ロゴとエコとドコモ
先週の金曜日,NTTドコモがロゴを変更するというニュースが流れました。
このニュースを読んで最初に思ったのが,ドコモの商標担当者は大変だっただろうなぁ,ということです。社名変更ほどではないにしろ,関連する仕事はいろいろ考えられます。しかもそれらを秘密裏に行わなければならなかったわけで,さぞ大変だったことでしょう。お疲れさまです(担当された方を知っているわけではありませんが)。
次に頭に浮かんだのが資源に関することです。これから,ロゴがついているもの全てについて新ロゴのものに取り替えていくわけですが,それに伴って非常に多くのものが破棄されるのだろうなぁ,と思いました。
会社で使っている各種書類,封筒,名刺,看板。そして,全国各地にあるドコモショップの看板やディスプレイ,パンフレット,契約書,販促材。さらに,街中に数多のごとく存在するケータイショップや家電量販店などで使われているディスプレイやポップ広告。
その総量は莫大なものになると思われ,これらが交換・破棄されることを想像するとぞっとします(封筒や名刺等についてはロゴ切り替え後も無くなるまで可能な限り旧ロゴのものも使われると思いますが)。
そこで勝手な妄想なのですが,この資源の問題に対し,ドコモが何か粋なことをやってくれないかなぁ,と考えています。例えば,ドコモショップのみならず,全国各地のケータイショップや家電量販店などから,旧ロゴがついたありとあらゆるものを対象に,ドコモがまとめて回収または買い取ってリサイクルするとか,ドコモショップの旧ロゴ看板は全てエコバッグにして配るとか,などです(急によい具体例を思いつくのは難しい)。
もし仮にドコモがこの様な活動を行った場合,その効果は今回のロゴ変更だけにとどまりません。日本有数の大企業であるドコモがこの様な活動を行うと,他の企業がロゴや社名を変更する際,同じようなことを考える可能性が出てきます。大企業が社会に及ぼす影響は大きく,ドコモのような大企業が動くことは大きな意味があると思います。
日本有数の大企業ドコモに期待しています。
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