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2005年9月の14件の記事

2005.09.26

「絶対領域」が商標出願

のまネコ,のまタコが話題になっているが,
今度は「絶対領域」が商標出願されていたことが話題になりつつある。

ある程度広く使われている言葉などの商標出願はなかなか難しい。
企業の考え方が問われる。CSR,リスクマネジメント...。
企業として,社会をしっかり意識して振る舞うことが,ますます重要になっている。

このあたりで比較的うまくいったと言われているのが,京セラの「京ぽん」だ。
自社製品ということで状況はかなり違うけれど,「おおむね歓迎ムード」だったらしい。

愛称「京ぽん」の商標登録出願 京セラ 悪用防止狙う
京セラ、「京ぽん」を商標登録出願

ところで「絶対領域」ですが,
私はそれ系の属性保持者ではないので,
嫌いじゃないけれど,「絶対」ではなく普通程度です。

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2005.09.25

DVDの値段,CDの値段

友人が主催する流しそうめん大会に参加した。
流しそうめん台は,東急ハンズで買ってきた本物の竹で作ったもの
楽しかった。

その帰りにコンビニで見つけたのが,48時間DVD。

日販、48時間視聴限定DVD「48DVD」を9月17日発売

ニュースで気になっていたので,早速購入。
中身はこんな感じ。密封されていた。
もちろん普通に観ることができた。
48時間後にどうなっているか楽しみである。

ところで,気になったのがその価格だ。
48時間DVDが600円で,
その隣に並んでいた時間制限のない普通のDVDの値段が1,500円。
あまり割安感を感じない。
ただこれは,48時間DVDが高いというよりも,普通のDVDが安いというべきか。

で,さらに気になったのが,DVDとCDの価格差。
例えば,映画のDVDが1,500円で,
同じ映画のサントラCDが2,000円とか3,000円だったりするのだが,
音楽だけの方が動画が付いているものよりも高いのは,
ちょっと不思議な気がする。
単純に比較できないのは分かるけれど。

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2005.09.15

コミックでリスクマネジメント

昨晩は定例の飲み会。
今回のメンバーは,
企業の知財部員,商標関連の人,コンサルタント,
ゲームコンテンツ系の人,社会人大学院に通っている人,
デザイナー,転職に伴う端境期で長期休み中の人,などなど。
5時間みっちり飲んだ。

iPod nanoやゲームボーイミクロを見せてもらって騒いだりしたのだが,
他に連呼された言葉が「インスパイヤ」。

これは,前にも書いたのまネコ問題に関連するもの。
この問題,のまタコが生まれたり,なかなか収拾に向かいそうにない。

法的にどうか,ということよりも,
リスクマネジメントとかCSR的な面で考えさせられる。
ネットの普及に伴うクチコミパワーのようなものをもっと考えたい。

で,最近読んだコミックが「オフィス北極星」。
ネットの古本屋で大人買いした

日本の保険会社を退職したサラリーマンが,
リスクコンサルタントとして米国で開業し,活躍するという話。
米国法廷シーンもたくさん出てくる。

リスクマネジメント,米国訴訟社会,日米文化の違い,独立・起業,
米国で働く日本人,などに関心がある人に強くお勧めします。

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2005.09.13

匠の技

日経スペシャル「ガイアの夜明け」
俺たちの技を継げ! ~団塊の匠が消える日~

私は広島県呉市で生まれて高校まで過ごした。
造船所で船の清掃のバイトをしたこともある。
ということで感慨深く見たのだが,
呉市の造船所の人も,広島市のマツダの人も,
広島弁がそれほど出ていなかったのが,
ちぃと残念じゃったのう。

それにしてもギョウ鉄の技は,何度見てもすごい!

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2005.09.12

○○候補ってどんな人か知ってる?

