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2022.05.12

NFTを試してみた。暗号資産の購入からNFTマーケットプレイスへの出品まで

NFTに関しては,商標や著作権など知的財産が関連するニュースもよく見かけます。パテントサロンでも紹介しています。しかし私はこれまで,NFTも暗号資産も触ったことがありませんでした。そこでこれらを実感するために,暗号資産の購入からNFTマーケットプレイスへの出品まで,実際に試してみることにしました。なお,私は著作権や商標の専門家ではありません。また暗号資産の専門家でもありません。この記事は,いちユーザとして体験した内容と感想を書いたものです。

実施した内容
・Coincheck 口座開設
・銀行口座から Coincheck に送金
・Ethereum を購入
・MetaMask 登録
・Ethereum を MetaMask に送金
・OpenSea で NFT 作品を購入
・ENS ドメイン名を取得
・ENS ドメイン名を割り当て
・NFT マーケットプレイスに出品する動画を作成
・OpenSea に出品。販売開始

関連リンク
drone ambient ver. N #001 - cytechLab Synth Jam _ OpenSea
 私が出品したNFT作品のページ
cytechLab - Profile _ OpenSea
 私が所有しているNFTアイテム(購入したアイテム,登録した作品等)

Image03c


関連情報がネットに多数あるので,実施に困ることはほとんどありませんでした。暗号資産の取引所にCoincheckを選択したことに特に理由はありません。今回は暗号資産の運用などではなくイーサリアムの購入が目的なので,特にこだわり無く選択しました。NFTマーケットプレイスにOpenSeaを選択したのは,だれでもすぐに簡単に出品できるからです。

OpenSeaでは,まず,NFT作品の購入を試してみました。以前ニュースで見かけた作品を購入しました。この作品の収益は,救援基金に寄付されます。

Satin Vandal for Ukraine - Vandalz For Ukraine OpenSea

※関連ニュース
ウクライナ支援 「NFT」使ったデジタルアート販売の動き広がる

つぎは出品です。スマホで撮影した動画を出品しました。出品するにあたり,NFTの特徴のひとつである数量限定販売を実感するために,同一作品で3つMint(NFTを発行)してみました。限定数3の作品です。そしてこれもNFTの特徴であるロイヤリティ(二次販売の対価)も設定してみました。このNFT作品を購入した人がこのNFT作品を別の人に販売(再販)した場合,再販で生じた収益の一部が出品者の私に送金されます。通常のリアル売買にはない,再販で生じた収益の一部が作者に還元されるしくみです。取引履歴が記録されるNFTの特徴を利用したシステムです。

今回私は固定価格販売を選択しました(他にオークション販売等を選択することができる)。価格は1000円程度を目安に0.003ETHに設定しました。今回の出品はNFT作品の出品を体験することが目的であり,売買で収益を上げることはあまり想定していないので,この価格は適当です。購入する際には,この価格に加えてガス代(手数料)がかかります。ガス代は常に変動していて,現在,数千円程度から1万円以上かかることもあります。作品の価格より高いですw

NFT作品の売買について,知的財産の観点では,NFTに関する誤解がよく話題になります。たとえば,NFTを買うことは著作権を買うことであるとか,NFTだからコピーできないとか,NFTだから作者が作った本物であることが証明されているとか。最近もこのような出来事がありました → 左ききのエレンNFT漫画事件簿【NFTアートの正しい理解に向けて】。この他,自分の著作物が許諾無く第三者に勝手に出品されているというニュースも見かけます。

今回私は実際にNFTを触ってみて,これらとは別に,NFT作品を売買する際に知財的観点から気になった点があったので,個人的感想として紹介します。



知財的観点から気になった点ひとつめは,出品されているNFT作品の著作権に関する記述についてです。NFT作品を購入することにより何が許諾されるのかよくわからない場合が多数ありました。

NFTでは,作品の取引に関する情報がブロックチェーン技術を使って記録されていきます。しかし著作権の移転や使用許諾に関連する情報が記録される機能はいまのところないようです。従って,NFTマーケットプレイスでNFT作品を購入しても,その作品をどのように使用できるかについては,NFTの記録を見ただけではわかりません。

NFT作品の購入者としては,たとえば購入した画像を,SNSのアイコンに使ってもよいのか? SNSに投稿してもよいのか? 印刷して部屋に飾ってもよいのか? 印刷して配ってもよいのか? 有料で配布してもよいのか? 一部を切り取って使ってもよいのか? 自分のデザインと組み合わせて使ってもよいのか? などについて知りたいのですが,それらを簡単に知ることができる記述を見つけることができませんでした。

今回出品したNFTマーケットプレイスのOpenSeaでは,Terms Of ServiceHelp Centerに知的財産権に関する記述があります。たとえばTerms Of Serviceには「7. Intellectual Property Rights」があります。しかしそれは出品者がOpenSeaに対して表示などの使用を許諾する内容であったり,またOpenSeaがサブライセンスできるという記述もあるのですが,購入者に与えられる権利についてはよくわかりません。どこかに明記されているのかもしれませんが,いちユーザの私は見つけることができませんでした。

その一方で,NFT作品の中には,個別に著作権の許諾に関する記述が掲載されているものもあります。たとえば Murakami.Flower #7777 では,Descriptionに権利の記載があり,そのリンク先にはさらに詳細な記載があります。

このように,著作権の許諾に関する記述が作品ごとにまちまちで統一されていないため,簡単に知ることができません。実際にネットでは「NFT作品を購入したのですが購入した画像を自分のtwitterアカウントのアイコンに使ってもよいのでしょうか?」のような質問も見かけます。

一方,自分が出品する場合,著作権についてどのように記述してよいかわからないケースも多そうです。自分が意図していることを正しく記述できる人はそれほど多くないかもしれません。私も自分が出品するにあたりとりあえず記述してみましたが,これで十分なのか? 英文も併記したけれどこれは正しいのか?,自信がありません。今回は出品すること自体が目的なのでこれで進めていますが,本気で作品の売買が目的だったら専門家に相談したと思います。

このあたり,NFTマーケットプレイスの機能として,出品時には,入力必須の著作権に関する記述欄,記述サンプルの提示,項目を選ぶと著作権に関する記述が自動作成される機能などがあるとよさそうです。クリエイティブ・コモンズのような選択制もいいかもしれません。

なお,NFTマーケットプレイスによっては,このような機能がある程度備わっているところもありそうです。たとえばAdam byGMOをみると,出品されている作品のページを開くと,すぐに「著作権等に関する注意事項」が目に入るようになっています。そこにはその作品に関する許諾内容が記述されています。

知的財産権の扱いが明確になっていれば,購入側出品側の双方にとって,スムースで安心安全な取引がより進むと思います。NFT作品を使用するのではなく投機の対象として扱うのであればそれほど重要ではないのかもしれませんが,コンテンツの使用を考えると,知的財産権に関する記述は必須・重要です。全てのNFTマーケットプレイスについて,このような機能が備わっているとよいと思います。



知財的観点から気になった点ふたつめは,ENSドメイン名です。これはインターネットのDNSドメイン名に似ています。たとえばNFT売買にも使われる暗号資産イーサリアムでは,取引に以下のようなアドレスが使われています。

0xf3A116b302c8D460E5b174FE684d4D76D5274C11

これは私のウォレットのアドレスです。このアドレスを指定して送金すると私に送金されます。もちろんこの文字を記憶したり打ち込む必要は無く,コピペして送金先を指定します。しかし,人間が一見してどのアドレスであるか判断できないのは不便です。間違って別のアドレスをコピペしてしまう可能性もあります。これを解決するのがENSです。文字の羅列であるアドレスを人間が読みやすい文字に変換します。

0xf3A116b302c8D460E5b174FE684d4D76D5274C11  =  cytechlab.eth

cytechlabは私のアカウント名「cytechLab」です。YouTubeやNFTマーケットプレイスなどで使っているアカウント名です。これでずいぶん扱いやすくなりました。送金先にcytechlab.ethを指定すれば,私に送金されます。

このシステムは,先に書いたとおり,インターネットのDNSとよく似ています。そしてDNSで起こったことと同じことがENSでも起きています。ENSドメイン名は早い者勝ちで取得できます。自分とは関係の無い有名なブランド名でも早い者勝ちで取ることができます。かつてDNSドメイン名では,自社ブランドと同じ文字のドメイン名を第三者に取られてしまった有名企業が,大金を払って買い戻したというニュースがありました。現在は紛争処理のしくみがあり,商標権を持っているなどいくつかの条件を満たせば,第三者が持つドメイン名を取り消しまたは移転できる場合があります。

しかし,ENSにこのような紛争処理のしくみはありません。早い者勝ちでどんどんドメイン名が取得されています。そして売買も行われています。DNSドメイン名はヤフオクなどで売買されていました。ENSドメイン名はNFT売買に使えるイーサリアムのドメイン名であるということもあり,売買は非常にやりやすくなっています。取得したENSドメイン名はNFTマーケットプレイスであるOpenSeaに自動で登録されます。ドメイン名の所有者は,管理画面で「Sell」ボタンを押すことにより,簡単にドメイン名を売りに出すことができます。好きな値段を付けて売ったり,オークションに出したり,買いたい人からのオファーを待つこともできます。売買を想定したドメインの取得が盛んに行われる環境が整っています。

OpenSeaに登録されているENSドメイン名がこちら。全てが売りに出ているわけではありません。

ENS_ Ethereum Name Service - Collection _ OpenSea

検索してみると,よく知られている企業名やブランド名もヒットします。そして様々な値段が付けられ,売られています。関係者が取得しているのか第三者が取得しているのかわかりませんが,自社や顧客企業などのドメイン名については,確認しておいた方がよいかもしれません。今後このENSが広く使われていくかはわかりませんし,「.eth」以外はどうするのか? などありますが,気にしておいた方がよいと思います。

ENSドメイン名の登録状況は下記サイトで確認できます。

Ethereum Name Service

下記twitterアカウントは,新たに登録登録されたENSドメイン名をツイートしているbotです。多くのドメイン名が日々取得されていることがわかります。

ENS Registrations Bot 🤖(@ensregistry)



今回,NFTについて,暗号資産の購入からNFTマーケットプレイスへの出品まで,実際に体験してみることによって,多くのことを実感することができました。そして様々な可能性を感じます。NFTのメリットが広く知られるようになると,現在主に行われている暗号資産を使った電子データ作品の売買だけではなく,より気軽に扱える現金やクレジットカードを使った売買や,ICタグなどを利用したリアル作品のNFT化もさらに進むかもしれません。

また,NFT作品の売買以外にも多くの可能性を感じます。すぐに思いついて私が欲しいと思った機能が,電子書籍の貸し借りです。電子化されたことで消えてしまったリアル本のメリットをある程度取り戻せるかもしれません。しっかりコントロールすれば著者の利益もしっかり守ることができ,また増やすこともできるかもしれません。

NFTは,電子データにリアルのメリットを加えることができる特徴があると思います。この特徴はいろんなところで応用できそうです。いろんな新しい使い方が生まれそうな気がしています。

 

関連ツイート

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2009.12.21

シリコンバレー IT企業を巡る旅

先日知財系オフ会@ワシントン D.C. を開催しましたが,せっかくの渡米なので,ついでに西海岸にも寄ってきました。目的はシリコンバレーです。

シリコンバレーに行くことにしたのは,Googleを初めとして毎日お世話になっているIT企業を一度見てみたかったからです。有名どころのIT企業をまわり,その本社の前で写真を撮ることが目的です(完全におのぼりさんですな)。

行くことが決まったらまずは予習です。西海岸には何度か行ったことがあるのですが,シリコンバレーは初めてです。シリコンバレーはどのくらいの大きさなのか? 1日でまわることができるのか? 予習が必要です。

予習に使うのはGoogleマップ(いきなりGoogle。やはりこれは一度行ってお礼を言わなければ)。まず各企業の本社の住所をGoogleを使って調べ(またGoogleだ),それをマッピングしていきます。できた地図がこちら。何とかいけそうです。

シリコンバレー IT企業巡る旅 - Google マップ

シリコンバレーに着いたら各企業の住所をカーナビにセットしてスタートです。まわった企業はこちら(まわった順)。

eBay
Adobe
symantec
Apple
parc
Google
Yahoo!
intel
Tesla Motors
Twitter

撮った写真はこちらです。回った順に並んでいます。

IT企業 in シリコンバレー
Google

Tesla Motorsは電気自動車メーカーですが,とても気になる企業なので行ってきました。スマートグリッドという点ではITと大いに関係がありますし,設立にはPayPalやebay,Googleの関係者が関わっています(そして車もかっこいい)。なぜか本社を見つけることができなかったので,ショールームの写真です(おかげで車を見ることができた)。

Twitterはシリコンバレーではなくサンフランシスコ市内にある企業ですが,いま絶対に外すことができない企業なので行ってきました。写真のビル全体がTwitter社ではなく,ビルの一部を使っています。いずれ自社ビルになったりシリコンバレーに移ったりするのでしょうか。

あと,シリコンバレーといえは外すことができない,スタンフォード大学にも行ってきました。とてもきれいで,そしてとてつもなく広大でした。

スタンフォード大学
Stanford University

ということで,目的の企業を全てを回ることができました。

これら以外にComputer History Museum等にも行ったのですが,サンフランシスコのTwitter社を除き,1日でまわることができました。シリコンバレーのスケール,企業の位置関係等を実感することができました。

この日は,いつも使っているGoogleやAppleなどの本社を直接見ることができて,私は大興奮状態でした。だってここで作られているんですよ。まさにここなんです。興奮せずにはいられません。大満足で西海岸を後にしました。


さて,帰国後しばらくたって,知人(IT業界人でも知財業界人でもない一般人)と飲んでいたときに,シリコンバレーで撮ってきた写真を見せました。私はシリコンバレーでの興奮を思い出し,はしゃぎながら説明しました。一通り見終わった後,彼女はひとことこういいました。

「えっー,これぜんぶアメリカなの? 日本は?」

私は言葉に詰まり,一気に興奮状態から冷めてしまいました。
 
 

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2009.07.21

twitter,始めるならいま。

twitterを始めるなら,いまがいいかもしれません。理由は選挙です。

このところtwtterを始める政治家が増えています。

Twitter議員
http://ja.wikipedia.org/wiki/Twitter%E8%AD%B0%E5%93%A1

本日衆議院が解散しました。選挙に向けてこれからさらにtwitter議員が増えるかもしれません。

私は多くのtwitter議員をフォローしているのですが,なかなかおもしろいです。普段はニュース番組などメディアを通してしか知ることができない政治の現場の様子が,それなりに生々しく伝わってきます。今日開催された両院議員懇談会の様子も中継されました。

両院議員懇談会をTwitterで生中継 橋本岳議員が
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0907/21/news038.html

これからもっとtwitter議員が増えて,様々な政党,議員のつぶやきを見られるようになれば,より客観的に政治の様子を知ることができるようになるかもしれません。

ときにはtwitter上で議員同士の議論が始まるかもしれません。これはおもしろそうです。そしてtwitterでは,TVの政治討論番組とは違って,我々は見ているだけではなくその議論に参加することだってできるのです。


ところで,現在の公職選挙法の下では,選挙期間になるとつぶやきも大きく制限を受けそうです。

「Twitter」のつぶやきもダメ? 公職選挙法の逆効果
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT06000020072009

しかし,いまtwitterを始めれば,選挙期間が始まるまではいろんなつぶやきを見ることができます。さらに,選挙期間になるといきなりつぶやきがなくなってしまうという現状をリアルタイムで体験することができ,それに対して何かを感じるかもしれません。

ということで,twitterをいま始めるのはよいかもしれません。


twitterを始める方法については,検索すればたくさんの情報が見つかります。twitterがおもしろいかどうかについては,これもググればいろいろ出てきますが,別に始めるのにお金が必要というわけでもないし,つまらなければやめればいいので,とりあえずスタートしてみることをおすすめします。

フォローするアカウントについては,参考になる情報が検索すればいろいろ出てきます。たとえばこちら。

フォローすべき OR フォローするべき - Google 検索
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&safe=off&rlz=1B3GGGL_jaJP311JP312&num=100&newwindow=1&q=%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%8D+OR+%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=

いろんな業界の著名人,経営者,音楽家,芸能人,企業,メディア,自治体など,いろんなアカウントがあります。著名人同士のやりとりを直接見られるのはなかなかおもしろいです。今日はこんなニュースがありました。

有名人のTwitter利用が加速 広瀬香美さん、勝間和代さんのすすめで開始
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0907/21/news022.html


知財関係の人のアカウントも増えてきているので,そのうちまとめてみたいと考えています。具体的には,パテントリンク(http://www.patentsalon.com/links/)の中に,知財系twitterアカウントのページを作って掲載します。

とりあえず,このブログを読んで掲載してもよいよという方がいらっしゃいましたら,twitter経由でお知らせください(私のアカウントはこちら→ http://twitter.com/otsubo)。ある程度の数になったら掲載してみようと考えています。

「自分は知財のことばかりつぶやいているわけではないから」という心配は全く不要です。twitterは単なるつぶやきですから。わたしのつぶやきも知財ネタはごくごくわずかです。

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2009.06.30

選挙と確定申告と私的録音録画補償金制度とtwitter

選挙ではいつも,誰が当選するかよりも投票率の方が気になります。社会や国に対する関心が高い人は投票に行くはず。私は,社会や国に対する関心が高い人が多いほどよい社会・国であり,投票率が高い=国力が高いと考えています(もちろん正しく選挙が行われているということが前提)。

投票率を上げるためにはどうするか? 正確には,投票率が高い状況にするにはどうするか? 「さあみんなで投票に!」というCMをネットやテレビでやたらと流してもいいのですが,やれ行けそれ行けと尻をたたいてもなかなか人は動くものではありません。「選挙に行きたい」,「選挙に行かねば」と感じてもらう方法がよいと思います。「北風と太陽」の太陽的なやり方です。


そこで思うのが,国民全員確定申告制度です。一般的なサラリーマンの場合,所得税は給与から源泉徴収されています。だからいくら納めているのか実感しにくい。もちろん明細には書かれているのだけれど,結局毎月実感するのは手取りの額です。

しかも,年末調整で少しお金が振り込まれたりすると「ラッキー,ありがとう」と思ったりしてしまいます。納めすぎたものが戻ってきただけなのに。

実際はどうであれ,手元を行き来する現金は実感しやすく,その影響は大きいのです。

確定申告にすると,一度払われた給与から自ら税金を計算して振り込むことになります。手元のお金が減っていくというのは効果的で,税金を払っているという実感度はぐっと高くなります。払う額は源泉徴収の場合と同じなのに,気持ち的には全く変わってきます。

そんな気持ちで政治のニュース,特に税金の使われ方に関するニュースを見ると,「そんなことに使うのか」とか「その案はなかなかいい」と感じる度合いは一気に上がります。そして社会に関心を持ち,選挙に行こう!につながるのです。

確定申告の計算や手続きが大変というならば,今まで通り源泉徴収額を会社が計算してもかまいません。その上で,一度源泉徴収分も含めて全額を給与口座に振り込み,その後,各個人が源泉徴収分を税務署に振り込むようにします。これでもしっかり実感できます。現在よりも間違いなく手間がかかりますが,現在よりも間違いなく税を実感できます。


話は変わって知的録音録画補償金制度です。私たちの中にも補償金を払っている人がいるわけですが,自分がいくら払っているか知っている人は少ないと思います。私も払っていることは間違いありませんが,いくら払っているのかは知りません。

知的録音録画補償金制度については,制度の運用について長い間揉めています(関連ニュース: パテントサロン トピック 私的録音録画補償金制度)。

これらのニュースを見ていると,実際に払っているユーザ(私たち)の意見はあまり出ていないように感じます。なぜ出ていないのか? 払っていることを実感していないからだと思います。これも確定申告の場合と同じように,払っていることを実感できるようにすると,新たな進展があるように思います。

たとえば,値札をこのようにします(数字は適当。調べるのに時間がかかりそうだったから)。

   CD-R 音楽用 10枚
   税込 1050円
   (消費税:50円)
   (補償金:15円)

こうすれば,いくら補償金を払っているのか実感することができます。これを見ると,「知らないうちにこんなのとられていたんだ」とか「こんなに安くていいの?」とか「このお金どこに行っているの?」という話につながり,補償金制度に関心を持つ人が増え,そうなると政治家が動き出したり投票に行く人が増えたりする。このように考えています。


話はさらに変わってtwitterです。最近,日本でも政治家がつぶやき始めました。

日本の政治家もTwitter活用 国会を“生中継”
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/18/news019.html
衆議院議員 逢坂誠二 (seiji_ohsaka) on Twitter
http://twitter.com/seiji_ohsaka
はしもとがく (ga9_h) on Twitter
http://twitter.com/ga9_h

私は現時点で特に両議員を応援しているわけではないのですが(それどころか今までよく知りませんでした。失礼>両議員),政治家のつぶやきは生々しくて興味が持てます。読んでいておもしろい。政治に対する実感度が上がります。実感度が上がると投票に行きたくなる人が増えるでしょう。

現在の法律では,選挙期間中は立候補者のサイトを更新できないとかブログを書くことができないなどの制限があります。そして,この制限を無くしたりネットで投票できるようにしようという議論があります。

私は,選挙期間中もサイトを更新できた方がよいとは思いますが,できなくても十分効果的に活用できると考えています。選挙期間になって急にネットで発言しだしても,実感度は上がらないかもしれません。場合によっては嘘くさく宣伝っぽく感じてしまう。

それよりも,政治家であるならば,あるいは政治家になろうとしているのであれば,日頃から市民国民に政治や社会を実感させることの方が圧倒的に効果的だと思います。それは今すぐ今日から可能です。しかも無料で。

そんな中,残念だと思ったのは,上のニュースが出たときに,これで日本でも多くの政治家がtwitterを使い始めるだろう,と思ったのに動きがなかったことです。私が把握し切れていないだけだったらいいのですが。


投票率はもっともっと着目されるべきだと思います。国民の政治に対する関心の低下は社会や国の危機です。いろんな人がそれぞれの立場で,物事を実感してもらおうという動きをすることが大切だと考えています。


※関連エントリー
 選挙と投票率と確定申告(2005/9/8)
 http://cytech.way-nifty.com/blog/2005/09/post_d96d.html
 選挙とネットと一次情報(2005/9/8)
 http://cytech.way-nifty.com/blog/2005/09/post_c5ad.html
 ネットと選挙運動(2004/6/26)
 http://cytech.way-nifty.com/blog/2004/06/post_4.html

追記:
このエントリーは,今晩「Twitterと政治を考えるワークショップ」 というイベントが開催される予定で,このイベントの告知をtwitter経由で知ってこれはぜひ参加しようと思っていたところ,急ぎの仕事で油断しているうちに申し込みが殺到して一瞬で締め切られてしまって参加できなくなったので,悔し紛れに書いた次第です。ぜひどなたか会場からtsudaってください。UST中継しないかなぁ。

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2009.06.11

twitter。あなたの会社は社名アカウントを押さえているか?

