« ロゴとエコとドコモ | トップページ | 特許屋にしかできないプロポーズ(続報?) »

2008.04.22

特許屋にしかできないプロポーズ

先週のこの記事を読んでちょっと考えました。
特許屋にしかできないプロポーズって,どんな方法でしょうか?

プログラマーにしかできないプロポーズ
http://akihitok.typepad.jp/blog/2008/04/post-d76c.html

特許屋が自分の意志を伝える手段として使えるものといえば,やはり出願明細書です。ということで,出願明細書に,発明の内容ではなくプロポーズの言葉を切々と書いて出願することにします。

そしてその出願が公開され,特許電子図書館に掲載されたことを確認したら,「ちょっと○○で検索してごらん」とかいって相手に検索してもらうわけです。相手がヒットした公報を開くとそこにはプロポーズの言葉が。う~ん,いいかもしれない。

しかし,この方法には大きな問題がありますね。出願公開までに少なくとも1年半待たなければならない点です。このタイムラグは致命的です。

このタイムラグを少しでも短くする方法として,出願と同時に審査請求し,あわせて早期審査をかける方法が考えられます。うまくいくと,1年半より前に特許電子図書館に掲載されるかも知れません。しかしこの場合,出願が特許になる必要があるし,早期審査の要件も満たさなければなりません。さらに審査請求料などの費用もかかります。そもそも,早くなるといっても掲載までに最低数ヶ月間はかかるわけで,あまり得策ではなさそうです。タイムラグの問題はどうしようもありませんね。

しかし,考えようによっては,この1年半は使えるかも知れません。例えば,この人少しいいかもしれないという相手を見つけたら,とりあえずプロポーズ出願をしておきます。その後,うまくいくかも知れないし,いかないかもしれません。しかしいずれにしても,1年半も経てば,いろんなことが分かってきます。そこで,やはりこの人だということになれば,公開された公報の番号を伝えればいいのです。逆に,この人は違うとなった場合には,出願を取り下げれば公開されることはありません。今は無きノウハウ出願と同じ方法です。先願の地位を得ることはできませんが,「1年半前からあなただと決めていた」というセリフを使える地位を得ることができます。

なお,注意点として,プロポーズ出願を複数の相手に対して行っていた場合は,他の出願を取り下げることを決して忘れてはいけません。

この特許制度を駆使した(ホントか?)プロポーズ,特許屋にしかできません。いかがでしょうか?

※注
出願公開制度はこの様な目的で作られたものではありませんので,絶対に実行しないでください(するわけ無いか)。

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/39036/40965554

この記事へのトラックバック一覧です: 特許屋にしかできないプロポーズ:

» 大坪さん、しっかりして下さい(^^;) トラックバック アマチュアサイエンティスト
特許屋にしかできないプロポーズ 特許屋が自分の意志を伝える手段として使えるものと [続きを読む]

受信: 2008.04.29 00:19