コミュニティ・パテント・レビュー
ニュース記事が見あたらないのでパテントサロンには載せていませんが,コミュニティ・パテント・レビューの試行が始まります。この試行に関し,レビュアーの募集が始まっています。複数の関係者の方からお知らせいただきました。ありがとうございます。
コミュニティパテントレビュー
http://www.cprtrial-iip.org/
関連するニュースはこちら。
日本IBMや富士通など、特許登録に専門家の目を活用(2008/5/15)
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=AS1D1703S%2014052008
参考になりそうな情報はこちら。
米特許商標局、OSSコミュニティーとともに特許改善を目指す(2006/1/11)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0601/11/news050.html
※ニュースリリース
IBM Leads in U.S. Patents for Thirteenth Consecutive Year
Introduces Initiatives for Improved Patent Quality
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/19101.wss
IBMが米国特許取得件数で13年連続の首位
特許の品質向上を目指すイニシアティブを創設
http://www-06.ibm.com/jp/press/20060111002.html
Peer to Patent - My Life Between Silicon Valley and Japan(2006/8/14)
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060814/p1
Peer-to-Patentパイロット・プログラム、改革を目指して発進(2007/8/17)
http://opentechpress.jp/opensource/07/08/17/0315234.shtml
※関連サイト
Peer to Patent, Community Patent Review
http://www.peertopatent.org/
ソフトウェア特許の権利かでコミュニティの知識活用
集合知による特許レビューの枠組み模索へ(2007/12/21)
http://www.atmarkit.co.jp/news/200712/21/ipa.html
試行の結果が楽しみです。
審査に役立てるという目的ではありませんが,パテントサロンでも,情報を広く募って公開・共有する仕組みをよく考えます。
公報データを取り込み,各公報データに対して,ブログのようにコメントをつけたりトラックバックを送ることができるようにするだけでも面白いと思います。このとき,各公報データにはパーマリンクが設定されていて,ソーシャルブックマークに登録できるようにします。すごい情報が蓄積されていきそうです。ワクワクしてしまいます(妄想しすぎ?)。
しかもこのシステム,かなり安価にできるはずです。新しい技術は必要ないし,オープンソースで用意できる部分もありそうです。ただ,公報データの入手と取り込みの部分は考える必要がありますね。容量は増えるばかりだし。
特許電子図書館の各公報データにパーマリンクが設定されるようになれば,もっと簡単にいろんなシステムを作ることができます。ソーシャルブックマークを実現するだけなら,公報データの入手も取り込みも不要です。
様々な人が公報を読んでブックマークする。そのときタグをつけたりコメントをつけたりする。もちろんフィードをはき出すようにするので,自分が興味を持ったブックマークを簡単にウォッチすることができる。いま最も注目されている公報を知ることもできる。自分にとって役に立つブックマークを作っている人にコンタクトをとることにより,そこからビジネスに発展する可能性もある。すばらしいブックマークを公開している隠れた特許調査のプロのような人が出てくるかも知れない。調査会社がPRのために使うこともできる。特許事務所が扱った出願を集めて紹介してPRすることができる。転職を希望している人が自分が書いた明細書の公報をまとめてアピールすることができる。などなど。
妄想はさらに膨らんでいきます。
いまさらですが,知財情報って,ITとかWeb 2.0とかによくなじみますね。
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