昨日,朝日新聞社がtwitterを開始しました。

朝日新聞がTwitter開始
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/10/news043.html
朝日新聞社が「Twitter」開始、日本対カタール戦を中継
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/06/10/23744.html
asahi (asahi) on Twitter
http://twitter.com/asahi/

twitterが急速な勢いで広まっています。米国では,大統領選挙から新型インフルエンザまで,個人や民間企業のみならず,公的機関まで積極的に活用しています(情報を伝えることに対する米国の積極性はほんとすごい)。

このような状況を見て,それでは我が社もtwitterで何かやってみよう,となったときに,まず最初にすることがアカウントの取得です。そしてここで問題なのが,アカウントの取得は早い者勝ちであることです。ドメイン名と同じです。

朝日新聞社は「asahi」というアカウントを使っています。URLにも「asahi」が入っています。twitterを利用するにあたり,アカウント名は非常に大切です。

自社名,商品名,サービス名などで,いざアカウントをとろうとしたときに,すでに誰かにとられていたら困ってしまいます。

何か手はあるかもしれません。アカウントを持っている人と交渉するとか,twitterにお願いして何とかしてもらうとか。今のところ,ドメイン名と商標権の場合のような裁定制度はありません。twitterはただの一民間企業のサービスですから。

いずれにしてもかなり面倒です。ということで,欲しいアカウント名,使う可能性があるアカウント名は,今すぐ押さえておきましょう。

しかしこの類のものがたくさん出てくると大変ですね。ネットサービスの多くはアカウントをとる仕組みになっていて,しかもその多くは先着順です。twtterはすぐに押さえるとして,他のサービスはどうするか? サービスはたくさんあるし,これからもたくさん出てきます。

対策としては,今のところ,可能性があるものは全てすぐに押さえる,が正しいように思います。

そのうち,ドメイン名の裁定制度のように,何かよい解決策が定着してくる可能性はあると思います。少し異なりますが,なりすまし対策として認証の実験が行われているようです(http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/06/08/23702.html)。

しかし現状では,やるべきことは,欲しいアカウント名をチェックして空いていればすぐに押さえることです。最も簡単で,もっとも効果的な対策です。

いま,新しい商品やサービスを企画するときには,商標チェック,ドメイン名チェック,twitterチェックくらいは,最低やっておくべきですね。

ネットではいろんなことが急速に変化しています。知財担当者がいろんな情報にアンテナを張っておくことは,ますます重要になっていきます。がんばりましょう。

追記:
確か「asahi」は,以前は非公式アカウントで,asahi.comに掲載されたニュースを自動でつぶやくアカウントとして「誰か」が使っていたと思います。一時フォローしていたのですが,あまりにもつぶやきが多くてフォローやめてしまい,その後どうなったのか知りません。「誰か」と朝日新聞社とtwitterの間で交渉などがあったのでしょうかね。
 

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2009.04.01

新幹線からインターネット

3月14日に新幹線の中でネットが使えるサービスがスタートしました。ということで,知財系オフ会@大阪へ向かう途中,早速使ってみました。とても快適で,大阪までの2時間半,みっちり仕事することができました。おすすめです。

利用の手順はこちら。

N700系でインターネット接続サービス開始!(無線LAN)
http://railway.jr-central.co.jp/wireless/

今回はとりあえずお試しということで,ホットスポットの1DAY PASSPORT(http://www.hotspot.ne.jp/service/1daypassport/)を買ってみました。500円で1日(翌日の同時刻まで)利用することができます。

この1DAY PASSPORTは,クレジットカードを使ってサイトから買うこともできるし,MobileEdyを使ってケータイで買うこともできます。契約などは不要で買ったらすぐに使えるので,急な出張でも利用できます。新幹線に乗った後,新幹線の中からケータイで買って利用することも可能です。

頻繁に利用する人は,月額サービスを利用した方がよいでしょう。うまく契約すると,月額380円程度で定額利用できるようです(たとえばこちら→ http://www.tripletgate.com/yodobashi/)。

ネットのスピードですが,私が使ったときは,下りが250~1500Kbpsくらい,上りが120~250Kbpsくらい出てました。利用者が増えるともっと遅くなると思いますが,それでも,メールのやりとりやサイトの閲覧はストレスなく利用できそうです(他の人の利用状況によりますが)。

これまでは,新幹線の中ではイーモバイル経由でアクセスしていました。スピード的には問題なかったのですが,トンネルなどではどうしても接続が切れてしまいます。サイトを更新するためにファイルをアップロードするときなどは,外の景色を見てトンネルがなさそうかどうか気にしながらアップロードしていました。

新サービスでは,トンネルで接続が切れるようなことはありません。実際切れませんでした。どこを走っているが気にすることなく,しっかり仕事に集中することができます。

また,iPhoneを利用している人は,契約にBBモバイルポイントの接続サービスが含まれているので,新たに料金を払うことなくサービスを利用することができます(一応iPhoneからの接続のみ。パソコンからのアクセスには別途契約などが必要)。これも快適で,大阪からの帰りは,ずっとiPhoneでネットラジオを聴いていました。

気をつけなければならないのは,サービスが提供されているのが,東京~新大阪ということ。新大阪が近づいてくると,「サービスは新大阪までです」というアナウンスが流れます。あと,サービスが利用できるのはN700系の車両だけです。

ということで,この新幹線のネット接続サービス,とても便利なサービスです。もっと頻繁に知財系飲み会に参加できそうです。
 

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2009.03.16

今夜の「きょうの世界」でtwitterの特集

今夜のNHK BS1 「きょうの世界」で,twitterが取り上げられるようです。

BS きょうの世界 | NHK

新たなコミュニケーションツールTwitterとは
オバマ大統領の初めての議会演説の最中、携帯端末を打ちこむ議員たち。彼らが使っていたのが Twitter。もともとは、”自分がいま何をしているか”を140文字で書きこむ友人同士のためのサービスだったが、アメリカを中心に急速に注目度が上がっている。自分の情報発信に使う議員が現れたり、ハドソン川緊急着陸などのニュースもTwitterで瞬時に世界に知らされた。広告を出す企業も現れるなど、ビジネスの場としても注目を集めている。Twitterとはいったい何なのか。その魅力とは? 専門家とともに探る。

出演:竹中直純(IT技術者)


ちなみに,私のtwitterのページはこちら → Twitter / otsubo

twitterをやっていない人から見ると,いったいこれのどこがおもしろいのか? ということになるのですが,やってみるとなかなかおもしろいのです。広く緩いつながりを持てるコミュニティで,会社によくあるたばこ部屋の様な感じです(そういえば私は会社員だった頃,たばこを吸いもしないのに,コーヒー片手に頻繁に喫煙コーナーに出入りしていた)。

たとえば少人数の特許事務所など,普段ある程度決まったメンバーや顧客との会話がほとんどであるといった方には,ちょっと世界が広がるような感じがして,特におもしろいかもしれません。

また,twitterのコミュニティには,多くの人が持ち寄ったいろんな情報が流れます。今回の番組のことも,twitter経由で知りました(知らなかったら間違いなく見逃していた)。

twitterで知った情報を,パテントサロンで紹介したことも何度かあります。twitterのコミュニティを使って,「みんなで知財ニュース速報」という可能性もあるかもしれません。

今晩の番組の取材対象も,twitter経由で募集,決定したようです。

[観] メモ: NHK BS で Twitter 関連番組?
Twitter / kengo: 急募! NHKのBSでTwitterの特集取材を受け ...
ウープスデザインブログ » Blog Archive » NHK きょうの世界 で取材を受けました。

ということで,興味がある方は今晩お見逃しないように。

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2009.02.11

パテントサロン的情報伝達手段を考える

パテントサロンは,知財に関する情報が広く多く流動する仕組みを作ることを目的にしています。ということで,情報を伝達したり交換したりするシステムにはとても関心があります。

そんな中,目にとまった記事がこちら。

感染列島に Twitter を
http://blogs.itmedia.co.jp/akihito/2009/02/twitter-aec4.html

この記事で,米国の保健社会福祉省のページに掲載されている情報伝達手段の一部として,以下のものがあげられています。

ブログ
メール
Eカード
モバイルサイト
オンラインビデオ
メール/電話による相談受付
ポッドキャスト
RSS
SNS
Twitter
ヴァーチャル世界
ウェブサイト
ウィジェット

これらについて,パテントサロンとしての取り組みを考えてみました。

ブログ
パテログ。ただし,知財関連情報の伝達であるかというと,かなり微妙。

メール
日刊知財を配信。

Eカード
これってYahoo!とかがやっているいた(昨年終了したようです)グリーティングカードのことですかね? だとしたらやってません。パテントサロンはなじまなさそう。年賀状を何度かもらった程度で使う習慣がないのでよくわかりません(日本でも広く使われている?)。

モバイルサイト
なし。読者からの要望が非常に多いので考えてなくはないのですが...。あと海外版サイトの要望も多いです(英語版とか韓国語版とか)。

オンラインビデオ
なし。YouTubeやニコ動など,使えるシステムが存在しているので(なんていい世の中だ),活用してみたいとは考えてます。あとストリーミングも。

メール/電話による相談受付
セミナーや書籍などに関する情報の掲載についてメールで受け付けています。電話については番号をサイトで公開していません。以前は公開していたのですが,頻繁にかかってきてサイトの更新などに支障を来す様になったので非公開にしました。

ポッドキャスト
なし。興味があります。いずれやってみたいです。

RSS
なし。これも要望が多いのですが,現在のところ配信していません。考えなければ。

SNS
知財系SNS ipippiを運営。

Twitter
現在は個人として使っているのみ。パテントサロンに求人情報を掲載したときには,その旨投稿しています。いずれはパテントサロンとして知財関連情報を投稿していきたいです。RSS配信とあわせて考えます。

ヴァーチャル世界
なし。去年までセカンドライフを使っていたのですが,諸事情により終了しました。残念。

ウェブサイト
パテントサロン

ウィジェット
なし。今まで考えたことはありませんでしたが,おもしろいかもしれません。RSS,twitterとあわせて考えます。

こんな感じですね。


ところで,米国保健社会福祉省は市民に情報を流すことが目的ですが,パテントサロンがやろうとしているのはこれとはちょっと違っています。パテントサロンも情報を流すけれど,それだけではなく,みんなが情報を流し,みんなが情報を受け取る仕組みを作ることが目的です。

ということで,今年は,よりweb 2.0的に進めていく予定です(「web 2.0」がやっと落ち着いて使えるようになった気がする)。そして昨年同様,ネットとリアルを併用したコミュニティにも力を入れていきます。

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2008.12.24

「定例チャットミーティング in セカンドライフ」 いきなり最終回のお知らせ

パテントサロンでは,セカンドライフ上で定期的にチャットミーティングを開催しています。

「定例チャットミーティング in セカンドライフ」のお知らせ

突然ですが,12月25日(木)の回を持ちまして,このチャットミーティングを終了することになりました。終了する理由は,チャットミーティングの会場であるパテントサロンの土地が消滅してしまうからです。


セカンドライフ上の土地は,運営会社であるリンデン・ラボ社から直接買うことができるほか,リンデン・ラボ社から購入した土地を分譲している別の会社から購入することもできます。

パテントサロンは,キューブジャパン株式会社という会社がじゃぱらんどという名前で分譲していた土地を購入し,使用していました。

パテントサロンは,土地の代金として半年間1万数千円をキューブジャパン株式会社に支払い,そしてキューブジャパン株式会社は,リンデン・ラボ社に毎月土地の代金を支払います。

こうやって土地を使用してきたのですが,2日ほど前に,キューブジャパン株式会社が分譲している土地が,次々と消滅しているという情報が入ってきました。実際にセカンドライフに入って見てみると,確かに消滅しています。

いくつか情報をあたってみたところ,キューブジャパン株式会社がリンデン・ラボ社に土地代を払っていないことが分かりました。そしてキューブジャパン株式会社には連絡がつかないようです。倒産なのか夜逃げなのか単なる無責任なのか,あるいはもっと他の事情があるのか。キューブジャパン株式会社からは何の発表も連絡もなく,今のところ詳しい状況は分かりません。「金融危機,バーチャルの世界にも波及!?」なのかも知れません。

理由はどうあれ,キューブジャパン株式会社からリンデン・ラボ社に土地代が支払われなくなったので,土地はどんどん消えていっています。パテントサロンが購入した土地も,2008年12月31日に消滅します。

この様な状況になってしまいましたので,12月25日(木)の回を持ちまして,「定例チャットミーティング in セカンドライフ」を終了することにしました。


この「定例チャットミーティング in セカンドライフ」は,パテントサロンが目指している「知財系コミュニティの実現」の達成手段のひとつとしてスタートしました。時間と場所を決めてパテントサロン上で告知すれば,パテントサロンの読者の方同士の新たな出会いにつながる可能性があるのではないかと考えたからです。

決して毎回にぎわっていたというわけではなく,また,私を含めパテントサロンのスタッフもそれほど頻繁に参加していたわけではないのですが,「知らなかった人とセカンドライフ上で出会ってチャットしたよ。面白かったよ」という話をときどきいただいていました。


「定例チャットミーティング in セカンドライフ」は終了しますが,また,いろんな手段を考えて実践していくつもりです。

セカンドライフの利用については,よい点もありましたが,デメリットもありました。ある程度スペックの高いパソコンが必要であるとか,操作が難しいとか,3D酔いをしてしまうとか(私はこれがかなりひどかった)などです。経験をふまえて,もっとよい手段を考えます。

チャットシステムはいろいろありそうだし,ちょっと種類は違いますが,ストリーミング中継やネットラジオ,Podcast等も面白そうです。ストリーミング中継またはネットラジオ +twitterはいつかやってみたいですね。


いままでご参加いただいたみなさま,ありがとうございます。


※参考
 JPL異変:SIM消失 その1
 JPL異変:SIM消失 その2
 じゃぱらんど救済プラン
 じゃぱらんど 消滅 OR 消失 - Google ブログ検索

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2008.11.10

岡口裁判官のHPとボツネタが終了。残念...

岡口裁判官が運営されていたサイトが終了しました。

管理人のHPは明日で終了します
※関連サイト
 法曹関係者のためのHPです。
 ボツネタ

上のページのコメント欄を見ても分かるように,非常に多くの方が残念がっています。私も悲しい。

ボツネタのコメント欄は,法曹界のコミュニティです。このコミュニティがなくなってしまうことは,法曹界にとって損失だと思います。

司法試験制度の問題,裁判員制度のスタートなど,今は重要な時期です。フェアユースの導入も検討されています。こんないまだからこそ,ボツネタの存在が重要です。

また,個人的には,知財系コミュニティの実現を目標にしているので,ボツネタをいつも参考にさせていただいています。コミュニティ,コメント欄,掲示板など,コンテンツがサイト運営者のコントロールを離れるものの運営は,なかなか難しいです。パテントサロンでも,以前,何度か掲示板を閉鎖したことがあります(そしてSNSの運営に至った)。

ボツネタは他の方に引き継がれるようです。コミュニティもいい形で継続することを強く強く期待しています。

岡口裁判官,本当にありがとうございました。

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2008.10.30

オフ会にはカヤックで。

Googleが新しいサービスを開始しました。

Google マップで「カーナビ」--車のルートも検索可能に
グーグル、運転ルート検索機能をGoogleマップに追加

この新機能に関し,ちょっと変な情報をtwitterで見かけたので,早速試してみました。

ちょうど今日,知財系オフ会@ワシントンD.C. の案内を出したところなので,パテントサロンのオフィスがある東京南青山からワシントンD.C. まで,ルート検索してみます。

その結果がこちら。

東京都港区南青山 から ワシントン, DC, USA - Google マップ

左側に細かいルート案内が表示されています。南青山を出発したあと,首都高に乗り,その後霞ヶ浦を経由して,銚子に向かいます。そしてその次が,

27. 太平洋をカヤックで横断    6,243 km
   アメリカ合衆国 (ハワイ)へ
これが噂のカヤックで横断か。

そしてホノルルでカヤックを車に積んで(パテントサロン編集部推測)しばらく走り,再びカヤックで太平洋を横断。米国本土,シアトルに上陸します。

ということで,この様なルートもあるようなので,ぜひ気軽にオフ会にご参加ください。みなさまのお越しをお待ちしております。

あっ,このルートだと約 36日 1時間かかるそうなので,もう間に合いませんね。今回はエンジン付きの船を使った方がよさそうです。あるいは,知り合いにカヤックの選手がいたら,その人と一緒に来れば間に合うかも知れません。そのときにはぜひオフ会にも一緒にお越しください。

※関連ニュース
グーグル:「太平洋はカヤックで横断してください」--マップのカーナビ機能で

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2008.10.15

「貧困を知る」こと。Blog Action Day

今日11月15日は,Blog Action Dayです。世界中で同じテーマについてブログを書こうという日です。今年のテーマは「貧困」です。


ちなみに,去年のテーマは「環境」でした。私は2つのエントリーを書きました。

Blog Action Day 1 :知財屋として何ができるか?
Blog Action Day 2 :パテントサロンとして何ができるか?

