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2006年9月の5件の記事

2006.09.27

発明を特許などに登録する

産学連携が成功する条件
ナレッジ・サプライチェーン・マネジメントを磨け
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20060914/109892/

「ここで知財を完成するというのは、単に発明を特許などに登録することではなく、申請する特許が「パテントマッピング」という検討手法を経て、より広範な知財としての権利を獲得することなどを含む」(上記サイトより)

「また特許は、1度申請して作業が終わるものではなく、通常は「書き加え」を重ね、権利の範囲などを広めていくことなどが欠かせない」(上記サイトより)

知財の実務家が読むとピクピクしてしまう表現ですが,一般の人は普通に読んでしまうのかもしれません。

ということは,例えば,経済の実務家が読むとピクピクしてしまう表現の記事を,経済素人の私は普通に読んでしまっているのかもしれません。

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2006.09.25

Smips Workshop 2006

Smips Workshop 2006 「ネットワークと知財マネジメント-知る・つながる・作り出す-」に参加しました。

http://www.smips.jp/060923workshop.htm
http://www.smips.jp/

いい体験をさせていただきました。運営関係者のみなさん,ありがとうございます。

smipsへの参加は今回が初めてです(講師としては一度参加したことがある→http://cytech.way-nifty.com/blog/2005/07/post_1066.html)。

今回のテーマを見て,コミュニティの実現を今年の目標としている私としては参加しないわけにはいきません。午前中のプレセッションから懇親会まで,フルで参加させていただきました。

smipsの参加者には学生が多く,久しぶりに多くの学生の方と接することができました。みなさんありがとうございます。

みなさんパワーや希望にあふれているし,無意味な躊躇はしないし,新鮮というか懐かしいというか,おじさんとしてはかなり刺激を受けました。パワーをもらったような気がします。

何人かの方の話を聞いてちょっと感じたのが,学生と社会人の交流が思ったより少ないという点です。学生の方から,「社会人のコミュニティは学生のコミュニティとどう違うのですか?」という質問がありました。そういえば,私も学生のコミュニティの現状は知りません。私が定期的に開催しているコミュニティ(という名の飲み会)でも,学生の参加者はとても少ないです。

学生が持っているパワーに,社会人が持っている経験から得られた知を加えると,とても強力なものになるでしょう。一方,社会人は,失ったパワーをもらったり,無意味な既成概念から解かれるかもしれません。

これからは,このあたりも意識しながら,目標であるコミュニティの実現を進めていきたいと思います。まずは,定期的に開催しているコミュニティ(という名の飲み会)に学生の方をよんでみたいと考えています(学割あり)。

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2006.09.22

★祝★合格

9月21日はちょっとした特異日でした。

弁理士試験論文試験の合格発表日でもあり,新司法試験の合格発表日でもあり,前日に自民党総裁になったばかりの安倍晋三氏の誕生日でもあり,ついでに私の誕生日でもありました。

試験に合格されたみなさま,おめでとうございます。口述試験などがんばってください。

私のまわりでは,現在のところ,新司法試験の合格者が1人出ています。Oさんおめでとうございます。先日はありがとうございました。

弁理士試験の方は,今のところ合格したという話は届いていません。残念ながら合格できなかった人が数名です。ぜひ仲間内から合格者が出て欲しいところですが。

いずれにしても,受かった人も受からなかった人も,これからも目的を持ってがんばってください。目的を見失わなければ,合否に関わらず,充実した日々を送ることができるでしょう。

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2006.09.18

特許流通シンポジウムで講演しました。

特許流通シンポジウムで講演しました。

http://expo.nikkeibp.co.jp/innovation/forum/index.html#06
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/symposium/

朝から雨だし午前中は私の講演だけだし,参加者は少ないだろうと思っていたのですが,多くの方にお越しいただきました。来られたみなさま,お疲れさまです。ありがとうございます。

話の内容は,「特許流通における情報流動の重要性」のタイトルの通り,もっと情報を流動させたりもっとコミュニティを活用すると,特許流通がより活発になる可能性があるかもしれない,というものです。大学における広報活動の重要性や,コミュニティにおけるネットとリアルの併用などについても話しました。あとは,継続は力なりとかお金をかけずに臨機応変にとかコミュニティの運営は空気を読んでとか...

講演後の質問やその後の名刺交換のときに多かったのが,特許流通の現場で仕事をされている方からの話で,特許流通の話を企業に持ちかけるときにはどこに話を持って行くのが適切なのか戸惑うことがあるという話でした。窓口が決まっていない企業も多いとのことでした。

例えばこの様な現場の話が広く企業に伝わると,企業の体制がもっと整ってくるかもしれません。特許流通の現場の話という「情報」を流動させることが,特許流通を活性化するポイントのひとつになるかもしれません。

講演のあと,パテントサロンに掲載されている求人情報を見て転職されたという方が挨拶に来られました。役に立っていることを実感できて,とても嬉しかったです。

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2006.09.17

特許通,再び閉鎖か?

10日ほど前から特許通が機能していない。閉鎖されたのだろうか?

前回の閉鎖のときには,管理人から正式にアナウンスがあった。

http://cytech.way-nifty.com/blog/2005/03/post_5.html

しかし今回は何もない。

特許通は,ここしばらくの間,管理人の存在を全く感じない状態になっていた。荒らし的な書き込みにも全く反応がなかった。そんな状態が続いた後のこの事態。管理人に何か起こったのだろうか? 心配である。

上のページでも書いたように,特許通は知財系サイトの老舗中の老舗だ。Wayback Machineを見ると,「更新日:1998年9月17日」という記載を見つけることができる(http://web.archive.org/web/*/http://www.ca.sakura.ne.jp/~patent/s/)。少なくともこれ以前には存在していたわけで,これはかなり早い。

現在機能が停止している理由は分からないが,いずれにしても,コミュニティを運営することは難しい。過去にいくつもの知財系掲示板が閉鎖に追い込まれている。コミュニティは重要だとか,ぜひコミュニティに参加したいという人が多いにもかかわらずである。

当たり障りのないのことしかいわない仲良しクラブでは面白くないが,もっと思いやりを持って参加すると,みんなも自分ももっと楽しめると思います。

現在活動している掲示板を大切にしましょう!

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