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2007.12.26

「kwout」。引用に了承は不要!

「kwout」という新しいサービスが始まりました。Webページの一部を画像化して切り取り,引用できるサービスです。

関連するニュース記事にこんな記載がありました(「kwout」で引用してみました)。

このコメントは間違っています。引用は引用元の了承を得ることなく行うことができます。引用に許可は不要です。ユーザが注意しなければならないのは,自分の行為が「引用」に該当するかどうかという点です。この様な著作権的にシビアなサービスを提供するのであれば,このあたりはしっかり押さえておくべきではないかと思います。


ところで,すでに広く利用されているtumblrなどを含め,この種のサービスでは,ユーザの利用内容が「引用」に該当するものであるかどうかについては問題になりそうです。「引用」の要件を満たしていない利用が行われている可能性があります。

これらのサービスでユーザがやりたいことは,「こんな情報があったよ。見てみて!」とか,「こんなに情報集めたよ。すごいでしょ」という様なことだと思います(パテントサロンも同じ)。

この様に利用された場合,引用の要件を満たさなくなりがちです。情報の存在を知らせるだけなら,引用の要件とされている「自分が書いた本文が「主」であり,引用部分が「従」の関係にあること」を満たすほどに本文を書く必要がないからです(というか知らせるだけなら本文はいらない)。

著作権法素人の私が勝手に思うところですが,引用の要件が定められている理由のひとつは,引用部分が「主」になりその量も多くなると,どんどんデッドコピーに近くなってくる。それを防ぐためではないかと思っています。

素人なのでうまくまとめられないのですが,人に情報の存在を伝えること(ときには簡単なコメントを付けて)は,引用とは種類が違うもののような気がしています。読者を引用元に確実にたどり着かせることができる「リンク」も関係しているのでしょう。

このあたりの問題,来年にかけてこれからもっと大きく取り扱われるようになると考えています。

やはりここでも保護と利用のバランスがポイントで,文化の発展に寄与するという目的を見失わないことが最重要なのでしょう(文化?情報?)。

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