1の方で,知財屋としてできることとして,「オープン」や「コモンズ」を積極的に取り入れたらどうか,と書いたのですが,その2ヶ月後,IBMやソニー等が「エコ・パテントコモンズ」を立ち上げたというニュースを見たときには,ちょっと驚きました。やはり知財屋としてはこのあたりに考えがいきますね。

米 IBM、ソニーなど、「エコ・パテントコモンズ」を設立、環境特許を開放
IBM,Nokia,ソニーなど,環境保護の関連特許を「エコ特許コモンズ」として公開
WBCSDとIBMら4社、環境関連特許公開のための「エコ・パテントコモンズ」を設立

また,2で書いた,求人広告に「eco」のマークをつけるという活動は,現在も継続的に実施しています。


さて,今年のテーマの「貧困」です。

困りました。「貧困」といわれても実感できません。テレビやネットや本などで見てはいても,日本で生活していて,「貧困」を実感することは難しそうです。

私たちは,「貧困」について知らなすぎるように思います。知らなければ行動を起こそうという気にはなりません。まずは,「貧困を知る」ということをもっと意識することが,よい方向に進んでいく要因のひとつになると考えました。

「貧困を知る」ためには何をすればよいか? 今回のBlog Action Dayは,「貧困を知る」ことに大きく役立っていると思います。今日,多くの人が「貧困」について書きます。まずはそれを読んでみるつもりです。

Blog Action Dayには参加ブログのリストがあります。また,検索エンジンで探すこともできます(例えばこれ→ 「Blog Action Day」の検索結果 - Yahoo!ブログ検索)。

まずはここからあたりたいと思います。


次に何をするか? 情報を伝えることや情報が伝わることに徹底的にこだわりたいパテントサロンとしては,ここで「貧困サロン」を作って関連するニュースや書籍やイベントを紹介したり,「貧困系SNS」を運営してみるのも効果的なのかも知れませんが,そのパワーや能力はありません。

しかし,軽くニュースにあたることくらいは簡単にできます。

下のエリアには,Google ニュースでタイトルに「貧困」が含まれるものを検索した結果が表示されています(表示されていないときはリロードしてみてください)。

たったこれだけでも,今まで知らなかった情報を多く得ることができました。この検索結果を定期的継続的に見るだけでも,「貧困を知る」ことに効果がありそうです。

「貧困を知る」ことを続けていれば,さらに積極的に行動しようという気になってくるかも知れません。放ってはおけないという気持ちが強くなるかも知れません。これならできるとか,これをやりたい,というものが見つかるかも知れません。

まずはここからスタートしたいと思います。

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2008.09.01

今晩のクロ現はコピペ

今晩のクローズアップ現代のテーマは「コピペ」です。

9月1日(月)放送予定
社会に広がるコピペ
~“ネットの知”とどう向き合うか~(仮題)

http://www.nhk.or.jp/gendai/

「コピペは人間の考える力を弱める」と批判の声が上がる一方、「新たな知の技法」として肯定的に捉えるべきだとの意見もある中、私たちはネット上に広がる膨大な情報とどう向き合っていくべきか考える。
なかなか興味深いです。パテントサロンはある意味コピペの固まりでもありますし。

パブコメでコピペは,著作権関連でもありましたね。

パブコメ コピペ 著作権 - Google 検索
http://tinyurl.com/575zbg

また,こんなニュースもありました。

コピペしたリポート、ばれちゃうぞ 検出ソフト開発
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200805250186.html
大学生から小学生まで 「ネットでコピペ病」蔓延
http://www.j-cast.com/2008/07/20023519.html

ということで,興味がある方はどうぞ。

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2008.08.05

Googleストリートビュー 特許の旅

Googleストリートビューの日本語版がスタートしました。

日本の主要都市が360度見渡せる、Google マップ「ストリートビュー」機能
http://japan.internet.com/busnews/20080805/1.html

これだけ街中を撮影していると,いろんなものが写ったりするわけで,それに対するコメントも出されています。

「ストリートビュー」のプライバシー問題、グーグルが方針説明
不適切な画像はユーザーからの報告で対処

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/08/05/20489.html


さて,せっかくなので,特許に関連する場所をいくつか見てみました。写真は,拡大・縮小やドラッグによる視野の角度変更等ができます。全画面表示にすることもできます。

特許庁
http://tinyurl.com/57764t

弁理士会館
http://tinyurl.com/6cgvst
ドラッグして建物の上の方を見ると,特徴的なデザインが確認できます。
ちなみに,正面のガラスに映っている車(プリウス)は,Googleの撮影車です。

発明会館
http://tinyurl.com/64l37h

裁判所
http://tinyurl.com/5vdxtc
拡大してみるとよく分かりますが,建物の入り口付近にいる人たちは,他の人よりもより強くぼかし処理がされているような気がします。人力でやっているのか自動でやっているのか偶然なのか私の気のせいなのか...


ということで,それなりにしっかり写っています。自宅や職場,よく行く場所くらいは確認しておいた方がよいかも知れません。まずいところが写っているかも知れません。上の記事によると,問題がある場合は,Googleに連絡すれば対処していくとのことです。

ちなみにこちらは,私がよく行く立ち食いそば屋です。幸い私は写っていませんでした(手前のトラックがちょっと怪しくて気になりますが)。
http://tinyurl.com/62dj7b
 
 

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2008.06.30

コミュニティ・パテント・レビュー

ニュース記事が見あたらないのでパテントサロンには載せていませんが,コミュニティ・パテント・レビューの試行が始まります。この試行に関し,レビュアーの募集が始まっています。複数の関係者の方からお知らせいただきました。ありがとうございます。

コミュニティパテントレビュー
http://www.cprtrial-iip.org/

関連するニュースはこちら。
日本IBMや富士通など、特許登録に専門家の目を活用(2008/5/15)
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=AS1D1703S%2014052008

参考になりそうな情報はこちら。
米特許商標局、OSSコミュニティーとともに特許改善を目指す(2006/1/11)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0601/11/news050.html
※ニュースリリース
 IBM Leads in U.S. Patents for Thirteenth Consecutive Year
 Introduces Initiatives for Improved Patent Quality
 http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/19101.wss
 IBMが米国特許取得件数で13年連続の首位
 特許の品質向上を目指すイニシアティブを創設
 http://www-06.ibm.com/jp/press/20060111002.html
Peer to Patent - My Life Between Silicon Valley and Japan(2006/8/14)
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060814/p1
Peer-to-Patentパイロット・プログラム、改革を目指して発進(2007/8/17)
http://opentechpress.jp/opensource/07/08/17/0315234.shtml
※関連サイト
 Peer to Patent, Community Patent Review
 http://www.peertopatent.org/
ソフトウェア特許の権利かでコミュニティの知識活用
集合知による特許レビューの枠組み模索へ(2007/12/21)
http://www.atmarkit.co.jp/news/200712/21/ipa.html

試行の結果が楽しみです。


審査に役立てるという目的ではありませんが,パテントサロンでも,情報を広く募って公開・共有する仕組みをよく考えます。

公報データを取り込み,各公報データに対して,ブログのようにコメントをつけたりトラックバックを送ることができるようにするだけでも面白いと思います。このとき,各公報データにはパーマリンクが設定されていて,ソーシャルブックマークに登録できるようにします。すごい情報が蓄積されていきそうです。ワクワクしてしまいます(妄想しすぎ?)。

しかもこのシステム,かなり安価にできるはずです。新しい技術は必要ないし,オープンソースで用意できる部分もありそうです。ただ,公報データの入手と取り込みの部分は考える必要がありますね。容量は増えるばかりだし。

特許電子図書館の各公報データにパーマリンクが設定されるようになれば,もっと簡単にいろんなシステムを作ることができます。ソーシャルブックマークを実現するだけなら,公報データの入手も取り込みも不要です。

様々な人が公報を読んでブックマークする。そのときタグをつけたりコメントをつけたりする。もちろんフィードをはき出すようにするので,自分が興味を持ったブックマークを簡単にウォッチすることができる。いま最も注目されている公報を知ることもできる。自分にとって役に立つブックマークを作っている人にコンタクトをとることにより,そこからビジネスに発展する可能性もある。すばらしいブックマークを公開している隠れた特許調査のプロのような人が出てくるかも知れない。調査会社がPRのために使うこともできる。特許事務所が扱った出願を集めて紹介してPRすることができる。転職を希望している人が自分が書いた明細書の公報をまとめてアピールすることができる。などなど。

妄想はさらに膨らんでいきます。
いまさらですが,知財情報って,ITとかWeb 2.0とかによくなじみますね。

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2008.06.09

ネットとリアルを併用した知財系コミュニティ

先週,知財系オフ会に連続して参加しました。

まずは水曜日。私が定期的に開催している会で,知財系の人が比較的多く集まる飲み会です。参加者は10数名でした。数年ぶりに参加された方がいたり,普段はあまり会えない首都圏の方が出張のついでに来られたり(1人は米国在住),ブログやtwitterでは知っているけれどリアルでは初対面という方が来られたりして,とても盛り上がりました。

次は金曜日。知財系SNS ipippi内に作られている趣味系(食べ物関係)のコミュニティのオフ会が開催されたので,それに参加しました。参加者は約10名。話も面白かったですが,食べ物系のコミュニティということで,食事もおいしかったです。

そして最後は土曜日。これもipippi内のコミュニティのオフ会です。弁理士試験合格者のコミュニティで,登録メンバーは100名あまり。現在ipippiの中で最も大きなコミュニティです。

オフ会の参加者は約80名でした。私は弁理士試験合格者ではないのでこのコミュニティのメンバーではないのですが,ipippiの管理人ということで,ゲストとして呼んでいただきました。

盛り上がった一次会のあと,50名強が参加した二次会にも出席。ここでも多くの方と話をしました。そして二次会終了後,約10名でカラオケへ。帰りは始発でした。カラオケでオールなんてかなり久々です。そもそもカラオケに行ったのさえ5~6年ぶり。私はパテントサロンの社歌(2曲ある)を歌いました。


これらのオフ会を通して,あらためて,コミュニティはネットとリアルの併用がポイントであると痛感しました。

ブログやtwitterで知って,会ってみたいと思った人といよいよリアルで会うというときには,いつもウキウキします。そして会話が始まると,すぐにいきなり盛り上がります。相手のプロフィールや考え方などをある程度知っているからです。

そして面白いのはこのあとで,リアル終了後,ネットでブログやtwitterの発言を読むたびに,リアルで会ったその人のことがイメージできるので,リアルで会う前よりも,よりしっかり内容が伝わってきます。

これは,ネットで最初に知った人に限らず,リアルの場で初めて知り合った人の場合も同じです。リアルで出会い話したことがある人が書いたものは,内容をより実感することができます。

今回も,土曜日のオフ会について書かれたブログをいくつか読んだのですが,相手をイメージして読むことができてとても面白いです。そして,再びリアルで会うことがとても楽しみになります。

ネットとリアルの併用がコミュニティのポイントなのです。


ということで,このネットとリアルを併用した知財系コミュニティをもっと増やしていくことを目的に,パテントサロンでは,知財系オフ会を開催しています。

これまで,東京,大阪,福岡で開催してきました。次は名古屋を予定しています。詳細は後日お知らせします。

みなさん,名古屋でお会いしましょう。

【追記】
オフ会でお話しさせていただいたみなさん,ありがとうございます。またお会いしましょう。あまり話ができなかったみなさん,またの機会を楽しみにしています。オフ会を企画・運営していただいた幹事の方々,よい機会をありがとうございます。とても感謝しています。

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2008.06.06

AdWords広告。「パテントサロン」で検索すると...

AdWords広告について,商標権侵害に関するニュースがありました。

グーグル vs. ルイ・ヴィトン、AdWordsを巡る商標権侵害裁判は欧州裁判所へ
http://www.computerworld.jp/topics/google/110709.html

検索広告における商標に関するニュースはかなり古くからあります。まとめたページがこちら。

Google 検索広告商標問題
http://www.patentsalon.com/topics/google_ad/


ところで,「パテントサロン」でGoogle検索すると,パテントサロンではない企業などのAdWords広告が表示されることがあります。

パテントサロン - Google 検索
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%83%91%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%B3&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=

これまでに,「パテントサロン」を使用している広告を数種類確認しています。法的にどうかという点はおいておいて,これらはいずれも弊社とは全く関係がありません。広告を見た方から,パテントサロンと関係があるのか? 提携しているのか? と聞かれることがありますが,そのようなことは全くございません。

検索広告やSEOでは,これからも商標に関する問題が出てくるような気がします。

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2008.06.01

みんなでつくる知財系サイト

「Business Blog & SNS World 08」というイベントに行ってきました。

Business Blog & SNS World 08
http://www.idg.co.jp/expo/bbsns/

サイトに書かれてあるとおり「CGMツールのビジネスシーンにおける活用方法を提案するコンファレンス&展示会」で,SNSやブログツールなどの展示やセミナーが行われていました。

弊社では,パテントサロンで知財に関する情報を紹介していますが,情報を紹介すること自体が弊社の目的ではありません。弊社の目的は以下の通りです。

知的財産に関する情報を流動させることにより,知的財産の活用を促し,もつて産業・文化の発達・発展を通じて,幸福な社会の実現に寄与する。
知的財産に関する情報を流動させることがポイントであり,パテントサロンで行っている情報の紹介は,目的を達成するための手段のひとつです。

その他の手段としては,今のところ,知財系SNS ipippiを運営したり,リアルな知財系オフ会を開催したりしていますが,これからも様々な手段を検討・実行していくつもりです。

そんな中,現在興味がある手段のひとつが,みんなが情報を持ち寄って公開するシステムです。例えば,Wikipediaの知財版とか,知財に特化したソーシャル・ブックマーク・システムなどが面白いのではないかと考えています。情報は,パテントサロンのようにひとりで集めて紹介するより,みんなで持ち寄って紹介し合った方が,より広くより早く流動すると考えているからです。

ということで今回イベントに参加しました。それほど大きくないイベントだったのですが,各種システムを運営している会社や作っている技術者と直接話をすることができ,非常に有益でした。

CGM的なサイトを運営するにあたって最も悩むところが,コンテンツのコントロールができない点です。パテントサロンは私だけが編集しているので,よい点も悪い点も含め,内容は100%コントロールできています。しかしCGMだとそうはいきません。偏った情報,誤った情報,誹謗中傷,営業的な性質が極端に高い情報など,問題となりそうな情報が掲載される可能性があります。何も対策を取らないと,非常にリスクが高いサイトになってしまいます。さらに悪影響は,該当するサイトのみならず,同じく弊社が運営している他のサイト(パテントサロン等)にも及ぶ可能性があります(信頼は一瞬で簡単に崩れる)。CGMはかなり危険です。

このあたりを考慮する必要はありますが,なんとかよい方法を見つけて,さらなる情報の流動を実現していくつもりです。

■関連記事
 Web 2.0 と知財担当者(2005/11/30)
 http://cytech.way-nifty.com/blog/2005/11/web_20__3540_4.html
 知財情報のWeb 2.0化がスタート(2007/3/8)
 http://cytech.way-nifty.com/blog/2007/03/web_20_d41b.html
 

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2008.05.19

米国税関でPCのデータが丸ごとコピーされる!?

ちょっと驚いたニュースがこちら。

米国税関が新制度を近くスタート、入国者が所持するPCのデータを丸ごとコピー

http://www.technobahn.com/news/2008/200805161507.html

この新制度の是非や効果についてはおいておいて,最初に気になったのが,物理的に「外国から米国に入国する全ての人が所持するPC に保管されているデータを入国審査時にハードディスクごと丸ごとコピーする」なんてことが可能なのか? という点です。怪しい感じがします。

ということで,英ガーディアン紙にあたってみることにします。

サイト(http://www.guardian.co.uk/)にアクセスして,キーワード「US password」で検索してみました。見つかった記事がこちら。これが元記事だと思われます。

Taking your laptop into the US? Be sure to hide all your data first
http://www.guardian.co.uk/technology/2008/may/15/computing.security

ざっと読んだところ,これが元記事だとすると,上の日本語の記事は,ちょっとニュアンスが違うようです。ただ,いずれにしても,PC内のデータをチェックすることについて書かれています。


空港の手荷物検査場でのパソコンのチェックは,今でも行われていますね。本当にパソコンであるかどうかを確認するために,その場で電源を入れさせられることもあります。

ここで注意しなければならないのが,ACアダプタを必ず手荷物にすることです。パソコンのバッテリーが切れて電源が入らなかった場合,ACアダプタが手元にあればそれを使うことができます。しかしスーツケースに入れて預けたりしていると,パソコンの電源を入れることができません。こうなるとかなり面倒なことになりそうです。機内でパソコンを使う予定が無くても,ACアダプタはパソコンと一緒に持ち歩くことをおすすめします(必要に応じて変換プラグや変圧器も)。


ところで,私の場合,比較的長期間にわたって旅行や出張で出かける場合には,パソコンを2台持参します。2台持ち歩いていれば,1台が壊れてもパテントサロンの更新が滞ることはありません。

ということでパソコン2台をディバックに入れて手荷物検査場に向かうわけですが,今までのところ,大きな問題になったことはありません。2台ともおまえのか?と聞かれたことが何度かあるくらいです。

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2008.03.05

mixi規約改定とipippiにおける著作権の扱いについて

mixiの規約改定騒動ですが,ミクシィはどうしてこんなことしちゃったんでしょうね? こんな改定を突然表明したら,ユーザがどう思い,どんな行動を取るか,想像できなかったんですかね? 私は怖くてこんな大胆なことできません。本当に不思議です。何か全く別の意図があるのではないかと勘ぐりたくなるくらい不思議です。ほんとに不思議。


パテントサロンでも「知財系SNS ipippi(イピッピ)」(http://ipippi.jp/)というSNSを運営しています。ipippiにももちろん利用規約があります。

ipippi利用規約
http://ipippi.jp/normal.php?p=sns_kiyaku

この規約は,いろんなサイトを参考に私が作成したものです。弁護士などプロの人にチェックしてもらったわけではないので不備な点もあると思いますが,2006年2月26日に制定して以来,この規約で運営しています。

このipippi利用規約では,著作権に関して以下の通り定めています。

3.著作権

ユーザがipippiに書き込んだ文章,アップロードした画像などの著作権は,ユーザが保有します(利用許諾を得ていない他人の文章など,ユーザが必要な権利を持たない場合を除く)。

特に括弧書きの部分はもっとスマートな表現があるような気がしますが,とにかくここでは,「著作権はユーザが持つ」ということを明確に定めたかったのです。


ところで,例えば毎年11月に開催されている特許・情報フェア&コンファレンスなど,ipippiの会員でない人にipippiの内容を紹介したい場合があります。しかし,上記規約の下では,ユーザに許可を得ることなくユーザがipippi内で書いた日記などの文章を複製したり公開することはできません。著作権だけが理由ではありませんが,いずれにしてもSNSの内容を人に公開することはそれなりに困難です。

そこで,パテントサロンでは,ipippiとは別に「ipippiデモ版」(http://ipippidemo.jp/)を用意しました。こちらの利用規約はこの様になっています。

3.著作権

ユーザがipippiデモ版に書き込んだ文章,アップロードした画像などの著作権は,ユーザが保有します(利用許諾を得ていない他人の文章など,ユーザが必要な権利を持たない場合を除く)。また,ipippiデモ版運営者は,ipippiデモ版およびipippiデモ版に書き込まれた内容を,ユーザに承諾を得ることなく,不特定多数に公開することができます。

これも今ひとつ文章が美しくないのですが,いずれにしても,ipippiはこれらの規約の下で運営されています。


ところで,今回のmixi騒動の記事を読んで,気になる点が出てきました。

「mixi日記、無断書籍化はしない」――規約改定の意図をミクシィが説明
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/04/news086.html

新条項を追加した意図について、

(1)投稿された日記データなどをサーバに格納する際、データ形式や容量が改変される(ユーザーの著作者人格権《同一性保持権》を侵害する)可能性がある

(2)アクセス数が多い日記などは、データを複製して複数のサーバに格納する(ユーザーの複製権を侵害する)可能性がある

(3)日記などが他ユーザーに閲覧される場合、データが他ユーザーに送信される(ユーザーの公衆送信権を侵害する)可能性がある
(上記ページより)

特に(3)は「可能性がある」というよりも送信されるに決まっているだろ,と思いますが(間違ってる?),それはそれとして,こんなレベルのものまで想定して規約を定めなければならないとすると,ipippiでも問題なりそうな点が出てきます。

例えば,ipippiでは,ユーザが書いた日記などが記録されているデータベースについて,定期的にバックアップを取っています。つまり複製しています。これはユーザの著作権を侵害したことになるのでしょうか?

また,数ヶ月前には,ユーザ数の増加に対応するために,システムをよりパワーのあるサーバに移転しました。このときにも旧サーバから新サーバにデータの複製を行っています。これも侵害したことになるのでしょうか?

どこまで考えたらよいのか,考えなければならないのか。著作権は難しいです。

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2008.02.27

How many files(0-15)?

しばらく使っていなかったPC-9801を,数年ぶりに起動することになりました。

このPC-9801(正確にはPC-9801VX21)は,約20年前,大学生のときに手に入れました。メモリはフル装備の640KB(MBじゃないよ),10万円で買った外付けHDDは100MB(GBじゃないよ)でした。このPCで,パソコンについてかなり勉強させてもらいました。config.sysとautoexec.batで1日遊んだり,1200ボーのモデムをつないで草の根BBSにつないだりしていました。

今回数年ぶりに起動したのは,HDDに入っているMIDIファイルを取り出すためです。

このPC-9801は,数年前までDTMマシンとして現役で使っていました。ソフトは定番のレコンポーザです。しかし数年前に,諸事情により,このPCで使っていたモニタを処分していました。昔のPC-9801は,水平走査周波数が違うため,現在普通に売られているモニタを利用することはできません。そのため,モニタを処分して以来,愛しのPC-9801VX21は起動されることが無くなり,同時にDTMからも遠のいてしまいました。

そんな中,初音ミクとかYMO生誕30周年に影響されたのか,再びDTMをやってみようということになり,今回の起動となりました。

事務所で使っている液晶モニタの1つが,例外的といってもいいくらい珍しくPC-9801の水平走査周波数に対応している様なので,それにつないでみることにしました。PC-9801は接続端子も現在と異なるので,変換ケーブルを経由して接続します。

PC-9801VX21
 
 
 
そして電源スイッチを入れると...
 