11日は,明け方まで各局の選挙速報を見ていた。

投票率が過去最高、小選挙区選は67・51%

これだけ話題性があってもこんな数字にしかならないのか。
社会への関心の低さは,社会の最大の危機だ。

何でもそうだが,
関心を持つためには,まず,知ることが大切だと思う。
今回の選挙において,各候補や政党の政策を知ることは,
どのくらいできただろうか?

民主党の岡田氏は,その敗因について,
「我々の考え方が国民に届いていなかったのかもしれない」
と何度も言っていたが,届けるための工夫はしたのだろうか?

これは民主党の問題ではない。
国として,投票,すなわち選択の参考になる情報を伝える工夫,
伝える努力をすることがとても大切だと思う。
いつまでも昔と同じ方法がベストであるはずがない。

例えば,ネットの積極的な活用は検討する必要がありそうだし,
候補者の名前を大音量で連呼するだけの選挙カーが,
選択の参考になる情報をどれだけ提供しているのかについても,
考えた方がよいと思う(生候補者を見ることの意味は分かるけれど)。

ちなみに,ドイツではこんなシステムがあるそうだ。

独政府、有権者の政党選択を“手助けする”サイト開設

リンク先では実際に操作してみることができる。ドイツ語だけど。
情報操作ができそうでちょっと怖い気もするが,
こんな方法もあるのだ。
なお,ドイツの投票率は高く,毎回80%前後らしい。

選挙とは,各候補,各政党の政策を知って,選択すること。
「知って」の部分を充実させれば,
よりよい選択,よりよい社会の実現につながると思います。

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2005.09.11

Unpluggedな夜

週末の夜,ジャズライブを聴きに吉祥寺へ。

友人が趣味でゴスペルコーラスをやっていて,
先月末にその発表会を新大久保の教会に聴きにいったのだけれど,
コーラスもよかったけれどバックバンドの演奏がなかなかよくて,
特にピアノにすごく惹かれてコーラスよりもそっちばかり聴いていて,
発表会の後に友人に,
「バックのピアノの人がすごくよかったのだけど,あの人なにもの?
 あっ,コーラスもよかったよ」
ときいたところ,
いろんなライブハウスでも演奏している人だよ,ということだったので,
ライブ情報を教えてもらって,それを聴きに吉祥寺に行った,
という経緯です。

ピアノトリオによるライブはすごく盛り上がりました。
会場が狭かったせいもあり,
3人の生の気迫が直接がんがん伝わってきます。
ライブが終わって帰るときには,来月のライブを予約していました。

日頃,起きている時間のほとんどをパソコンの前で過ごし,
たくさんの電機機器やケーブルに囲まれていて,
仕事もほとんどネット上で完結する様な生活を送っているのですが,
もう少し,生身的な時間を増やそうと感じた夜でした。

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2005.09.09

のまネコ,ギコ猫

メジャーなニュースサイトでは取り上げられていないようなので
パテントサロンには掲載していませんが,
少し前からネット上で話題になっている問題が「のまネコ」問題。

エイベックス著作権違反疑惑「のまネコ」のまとめ

ブログ上でも大騒ぎだ。
エイベックスということで,CCCD問題と絡めた書き込みも多い。

2ちゃんねると知的財産で思い出すのが,ギコ猫問題。
関連ニュースはこちら

今回はどういう結末を迎えるのだろうか?

今回の問題,法的にどうかは置いておいて,
こんなことをすればこんなことになることは容易に想像できるわけで,
私だったら絶対に避けて通ります。

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2005.09.08

選挙と投票率と確定申告

選挙で投票することはとても重要で,
個人的には,「義務」よりもっと重く,
「投票した人=その社会に属する人」くらいに考えている。

ということで,毎回の選挙では,
どの政党が勝つかということよりも,投票率の方に関心があったりする。
ちなみに衆議院選挙の投票率の推移はこちら

今回の選挙は投票率は高いだろうが(70%を超えてほしい),
この後下がってしまってはいけない。

そこで投票率を上げる(=政治,社会への関心度合いを上げる)方法を
ときどき考える。

例えば,会社員も含め全員確定申告する,という方法はどうだろうか?

