アインシュタイン@特許庁
先日書いたエントリーで,
アインシュタインが特許事務所に勤めていたという話を引用して書いたのだが,
読者の方から,
特許事務所ではなくて特許庁じゃないの?,というメールをいくつかいただいた。
ブログでも同様のコメントをいただいている。
「アインシュタインが特許事務所で働いていたというのは有名な話だが」と
書いておいて言うのもなんだが,実は私もちょっと気になっていた。
ということでサクッと調べてみました。
Googleで検索することんな感じだ。
「アインシュタイン」 and 「特許事務所に」
「アインシュタイン」 and 「特許庁に」
今回は手抜きをして,
一次情報を見つけ出すところまではやらないが,
この検索結果を見る限り,
特許庁,それもスイス特許庁に勤めていたことは間違いなさそうだ。
以下の情報などは,信頼性が高そうだ。
1900年にチューリッヒ連邦工科大学を卒業したが、大学の物理学部長ハインリッヒ=ウェーバーと不仲であったために、大学の助手になれなかった。臨時の代理教員や家庭教師のアルバイトで収入を得ていたが、、友人のハンス・グロスマンの父親の口利きで1902年にスイスの特許局に3級技術専門職として就職した。年俸は3500スイス・フランであった。
本のレビュー。
The Collected Papers of Albert Einstein: The Swiss Years : Writings, 1909-1911
This volume of The Collected Papers of Albert Einstein presents Einstein's writings for the two-year period starting in October 1909. The initial date marks Einstein's departure from the Swiss Patent Office at Bern, which had been his professional home for seven years, and the beginning of his first academic appointment, at the University of Zurich.
アメリカの特許庁(United States Patent and Trademark Office)を,
「合衆国特許商標事務所」と訳したという話を聞いたことはないが,
そんな感じでどこかで「特許庁」が「特許事務所」になったのかも知れない。
ということで,大変失礼いたしました。
しかし,ちょっとネットを見ただけでも,アインシュタインが,
いかに多くの人にいかに大きな影響を及ぼしているかということが,
まざまざと伝わってきました。いまさらですが...
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» アインシュタインは累進課税を正当化する トラックバック 佐藤秀の徒然\{?。?`}/ワカリマシェ~ン
年収3億円の人は年収300万円の人より100倍豊かか?
確かに質量のみで限定すればそうだろう。しかし、時間を係数にして、
Affluent=Money×Time
とすれば、そうも言えない。マネー版アインシュタインの相対性原理が働くからだ。(写真)... [続きを読む]
受信: 2005.09.20 10:07