 
 
PC-9801VX21

おお。懐かしい。正しく表示されました。さすがナナオ。

さて次は,このPC-9801の外部HDD保存されているMIDIファイルを,どうやって取り出すかです。外部HDDはSCSIだけれど当時の98のSCSIは汎用性が無いので現在のPCにはつながらないし,FDDは5インチだし,Cバス用のLANカードは手元にないし,もちろんUSB端子なんてついてないし。

今のところ,クロスケーブルで接続して,RDISKを使って吸い上げようと考えていますが,果たして成功するかどうか。そもそもクロスケーブルを手に入れることができるか。あるいは自作することになるのか。時間がかかりそうなので,週末にでもやってみることにします。楽しみです。

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2008.01.30

Google ドキュメントでプレゼン

ビジネスIPR(http://www.business-ipr.net/)という知財系の団体に依頼されて,勉強会の講師をしてきました。テーマは「セカンドライフ」。

セカンドライフについては,個人的には,メディア等でよく言われたほどにビジネス的な可能性を感じているわけではなく,また興味もそれほど高くはないのですが(なにより3D酔いがひどいのがつらい),数あるコミュニティ手段のひとつとして,ときどき触っています。

今回の勉強会における私の仕事は,セカンドライフのユーザとして,実際にセカンドライフにログインし,画面を見せながら,いくつか場所を紹介したり,移動の方法やチャットの様子,モノを作る作業などをデモするというものです。

当日,デモに先立って,2~3分で自己紹介を行いました。そのときに使ったスライドがこちら(今回は高橋メソッド風でやってみました)。

これ,Google ドキュメント(http://www.google.com/google-d-s/hpp/hpp_ja_jp.html)のプレゼンテーション機能を使っています。Googleが提供しているオンラインで使える無料のオフィスソフトです。以前からあったのですが,最近になって,上のように,スライドをブログなどに貼り付けられるようになりました。手軽で便利です。

ウェブサイト上で何かを伝える方法として,この様にスライドを貼り付けてしまう方法もおもしろいと思います。例えば,特許事務所サイト上で事務所のポリシーを伝えたい場合など,スライドをうまく作れば効果があるかも知れません(もちろんポリシーの内容が主体であり重要であることは言うまでもありませんが)。

特許事務所への就職希望者や転職希望者は,応募先のサイトを必ずと言っていいほどチェックしています。見やすくて分かりやすいということは非常に重要です。転職希望者の方々とときどき話をすることがありますが,サイトから受ける印象はかなり大きいようです。サイトの内容が応募状況に影響しているかも知れません。

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2007.12.17

ひとりごと書いてます。

前にも書いたことがありますが,twitterでひとりごと書いてます。

Twitter / otsubo
http://twitter.com/otsubo

パテントサロンの更新状況とか,ちょっと気になるニュースを見つけたときとか,知財に関係のないつぶやきとか,そんなことを適当に書いています。

ちょっと大きめの知財ニュースを見つけたときにも書き込んでいます。本当に大きなニュースのときには日刊知財の号外を出しているのですが,これはせいぜい年に1~2回程度です。1万を越えているアドレス宛にメルマガを配信するのは,それなりに覚悟がいるのです。

それに比べてtwitterは,単なるひとりごとですから,気軽に書き込んでいます。FollowしてIMで受信する設定にしておくと,ニュース速報的に情報を受け取ることができます(他のひとりごとも届いてしまうけれど)。

ということで,興味がある方は,気軽にFollowしたりRemoveしたりしてください。

twitterについては,多くの情報がネット上にありますが,書籍で知りたいという人は,「twitterコミュニケーション・バイブル」がおすすめです(というかたぶんこれしかない)。

twitterは,ミニブログやマイクロブログと呼ばれることもあり,ブログを書くのは大変そうで嫌だけれど,何か情報を発信してみたいという方にもおすすめです。気軽にさくっと情報を発信することができます。

また,1発言140文字以内という制限があるので,普段文章が長くくどくしつこくなりがちな知財屋の方にとっては,限られた文字数で端的に物事を表現するという訓練にも使えるかも知れません(含む自分)。

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2007.10.15

Blog Action Day 2 :パテントサロンとして何ができるか?

今日は Blog Action Day 。環境に関する記事を書きます(2本目)。
環境への取り組みとして,パテントサロンとして何ができるでしょうか?


まずは,紙を減らす,節電する,あたりが最初に思いつきます。

弊社では紙はあまり使っていません。パテントサロンの編集作業に紙を使うことはありません。お客様とのやりとりはほとんどがメールです。Faxをいただくこともありますが,これもパソコンで受信しているので紙は出ません。Fax送信もパソコンから直接行うので,印刷することはありません。

社内の連絡は,メールかIMで行っています。打ち合わせは,知財系SNS ipippi上に立ち上げている専用コミュニティ(非公開)などで行うこともあります。スケジュール管理,広告の掲載期限管理などもネット上のツールで行っているので,紙は使いません。

ということで,社内に1台あるレーザプリンタ(複合機)から紙が出てくることはほとんどありません。印刷するのは請求書くらいです。

ここから紙を減らすとすると請求書ということになります。たとえば,了解をいただいたお客様については,請求書を郵送ではなくメール(PDFファイルなど)で送付させていただくという方法が考えられます。

これだけでは面白くありません。そこで,協力していただいたお客様の広告には「eco」のマークを付けるなんてのはどうでしょうか。マークが付いていない広告より少しだけ目立つかもしれません。お客様も巻き込んで環境に取り組むことができて面白そうです。


節電については,昨年の夏から,冷暖房にエアコンとサーキュレータを併用しています。ただし,これがどのくらい効果が出ているのかは分かっていません。


パテントサロン(=私)ができることは,情報を集めて整理して紹介することです。パテントサロンと同じように,「環境サロン」でも「エコサロン」でもいいのですが,環境に関するサイトを立ち上げて,情報を紹介していくことが考えられます。

しかしこれは難しいですね。

私は環境に関して詳しくありません。知財については9年間の特許実務経験があるのでパテントサロンを運営できていますが,環境についてそれと同じことを行うことはできません。じゃあ環境について勉強して...,というのは今は無理。できないことを無理してやっても人の役には立てません。


パテントサロンができる環境への取り組みについては,これからも継続して考え,実行していくつもりです。

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Blog Action Day 1 :知財屋として何ができるか?

今日は Blog Action Day 。環境に関する記事を書きます。
環境への取り組みとして,知財屋として何ができるでしょうか?


まずは,紙を減らす,節電する,あたりが最初に思いつきます。特許事務所も企業の知財部も,紙をよく使う職場なので(昔に比べればかなり減ったと思いますが),小さな改善でもそれなりの効果がありそうです。紙への印刷を減らせば,節電効果も出てきます。

このあたりは知財業界に限らず一般的な話です。もう少し知財的に考えてみます。


環境への取り組みは,一個人や一企業ではなく,多くの人間を巻き込んでいくとより効果的だと思います。みんなで共同で取り組むべき問題です。

「みんなで共同で」という観点で知財業界を眺めてみると,オープンイノベーション,オープンソース,クリエイティブコモンズ,などが見えてきました。環境への取り組みに,これらの仕組みを積極的に活用するというのはどうでしょうか。

オープンイノベーションなどでは,営利目的の企業がいかに利益を上げるかという点が大きな課題のひとつだと思いますが,環境への取り組みは,元々収益性が第一の目的ではないので,なじみやすいかもしれません。

法で定められた環境基準をクリアするための技術開発などでは,コストや企業間競争も大きく絡んできますが,それでも企業の社会的貢献という観点から,技術を公開しやすいかもしれません。

事業をどう進めるかは経営者が決めることですが,知財屋として,知財の面から検討・提案することができると思います。


もうひとつ「みんなで共同で」で思い出したのが,ブランド「WiLL」です。

WiLL - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/WiLL

「WiLL」を初めて知ったとき,個人的にかなりショッキングでした。異なる企業の商品に同じ商標が使われているのは,知財担当者的にはなかなか違和感があり,目を引きました。普通の人の注目度もかなり高かったように思います。メディアでも頻繁に取り上げられました。

これと同じようなことが環境への取り組みでできないでしょうか。

今でもエコマークがあります。個々の製品やサービスに対して認定基準を満たすかどうか審査してもらいマークをつけるというものです。

(財)日本環境協会 エコマーク事務局
http://www.ecomark.jp/

私があげているのはこのエコマークとは異なり,複数の企業が共同でブランドを立ち上げ,事業・ビジネス展開に活用していくというものです。環境問題が重要視されているいま,多くの人が注目し,ビジネス的に高い効果が期待できるかもしれません。キャラクターを作ってアニメを制作して,などと考えると,コンテンツ業界の人も巻き込んでビジネス展開できるかもしれません(妄想は勝手に膨らんでいく..)。

環境をネタにビジネスとか金儲けなどというと否定的な声が聞こえてきそうですが,環境問題は,すでにそんなことをいっている場合ではない状態だと思います。「ウソ」は論外ですが,環境への取り組みとして,ビジネス・事業を積極的に利用するべきだと思います。

個人的な感触なのですが,企業の商標担当者の方々は,模倣品への対策などで,特許担当者に比べて企業間のつながりが高い様に思います。企業を超えた共同プロジェクトに取り組みやすい面があるかもしれません。

Blog Action Day 。こんなことを考えました。

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2007.10.12

Blog Action Day :10月15日は環境について書く

Bloggers Unite - Blog Action Day

10月15日は,Blog Action Day です。しばらく前に,友人のブログ経由で知りました。

Blog Action Day:2007/10/15は6000人のブロガーが「環境」をテーマに書く日
http://nakanohajime.wordpress.com/2007/09/27/blog-action-day/

当日が近づくにつれ,言及するブログも増えてきています。

「Blog Action Day」の検索結果 - Yahoo!ブログ検索
http://blog-search.yahoo.co.jp/search?p=Blog+Action+Day&cop=&ei=UTF-8

この Blog Action Day に,パテログも参加することにしました。

パテログ的には,環境問題ついて知財屋は何ができるか,パテントサロン(=私)としては何ができるか,その可能性について考えてみるつもりです。

この Blog Action Day に興味を持たれた方,ぜひ参加しましょう。

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2007.10.04

セカンドライフで赤い羽根募金

Second Lifeでも「赤い羽根」、リンデンドルで募金受け付け
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/01/17038.html

ということで,早速募金してきました。

手軽でいいですね。子供の頃は学校で募金活動が行われていたので身近だったのですが,社会人になってからは,募金活動に触れることがあまりなくなったので,募金から遠のいていました。

募金のついでに,赤い羽根共同募金について,ちょっと調べてみました。

赤い羽根共同募金
http://www.akaihane.or.jp/

サイトを見て知ったのですが,とても多くの募金方法が用意されていたんですね。知りませんでした。ネット経由の募金方法をみても,セカンドライフ以外にたくさんあります。

赤い羽根共同募金 | 募金しよう
http://www.akaihane.or.jp/bokin/


募金に限らず,ネット経由で気軽に簡単に少額のお金を渡すことができるシステムがあれば,と思うことがよくあります。たとえば,誰かが書いたコラムを読んで,とても役に立ったのでちょっとお礼をしたいときなどに使うことができます。

情報発信者側としても,コンテンツを販売するというような大げさな仕組みを用意しなくても,対価を得ることができる可能性が出てきます。良質な情報・コンテンツが,より多くネット上に出てくるようになるかもしれません。

はてなポイントや,最近あまり聞かなくなったような気がする投げ銭システムのようなものがこれに該当するのだと思いますが,一般的に広く簡単に使えるシステムがいいですね。昔からよく話題になる割には,なかなか実現していないような気がします。

Image00Image01
 
 
 

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2007.05.20

Twitterとかアバウトミーとか。

私のTwitterとアバウトミーのurlは以下の通りです。

http://twitter.com/otsubo
http://otsubo.aboutme.jp/

Twitterでは,パテントサロンの更新情報も書き込んでいます。IMで通知を受けるように設定すると,知財ニュースの掲載や求人広告の掲載を,リアルタイムに近い形で知ることができるようになります。

この更新情報の書き込みは,パテントサロンの公式サービスではなく,個人的に試している(遊んでいる)ものです。従って,漏れがあったり予告なく停止することもありますが,興味がある方は使ってみてください。

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2007.03.14

東京特許局

早口言葉ではありません。

Yahoo!で古地図を見ることができます。

Yahoo!地図情報 - 古地図で東京めぐり
http://map.yahoo.co.jp/kochizu/

これが面白くて,
昨晩は数時間見入ってしまいました。

パテントサロンのオフィスは港区南青山にあります。
このあたりは,むかし青山さんの土地だったので
「青山」という地名になった,と聞いたことがあったのですが,
江戸時代の地図を見ると,確かに多数の青山邸が載っています。

お台場が江戸時代から台場だったことが分かったり,
今の裁判所の近く,弁護士会館あたりが,
むかし大岡越前守忠愛(忠相?)の屋敷だったり,
いくら見てても全く飽きません。

遊んでいる中で目にとまったのが,「東京特許局」の文字。
明治時代の地図で,大手町付近で見つけました。
こんな場所にあったんですね。

こんな調子で毎晩見てしまいそうなのですが,
このサービス,期間限定で3月15日までとなっています。
う~ん,残念。

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2007.03.08

知財情報のWeb 2.0化がスタート

Open Call From the Patent Office
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/03/04/AR2007030401263.html

記事によると,米国特許庁が,Web 2.0的な試みをスタートします。

出願された特許をweb上に公開し,それに対してweb経由で広く技術者などからコメントを求め,得られたコメントを特許審査に利用するという試みです。Wikipediaの様に,集合知を利用して審査を行おうとするもののようです。

すごくおおざっぱにいうと情報提供のweb版という感じだと思いますが,今,時代はWeb 2.0(食傷気味ですが)。提供されたコメントは公開され,またフォークソノミー的なものも用意されるのではないかと思います。


一昨年くらいから,知財情報のWeb 2.0化には非常に関心があって,いつどこが始めるのだろうかと思っていました。今回は特許庁でしたが,知財情報のWeb 2.0化は,ビジネスチャンスとして非常に大きな可能性を秘めていると考えています。

例えば,各公報に対してブログのようにコメントやトラックバックをつけられるようにするとか,ソーシャル・ブックマーク・システムを使って社内オリジナル分類の付与やパテントマップの作成に利用したりなどが考えられると思います。特許公報がパーマリンクで公開されれば,いろんな利用ができそうです。

これらを社内で公開して利用してもいいし,システムとして提案・販売することもできるでしょう。同じ様な機能を持ったシステムが企業向けなどに提供されていますが,Web 2.0という観点で少し見直すと,もっと簡単に実現できたりとか,気軽に使えたりとか,それでいて効果を実感しやすくなったりとか,そんな可能性があるような気がします。

知財情報の流動を目的としているパテントサロンとしては,公報を対象とした「IP・ソーシャル・ブックマーク・システム」を広く公開して使ってもらうサービスなんてやってみたいですね。優れたブックマークを作成している人や企業に注目が集まることも考えられ,知財人財の発掘や,自己 or 自社PR等の効果も出てくるかもしれません。

かなり面白そうです。

※関連記事
 Web 2.0 と知財担当者
 http://cytech.way-nifty.com/blog/2005/11/web_20__3540_4.html

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2007.02.19

安否確認方法いろいろ

最近ブログ書いていないようだけど元気なの? サイトは毎日更新されているしメルマガも毎日届くので生きているのは分かるのだけど... という連絡が。

気を遣っていただいてすみません。ちょっと仕事が立て込んでいました。いつも通り元気にやっています。

これで思い出したのが,むかし読んだ電気ポットの使用状況で安否を知らせるサービスのニュース。

電気ポットで安否確認、象印がシステム発売へ
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/980818/pot.htm
※関連サイト
 みまもりほっとライン http://www.mimamori.net/

このブログは気ままに書いているので,間隔があいてもあまり気にしないでくださいね。ありがとうございます。

しかし,将来お年寄りになったときでも,サイトの更新で安否を確認されたりしているのだろうか? それは寂しい。

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2006.12.18

Google Patent Search スタート

パテントサロンでも紹介しましたが,Googleが特許検索サービスを開始しましたね。

Google Patent Search

サービス開始を知ってからいろいろ遊んでいるのですが,なかなか面白いです。

【注意】
私は特許実務を9年ほど経験していますが,特許調査のプロではありません。以下,これを踏まえて読んでください。


いつものGoogleと同じ感覚で,公報がサクッと検索できます。例えば,Amazonの1-click特許を見つけようとした場合,「amazon "1 click" OR "one click"」と入力して検索すると,一瞬で23件がヒットします。

ヒットしたものを見るとAmazon以外の出願が混ざっているようなので,Advanced Patent Search画面を開き,Assigneeに「amazon」を入力して再度検索します。すると,Amazonの出願11件に絞り込まれました。侵害訴訟の対象になっているUSP5,960,411もヒットしています(参考:「アマゾン「1-Click特許」訴訟)。

Google Patent Searchでは,Google Book Searchと同様に,公報のイメージを取り込んでいます。特定の公報の中でキーワード検索することも可能で,ヒットしたキーワードがハイライト表示されます。全体的に使いやすいですね。


検索結果の正確性などについて確認することが必要ですが,この簡単さ,スピード,そして無料であること,非常に強力なツールになる可能性があると感じました。しかるべき人が徹底的に使い込んで,「特許調査のプロが教える Google Patent Search」なんて本を書くと売れるかもしれません。

そして,なんといっても相手は(?)Googleです。これで完結ではないはずです。バージョンアップを繰り返していくことでしょう。どんな機能が付くでしょうか? ヒットした公報を一括印刷できたり,翻訳機能がついたり,特定の検索条件でヒットしたものをRSS配信してくれたり,Google ニュースアラートの様にメールで知らせてくれる様になったりなどは,容易に想像がつきます。検索対象も広げていくことでしょう。いずれは日本の公報も対象になるのでしょうか?


特許実務の現場を離れてから,特許調査の重要性を強く感じるようになりました。一歩下がって眺めることで,特許活動全体が少し見えやすくなったのかもしれません。特許担当者,開発担当者,その他,それぞれの立場で特許調査はとても重要です。いつものGoogleの感覚で使えるこのツールは,特許屋以外の人,例えば開発担当者にとって,使いやすくて有効かもしれません。

今後が楽しみです。

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2006.10.03

蛇口をひねってみた -Napster-

「水道の蛇口のように音楽を」──Napsterが定額制で目指すもの
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0610/03/news102.html

早速会員登録してみた。

う~ん,これははまる。
気をつけないと仕事に支障が出そうだ。

雰囲気的には,iTunes Storeに似ている。
キーワード検索などで曲を選べば再生が始まる。ブラウズ機能を使って,ジャンルを選んでアーティストを選んで曲を選ぶことができるのもiTunes Storeと同じだ。

ここからが違う。

iTunes Storeだと試聴なので30秒で再生が止まるのだが,Napsterでは止まらない。最後まで聴くことができる。お金を払っているのであたりまえなのだが,これは新鮮な感覚。

操作感がiTunes Storeと似ているので,最後まで聴けてしまうというのはちょっと変な感じがする。名前がNapsterだけに,なんか後ろめたさを感じそうになるが,もちろん全く合法である。

あとは,蛇口をコントロールする自制心を用意すればOKだ。

※参考
 パテントサロン トピック ナップスター訴訟,控訴審判決
 http://www.patentsalon.com/topics/napster/

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2006.09.17

特許通,再び閉鎖か?

10日ほど前から特許通が機能していない。閉鎖されたのだろうか?

前回の閉鎖のときには,管理人から正式にアナウンスがあった。

http://cytech.way-nifty.com/blog/2005/03/post_5.html

しかし今回は何もない。

特許通は,ここしばらくの間,管理人の存在を全く感じない状態になっていた。荒らし的な書き込みにも全く反応がなかった。そんな状態が続いた後のこの事態。管理人に何か起こったのだろうか? 心配である。

上のページでも書いたように,特許通は知財系サイトの老舗中の老舗だ。Wayback Machineを見ると,「更新日:1998年9月17日」という記載を見つけることができる(http://web.archive.org/web/*/http://www.ca.sakura.ne.jp/~patent/s/)。少なくともこれ以前には存在していたわけで,これはかなり早い。

現在機能が停止している理由は分からないが,いずれにしても,コミュニティを運営することは難しい。過去にいくつもの知財系掲示板が閉鎖に追い込まれている。コミュニティは重要だとか,ぜひコミュニティに参加したいという人が多いにもかかわらずである。

当たり障りのないのことしかいわない仲良しクラブでは面白くないが,もっと思いやりを持って参加すると,みんなも自分ももっと楽しめると思います。

現在活動している掲示板を大切にしましょう!

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2006.08.22

サイトにアクセスできない!

