2006.01.13

米国特許取得件数,正しいのはどっち?

2日ほど前から,米国特許取得件数に関するニュースが流れています。

トップは13年連続でIBM=2位キヤノン-05年の米特許番付
「2005年の米国特許取得企業,首位は13年連続で米IBM」,USPTOの速報
2005年の米特許件数、ナンバーワンはIBM
米国特許の取得件数番付、キヤノン2位に

ところで,一番上の記事に出ている取得件数とその他の記事の取得件数で,微妙に数字のずれがあります。例えばIBMの取得件数は,一番上の記事だと2972件,その他の記事だと2941件です。この差は何なのでしょうか?

記事をよく読むと,一番上の記事のデータは米特許データ会社のIFIクレームズ・パテント・サービシズが発表したものであり,その他の記事はUSPTOが発表したものであることがわかります。それでは一次情報にあたってみましょう。

IFIクレームズ・パテント・サービシズの発表
IFI Announces Top Patent Winners for 2005
USPTOの発表
USPTO Releases Annual List of Top 10 Organizations Receiving Most U.S. Patents

確かに数値に差があります。IBM以外の企業についても差がありますね。しかしその理由に関する記載はなさそうです。

う~ん,この差はなんだろう? これ考えると夜も眠れない(春日三球・照代風に)。ということで夜な夜なネットをうろついていると,こんな記述を見つけました。

Results and ranking also were reported today by IFI CLAIMS Patent Services, which compiles the CLAIMS© patent database and annually reports the number of U.S. patents issued to companies. According to IFI CLAIMS, IBM inventors were listed on 31 additional patents awarded to other primary assignees for a total of 2,972 patents. (IBM Leads in U.S. Patents for Thirteenth Consecutive Yearより)

おっ,これだっ! 日本IBMサイトにもあたってみました。

上記の結果およびランキングは、CLAIMSの特許データベースをまとめ、企業に発行した米国特許数を毎年公表しているIFI CLAIMS Patent Servicesからも発表されました。IFI CLAIMSによると、IBM社内の発明者は、IBM以外を主たる譲受人として付与された31の特許にも掲載されているため、合計で2,972の特許に名を連ねていることになります。 (IBM®が米国特許取得件数で13年連続の首位より)

そういうことだったのか。これで今夜からぐっすり眠れます。

この件,パテントサロンの読者の方からもいくつか問い合わせが来ていました。はっきりしましたね。ぐっすり眠ってください。

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