私は10年近くサラリーマンをした後,
退職して個人事業主を5年ほどやって,
その後,有限会社を設立した。

退職後は自分で確定申告をしているのだが,
これをやると,いくら稼いで,社会保険にいくら払って,
税金をいくら納めて,ということが,はっきり分かる。

もちろんサラリーマン時代でも,給与明細を見ればわかることなのだが,
私はあまり意識していなかった。気になるのは「手取り」の額だったのだ。
そんな人は多くないだろうか。

確定申告して自分が納めている税額をしっかり認識させられると,
自ずと政治や社会に関心を持つようになる。
政治や社会に関心を持つようになると投票率が上がる。
だから,全員確定申告にするのだ。

ところで,確定申告はそれなりに面倒である。
全員に申告されると,税務署も困るかもしれない。
そこでプランBとして,「源泉税等各自振込作戦」はどうだろうか?

会社は,社会保険料や源泉税を引かない状態で,
社員に給与を支払う。
その後,各社員は,会社からもらった明細を見て,
社会保険料と源泉税を,自分で社会保険庁や税務署に振り込むのである。
あるいは会社に振り込んで(戻して),今まで通り会社が振り込んでもいい。

この方法でも,自分が払っている社会保険料や源泉税を,
しっかり認識することができる。
手元にあるお金を振り込むのはいやなものだ。
そして政治に関心を持って投票率が上がるのである。

いずれにしても,投票率を上げるということにかかわらず,
自分が稼いでいるお金,払っているお金,納めているお金について,
しっかり把握しておくことは重要だ。

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選挙とネットと一次情報

現在の法律では,
選挙活動にネットを使うことはNGということになっている。

何でダメなの? ネットを使った選挙運動

この記事によると,

  サイトやメールを使った「選挙運動」は、
  候補者も第3者も行ってはいけないことになっている。

とのことだ。

一次情報信奉者の私としては,第3者はともかく,
候補者にはぜひともネットを使ってもらいたいと考えている。

公示後も積極的にサイトやブログを更新してほしい。
有権者との討論も行ってほしい。
候補者同士が討論してもいい。
多くの一次情報を放出してほしい。

そうすれば,もっと重い一票を投じることができると思う。

そして,ネットの利用について,ひとつルールを定めてほしい。

公示後も積極的にネットを利用してかまわないが,
その全記録は,選挙後も固定し公開すること。

自分が放出した一次情報について,
しっかり責任を持ってほしいからである。
技術的には,電子認証とか電子タイムスタンプとか,そのあたりを利用する。

国民がいつでも自由に候補者や議員や政党の一次情報に触れることができる,
このことは,多くの国民が政治に関心を持ち,
そしてよりよい社会を実現するために必要な条件だと思う。

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オープンソースの知財管理

オープンソース関連で気になったコラムがこれ。

Linuxの商標登録が必要になった理由
※関連ニュース
  L・トーバルズの出番--豪でLinuxの商標権争いが勃発
  豪州の非営利組織、トーバルズ氏に助けを求める
  L・トーバルズ:「Linuxの商標ライセンス料は1セントももらっていない」
  FSF顧問弁護士「Linux商標の取締は必要」
  新たなIP問題? Linuxの商標騒動

オープンソースだからといって,
知財管理の必要がないというわけではないのだ。
社会に流通する以上,いろんな権利が絡んでくるわけで,
うまく運営していくためには権利の管理が必要だ。
そしてそのためには,管理能力を持った人やお金が必要となる。

そして,もっとシビアな状況になっているのがこちら。

pukiwiki.org存亡の危機

pukiwikiについては前にも書いた
pukiwikiにはお世話になっているので,
よい解決方法はないかと考えてはいるのだが...

オープンソースの知財管理。
オープンソースの広がりにともない,
これからますます重要になるだろう。

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2005.09.06

韓国版クリエイティブ・コモンズ?