仕事と無関係のサイト遮断ソフト、企業に浸透 漏洩対策
http://www.asahi.com/life/update/0820/004.html

ある企業では,SNSや掲示板など,書き込む系のサイトはほぼ全滅だそうです。

企業の主張はよく分かります。しかしその一方で,いろんなサイトにアクセスすることによって,ネット上の新しいサービスや動向などを実感することができるのも事実です。

ネットでこんなものがこんなルートで流行っているとか,なぜこのコミュニティはこんなに荒れているのかなどについて実感することは,ネットに直接触れなければできないことであり,また,ある程度職種によりますが,ビジネスでも活かされることだと思います。

ということで我が社では,著作権法違反など犯罪に結びつくものをのぞき,自由にネットにアクセスして行動してもよい(というよりむしろ積極的に体験して楽しんで欲しい)というルールになっています。

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2006.03.14

特許男ブログのオフ会

特許男ブログのオフ会に参加してきました。
http://blog.goo.ne.jp/tokkyootoko/e/ba7f05700a472687e58ac7a966ed78a6

3次会まで参加し,結局自宅に戻ったのは午前4時頃でした。

この特許男は,数名の弁理士が匿名で鋭いコラムを書いていました。匿名で書くことのメリットがよく出ていて,毎回面白く読ませていただいていました。また,コメント欄を通して内容の濃い意見交換が行われるなど,コミュニティ性も出てきていました。

しかし,次第にネット上のコミュニティの難しさがあらわれてきて,結局先月末に終了してしまいました(関連記事:http://blog.goo.ne.jp/tokkyootoko/e/a49b1d3051535cdf7dbebeddbddc3541)。

オフ会に集まったメンバーは濃い人ばかりで,ほとんど全員が初対面にもかかわらず,あちこちで熱い議論が始まっていました。誰もが知財系コミュニティのおもしろさや重要性を感じていたようで,そうなりつつあった特許男の終了を,とても残念がっていました。

ipippiの運営などを通して,充実した知財系コミュニティを実現したいです。

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2006.03.08

Winnyで新規性喪失

Winnyで情報が流出する事件が頻発しています。例えば今日のニュースをサクッと見てみるとこんな感じです。

NTT西日本でもウィニー感染 顧客情報237件流出
住友生命:職員配属先など8004人分の個人情報流出
民間病院職員のパソコンから患者情報2800人分流出
愛媛県警の捜査資料流出、警部の私物PCから

Google Newsで検索してみるとたくさん出てきます

ニュースでは,個人情報とか警察の捜査資料などが取り上げられることが多いですが,それらに限らず,あらゆる情報が流出の対象になります。もちろん作成中の明細書も。

機密を確保することだけ考えれば,ネットに接続されていないスタンドアローンなパソコンで扱うのが一番ですが,今の世の中それはかなり難しいことです。インターネット出願も始まっていますし。

そうすると,パソコンユーザが常に情報の流出に注意するしかありません。ウイルス対策ソフトなどを導入することは当然として,常に流出に関する情報を入手し,対応していく必要があります。

まさかWinnyがインストールされているパソコンで明細書を書いたりしていないですよね? もし特許事務所から出願前の発明に関する情報が流出したら大変です。私だったら2度とその事務所には依頼しないでしょう。

今一度,パソコンの利用状況をチェックされることを強くお勧めします。事務所所有のパソコンはもちろんですが,私有のパソコンの取扱いにも注意が必要です。仕事を持ち帰って自宅で明細書を書いている人は多いはずです。

知財業界から情報流出のニュースがでないように,みんなで注意しましょう。

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2006.01.25

グーグルゾン

オフィスの近くの飲み屋で新年会をやりました。メンバーは,メディアの人とか知財の人とか。

プロ意識,目的意識をしっかり持たれている方と話をすると,時間が経つのを忘れてしまいます。お店の人には悪いけれど,何を食べたのかあまり覚えていません(あまり食べていなかったのかも)。

新年会で話題になったわけではないけれど,メディアとネットに関する面白い作品がこちら

いろいろ考えさせられる作品です。かなり前に公開された有名な作品なのですでに観た人も多いと思いますが,まだの人はぜひ。おすすめです。

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2005.12.16

ブログが履歴書,ブログが会社案内

jkondoの日記 - ブログで人材採用

履歴書と言うのは1日あれば誰でも作れてしまうわけですが、例えば1年分のブログというのは1年間かけないと作ることはできません。その中には、はてなへの入社を目的とした内容だけでなく、本当の自分の姿、興味、性格などがより出ているわけです。
全くその通りだと思います。

パテントサロンでは特許事務所や企業知財部などの求人広告を掲載しています。求人活動・求職活動では,いかに相手のことを知ることができるかという点が重要です。これは求人側にとっても求職側にとってもいえることです。履歴書は1日あれば作れてしまいますが,求人する側にしても短い時間取り繕うことはできてしまいます。

求職側がブログを書くように,求人側,例えば特許事務所の所長などもブログを公開すると,その事務所のポリシーや雰囲気などが伝わってきます。それに共感できれば応募したくなるでしょう。一方で,違うと感じた人からは応募が来なくなりますが,それは正しい姿。知らずに応募して採用されてしまうことは,双方にとって不幸なことです。

パテントサロンでは,今は求人広告を掲載しているだけですが,よりハッピーな転職・採用につながるように,より相手のことを知ることができる仕組みを実現したいと考えています。

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2005.12.04

カード不正使用対策

今日は親戚の結婚式が2つありました。美治君,昌彦君,おめでとう!

2つの結婚式にそれぞれ祝電を送りました。最近は電報もネット経由で送ります。台紙を選んで文章を書いてクレジットカードの番号を入れて送信。便利ですね。

ネットでクレジットカードを使う場合,利用者名とカード番号,有効期限を入力するだけで,支払いを済ますことができます。これらの情報は全てカードに書かれてあり,だれでも見られます。不正使用の可能性が気になりますね。

ところで,カードが使用された際に,使用されたことを利用者(カードの持ち主)にメールで知らせてくれるというサービスを提供しているカード会社ってないのでしょうか? 自分がカードを使用していないのに使用されたというメールが届いたら,それはおかしいということになります。知らないうちに何度も不正使用されてしまった,ということはある程度防ぐことができそうです。利用金額や店名の情報もあわせて送ってくれると記録に残って便利です。

このサービス,銀行でもやってほしいですね。オンラインバンキングでは振込などを行った場合にそれをメールで知らせるサービスがありますが,オンラインバンキングに限らず,ATMや窓口で引き出しや振込が行われた場合でも,それを知らせてくれるサービスです。

不正使用させない対策は重要ですが,不正使用されたことに気づかせるという対策も効果的だと思います。

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2005.11.30

Web 2.0 と知財担当者

以前このブログでWeb 2.0について少し触れたことがあるのだが,その後,その記事がきっかけで何人かの方からメールをいただいた。中にはオフィスまで来られた方もいて,有意義な会話をすることもできた。しっかりアンテナを張っている人と話をするのは楽しい。

さて,先のブログでは「このWeb 2.0について知財担当者もシンクロしておく必要がある」と書いたのだが,その理由は大きく3つある。

1番目の理由は,知財担当者,特に特許担当者は,常に技術の動向を意識する必要があることだ。
Web 2.0は次のステップのネット環境であり,新しいネットビジネスの温床である。Web 2.0への変化を見逃してはいけない。というよりむしろ,見逃すともったいないと言うべきか。

2番目の理由は,Web 2.0については,知的財産権という観点からしっかり考える必要がありそうなことだ。
Web 2.0では,リミックスやマッシュアップという言葉がキーワードの1つになっている。これらは,他人が提供しているサービスを利用して新しいサービスを作成し提供するというものだ。例えば,Google mapを利用した不動産業者による不動産仲介サイトなどがすでに公開されている。
リミックス/マッシュアップして作られたサービスでは,異なる複数の企業が作成したコンテンツが組み合わさって1つの画面として表示される。著作権,商標権,特許権などの権利関係は複雑だ。
ちなみにこのリミックスとマッシュアップという言葉,もとは音楽用語で,複数の曲を混ぜて新しい曲を作ったり,複数の曲から音を取り出してそれらを組み合わせて新しい曲を作るという意味の言葉である。こちらの方でも著作権上の論争は絶えない。

また最近では,多くのサイトにGoogle AdSenseによる広告が表示されている。これもある意味,複数のコンテンツが組み合わさって1つの画面として表示されている状態だ。
従来の広告は,比較的ページビューが多い大手企業のサイトにバナーが表示されるというものだった。対象となるサイトはそれほど多くはなく,どの様に広告が表示されるかについてある程度コントロールすることができた。
これに対しGoogle AdSenseでは,ページビューが非常に少ない個人のブログサイトにも広告が表示される。対象となるサイトは莫大な数だ(ロングテール)。全てのサイトについて広告の表示状態をコントロールすることは不可能である。以前よりも権利的な問題が発生しやすいかもしれない。

さらに,Web 2.0では,多くの人によって情報が作られることがある。例えばソーシャルブックマークでは,多くのユーザが付けるTagによって,情報は分類される(フォークソノミー)。複数の人の作業によって,情報の価値が高まっているのだ。こうやってできあがったデータベースの権利関係については,明確にしておく必要がある。AmazonのレビューやWikipediaも多くの人によって作られている。権利の扱いはないがしろにできない。

Web 2.0と知的財産権は,一見非常に相性が悪い様に見える。知的財産権が技術やサービスの進歩・普及を妨げる様に感じることもある。しかし果たしてそうなのだろうか? 知財担当者としては考えずにはいられない。今までの考え方とは違う考え方が必要なのかもしれない。いずれにしても幸福な社会の実現には,知的財産の保護と利用のバランスがポイントになることには変わりはないはず。

3番目の理由は,Web 2.0の知財業務への適用が考えられることだ。
知財戦略を考えるときには,パテントマップを作ったり,パテントポートフォリオ分析を行ったりする。いずれも特許の抽出・分類作業が必要で,IPC分類を使ったりテキストマイニング技術を使ったりするわけだが,例えばこのとき,特許公報をフォークソノミーしたらどうだろうか?
また,企業内における公報チェックにソーシャルブックマークシステムを使ってみるのはどうだろう? 権利がチェックできるだけでなく,各社員のブックマークを見ることによって優秀な知財担当者を発掘することができたり,技術的仲間を見つけることができたりするかもしれない。公報チェックに対する熱心度も一目瞭然だ。知財担当者にとっては手が抜けず厳しいものになるだろうが...。
企業の中に存在する「知」をうまく引き出し,うまく並べて,効果的に使える状態にする。これこそ企業の中の知財担当者の役目のように思う。Web 2.0な技術がうまく使えそうだ。

ということで,Web 2.0について知財担当者もシンクロする必要があると考えるわけです。

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2005.11.15

ぷらっとほーむが閉店@秋葉原

老舗のぷらっとほーむが年末で店舗閉店、Web通販で継続

悲しい。

ぷらっとほーむは,秋葉原の巡回コース(といっても最近あまり行っていないけれど)に入っているお店。記事にもあるけれど,“本多のオヤジ”がブランドだった。オヤジの顔をモデルにしたイラストがトレードマークになっていて,初めて生オヤジを見たときに,思わず「マークの人だ!」と言ってしまったのを思い出します。

この店の品揃えはなかなか個性的で,中でも特に好きだったのが,怪しげな輸入パーツ。ヘンな形のキーボードやペン入力機器などがおいてある。この店でしか見られないものも多い。海外の怪しい雰囲気がいいんです。

もちろんちゃんとした(失礼!)商品もおいてあって,特にキーボードは充実している。Webショップのこのページを見てもわかるとおり,非常に多くの種類のものを扱っている。オリジナルも含まれている。パテントサロンで使っているキーボードのほとんどは,ぷらっとほーむで手に入れたものだ。

こんな個性的な店が無くなってしまうのはとても悲しい。ぜひWebショップはずっと続けてください(でも本当は直接触れなければあの怪しい雰囲気は味わえないのですが...)。

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2005.11.14

Google Analytics をパテントサロンに実装

Googleがまたまた……また新サービスを開始しました。

グーグル、ウェブ分析サービス「Google Analytics」を公開へ
グーグル、Web解析サービス「Google Analytics」を無償提供

早速パテントサロンに実装しました。最初のレポートは12時間後とのことなので,楽しみに待つことにします。

パテントサロンのアクセス数については,現在,「トップページのページビューは,平日1日12000~18000程度,ユニークユーザ数は4000~6000程度です(2005年7月現在)」と公表しています。具体的にはこんな感じです。

パテントサロン トップページ アクセス状況(2005年7月)

サイト全体では,トップページの2倍程度のページビューになります。

ところでこのページビュー,正確なデータを取ることはそれなりに難しいようです。パテントサロンでは現在,6~7くらいの方法でアクセス数を計測しているのですが,数字が一致することはありません。ある程度の幅で,差が出てしまいます。詳しく調べてはいないのですが,計測方法の違いにより差が出るようです。

Googleの結果,楽しみです。

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2005.11.13

みんなでニュース速報

知的財産報告書に関するページを整理しました。

★パテントサロン★ トピック 知的財産報告書

このページに掲載している情報の多くは,読者の方からお知らせいただいたものです。ありがとうございます。

毎日それなりに多くのニュース情報をチェックしていますが,知的財産報告書公開の様な情報は,とても集めにくい情報です。

報告書が公開されたことがニュースとしてどこかのニュースサイトに掲載されればそれを見つけることができるのですが,そうでない場合は,報告書公開の事実は,その企業のサイトのプレスリリースあるいはIRのページに掲載されるだけのことが多いです。全ての企業のサイトを毎日チェックすることは困難であり,現在実施していません。従って,知的財産報告書公開に関する情報は,集めにくいのです。

この様な状況なので,読者の方からの情報提供は非常にありがたく,それによって,多くの人に知的財産報告書公開の事実を知らせることができています。ありがとうございます。

ところで,これって知的財産報告書以外の情報関しても応用できるわけで,例えば,ソーシャルブックマークシステムを使って,知財に関するニュースや情報をみんなが登録し教え合う様な仕組みにすれば,より広範囲の情報を,より早く伝え,知ることができるはず。面白そうです。

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2005.11.01

ほしい! 本棚検索

前のエントリーで,アマゾンの「なか見!検索」について書いたけれど,
ぽちぽち遊んでいるうちに,ほしいサービスが出てきた。

「本棚検索」

自分の本棚を眺めながら,本を探すことは多い。
本棚から1冊ずつ本を取り出しては,ぱらぱらめくり探していくのだが,
なかなか見つからない。

そこで,こんなサービスはどうだろうか?
自分の蔵書を登録し,登録した蔵書を対象に
全文検索をしてくれるサービス。

「なか見!検索」機能を利用すれば,実現できそうだ。
アマゾンがオープンにしてくれればの話だが。
いろんな権利が絡みすぎて不可能か?

であれば,アマゾン自身が,
アカウント毎に,アマゾンで購入した書籍を対象に,
全文検索サービスを提供するというのはどうだろうか?

こんなサービスが実現したら,わたしは今後,
全ての書籍をアマゾンで購入するだろう。
あわせて,すでに持っている本についても,
アマゾンで買い直すかもしれない。
全頁スキャンしてOCRにかける手間を考えれば,
安いものです。

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アマゾン なか見!検索

アマゾンの新サービスが始まった。

Amazon.co.jp: 本/なか見!検索

これを使うと,例えば,
「アインシュタインが特許庁勤めていたことが書かれている本」
なんてのを,簡単に見つけることができる。
さらに該当するページの記述も見ることができる。
今までは,アインシュタインについて書かれてある本を検索し,
あとは書店でめくって探すしかなかった。

特定の書籍を対象とした検索もできるのがいい。
今自分が読んでいる本について,全文検索ができるのだ。
これは感動的。早く全ての書籍が対象になってほしい。

この検索対象拡大の動き,ますます進んでいくのだろう。
映画の台詞,音楽の歌詞…,etc.
世の中全てを一気に検索できるなんて,うきうきしちゃいます。
実現するのはやはりGoogleか?

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2005.10.29

すごいプレゼン

梅田氏のブログに触発されて
関連するテキストを読み漁っているときに
出会ったプレゼンがこれこれ(情報源:web2.0の未来)。

知財の人は仕事柄か,
細かかったりしつこかったりする傾向があるので(私見),
参考にするとよいかもしれません。

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Web2.0

梅田望夫氏のこのエントリーに激しく共感した。

激しく動く米ネット世界、でも日本は・・・・

昼頃このエントリーを読んだのだが,
触発されたのか(あるいは強迫観念からか),
その後関連するテキストを読み漁ってしまい,
気がついたら夕方になっていた。そして仕事は終わらない...

私はネット業界のニュースを見るたびに,
興奮したり,(無意味に)焦ったりしているのだが,
仲間とその話で盛り上がることはほとんど無い。

IT系よりも知財系の人と話すことが多いという事実を鑑みても,
こんなに関心を持たなくてよいものだろうかと心配になる。
この最先端の動き,知財系の人もシンクロする必要があるはずだ。

心配するだけでは明るい未来は訪れないので,
知財系のイベントで話すときや,
知財系の雑誌などにコラムを書くときには,
ちょっと今更感はあるが,
「RSS」とか「SNS」とか「folksonomy」等の言葉を入れるようにしている
(反応はあまりないけれど)。

そういえばこのブログもそうだ。
一応知財系ブログのつもりなのだけれど,おそらく,
「知財」という言葉よりも「Google」の方が頻繁に出てきていると思う。

ということでみなさん,しっかりアンテナを張りましょう。

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2005.10.28

ブロードバンド依存症

青学ではコンサートのリハーサルが始まった。すごい音だ。
オフィスの窓か何かが共振している...


先日休みを取って小旅行したのですが,
当然パテントサロンには休みはないわけで(年中無休です),
旅行に行くときには,ネットに接続する手段をいくつか用意して出かけます。

今回は国内だったので,携帯電話経由,PHS経由,
宿泊先の電話回線経由,の3つの手段を用意していきました。
一応かすかな期待を込めて,LANケーブルも持って行きます。

結局,電波の状態がよくなかったりして,
今回利用できたのは宿泊先のアナログ電話回線経由のみ。
28.8kbpsという遅いスピードで,
湯水のように電話代を使いながら(宿泊代を超えた!),サイトを更新しました。

この様なことは昔からよくやっているのですが(パテントサロンは5歳半です),
最近,以前に比べて,急速にやりにくくなってきています。
ネットへの接続スピードが遅いと,仕事の効率が非常に落ちるのです。

最も大きな原因は,
パソコンがやたらとネットに接続したがるようになったこと。
まぁ,すべて自分でそのように設定しているわけですが,
RSSリーダは定期的にfeedを読みに行くし,
Googleサイドバーも頻繁に情報を取りに行くし,
Microsoft updateやAdobe updateや会計ソフトの自動アップデート機能は,
勝手にデータのダウンロードを始めてしまう。
一気に重くなってしまいます。

国でも企業でもよいので,
「どこでもいつでもブロードバンド」環境を,ぜひ早く実現してほしいです。

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2005.10.19

アマチュア無線と携帯電話

NTTドコモも音声定額に参入--ただしトランシーバ型通話のみ

今は全くやっていないが,
アマチュア無線にはまっていた時期があった。
小学生のときに免許を取り,高校生くらいまで毎晩のようにマイクを握っていた。
部屋中に何枚も地図を貼り,交信できたところにマークを付けていた。
いかに遠くと交信できるか,というのが楽しみのひとつだったのだ。

アマチュア無線のコンテストに参加したこともあった。
いかに遠く,いかに多くの相手と交信できるかを競うものだ。
基本的に,電波はアンテナの位置が高いほど遠くまで届く。
そこで参加者たちは,アンテナとトランシーバを車に積んで山に登る。
山頂はみんながねらっているポイントだ。
そこで我々は,ベストポイントを確保するために,
コンテストの数日前からテントを張って泊まり込んだりもした。
面白かった。


そんな話を若い友人にしたところ,

 「なんでケータイ使わないんですか?
  ケータイだったら遠くてもつながるじゃないですか 」

と言われてしまった。

 「いやそういうものじゃなくて,
  どこまで届くかっていうのが面白くて...」

と言いかけると,

 「あっ,そうか。そのころはまだケータイがなかったんですね。
  むかしは大変だったんですね」

と,話をまとめられてしまった。

ちょっと悲しかったです。

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2005.10.11

FDの作者逝去

DOS時代のファイラー“FD”作者、出射厚氏逝去の報

FDは必須のツールだった。
DOS時代は,FD + MIFES + ATOKでほとんどの仕事をしていた。
大学生時代,特許事務所で見習い的アルバイトとして明細書を書いていたときも,
5インチのフロッピーディスクの中に,FDを中心とした環境を作っていた。
もちろんFDはautoexec.batで起動だ。
その後,Filmtn + Lhmtnも結構使った。

ご冥福を祈ります。
本当にお世話になりました。
ありがとうございます。

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2005.09.12

○○候補ってどんな人か知ってる?

11日は,明け方まで各局の選挙速報を見ていた。

投票率が過去最高、小選挙区選は67・51%

これだけ話題性があってもこんな数字にしかならないのか。
社会への関心の低さは,社会の最大の危機だ。

何でもそうだが,
関心を持つためには,まず,知ることが大切だと思う。
今回の選挙において,各候補や政党の政策を知ることは,
どのくらいできただろうか?

民主党の岡田氏は,その敗因について,
「我々の考え方が国民に届いていなかったのかもしれない」
と何度も言っていたが,届けるための工夫はしたのだろうか?

