2004.11.04

物体効果

先日いとこの結婚式があり,祝電を送った。

最近は電報もネット経由で送ることが多い。
電報申込サイトD-MAILを開いて,
宛先や本文を入力して,クレジットカード情報を入れて送信。
まるでE-mailだ。
サイトの名前に「MAIL」がついているのも納得。

で,E-mailとはちょっと違うのが,文字数による課金。
ここにあるとおり,文字数に応じて料金がかかる。
「5字まで増えるごとに90円(税込 94.5円)を加算」。

いまの時代,
まさか一文字ずつ人間が目で追いながら
モールス信号を打っているとは思えず(未確認),
台紙の料金があるとしても,ちょっと違和感を感じる。

じゃあ文字数の制限がないメールにすればいいのか,というと,
これは少し違う様だ。

もらった電報を大切にとっている人は多い。
文字は送り主が書いたものではなく印刷だし,
台紙についている押し花だって
それを送り主が精魂込めて作ったものだと思っている人はいないはずだ。
それでも大事にとってある。

パテントサロンのオフィスでも,
1年前にオフィスを開いたときにいただいた電報は,
それを運んできたドラえもんやミッキーマウスなどと一緒に,
特許法概説の横に並んでいる。

7,8年前の母の日に送ったキティちゃんは,
今でも実家の居間に飾られている。

ちょっと不思議だ。

それはともかく,
貴洋くん,結婚おめでとう。
君なら明るく楽しい家庭を築くことができるはず。
お幸せに。

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