大丈夫か? 経産省
PSE問題です。批判を書くのはあまり好きではないのですが。
ちょっと前に運用が見直されて,ビンテージ電子楽器などについてはPESマークなしで販売できることになりました。どの製品がビンテージに該当するのかについては,後日リストが発表されることになっていたのですが,それが今日発表されました。
いわゆるビンテージものに関する特別承認制度について
http://www.meti.go.jp/press/20060330004/20060330004.html
う~ん,ビンテージとはどういう意味なんでしょう? 経産省はこの様に定義しています。
「ⅰ)電気楽器、電子楽器、音響機器、写真焼付器、写真引伸機、写真引伸用ランプハウス又は映写機のいずれかであること。
ⅱ)既に生産が終了しており、他の電気用品により代替することができないものであって、かつ、希少価値が高いと認められるものであること」
http://www.meti.go.jp/press/20060314004/pse-set.pdf より
で,このリストをざっと見てみたところ,現在楽器屋で普通に売られている商品がいくつも載っています。古い製品などではなく,ちゃんとデモ機が展示してある様な製品です。生産は終了していないし,希少価値は全くありません。
また,それが載るんだったら同じシリーズのこれも載ってなきゃいけないんじゃないの? と思えるようなものがあったりします。これについては,順次追加していくと書いてはありますが。
こんなレベルのリスト出したらどうなるかは,今までの様子を見れば分かると思うのですが... またネットが騒がしくなりそうです。
この法律のおかげで,店をたたんだ人だっているんです。もっと真剣に取り組んでもらいたいものです。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20060313/114683/
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