これは民主党の問題ではない。
国として,投票,すなわち選択の参考になる情報を伝える工夫,
伝える努力をすることがとても大切だと思う。
いつまでも昔と同じ方法がベストであるはずがない。

例えば,ネットの積極的な活用は検討する必要がありそうだし,
候補者の名前を大音量で連呼するだけの選挙カーが,
選択の参考になる情報をどれだけ提供しているのかについても,
考えた方がよいと思う(生候補者を見ることの意味は分かるけれど)。

ちなみに,ドイツではこんなシステムがあるそうだ。

独政府、有権者の政党選択を“手助けする”サイト開設

リンク先では実際に操作してみることができる。ドイツ語だけど。
情報操作ができそうでちょっと怖い気もするが,
こんな方法もあるのだ。
なお,ドイツの投票率は高く,毎回80%前後らしい。

選挙とは,各候補,各政党の政策を知って,選択すること。
「知って」の部分を充実させれば,
よりよい選択,よりよい社会の実現につながると思います。

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2005.09.08

選挙とネットと一次情報

現在の法律では,
選挙活動にネットを使うことはNGということになっている。

何でダメなの? ネットを使った選挙運動

この記事によると,

  サイトやメールを使った「選挙運動」は、
  候補者も第3者も行ってはいけないことになっている。

とのことだ。

一次情報信奉者の私としては,第3者はともかく,
候補者にはぜひともネットを使ってもらいたいと考えている。

公示後も積極的にサイトやブログを更新してほしい。
有権者との討論も行ってほしい。
候補者同士が討論してもいい。
多くの一次情報を放出してほしい。

そうすれば,もっと重い一票を投じることができると思う。

そして,ネットの利用について,ひとつルールを定めてほしい。

公示後も積極的にネットを利用してかまわないが,
その全記録は,選挙後も固定し公開すること。

自分が放出した一次情報について,
しっかり責任を持ってほしいからである。
技術的には,電子認証とか電子タイムスタンプとか,そのあたりを利用する。

国民がいつでも自由に候補者や議員や政党の一次情報に触れることができる,
このことは,多くの国民が政治に関心を持ち,
そしてよりよい社会を実現するために必要な条件だと思う。

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2005.08.10

Google NewsがRSSを導入

Google Newsがフィード導入、RSSとAtomに対応

Google NewsのRSSについては,昔ちょっともめ事があった。

Google NewsのRSSフィード作成に中止要求
Google Newsの「RSSフィードお断り」にプログラマーが不満

RSSフィードが使えると非常に便利なのだが,
Googleとしては, Googleをとばしてニュースサイトに行かれてしまうので,
都合が悪かったのだろう。

しかしGoogleはここで止まらない。
RSSの利便性,利用者の拡大が明らかであることは知っているわけで,
放っておくはずはない。

グーグル、RSS広告配信技術に特許を申請--競合各社に大打撃?

ちゃんと考えているのである。
GoogleのRSSフィードには,いずれ,
内容に応じた広告が含まれるようになるのだろう。

RSSの導入は,近いうちに日本語版でも始まるはずだ。
楽しみである。

検索結果についてもフィードを出力できる様なので,
知財関連のニュースをRSSリーダで次々と表示させる,なんてことが,
可能になる。

またまたパテントサロンの危機か?

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2005.08.09

うらやましい

U-20のアツイ夏――セキュリティキャンプ2005開催

関連記事もあわせて読むと,より雰囲気が実感できる。

うらやましい。
自分が子供の頃にこんなイベントがあったなら,
自分のレベルがどうかは置いておいて,絶対に参加しようとしただろう。

このようなイベントが,他の分野でも,
そして全国各地で行われるとおもしろいと思う。

企画・運営は大変だとは思うが,とてもおもしろそうだ。
その後のつながりも楽しい。

自分の年齢を考えると,
すでに参加する側ではなく企画する側なのが非常に残念だが,
それでもこんなイベントに関われたらおもしろいと思う。

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2005.08.05

ご祝儀ということで

昨日は音楽配信関連のニュースが本当に多かった。

  iTMSサービス開始。
  それと同時に他社が同額程度に値下げ。
  Napster&タワーレコードが来春サービス開始。
  エイベックスがサービス開始。
  ニフティが...

目玉はやはりiTMS。
私はサービス開始直後にとりあえず1曲買った後,外出。客先へ。
打ち合わせをすませた後,急いで汗だくで戻って,いろいろ堪能しました。

100万曲といっても,ほしいアーティストの曲がなかったり,
ジャンル分けがおかしいものがあったり,
英語表記と日本語表記が混ざっていて検索しにくかったり,
気になる点がないわけではないのだが,
この日本で,他の国とほぼ同じサービスをスタートさせてしまったのが,
とにかくすごい。アップルに心から拍手を送ります。

で,拍手や気持ちだけでは失礼なので,感謝の気持ちを態度で表すべく,
夜な夜なしっかり買わせていただきました(→お金を使いすぎた自分へのいいわけ)。

しかしほしい曲がないのは悲しい。
それなりにいろいろ手にはいるだけに,よけいに悔しい。
そこで,よそのサービスのサイトをちょっとのぞいてみたりした。

するとiTMSにはない曲が売られている。
こっちも使えばほしい曲がもっと手に入りそうだ。

ということで,
iTMSのスタートは,業界の活性化につながったということを,
個人的に実感しています。

そして私はますます音楽にお金を使うことに...
いいカモです。

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2005.08.04

今度は本当でした!

iTMSが稼働しましたね。やっと!,ついに!。

日本国内で「iTunes Music Store」がスタート、価格は1曲150円から

早速購入。
曲は,しばらく前から頻繁に頭の中に沸いてくる「タイガー&ドラゴン」。

ポチッ! 150円。

「俺の,俺の,俺の話を聞けぇ~」

もう幸せです。どうしよう。

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浮き足立つ

昨日は友人と主催している飲み会の日。
終電までしっかり楽しんだ。たっぷり飲んだ。
この飲み会も70回を超えた。
ときどき誰かが新しい人を連れてくる。
連れてこられた新しい人が今度は別の人を連れてくる。
まるでSNSだ。


さて,ニュース等によると,今日,iTMSがスタートするらしい。

音楽ネット配信、国内も本格化・アップルなど参入

「4日にも」というのは,今日スタートするということでいいんですよね?
今まで何度も期待を裏切られているので不安だ。

日にちが明確に書かれたのは今回が初めて。しかも今日。
がんばっているのだがどうしても浮き足立ってしまう。
そんな人は多いらしい

今日は1日中パソコンの前に座っていたいところだが,
ある会社で打ち合わせの予定が。う~ん。
打ち合わせ中,そわそわしてたらごめんなさい。

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2005.08.02

ネットとテレビの融合

今晩深夜のNHKスペシャルの再放送について,
パテントサロンで紹介するためにNHKサイトへ。

しかしいくら探しても番組の内容に関する記載が見つからない。
Googleのキャッシュには記憶されているので,
以前は掲載されていたはず。消去された様だ。
結局,全く別のサイトのテレビ番組表に掲載されている
番組紹介へのリンクを掲載することにした。


しばらく前から,ネットとテレビの融合がよく話題になる。
出てくる話の多くは,
ネットでテレビ番組を見られるようにしよう,というはなし。
そしてそれには著作権的な問題がいろいろとあって…,
というニュースが多い。

それはそれでよいとして,個人的には,
テレビ放送自身をもっと見てもらえるようにネットを使う方が
断然おもしろいと思う。

例えば今回のNHKスペシャル,
私は7月30日の最初の放映を見逃していた。

もし,自分が興味がある番組について,
あらかじめメールで教えてくれるサービスがあったらどうだろう。
「特許」,「知的財産」なんてキーワードを登録しておくと,
それらを扱う番組に関する情報がメールで送られてくる。
番組開始5分前に再送信されるなど,
リマインダー的な使い方もできるかもしれない。
これで番組を見逃すことはなくなる。

最近のビデオレコーダーには似たような機能がついているが,
テレビ局こそやるべきだと思う。

今でもサイトで番組検索はできるし,
最近ではRSSで番組表を配信なんて話もあるが,
もっと客が喜ぶ効果的なやり方があると思う。


どこかの評論家が,こんなことを言っていた。

 ネットとテレビの融合って言ったって
 どうせドラマで使われた洋服やアクセサリーを
 ネットで紹介するだけだろう

私はこれだけでも十分価値があると思う。
今はこれさえ積極的にやられていない(例えばこんな感じ)。

テレビを見ながらネットにアクセスするとよくわかるのだが,
例えばどこかのショップがテレビで紹介されると,
そのショップのサイトへのアクセスが難しくなる。
アクセスが集中して,混み合っているのだ。
多くの人が関連情報を求めている証拠である。

番組制作者がブログなどを使って,
メイキング的な話を載せるのもおもしろいと思う。

いずれにしても,ネットを使うことによって,
テレビ放送される番組自体の価値,おもしろさを高める方法は,
まだまだたくさんあると思います。

メイン商品であるはずのテレビ放送をもっとおもしろくしてもらえると,
客としてうれしいです。
たぶんテレビを見る時間が増えるでしょう。

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2005.07.05

さらば番組表

iTunesがPodCastingのサポートを開始した。

アップル、「iTunes 4.9」のWindows用日本語版を公開
-PodCasting機能をサポート

早速ダウンロードして使ってみた。

PodCastingは少し前から気になっていて遊んだりしていたのだが,
いつも使っているiTunesから利用できるのは手軽でいい。
世界中の様々なジャンルの音源を簡単に聞くことができる。
RSSリーダーでブログを読む様な感じで,
好きなときに好きな音源を聞くことができる。

ニュース系がもっと増えてくれるとうれしい。
テレビでニュース番組を見ているとき,
スポーツコーナーになってしまったので
もっとニュースを見ようとチャンネルをまわすと,
そこでもスポーツコーナーが始まってしまい,
結局しっかりニュースを見ることができなかった,
ということがよくある。

情報源側の都合ではなく,こちらの都合で,
好きな時間に好きな情報を得ることができるのはうれしい。
iPodなどを使えば,「好きな場所で」も加わる。

しかし,テレビ局(地上波)が,
同じ時間に同じようなコンテンツを放映するのには,
ときどきイヤになってしまう。
そんなときは,テレビ消して,ネットに行きます。

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2005.06.29

地球か...何もかもみな懐かしい

Googleがまたまたまた新しいサービスを開始した。

「Google Earth」で地球を僕の手の上に

ということで,早速インストール。
う~ん,おもしろい。

Google Mapsもおもしろいが,さらにパワーアップしている。

何よりおもしろいのは,ズームの範囲が広がっていること。
丸い地球から,特許庁のまわりの植木まで見られる。

ズーム操作を繰り返していると,
宇宙に旅立ったり戻ったりしている感じがしておもしろい。
宇宙系アニメのサントラなど聴きながら操作すると,
結構いい雰囲気に浸れます。

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2005.06.22

空から特許庁

Google Mapsがおもしろい件についてはこのブログでも何度か取り上げているが,
ついに,日本の衛星写真が追加された。

Google Mapsで東京上空いらっしゃいませ

とりあえず特許庁付近はこんな感じ
また仕事に支障を来しそうだ。

追記:
米国の場合と違って,
首相官邸も国会議事堂も丸見えだ
このあたりコントロールできているのだろうか?
ちょっと心配です。

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2005.06.07

やっと日本でも。iTMS。

アップル、日本で音楽配信・8月開始

やっとスタート。待ちこがれていた。

昨年には「来年春にスタートする」というニュースが流れていたのが,
今年に入ってからいつの間にか「今年中にはスタート」になって,
他にも肯定的ニュース,否定的ニュースがいくつも流れて,
切望しながらも,かなり先になるだろう,と半分あきらめていた。
「iTMSで○億曲目」なんてニュースを見て,
「何で日本では」と悔しがっていた。

スタートしたら大人買いしそうだ。

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2005.05.29

特許公報をFolksonomyする

この土日,日本知財学会の研究発表会が開催され,
いくつかのセッションに参加した。
発表された方々,そして運営された方々,
お疲れ様です。ありがとうございます。

学会とは関係ないが,
ネット上で使われている技術で,
少し前から非常に強い興味を持っているのが,
folksonomysocial taggingである。

すっごくおおざっぱに言うと,
情報を,みんなで集めて,みんなで分類して,みんなで共有する,しくみだ。

このしくみを利用しているサービスとして,
del.icio.usや,このブログでも何度か紹介しているFlickrが有名である。
他にもたくさんある。

ところで,これらのしくみを,企業内で,
特許情報について活用するとおもしろいのではないかと考えている。

例えば社内ネットワーク上に,del.icio.usの様なシステムを用意する。
技術者等は,特許公報を回覧するときに,
気になった公報をこのシステムにどんどん登録していく。
このときtagをつけて登録する。あわせてコメントをつけてもいい。

登録された情報を見ると,
多くの人が関心を持っている特許が一目で分かる。
自動的に分類もされている。リアルタイムに見ることができる。

それだけでなく,
特許をよく見ている技術者,
信頼性の高いtagをつけている技術者,
特定の分野に強い技術者,
特許にほとんど関心がない技術者,
など,技術者の特徴を知ることもできる。

また,これらの情報はオープンになっているので,
誰でも見ることができる。
誰が熱心に特許を見ているか(または見ていないか)が,
全員に分かってしまう(知財部員がさぼったり変なtagをつけたりすると大変だ)。

これは,技術者の公報回覧に対するモチベーションの向上に
つながるのではないか。知財の啓蒙にも役立ちそうだ。
人事的な評価にも使えるかも知れない。

また,登録している特許やtagの付け方,
コメント等から人格がうかがえたりするので,
コミュニティー的にもおもしろくなるかもしれない。

このシステム,多くの可能性を秘めていると思うのだが,
いかがだろうか?

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2005.05.19

ヤフオクで車を落札

落札したのはこのプラモデル
さっき札幌から送られてきた。

TV番組刑事ナッシュ・ブリッジスはお気に入りの番組で,
どれくらい好きなのか書ききれないくらい大好きな番組だ。
とりあえず,少し前に再放送が始まってからは,
編集部の昼休みを放送時間に合わせて変更した。

ところで,ヤフオクで車を落札したのはこれが2度目だ。
最初に落札した車はこれ
現在乗ってる愛車だ。

前の持ち主は名古屋の人だったのだが,
落札後,実際に見に行ってしっかり試乗して
持ち主から直接故障歴やクセなどを詳しく聞いて,
その上で納得して買うことができた。
中古車販売店等で買う場合,
ここまで詳しく知ることはできないだろう。

名義変更や保険などの手続きは自分でやったのだが,
ネットで調べればいくらでも情報が出てくるので楽勝だった。
ナンバーも希望の番号を取得した。

ネットオークションは確かに危険もあるけれど,
性質を知ってうまく使えば非常に有効に使えます。

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2005.04.20

上から覗かれる!

Google Mapsがおもしろいという話を以前書いたが,
手軽に楽しめるように,まとめてくれている人がいた。

Notes: Interesting Google Satellite Maps
 情報源はこちらの2005/4/19。

おもしろい。
おもしろいので,ちょっと遊んでみた。

 ゴールデンゲートブリッジ
 アルカトラズ
 グランドキャニオン ←拡大すると迫力あります
 ワシントン・モニュメント
 ペンタゴン
 キーウエスト
 アレシボ電波望遠鏡(プエルトリコ) →これです。

う~ん,おもしろい。仕事に支障が...

しかし,こんなに見せていいんだろうか?
プライバシーとかセキュリティーとか。

ビルやマイケルはいやだろうなぁ。
私だったら絶対にイヤだ。
衛星写真にしっかり写る家に住む様になったら,
対策を考えることにしよう。

ん?
国会議事堂周辺の解像度が低かったり,
ホワイトハウス
の屋上が塗りつぶされている様な気がするのは,
気のせい?
ちゃんと考えているんですね。

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2005.04.18

生協の白石さん

サイトを運営していると,
読者の方からメールをいただくことがある。

パテントサロンにもいろんなメールが届く。
知財に関する情報の提供や(ありがとうございます),
サイトに掲載しているニュースに関する質問,
サイトの運営に関する意見や批判など,
様々なメールが送られてくる。

いただいたメールのすべてに回答するには,
どうしてもそれなりにパワーと時間が必要だ。
場合によっては回答に時間がかかってしまったり,
回答できないこともある。すみません。

だから私は,生協の白石さんを尊敬している。

このページの後半,
「工学部購買書籍」の欄を見て欲しい。
生協の白石さんは,
どんな質問にもしっかり回答されている。
まじめに真剣に回答されている。
そして回答には,
優しさや思いやりがあふれている。

すばらしい!

ネットを探すと,
白石さんの直筆を拝むことができる。
ファンも多い様だ。

なかなか白石さんの様にはなれませんが,
できるだけ努力したいと思います。
みなさま,今後ともよろしくお願いいたします。 
 

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2005.04.15

今日のGoogle

今日のGoogleは,ダ・ビンチ仕様。
これ,なかなかいいですね。

ダ・ビンチになっている理由はこちら
この中だったら,やっぱりダ・ビンチですかね。

Googleのロゴに関する記事は,こちら,やこちら

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2005.04.14

毎日更新

友人のblogで知ったサイト。

くりろぐ

パテントサロンの更新も毎日だが,
血潮の滾り度は負けているかも。

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2005.04.08

Googleに聞いてみよう!

Googleがまた新しいサービスをスタートした。

米Google、簡単な質問に即座に回答する「Google Q&A」機能開始

ということで,ちょっと聞いてみた。

inventor of light bulb
birthday of Thomas Alva Edison

おお。答えてくれる。

ところで,
前からあった機能でときどき使うのが,
電卓機能。

3 + 4 * 5

パソコンで仕事中にちょっとした計算をしたいとき,
結構便利です。

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2005.04.06

Google Mapsに衛星写真

Google Maps

Google Mapsは,出た当時かなり遊んだ。
Web上のサービスにも関わらず,
地図をグリグリ動かせるのがすごいと思った。

そのGoogle Mapsに写真がついた。
地図を表示させた状態で,
右上の「Satellite」をクリックすると,
地図が写真になる。

これははまる。
建物をしっかり確認できるのがおもしろい。
ホワイトハウスや自由の女神,ゴールデンゲートブリッジ,
スペースシャトルの発射台や格納庫も見える。
会社員時代,ローファームに駐在したときに住んだ,
ワシントンD. C. 近くのアパートも確認できた。

昨日の夜は,朝まで遊んでしまいました。

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店だけ見てては分からない

デジカメを買った。
買った商品はこれ
買った理由はこれ。最近はまり始めている。

デジカメはこれで3台目だが,すべてSANYOの商品だ。
私がデジカメを買ってやりたいことは,
いつも持ち歩いて気軽にサクッと素早く撮りたいということ。
今回もいろいろ調べたのだが,結局またSANYOの商品,
しかも発売日が1年も前のこの商品を選んだ。

製品選びに使う情報源は,
各メディアのレビュー記事の他,
2ちゃんねるや価格.comなどに載っている,
消費者のコメントだ。

消費者のコメントが載っているサイトを見ると,
いま,どの商品が多くの関心を集めているかを知ることができる。
例えば今回買ったデジカメについて価格.comを見てみると
コメントの数は1700以上,発売開始後1年が経つのに,
いまだにそこそこ盛んに書き込みが行われている。

この様子,ショップで見ていただけでは分からない。
例えば,今回私が買ったある大手量販店では,
この商品が1年前に発売されたこともあり,
蓋が取れて壊れかけているモックが1つ転がっていただけだった。

商品選びにネットは不可欠です。

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2005.03.31

ゴッホなGoogle

Googleはときどき特別なロゴを使うのだが,
今日はゴッホになっている

確か近代美術館かどこかでゴッホ展が始まっていたはずだが,
それでロゴが変わるだろうか? ちょっとローカル過ぎる気がする。

で,英語版Googleを見てみると,
やっぱりゴッホになっている。ゴッホ展は違う。

なんだろう? ゴッホが生まれた日か?
ということで,「ゴッホ and 生まれる」で検索。

やっぱりそうだ。
ゴッホは1853年3月30日に生まれている。

ブランディング的には,
ロゴのデザインを変えるなんてなかなか大胆なことだと思うが,
Googleの知名度があるからできるのだろう。
おしゃれです。

Googleの他の特別なロゴについては,こちら

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2005.03.27

すっ,透けてる

前に書いたFlickrより。おもしろいので紹介。
http://www.flickr.com/photos/tags/transparent/

中でもこの人の写真が結構好きだ。
他に,こんなのもあって,楽しい。
 

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2005.03.24

特許通が閉鎖

知財系サイトの老舗中の老舗である「特許通」が閉鎖された。

閉鎖します。突然のお知らせです。(Googleのキャッシュより)

特許通は,
パテントサロン等よりも遙か昔から存在するサイトだった。
特許をテーマとしたサイトとしては,
日本で最も早くスタートしたもののひとつである。

とても有名なサイトで,
Googleでキーワード「特許」で検索すると,
特許庁サイトよりも上に出てきた時期さえある。

掲示板をメインにしたサイトで,
有益な情報交換も頻繁に行われていた。

掲示板など,読者参加型のサイトの運営はなかなか難しい。
これまでも,多くの知財掲示板が作られては消えていった。

特許通は1人の管理人が運営していた。
運営は大変だったことと思う。

パテントサロンのように
掲示板などのコミュニティー機能を持たないサイトでさえ,
日々,読者の方からいろんなメールが来る。
対応するにはそれなりにパワーが必要だ。

特許通は複数の掲示板を有し,読者も多い。
運営が大変だったであろうことは,容易に想像できる。

特許通の管理人はブログも併設していた。
ブログからは,管理人が,サイトの運営に対し,
非常にまじめで真剣に取り組んでいることが読み取れた。
彼には1度会ったことがあるのだが,
ブログの通り,まじめさや真剣さが伝わってくる人物であった。

この数週間は,特許通をよりよいものにしようと,
検討し,変更を加えているところだった。

とても残念である。
 

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2005.03.23

世界の食べ物

米Yahoo!、噂通りに写真共有サービスのFlickrを買収

噂通りの買収。

このFlickr
少し前から使っているのだが,なかなかおもしろい。
カメラ付きケータイからもアップロードできるので手軽だ。

日本国内でもいくつかサービスが始まっているが,
個人的には,世界版(というか英語版)の方が断然おもしろい。

例えば,
foodというtagがついている写真を表示させると,
世界各国の食べ物をみることができる。
世界のや世界のもみられる。
weddingなんてのもおもしろい。

居ながらにして海外の文化をみることができるのは楽しい。
それも,印刷物やテレビのように整えられたものではないから,
とても生々しくていい。

いろんな写真を見て遊んでいます。
 

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2005.03.16

日記&ブログ術

仲間由紀恵に毎日急かされていた
確定申告の提出がようやく終わった。
結局今年も期限ギリギリの提出。
しかも夜遅く郵便局に出してきた(これも毎年)。
来年こそは...(これも毎年。やれやれ)。

提出した帰りに立ち読みした雑誌がこれ。

日経ビジネスアソシエ 2005年4月5日号

最近のブログ本の多さにはちょっと閉口気味だったので,
またか,と思って開いてみのだが,ちょっと違った。

表紙に大きく「ブログ」と書いてあるが,
ブログというよりは日記の特集。
ブログ自体はあまり取り上げられていない。

ブログに何を書けばいいのか困っている
とよく言っている○○さん,少しは参考になるかも。

っていうか,ブログなんて,目的にもよるけれど,
困ってまで書くものではないような気がしますが...
 

