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2007年3月の6件の記事

2007.03.15

オープンソースとゴルゴ13

コンビニでコミックが売られるようになってから
帰り掛けにちょくちょく買っています。
マンガを読む機会が増えました。

昨晩はゴルゴ13を買ったのですが,
オープンソースをテーマにしたストーリーが
載っていました。

「ユビキタスの迷路」というタイトルです。
むかし日米貿易摩擦で非関税障壁の候補になった
TRONのことを思わせる話も出てきます。

最後はいつもの通りゴルゴ13の狙撃で話は終わるのですが,
オープンソースと企業利益の間のジレンマが
大きく描かれている作品です。

興味がある人はぜひ。

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2007.03.14

東京特許局

早口言葉ではありません。

Yahoo!で古地図を見ることができます。

Yahoo!地図情報 - 古地図で東京めぐり
http://map.yahoo.co.jp/kochizu/

これが面白くて,
昨晩は数時間見入ってしまいました。

パテントサロンのオフィスは港区南青山にあります。
このあたりは,むかし青山さんの土地だったので
「青山」という地名になった,と聞いたことがあったのですが,
江戸時代の地図を見ると,確かに多数の青山邸が載っています。

お台場が江戸時代から台場だったことが分かったり,
今の裁判所の近く,弁護士会館あたりが,
むかし大岡越前守忠愛(忠相?)の屋敷だったり,
いくら見てても全く飽きません。

遊んでいる中で目にとまったのが,「東京特許局」の文字。
明治時代の地図で,大手町付近で見つけました。
こんな場所にあったんですね。

こんな調子で毎晩見てしまいそうなのですが,
このサービス,期間限定で3月15日までとなっています。
う~ん,残念。

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2007.03.13

胴体着陸と情報収集

大阪発の全日空機、前輪下りぬまま高知空港に胴体着陸
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200703130019.html

まずは,とにかく無事で良かったです。

私は偶然ライブで中継をみました。パテントサロンの朝の更新を終えて,朝食をすませてメールチェックをしていたところ,たまたまつけていたNHKで,突如ニュースが始まりました。

その後,いくつかの民放でもニュースが始まったので,ザッピングしながら見ていました。

こういうときは,局の性質がよく分かりますね。担当アナウンサーの性質なのかもしれませんが。同じ事件を扱っているにもかかわらず,表現にはかなり差がありました。

  局A:「機体の下に火花が見えました」
  局B:「大きな火花が多量に発生しました」

  局A:「乗客がドアから歩いて出てきました」
  局B:「乗客の救出が行われています」

記録していたわけではないので完全に正確ではありませんが,表現に差を感じたのは事実です。

今回はライブ映像が流れていたので誤解が生じることは少ないと思いますが,これが記事など文字情報だけだったら,受け取る印象はかなり違ったものになるでしょう。

ではどうするか?

そのひとつの方法として,できるだけ多くの記事,情報源にあたる方法が考えられます。同じ事件について書かれた記事を多数読めば,誤差が修正されて,より事実に近づくことができる可能性があると考えています(一方で,多くの偏った報道により事実を誤認してしまう可能性も否定できませんが)。

ということで,パテントサロンでは,同じ事件について,できだけ多くのニュース記事を並べて紹介しています。ときどき読者の方から,記事が重複して見にくいというコメントをいただきますが(確かに非常識なくらい1ページが長い),この様な理由で並べて掲載しています。あわせて,あまりにも大げさな表現の記事は省いています。特にスポーツ紙系のサイトで多いですね。

複数の記事にあたることはとても重要です。ぜひうまく活用してください。

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2007.03.08

知財情報のWeb 2.0化がスタート

Open Call From the Patent Office
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/03/04/AR2007030401263.html

記事によると,米国特許庁が,Web 2.0的な試みをスタートします。

出願された特許をweb上に公開し,それに対してweb経由で広く技術者などからコメントを求め,得られたコメントを特許審査に利用するという試みです。Wikipediaの様に,集合知を利用して審査を行おうとするもののようです。

すごくおおざっぱにいうと情報提供のweb版という感じだと思いますが,今,時代はWeb 2.0(食傷気味ですが)。提供されたコメントは公開され,またフォークソノミー的なものも用意されるのではないかと思います。


一昨年くらいから,知財情報のWeb 2.0化には非常に関心があって,いつどこが始めるのだろうかと思っていました。今回は特許庁でしたが,知財情報のWeb 2.0化は,ビジネスチャンスとして非常に大きな可能性を秘めていると考えています。

