なし。興味があります。いずれやってみたいです。

RSS
なし。これも要望が多いのですが,現在のところ配信していません。考えなければ。

SNS
知財系SNS ipippiを運営。

Twitter
現在は個人として使っているのみ。パテントサロンに求人情報を掲載したときには,その旨投稿しています。いずれはパテントサロンとして知財関連情報を投稿していきたいです。RSS配信とあわせて考えます。

ヴァーチャル世界
なし。去年までセカンドライフを使っていたのですが,諸事情により終了しました。残念。

ウェブサイト
パテントサロン

ウィジェット
なし。今まで考えたことはありませんでしたが,おもしろいかもしれません。RSS,twitterとあわせて考えます。

こんな感じですね。


ところで,米国保健社会福祉省は市民に情報を流すことが目的ですが,パテントサロンがやろうとしているのはこれとはちょっと違っています。パテントサロンも情報を流すけれど,それだけではなく,みんなが情報を流し,みんなが情報を受け取る仕組みを作ることが目的です。

ということで,今年は,よりweb 2.0的に進めていく予定です(「web 2.0」がやっと落ち着いて使えるようになった気がする)。そして昨年同様,ネットとリアルを併用したコミュニティにも力を入れていきます。

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