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2005.03.11

Googleカスタマイズ

Googleニュースのページに,新しくカスタマイズ機能がついた。
知財向けにちょっといじってみたのがこちら。

知財向けGoogle とりあえず版

原因が私にあるのかGoogleにあるのかわからないが,
今のところ,ちょっと不具合があるようだ。
ニュースがうまく表示されないセクションがある。
「トップニュース」の扱いもよく分からない。
そのうち安定してくるだろう。

便利なサービスが次々登場してきますね。
このカスタマイズ機能とGoogleアラートを併用すると,
ネット上のニュースに関しては,
かなり効率よく追いかけることができそうだ。

ますますパテントサロンの必要性が無くなっ...
 

なお,上のとりあえず版は,
とりあえずいじってみたものなので,
消滅したりうまく表示できなくなる可能性があります。

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2005.03.10

Googleアラート

Googleが新しいサービスを始めた。
GoogleサジェストとGoogleアラート。

Googleサジェストの方は今ひとつ良さを実感できないのだが,
Googleアラートはとても便利だ。

このサービス,Google英語版では昔から提供されていたもので,
Googleニュースがスタートしたときから,日本語版を心待ちにしていた。

昨日から,「特許」などの検索用語で,
タイプ「ニュース」,頻度「その都度」を選択して,
ケータイのアドレスをセットしているのだが,
ニュースがヒットするたびに,メールで知らせてくれる。
とてもいい。

これさえあれば,
わざわざニュースサイトを見に行かなくても,
知りたい分野のニュースを素早く知ることができる。

パテントサロンはもういらない!?
 

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2005.02.24

パソコンでFax,パソコンで留守電

「個人情報を送るならメールよりもFax」と米キャステレCEO

この記事中に,

他社製品はソフトウエアがほとんど。
FaxPress Premierは専用機なので性能や耐障害性に優れている

とある。

うちのオフィスでもFaxはソフトウエアで受信している。
受信したFaxデータや受信記録がパソコンに残るので,
とても便利だ。

また,受信したFaxをPDFファイルに変換して
メールで送ってくれるので,
出張中などでもFaxを受け取ることができる。
もちろん海外にいても受信可能だ。

ただ,パソコン上で動かしているということで,
どうしても安定性が気になる。
最近では滅多に起こらないが,
それでもたまにハングアップしてしまうことがあるからだ。
24時間365日稼働のFax機能は,パソコンにとって過酷だ。

そのため,
バックアップとしてハードウエアのFaxを直列につないでいる。
何らかのトラブルでソフトウエアFaxで受信できなかった場合,
このハードウエアFaxが受信してくれる。

ところで,今ほしいのは,留守電ソフト。
上に書いたFaxソフトと同じように,
記録が残ったり,メールで転送してくれると便利だ。
海外にいても録音されたメッセージを聞くことができる。

この留守電ソフト,
昔はいくつか発売されていた。
パソコンにバンドルされたりもしていた。
しかし,最近はほとんどみかけない。
なぜだろう? 需要がないのだろうか?
SOHOや小事務所などでは,とても便利だと思うのだが。
ほしい。

もう発売されないのだろうか。
それとも,発売を待っているうちに,
Skype等をメインで使うようになるのだろうか?

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2005.02.15

ニュースをオープンソース化

ニュースをオープンソース化せよ--Wikiの挑戦

オープンソースと言えば,
一般にコンピュータプログラムを思い浮かべるが,
こういうものもあるのか。

記事中に何度も出てくるWikipedia(の日本語版)はこちら
これは,トップページにある様に,
「どなたでも記事を投稿したり編集したりすることが出来ます」
というもので,多くの”誰か”によって作られているものだ。

ちなみに,「Wikipedia」の「Wiki」は,ソフトウエアの名称。
ホワイトボードの様に,誰でも書き込むことができたり,
他人が書いたものを修正したりすることができるほか,
リンク機能が充実している。
情報の共有や,共同作業によるコンテンツ作成などに有効だ。
WikipediaによるWikiの解説はこちら

Wikiは個人で使っても便利なソフトで,
私はWikiの一種であるPukiwikiをノートパソコンにインストールして,
これでメモを取ったりしている。

また,このWikiはオープンソース化されていて,
Wikiクローンと呼ばれるものが,多数作成・公開されている。
先のPukiwikiもWikiクローンのひとつだ。

オープンソース,いろいろありますね。

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2005.02.14

RSSでUSP

RSSで米国の最新出願公開情報を配信しているサイトがある。

FreshPatents.com

情報源はこちら
毎週,主に技術分野別(USPTO Class別)にRSSを配信している。
面白そうなので,RSSリーダーに登録して,
しばらくチェックしてみることにした。

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2005.02.13

イントラネットはもっと使える

ブログ,SNS,ソーシャルブックマーク,RSS,tagなど,
情報の発信,流動,共有,繋がりなどを加速するサービスやツールが,
このところいろいろと出てきている。面白い。目が離せない。

これらを試してみてよく感じることがある。
これらをインターネットではなく,企業内,
特にある程度規模の大きい企業の
クローズドなネットワークシステムで使った場合,
インターネットで使用する場合とは違った,
より高い効果が得られるだろう,という点だ。
社内ブログや社内SNSだ。
社内ソーシャルブックマークも面白そうだ。

企業内で使用する場合,
相手を疑う必要はないし,話は具体的で目的は共通。
セキュリティーにも配慮しやすい。

気になる情報の発信者に対して,
直接簡単にコンタクトを取ることもできる。
メールでもいいし内線電話でもいい。
そして,それがリアルな社会での動きに
つながっていくこともあるだろう。

インターネットの場合でも,
気になるブログを書いている人にメールで意見を書いたり,
面会を求めることはできるだろう。
しかし,実際に会い,何かの動きつなげることは,
企業内で使用する場合と比べて,容易ではない。

もちろんインターネットならではのメリットはある。
対象の広さは絶大だし,新たな出会いの新鮮度,意外度は高い。
しかし,素性の分からない人と,ネットでのやりとりだけで,
リアルな社会での動きにつなげるということは,
それなりの時間と労力が必要だ。悪いヤツもいる。
出会い系サイトの場合と全く同じだ。

ニュースなどによると,
すでに社内でこれらのシステムやツールを使っている企業はあるし,
企業向けのブログシステム等を提供している会社もある。
しかし私のまわりの人に聞いてみた限りでは,
積極的に利用しているという話を聞くことはできなかった。

企業内に導入するには,セキュリティー面なども含め,
いろいろと手順などが必要ではあるが,
効果の大きさにも目を見張るものがあると強く感じる。
面白いと思うのだが...

補足
なお,我が社は社員数が少なく効果が期待できないため,
残念ながら導入はしていません。

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2005.01.19

テレビ電話の使い方

先日駅の構内で,
ケータイのテレビ電話機能を使っている人を見かけた。

その人は,のばした片手でケータイを持ち,
もう一方の手を盛んに動かしている。
手話で話をしているのだ。

なるほど。こういう使い方があるのか。

テレビ電話については,使ったことはないし,
CM以外では,使っているところを見たことさえなかった。

手に持って話すから
ある程度大声を出さなければならない様な気がするし,
ニーズはどうなんだろう? と考えていた。


で,駅で見かけたのをきっかけにちょっと検索してみると,
こんな記事が見つかった。

「FOMAテレビ電話で手話」の魅力と課題

テレビ電話を使った各種サポートも行われている様だ

技術がこの様に使われていることを知ると,
ちょっと嬉しい気がします。

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2004.12.06

悩ましいバナー広告

ネットでいろんなページを眺めていると,
ときどき,気になるバナー広告が目にとまることがある。

ところが,ページをある程度のスピードで
パッパッと切り替えながら眺めている場合,
あっ,と思った瞬間,すでに指はマウスボタンをクリックしていて,
次のページに行ってしまっていることがある。

そこで,気になったバナー広告を見ようと「戻る」ボタンを押すのだが,
そのとき表示されるバナー広告は,別のものであることが多い。
多くのサイトでは,複数のバナー広告を,
順次入れ替えながら表示させているからだ。

気になった広告をどうしてもみたい私は,
何度も「リロード(更新)」ボタンを押すのだが,
なかなか表示されない。

せっかく広告を見たいと感じている人がいるのに,これはもったいない。
対応策はいろいろ考えられるし,技術的にもできそうだ。

どなたかぜひ。

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2004.11.27

メール,メール,メール

さっき読んだ本がこれ。

100億稼ぐ超メール術―1日5000通メールを処理する私のデジタル仕事術

メールの処理スピードによく表れると思うのだが,
仕事(もしくは人生!?)について,てきぱき効率よく進めていく人と,
悩んで考えてなかなか進められない人がいる。

一概に後者が悪いというわけではなく,
後者だからこそできることもあるとは思うのだが,
たいていの場合,後者に該当する人は,そんな自分が嫌いである。

で,私は完全に後者であって(返信遅くてすみません),
かつ,たいていの場合に該当する人なので,
常に,何とかしたいと考えている。

ということで,タイトルでこの本を手に取った。
著者は,何かと話題になることが多い,ライブドアの堀江社長。

ちなみに,私もTシャツで仕事をすることが多いのだが,
堀江社長のシャツ私のシャツは,全く異なる。

そんなことはともかく,
この本を読んだ感想は,以下の3つに別れる様な気がする。

  1.たいしたこと無い。そんなことあたりまえ。やっている。
  2.とても参考になった。早速取り入れたい部分がある。
  3.そんな方法でうまくいくはずがない。

個人間,企業間のITリテラシー,ネットリテラシーの格差は非常に大きく,
それは,文化の差とも言えるほどだと思う。
上の3つのどれに当てはまるかで,リテラシー度が測れるかもしれない。

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2004.11.21

Googleで翻訳

金曜日から所用で群馬県に来ている。
山の方にも行ってみた。気持ちいい。

041120_111001.jpg

そんな中,
PHSを使ってGoogleにアクセスすると,
「このページを訳す BETA 」という文字が。
翻訳サービスが始まったらしい。

例えば,Googleを開いて,
「USPTO」と入れて検索してみる。

トップに出てくるのがUSPTO(米国特許庁)のサイトだが,
その右側にある「このページを訳す BETA 」を押すと,
米国特許庁のサイトが,日本語に翻訳されて表示される。

面白いのは,その翻訳されたページのリンク先も翻訳されて表示される点。
クリックすると,次々と翻訳されたページが表示される。

翻訳の精度については,「in the spring of 2005」が
「2005 のばねに」になっていたりもしてそれなりだが,
これでも時と場合によってはそれなりに役に立つ。
手軽さ,スピード,費用,の点では抜群だ。

興味がある方はぜひ。

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2004.10.22

IT企業は野球好き!?

プロ野球を知らない私が野球ネタを書くのは非常に違和感があるのだが,
今度は,ブロードバンド関連企業が手をあげたらしい。

球界参入:有線ブロードもホークス買収検討

球団とは,その時代に元気がある企業が手に入れるものなんですね。
球団の名前の変遷を追っていけば,
世の中の変化を知ることができるのかもしれない。

これだけIT企業が名乗りを上げるのであれば,
いっそのこと,独自にITリーグを作ってしまうというのはどうだろうか?

ブロードバンド企業だったら,
お金を取ってLiveで流すこともできるし。
それを見たい人がより高速の回線を求めたりすると,
さらに儲かるかもしれない。設備投資は大変そうだが。

でも,こんなことになったら,
ネットが非常に混雑しそうなので,
困るかもしれない。

次はどの企業が名乗りを上げるのだろうか?
IT企業が集中している東京の渋谷や六本木では,
日々,経営会議が開かれていそうだ。

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2004.10.19

ゴッゴル星人来たる!

ゴッゴル星雲のほぼ中心にあるゴッゴル星に住んでいるゴッゴル星人は,
ゴッゴル星人自らが作ったゴッゴル型宇宙船ゴッゴル号に乗って,
ゴッゴル歴783274857にゴッゴル星のゴッゴル国ゴッゴル県ゴッゴル市を出発し,
ゴッゴル星雲を抜けてゴッゴル星から3109宇宙キロ離れた地球にやってきた。

第 1 回 SEO コンテスト
SEOについてはこちら

分かっている。これではダメだ。
ちょっと試してみただけだ。
ちなみに現在のランキングは,こちら

あらためて言うまでもないことだが,
これだけみんながネットを使う様になると,
検索エンジン対策は非常に重要だ。

SEOにはいろんなノウハウがあって奥が深い。
また,Google等の検索エンジンサイトは,
頻繁にその仕様を変えている様なので,
余計に奥が深い。

ちなみに,パテントサロンの場合,
SEOのための特別な工夫や仕掛けはあまり行っていない。
普通にコンテンツを作って,それが引っかかればよいと考えている。
Googleを信じてすべて任せている。

現在の状況だが,
例えば「パテント」で検索してみると,そこそこ良い位置にでる。
一方で,「特許」や「知的財産」では,かなりかなり下の方だ。

しかし,これらはあまり参考にならない。
自分が何かを調べるときのことを想像すると分かるが,
「パテント」や「特許」や「知的財産」という,
非常に一般的な単語をひとつだけ入れて検索することはないからだ。
実際は,「特許 and 青色」だったり,「職務発明」だったりするわけだ。

いずれにしても,
SEOにどの程度力を注ぐかは別として,
検索エンジンでヒットすることは非常に重要だ。
ヒットしなければ誰も見てくれない。何も始まらない。

ということは,今の世の中,
鍵を握っているのは,やはりGoogleということか。

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2004.10.18

プロ野球 今度はソフトバンク

ソフトバンク、福岡ダイエーホークス買収に名乗り

だそうだ。

実は私,プロ野球のことをほとんど知らない。
球団名をすべてあげることはたぶんできないし,
監督の名前なんてほとんど知らない(王さんって監督?)。
こんなレベルだ。
会社がどんなに大きくなったとしても,
球団を買うことはないだろう(無用の心配!?)。

ということで,
最近,ライブドアや楽天が話題になっている中(それくらいは知ってる),
このニュースがどのくらいの重要さなのかはよく分からない。

ただ,ソフトバンクについては,ちょっと個人的に気になることがある。

超零細企業とはいえ,
ネットを使ったビジネスを起業し行っている者としては,
ソフトバンクや孫正義氏にはとても関心があるし,すごいと思う。
孫氏について書かれた本は何冊も読んだし,
直接会いたいために,会社をさぼって講演を聞きに行ったこともある。

ナスダック・ジャパン撤退個人情報流出など,
マイナス面を指摘されることもあるが,
ソフトバンクがなければ,
これほど急速にこれほど安くネットが使える様になることは
なかったはずだ。社会も今とは違っているだろう。

で,なにが気になるのかというと,
あの,駅前や街角に突如現れる,
赤や白の紙袋とコートと大きなパラソルだ。

販促的には,目立つことは必要だし,
声もかけなければならない。
しかし,仕事を終えてやっと地元の駅まで帰ってきたところで,
毎日しつこく紙袋を目の前に出されるのはとてもいやだ。

今度は銀色らしいが,
同じようなことにならないことを強く望みます。

良いサービスを継続的に提供していれば,
それほど派手な宣伝や販促をしなくても,ちゃんとお客さんは来てくれる,
っていう考え方はあまいだろうか?

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2004.10.14

はずかしい検索

お客さんに送るメールのタイトルを間違えた。

求人広告 掲載期間に関するのお知らせ
「求人広告 掲載期間に関するお知らせ」としたかったのだが,
なぜか「の」が入ってしまった。

「タイトル間違えました」とあらためてメールするのもヘンなので,
そのままにしてあるのだが,ちょっとはずかしい。

そこで仲間を捜すことにした。

Google 検索: "関するのお知らせ"

良かった。たくさん仲間がいた。
これで恥ずかしさが少しは紛れる(本当か?)。

こんな検索をされてしまうことがありますので,
Web作成に関わっている人は気を付けましょう。

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2004.10.10

経産省ブログ

IT@RIETI e-Life Blog

「e-Life Blog」は、経済産業省商務情報政策局と、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)が共同で実施する、ウェブログ技術を用いた産業界及び有識者、一般ユーザとの対話実験です。
このブログがスタートした経緯などが下記ページに書かれてある。

【特別インタビュー】e-Life Blog キーマンに聞く(04.9.26)

ブログをスタートするにあたり,
いろんな検討をしたことがうかがえる。

政府,大企業など,
大きく著名な組織がブログを始めるときには
考えなければならないことが多い。
大きく著名な組織であるほど,
双方向性,公開性について,慎重になっていく。

これからこのブログがどのようになっていくか,
どのような影響を与えていくか,見ていきたいと思う。


それはよいとして,
とりあえず1点,気になる点がある。

スタートしたばかりということで,
「実験」とか,「しばらくは初心者っぽい」とか,
「これから少しずつ」というのは分からなくはない。

しかし,仮にも政府や独立行政法人が運営するブログである。
デザインについても,少しくらい考慮すべきだ。

現在公開されているブログは,これこれこれこれ
デザインについて考えられているとはとても思えない。

デザインを意識するということは,読者を意識するということ。
デザインを意識することにより,よりブログ的になると思います。

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2004.10.07

大学院ブログ

MOTもそうだが,
このところ,主に社会人を対象とした,
今までとは少し違う大学院などが増えている。

関心がある人は多い様なのだが,
今までとは違う学校ということで,関連する情報が少ない。
パテントサロンにもときどき情報を求める声が寄せられる。

入学を考えている人にとっては,
実際の授業の様子,会社との両立,生活の変化は?,など,
気になることは多いのだが,これらについて詳細を知ることはなかなか難しい。

そんな中,金沢工業大学大学院が,しばらく前からブログを公開している。

金沢工業大学院Blog

これはいい。
実際の様子がよく分かる。
大学院側が運営しているブログなのだが,
院生による院生の声もときどき書かれている。
パンフレットや説明会では知ることが難しい雰囲気を知ることができる。
大学院側の姿勢,考え方,ポリシーなども伝わってくる。

この,大学院側が運営するブログの他に,
院生の中にも自らブログを書く人が現れたりすると,
より具体的に様子を知ることができる様になって面白い。
お互いトラックバックしあったりしてブログ上で激論が交わされるなど,
すごいことになる可能性もありそうだが。

いずれにしても,
貴重なお金と多くの時間を費やして通う学校。
入学を検討するための情報は,多すぎて困ることはない。
いろんな学校,学生らが,様子を聞かせてくれると,
多くの人が喜ぶだろう。

パテントサロンとしては,これらの情報が,
よりよく伝わる様にする方法を,考えて実行していきたい。

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2004.09.23

智美ちゃんからメールが来た!

