2005.05.29

特許公報をFolksonomyする

この土日,日本知財学会の研究発表会が開催され,
いくつかのセッションに参加した。
発表された方々,そして運営された方々,
お疲れ様です。ありがとうございます。

学会とは関係ないが,
ネット上で使われている技術で,
少し前から非常に強い興味を持っているのが,
folksonomysocial taggingである。

すっごくおおざっぱに言うと,
情報を,みんなで集めて,みんなで分類して,みんなで共有する,しくみだ。

このしくみを利用しているサービスとして,
del.icio.usや,このブログでも何度か紹介しているFlickrが有名である。
他にもたくさんある。

ところで,これらのしくみを,企業内で,
特許情報について活用するとおもしろいのではないかと考えている。

例えば社内ネットワーク上に,del.icio.usの様なシステムを用意する。
技術者等は,特許公報を回覧するときに,
気になった公報をこのシステムにどんどん登録していく。
このときtagをつけて登録する。あわせてコメントをつけてもいい。

登録された情報を見ると,
多くの人が関心を持っている特許が一目で分かる。
自動的に分類もされている。リアルタイムに見ることができる。

それだけでなく,
特許をよく見ている技術者,
信頼性の高いtagをつけている技術者,
特定の分野に強い技術者,
特許にほとんど関心がない技術者,
など,技術者の特徴を知ることもできる。

また,これらの情報はオープンになっているので,
誰でも見ることができる。
誰が熱心に特許を見ているか(または見ていないか)が,
全員に分かってしまう(知財部員がさぼったり変なtagをつけたりすると大変だ)。

これは,技術者の公報回覧に対するモチベーションの向上に
つながるのではないか。知財の啓蒙にも役立ちそうだ。
人事的な評価にも使えるかも知れない。

また,登録している特許やtagの付け方,
コメント等から人格がうかがえたりするので,
コミュニティー的にもおもしろくなるかもしれない。

このシステム,多くの可能性を秘めていると思うのだが,
いかがだろうか?

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