2007.04.10

審査請求できるまで3年待たされる

4月10日付・編集手帳 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20070409ig15.htm

◆120年余りがたった今では、特許の出願件数は年間40万件に達する。出願しても実際に審査を請求できるまで3年待たされる。7年かかった数年前より短縮されたとはいえ、特許取得の道は遠い

弁理士の遠山先生が書かれている知財ブログの記事(http://chizai.cocolog-nifty.com/chizai/2007/04/post_9ba0.html)で知った。

う~ん,強烈だ。

しかもこれだけ大胆に間違っているのに,「胸像をご覧になれば分かるが、“ダルマ長官”の目つきはやけに鋭い。特許の審査をもっと急げと、催促しているようにも見える」と,現在の制度を批判するような強気な姿勢がすごい。現状や今までとられてきた対応を知った上で書いているのだろうか? ただ闇雲に急げ急げというのは,あまり意味はない。むしろ,必要以上に煽ってしまう危険性の方が心配だ。

この記事で気になるポイントは2つ。

まず,なぜこのような記事が書かれてしまうのか? 「編集手帳」というコーナーは,ニュース記事ではなくコラムのようなコーナーだと思うが,ニュース記事ではないから,調べることなく記事が書かれたり,チェックが甘かったりするのだろうか? 審査請求の概要については,「特許 審査 請求」でググるだけで知ることができる。

もうひとつ気になるのは,他の分野の記事についてだ。今回はたまたま自分の分野だったから大胆な誤りに気づいたが,他の分野のことを考えるとぞっとする。ただ闇雲に○○といわれているのを,根拠もなく信じてはいないだろうか?

例えば仲間との会話などで,「今の年金制度は破綻している」とか,「サラリーマン減税をなくすなんて,いつも自営業者ばかり得するじゃないか」というような話がときどき出てくるが,どれだけ事実に基づいているか,もっと気にしなければならないのかもしれない。

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知財関係者でちょとい話題なっているお馬鹿なお話。 ●4月10日付・編集手帳 : [続きを読む]

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