やっとうちにも智美ちゃんからメールが来た。

はじめまして☆平田と申します。えーとですね、
以前メル友募集してましたよね??その書き込みに
とても興味を持っててアドレスを控えてたんです。
ちょっと前の書き込みでしたけど。
ぜひぜひ仲良くなりたいと思ってるんです☆
自己紹介を致しますね☆
平田智美、22歳でフリーターをしております♪
趣味は旅行と読書で、好きな作家は筒井康隆さんです。
スリーサイズはまだ言わないほうがいいかな(笑)?
そんなワケでして、平田、お返事待っております!
趣味や、どこに住んでるのか教えて欲しいです☆
あ、あと何て呼んだらいいでしょうか?平田のことは、
平田と呼んでください☆

平田さま。メールありがとう。
あなたからのメールをずっと待っていました。(^o^)
僕の趣味はネットと知的財産ドライブで,
住んでいるのは東京都港区。呼び方は……,

念のために言っておくが,
私は以前もちょっと前も今もメル友は募集していない。

この智美ちゃんメール,ネットでは以前から話題になっていた
智美ちゃんから嫌われていたのか,
今まで私のところには来ていなかったのだが,
やっと来た(だからどうした?)。

この種のメール,人の気持ちというか心理というか,
そのあたりをうまくついてくるものが多い。
是非はともかく,それはそれですごい技術だ。
気付かずに返事を出してしまう人も多いらしい。

英語で書かれたものが圧倒的に多かったのだが,
最近は日本語のものも増えているらしい

こんな詐欺メールもあるので,みなさまご注意を。

ネットは便利だけれど,
危険を感じたり,信頼性を判断する能力は必須です。

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2004.09.22

強制的に誕生日

わたくし事の極みの様な話で大変恐縮なのだが,
昨日誕生日であった。

30代後半の後半にもなると,
誕生日を意識することもあまりなく,
ここ数年,本気で忘れたまま当日を迎えたりしていた。

しかし今年は違った。

当日朝目覚めると,
すでに誕生日おめでとうメールが数通届いていた。
おめでとうメールはその後も断続的に送られてきて,
1日の終わりにはかなりの数になっていた。
こんなことは初めてだ。

急にかっこよくなって女性にモテる様になったとか,
飲み屋で名刺をばらまいたというわけではない
(そもそも名刺に誕生日は書いていないか...)。

原因は,ソーシャルネットワーキング。
ソーシャルネットワーキングってなに? という人は,こちらこちらをどうぞ。
わたしは主に,mixiGREEを使っている。

プロフィールとして生年月日を登録するのだが,
そのデータに基づいて,誕生日当日になると,
リンク関係があるお友達に,誕生日のお知らせが送られてしまうのだ。

しかも丁寧なことに,
お祝いのメッセージを簡単に送られる機能まで付いている。

これらの機能のおかげで,
たくさんのお祝いメールをいただいてしまったわけだ。

しかし届いたメールをよく見ると,
それだけではなかった。

使っているプロバイダーや,その他のサービスなど,
生年月日を登録している会社などから,
たくさん(そして自動的に)お祝いメールが送られていた。

こんなにたくさんのお祝いメールが来たことは初めてで,
とにかく驚いてしまった。

ネットの浸透により,
いろんな情報がオープンになりやすく,
また,オープンになったことを実感しやすくなっているということを,
あらためて認識させられてしまいました。

ということで,
メッセージを送ってくださったみなさま,
ありがとうございます。とても嬉しいです。
遅れていますけれど返事書いていますので,
もう少し待っていてください。

ネットの浸透を実感してます。ふぅ~。

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2004.09.19

勝手にホットスポット

テキサス大学で私的なホットスポット設置の是非をめぐる論争

ホットスポットについてはこちら

この記事とはちょっと違うけれど,
無線LANのセキュリティーをしっかり管理していない人(会社)は多い様で,
いろんなところで,無線LANが勝手に使えてしまうということが結構ある。
意図せずにホットスポットができあがっているのだ。

パテントサロンのオフィスでは,
セキュリティーを考慮し,無線LANは一切使用していない。
人が来たときのために,
HUBのポートと,LANケーブルと,電源コンセントをいくつか用意している。

そして来客時,
「LANケーブル出すからちょっと待ってね」
と言ってごそごそしていると,
その間に,お客はすでにネットを使い始めている。
どこか近くのオフィスの無線LANが使えるのだ。

気持ちが悪いのでやめてもらう様に言うが,
最初はみんな,この勝手に使えるホットスポットにつながってしまう。

またある友人は,
うちのオフィスから深夜にタクシーで帰宅の途中,
どこかの勝手に使えるホットスポット経由で,
タクシーの中からメッセージを送ってきた。

ノートパソコンを持ってビジネス街を歩いたりすると,
かなり頻繁に,勝手に使えるホットスポットにつながるらしい。

ということで,みなさん,セキュリティーにはご注意を。
ちゃんと対策すれば,かなり安全になります。

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2004.09.17

ひよこどこの子?

「ひよこ」商標で日清食品勝訴・東京高裁

ところで,お菓子の方の「ひよこ」って,
どこのお菓子だと思っていますか?

私は子供の頃から,
ずっと九州の菓子だと思っていたのだが,
大学生のころ,東京生まれの友人から,
「あれは東京のものだ」といわれ,
「そんなことはない」,と争いになったことがある。

そのころはネットで調べることもできず(ネット以前だった),
明確な根拠もないままお互い主張しまくるという,
レベルの低い言い争いをすることしかできなかった。

ということでネット時代のいま,
あらためて調べてみたところ,
こんな感じである。
争いになったのは,私たちだけではなかったわけだ。

ちなみに,株式会社ひよ子のサイトはこちら

こんなことが簡単に分かってしまうなんて,
便利な世の中になったものだ。

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2004.09.13

便利だけれどちょっと恥ずかしいかも

IRIS - Big display on small screen

情報源はこちら

これはおもしろそうだ。使えるかもしれない。

ただ,これを町中で使うと,
最初はちょっと恥ずかしいかもしれない。
何人もの人が,通りに立って,
ケータイをぐりぐり傾けながら一生懸命のぞいているいる姿は,
結構笑える。

でも,これも慣れると普通になるのだろう。
昔はちょっとおかしかったが,
町中で,ケータイを耳にあてて,
一生懸命何度も何度も頭を下げる人なんて,
今では珍しくもない。

ところで,
短いスカートをはいた女性が写っている写真を見ると,
その写真を傾けて下からのぞこうとする人がときどきいますが,
それは間違っています。無理です。

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2004.09.01

Googleニュース スタート!

「Googleニュース日本版」のβ開始

記事にもあるとおり,米国では以前からあったサービスである。
私もよく使っているのだが,かなり使えるサービスである。

速報性,網羅性が高く,
うまくキーワードを選びさえすれば,ニュース速報としては,
このサービスだけを利用すればよいくらい使える。

人を介さずに,
純粋なコンピュータ アルゴリズムでニュースを集めているので,
ほぼリアルタイムにニュースにアクセスすることができる。
人を介する方法ではこうはいかない。

このサービス,β版ということで,さらに機能がアップするだろう。
検索の精度が上がり,関連ニュースや関連サイトを
自動で表示する様にすることもそれほど難しくはないであろう。

そうなってくると,すべてを人力手動少人数で編集している
パテントサロンの必要性は,どんどん減少していくことになる。

いずれにしてもこのGoogleニュース,
うまく使えばとても強力な道具となる。
使ってみることを強くおすすめします。
 

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2004.08.23

バレーボールとコンピュータ

今日も眠い。
たった今,室伏選手が第2投目を投げたところだ。

今回のオリンピック,日本は好成績だ。
現時点の金メダル獲得数は12。
中国,米国に次いで,第3位である。
メダル獲得数は,こちらでリアルタイムで見ることができる。

オリンピックと技術については以前も書いたが,
さらにこんな戦いも行われているらしい。

メダル狙う全日本女子、“データバレー”の裏をかけ!

この記事に出てくるソフトウエア,
特殊なものだからさぞかし高価なものだろうと思ったら,
それほどでもない様だ。

それはともかく,
何でもそうだが,世界レベルは大変だ。

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2004.08.18

Google ロゴコレクション

眠い。
生活が完全にオリンピックモードになってしまっている。

ところで,検索エンジンのGoogleは,
イベントにあわせて,ロゴをアレンジすることがある。

この時期は当然オリンピック
このオリンピックロゴにもバリエーションがある様で,
少し前に見たときは水泳だった。

オリンピック以外のロゴについては,
こちらこちらこちらで見ることができる。

なかなかおしゃれで楽しい。
いつかパテントサロンでもやってみたいものだ。

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2004.08.02

紙のブログ,社長のブログ

「会社の顔が見える」、企業での活用が注目されるBlog

企業がBlogを利用するメリットは、逆説的な見方をすれば、企業が企業らしく見えなくなること、つまり企業の顔が顧客から見えるようになることにある、とDashは言う(記事より)

これと同じ感覚を覚えたのがこの本。

ONとOFF 出井 伸之 (著)

出井氏がソニーの社内向けホームページ用に書いた文章が元になっている。

この本には,
出井氏が仕事を通じて人に出会い感じたこと等の他,
ワイン,ゴルフ,車の話から,
孫の誕生,風呂場で転んでけがをしたことまで書かれてある。

大企業のトップだと書きにくいこと,
普通は書かないと思われる様なことまで書かれてある。
だからこそ,書かれてあることがストレートに伝わってくるのだろう。
人間として実感できるのだ。
読み進んでいくと,確かにソニーに「人」を感じる様な気がしてきた。

社内向けということで,
社員に対する啓蒙や期待の文章もあるのだが,
それが余計に「人」を感じさせる。

2年前に出版された「本」だが,これはまさにブログである。
出井氏の考え方,会社の考え方が伝わってくる。

残念なのが,第1章がビジネス的なもの,
第2章がそうでないものという構成になっていること。
分けていない方が,より出井氏を感じることができたはずだ。
社内向けホームページなので当然見てはいないが,
元のホームページはおそらくこの様な分け方には
なっていないのではないかと思う。


さて,ちょっと気になったので社長のブログについて調べてみた
結構ある。

上の記事にもある様に,ブログには
「企業の顔が顧客から見えるようになる」という効果があるらしい。
社長がブログを書き始めたら顧客が減ってしまった,
なんてことにならない様に,気を付けたいものだ(含む自分)。

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2004.07.31

猫も杓子も...

最近blogが流行ってきているが,
blogサービスを提供している各社は,
ユーザ獲得のために,著名人によるblogを掲載したりしている。

たとえはここには,作家からスポーツ選手まで,
いろんな著名人のblogが載っている。

この戦略? の効果かどうかは分からないが,
blogを始める人が急増しているらしい。
猫も杓子もblogである。

と思っていたら,本当に猫がblogを始めた様だ。

キティちゃんもBlog開始

この猫(失礼),blogを書くだけでなく,ピンぼけ写真まで撮ることができる

で,杓子的なものとしては,ここここの最年少系をあげておけばよいか...

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2004.07.27

ネット上の「評判」を知る方法

ネット上の「評判」を瞬時に判断 日本IBMが新技術

この日本IBMが開発した新技術とは比べものにならないが,
ネット上の評判を知る簡単な方法として,
「○○って」で検索する,という方法が知られている。

たとえば「日本IBM」の評判を知りたい場合,
「日本IBMって」と入力して検索する。
この場合の検索結果はこちら

「日本IBM」で検索しても,評判は分からない。
ちなみにこの場合の検索結果はこちら

いろんな会社名や商品名や人名で試してみると,かなり楽しめます。

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2004.07.15

blog効果

昨晩,うちのオフィスでちょっとした打ち合わせを行った
(お酒もそれなりに飲んだが)。

メンバーは,ネット関連の仕事をしている2人と私の3人。
最初に来た1人は全くの初対面だった。

普通だと,初対面同士ちょっとぎこちなく,
初めまして→名刺交換→自己紹介,と進んでいくわけだが,
昨晩はそうではなかった。

私はその初対面のお客さんにお茶を出しながら,すぐに質問攻め。
ネットに関する聞きたいことについて,いきなり話し始めた。
相手もすぐにいろいろ話してくれる。
いきなり本題なのである。

なぜこうなるかというと,
私は彼がネット上に書いている文章を読んでいたし,
彼はパテントサロンを見てくれていたからだ。

お互い何をやっているか,どんなことに関心を持っているかが分かっていたから,
いきなり本題になる。自己紹介という説明はいらない。
また,いろいろ分かっているので,初対面なのに信頼度は高い。

しかも,会う前から,
この人に何を聞きたいか,
この人とどんな話をしたいか,ということについていろいろ考えているので,
すぐにつっこんだ話になっていく。

しばらく経ってから,思い出した様に名刺交換をし,
その後もう一人の客も現れ,夜遅くまで盛り上がった。
おいしいワインをありがとう。


blog等を公開している人と会うときは,この様になることが多い。
人が継続的に書いた文章を読むと,
その人についていろんなことを知ることができる。
blogには,その人の考え方,価値観などが,しっかり表れている。
また,誰の知り合いなのかについてもある程度分かる。
初対面なのに初対面ではないのである。

ところで,
このblogは「パテントサロン管理人の編集後記的 blog」であり,
パテントサロンからリンクもはっている。
パテントサロンの読者にはいろんな方がいるので,
当然,いろんな多くの読者のことを意識しながら書くことになる。
だから,どうしても当たり障りのないものになってしまう。
本性(!?)が表れている度合いは少ない(私は本来もっと○○で△△な人間です)。
これではいわゆるblogとは言えないのかもしれない。

普通のblogではこんなことはなく,
それを読めばその人のことを知ることができる。
相手のことを知った者同士の会話は,一気に進んでいく。
深さと方向の両面で。

業界内とか会社内とかでこんなコミュニティーができれば,
面白いことがたくさん起こりそうな気がする。

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2004.07.14

気になって死ねない!?

ラストメッセージ、死後に自分の想いを伝える「ラストメッセージ」開始

私の場合,死んだ後まで自分の想いを伝えたいという気持ちは
今のところないのだが,死んだ後のことはちょっと気になる。

自分名義の携帯電話,銀行口座はどうなるのだろうか?
契約している(けれどほとんど行っていない)スポーツクラブの解約は?

幸い今まで身近な身内に不幸がなかったため,
このあたりのことは未知なのだが,まあ何とかなるはずだ。
おそらく身内の誰かが適当に後始末をしてくれるのだろう。

気になるのは,パソコンやネット関連のことだ。
メールやサイトやこのblogなどの後始末はどうなるのだろうか?

身内がメールやサイトやblogについて理解できるとは限らない。
しかもちょっとマニアックな人の場合,
メールやサイトやblogをそれぞれいくつか持っていて使い分けていたり(私です),
さらにそのうちのいくつかは匿名やハンドル名で使っていたりするわけで(私です),
こうなると絶望的だ。

しばらくの間,メールアカウントもサイトも,
幽霊の様に存在することになるのだろう。

それはいいとして,
それよりも気になるのは,パソコンに記録されているファイルだ。
プライベートな文書ファイルや,
人には決して見られたくないあんなファイルやあんなファイルもあったりするわけで,
それらの行く末は非常に気になるのである。

サイト等については,
「もし自分に何かがあったらこの様にしてください」とどこかに書いておけばよいが,
人に見られたくないファイルの後始末を人に頼むわけにはいかない。

ということで気になって死ねないのである。

※関連ニュース
 作成者本人が死亡したウェブログはどうなる?
 死者だけが知るパスワード――ノルウェー国立機関がハッカーに解読を要請

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2004.07.09

美しさは女の武器

という言葉をきくことがある。
もちろんここでいう武器とは,ナイフの様に人に直接傷害を与えるものではない
(ちなみに,武器の威力という点では,「美しさ」より「涙」の方が数倍上だ)。

しかしときには,「美しさ」が直接人命を奪いかねない武器になることがあるらしい。

ネット恋愛:初対面、美しさに感激しショック性内出血

9時間後に意識を回復した彼がどんなことを言ったかが気になるところではあるが,
とりあえず無事でよかった。


考えてみると,仕事などでつきあいがあるのに顔を見たことがないという人は多い。

たとえば,パテントサロンでは求人広告掲載サービスを行っている。
このサービスの一連の流れはこうだ。

  広告依頼主がネット経由で広告内容を編集部に送る。
  編集部は送られてきた広告内容に基づいて広告ページを作り,
  作った広告ページをチェックしていただくために依頼主にメールで連絡する。
  依頼主は内容をチェックして修正があればメールで指示する。
  編集部は指示に従って必要な修正を行い,掲載を開始して請求書を発行する。

この間,依頼主と顔を合わせることはない。
それどころか,ほとんどの場合,声を聞くことすらない。

細かい修正を行ったり,掲載開始日の打ち合わせのために,
何度もメールでやりとりしたり,ときには電話で話したりすることがあるが,
それでもやはり顔を見ることはない。

顔を見たことがないけどつきあいがある,という人は意外に多い。


ところでパテントサロン編集部では,
7月10日,11日に,オープンハウスを開催します。
参加資格などは何もなく,
編集部メンバーと顔見知りでない方でも来ていただくことができます。

ショックを受けて内出血を起こしたりしない様に,
しっかり心の準備をしておきますので,
「武器」をお持ちの方も,安心してお越しください。
お持ちでない方もお気軽に。

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2004.06.30

ちょっと気になる報道のされ方

29日,シャープの元社員が訴訟を起こした。

シャープ元社員、液晶発明の対価5億円求め提訴
発明対価提訴:液晶画面めぐりシャープ元研究員

このニュース,報道のされ方がちょっと気になっている。

まず,ニュースがサイトに掲載された時刻。
上の2つのニュース,いずれも午前3時頃に掲載されている。
この提訴に関するニュースを,当日(29日)見ることはできなかった。

今までの報道のされ方から見ると,これはちょっと変わっている。
提訴に関するニュースは,通常その日の夜,
遅くとも深夜頃までには掲載されることが多い。
特に今回は,注目度が非常に高いニュースだから,
もっと早く掲載されても良さそうなところだ。

もうひとつ気になるのが,
この提訴のニュース,上の2つ,つまり読売と毎日のサイトにしか
掲載されていないという点だ。
かなり時間が経過した30日午前11時になっても,
他のニュースサイトでこの提訴に関する記事を見つけることがでない。

職務発明に関する訴訟のニュースは,
社会的に非常に関心が高いため,今までは,多くのメディアが取り扱っていた。
しかも今回は初出のニュースで,かつシャープで液晶という,
非常に注目度が高いもの。
それにしてはニュースの数が少なすぎる。

ということで,今回の報道のされ方,ちょっと気になる。
しばらくするともっとニュースが出てくるとは思うが...

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2004.06.26

ネットと選挙運動

以前政治家のブログについて少し書きましたが,ネットを使って選挙運動をすることは公職選挙法で禁止されており,現在,日本中の立候補者のブログは,全て更新が止まっています。

 ※参考情報
   インターネットと選挙運動
   参考1
   参考2
   参考3
    ※注
    参考1~3は,サイトトップに選挙運動期間中は更新を行わないことが
    明記されている例を紹介するものです。その他の意図はありません。
    他の立候補者のサイトに関する情報は,こちらからどうぞ。
    選挙が面白くなる!参院選全情報・立候補者一覧

いろんな理由があるのだとは思いますが,この現象を見ているとちょっと不思議な感じがしますね。今こそ立候補者の考えをしっかり知りたいというときなのに...

ただ,突然サイトの更新が止まっても,今まで継続的に自分のポリシーや実現したい政策を公開・主張してきた人の思いは,多くの人に伝わっていると思います。日頃の継続的な活動は効果的です。

いずれにしてもみなさん,投票には必ず行きましょう。社会を決めるのは私たちです。
当日予定があっても不在者投票ができます。必ず投票しましょう。

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2004.06.19

ブログ怖い! 政治家ブログ

前の記事で,ブログが社会を変えるかもしれない,と書きましたが,こんなサイトがスタートしています。

政治家ブログele-log(エレログ)

政治に関するニュースの紹介と,国会議員(立候補予定者を含む)のブログ記事へのリンクが主なコンテンツのようです。政治に関するニュースの紹介では,ニュースについて国会議員等がコメントしたりトラックバックできる様になっています。

政治家のブログは今までもあったのですが,それらは独立した普通のブログでした。このele-logの様に,1つのブログに対して,複数の国会議員等が直接コメントするという試みは,初めてではないでしょうか?

そのうち,与野党でコメント合戦が起こったりするのでしょうかね。

いずれにしても,ネット上の記録は,意図的に消されない限り,過去分もしっかり残ってしっかり見られてしまいます。「そんなこと書いてない。記憶にない」なんていいわけは通用しません。政治家のみなさんは気を付けて書き込んだ方が良さそうですね。

万が一ヘンな発言をしてしまうと,その発言のコピペが一気にネット上に拡散していきます。コメントやトラックバックの嵐もやってくるでしょう。

また,ヘンな発言に気づいても安易に削除してはいけません。今度は削除したことが不誠実だとして,やっぱりネット上に流れてしまいます。逆効果です。

ブログって怖い!

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2004.06.02

電車男のせいで...

何も言いません。Misson.1から読んでください。

電車男

一つだけ注意を。
熱中して仕事ができなくなる可能性があるので,
急ぎの仕事は先にすませましょう。
わたしは仕事が進まず困ってしまいました。

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2004.05.02

チキン・チキン・チキン

しばらく前からはまっているサイトです。

Subservient Chicken

日にちが経つごとに
動作の種類がどんどん増えているようです(削除されたものもあるみたい)。

手っ取り早くいろんな動作を見てみたい人はこちらも参考に。
みんながよってたかって研究結果(?)を集めています。
これもネットの力!?

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2004.04.29

念力ぃ~

最近毎日見ているサイトです。

念力ブログ

いつの日かきっと...

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2004.03.29

ソーシャルネットワーキング

米国ではソーシャルネットワーキングがはやっていますが,
これもblogと同じように,日本でもはやるのでしょうか?
私もいくつか登録しているのですが,やはり日本語が自由に使えるものがほしいです。

※参考
ソーシャルネットワーキング体験記II

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