昨日のニュースで気になったのがこれ。

「著作物の利用許可表示制度」活性化へ

特許法など知財関連の法律のポイントは,
知財の保護と利用のバランスをはかることにより,
ハッピーな社会にすることである,と認識している。

最近の動向を見ていると,権利強化や模倣対策など,
「保護」の重要性が大きく扱われることは多いが,
それに比べて「利用」に関する話題はそれほど多くないような気がする。
「利用」は,保護と同等に重要なのである。

上のニュースの韓国の制度については知らなかったのだが,
利用を促進するものらしく,今後が気になる。

日本では,文化庁が進めている自由利用マークがある。
しかし,個人的に,この制度には物足りなさを感じる。
例えば,マークの意味のページを見る限り,
権利者が,改変自由の意志を示すことはできない。
利用者は,そのままコピーか印刷して無料配布することしかできない。

この点については,クリエイティブ・コモンズの方が,
より積極的に利用の促進を考えたものであるといえるだろう。

著作権に限らず,
知財の保護と利用の「利用」の方についても,
もっと積極的に推進すると,よりハッピーな社会になると思います。

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2005.09.04

人面バイク

ホンダ、2輪車の前面を人の顔に似せて被視認性を向上

人間は,人の顔を識別する能力が高いらしい。

各国のお札に人の顔が描かれているのも,
この高い識別能力を利用して
偽札を見分けやすくするためだという話を以前聞いたことがある。
人の顔なら,ちょっとした違いを見分けられるらしい。

顔のちょっとした違いで本当か嘘かを見分けるという点では,
お札も世の中も変わらない。
人の顔を見ていろんなことを正しく読み取らなければ,
世の中うまくわたっていくことは難しい。

さて人面バイクだが,
人の顔に似ている度合いが高いほど被視認性が高いとすると,
今後,より被視認性を高めるために,
さらにリアルに人の顔に似たものがでてきたりするのだろうか?
事故ったら悲惨な光景になりそうです。

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2005.09.02

ほんとのこと知りたい。

引っ越しにあわせて,ネット環境を光ファイバーにした。
同時にブロードバンドテレビを導入したのだが,これが結構いい。
映画や米国のドキュメンタリー番組などが見られる。
画質も思ったほど悪くない。

で,さっそく昨晩観た映画が,グッドモーニング,ベトナム
たぶん封切りのときに観たのだが,そのときとはまた違った印象を受けた。
サッチモの「What a wonderful world」のシーンが泣けるのは変わらなかったが。

この映画のポイントの1つとなっているのが,
軍が行っている情報フィルタリング。
多数送られてくるニュースをチェックし,
それなりに支障がないものだけを選んでオフィシャルとして流している。
兵士たちまで届く情報は差し障りのないものばかりだ。
そして兵士たちは,事実を知らされず,危険にさらされる。

一次情報にあたる重要性については過去にも書いたが,
日々痛感している。

例えば,友人のmixi日記経由で知った以下のニュース。

党首討論会 小泉首相、岡田代表を圧倒
小泉首相クール討論 のらりくらり

圧倒したのか,のらりくらりだったのか,どっちだったのだろう?
それとも,のらりくらりと圧倒(?)したのだろうか?

一次情報,この場合だと討論全体を見ることができれば分かることだが,
これらのニュース記事だけでは分からない。

一次情報にあたることは難しかったり面倒であったりすることが多いけれど,
可能な限りそうしたいし,そうしやすいような社会になるとよいと強く思う。

本気でその様な社会にするのであれば,もっとできるはず。
ネットだって使えるわけだし。

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2005.09.01

お世話になりましたっ!

「お世話になりましたっ!」
三井のリハウス TVCF「次の家へ」篇風に)

これ,必ずやろうと思っていた。

自宅の引っ越しが終わり,
昨日,不動産屋に前の家の鍵を返したのだが,
その直前,空っぽになった部屋を前に,
まわりに誰もいないことをしっかり確認して,実行した。

引っ越しが終わったといっても,新居はまだ混沌とした状態
早く片付けなければ。

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