例えば,各公報に対してブログのようにコメントやトラックバックをつけられるようにするとか,ソーシャル・ブックマーク・システムを使って社内オリジナル分類の付与やパテントマップの作成に利用したりなどが考えられると思います。特許公報がパーマリンクで公開されれば,いろんな利用ができそうです。

これらを社内で公開して利用してもいいし,システムとして提案・販売することもできるでしょう。同じ様な機能を持ったシステムが企業向けなどに提供されていますが,Web 2.0という観点で少し見直すと,もっと簡単に実現できたりとか,気軽に使えたりとか,それでいて効果を実感しやすくなったりとか,そんな可能性があるような気がします。

知財情報の流動を目的としているパテントサロンとしては,公報を対象とした「IP・ソーシャル・ブックマーク・システム」を広く公開して使ってもらうサービスなんてやってみたいですね。優れたブックマークを作成している人や企業に注目が集まることも考えられ,知財人財の発掘や,自己 or 自社PR等の効果も出てくるかもしれません。

かなり面白そうです。

※関連記事
 Web 2.0 と知財担当者
 http://cytech.way-nifty.com/blog/2005/11/web_20__3540_4.html

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2007.03.07

Google AdSenseつけました

バタバタしていてお知らせが遅れましたが,1月末にパテントサロントップページをプチリニューアルしています。

右側欄下部に,GoogleのAdSenseコーナーを設置しました。パテントサロンを,告知の場としてより気軽に使っていただきたいと考えて設置しました。

http://www.patentsalon.com/

AdSenseでは,掲載期間を自由に決めることができたり,掲載料金の上限を決めることができるので,安価に広告を掲載できる可能性があります。また,広告内容を広告主が直接リアルタイムに変更できるというメリットもあります。

この種の広告掲載システムの場合,気軽に使っていただける反面,媒体側としては,表示される広告を自由にコントロールできないというデメリットがあります。ページの内容に基づいて,システムによって選ばれた広告が自動的に表示されるのですが,ときには,読者層にマッチしない広告が表示されることがあります。

パテントサロンの場合,「サロン」に反応して,エステサロンや日焼けサロン,ブライダルサロン,ヘアサロン関連の広告が頻繁に表示されます。「おっ,なんだこれは」と不思議に思ってクリックしてくれる人を期待して放っておくという手もあるのですが,それは知財に関する情報を流動させるという本サイトの目的に合致しません。広告も知財関連情報の一種であると考えています。

ということで,マッチしない広告が表示されないようにするために,関係のない広告が表示されるたびに,せっせとフィルタを設定しています(AdSenseでは表示させたくないサイトをフィルタリングすることができる)。最近はだいぶん減りましたが,それでもときどきちょっとおかしな広告が表示されます。そんなときは気にせずに放っておいてください。

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2007.03.04

リスタート 2007

今年も2ヶ月が経過してしまいました。はやい! 諸先輩方から聞かされていた「年とると時間が経つのがどんどん早くなるよ」を実感しています。

それに加えて,今年は年の初めからイベント(?)続きだったので,余計に早く感じています。

まずは,年末年始の旅行で希望の日にちの飛行機がとれず,結果的にちょっと長めに休暇を取ることになってしまったこと。自宅マンションの浴室の水漏れ工事を数週間行ったこと(工事をしたのは業者さんですが)。仲間や身内の冠婚葬祭や入院が重なったこと。などなど。

書いてみるとプライベートなことばかりです。

弊社には「知的財産に関する情報を流動させることにより,知的財産の活用を促し,もつて産業・文化の発達・発展を通じて,幸福な社会の実現に寄与する。」という目的があります。そしてこの下に,座右の銘的なものがいくつかあります。たとえば,「継続は力なり」,「自分ができることをやる」,「好きなことをやって役に立つことがあれば掠り(かすり)をいただく」,「淡々粛々」などです。これらは言い換えると「無理せずに継続できることしかやらない」,「自分にできないことはやらない」,「無理して売上げを上げない」,「力まない」ということができます(もっと積極的な意味合いもあるのですが,それらについてはいずれまた)。

毎日サイトを更新したりメールマガジンを発行することがメインのビジネスなので,常に無理をしていたり,バッファのないギリギリの状態では,事業は成り立たないのです。ちょっと無理したので今日は休み,というわけにはいかないのです。

ということで,普段はある程度ゆとりを持たせているのですが,コントロールできないプライベートなイベントが重なると,それなりにバタバタしてきます。特に先週は,完徹1回ほぼ完徹2回という,日ごろ無理しない私にとってはちょっとハードな1週間でした。

今年は初っぱなからこんな2ヶ月間を過ごしましたが,イベントも一段落したので,このあたりで少し落ち着いて,より積極的に今年の目標を実現していくことにします。

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