06. 科学,技術

2016.07.10

夏休み 大人の自由研究 2016 -モスキート音,何Hzまで聞こえるか?-

私は電子音や電子音楽が好きで,ときどきシンセサイザーなどを触って遊んだりしています。

ある日,部屋でシンセサイザーで遊んでいると,私の子どもが部屋に来て話しかけてきました。私はシンセサイザーの音を消して「なに?」と返事をしたところ,「まだ音が鳴ってるよ。うるさい」と言われてしまいました。私には音は全く聞こえません。むむ,これがいわゆるモスキート音か? っていうか私には聞こえないって,なに? 私はちょっとショックでした。

そこで,本当に年齢によって聞こえたり聞こえなかったりするのか? 私は何Hzまで聞こえるのか? 気になったので,シンセサイザーを使ってサクッと実験してみました。

実験したときのツイートは以下の通りです。

まあ,予定通りの結果なのですが,自分の聞こえる範囲が思ったよりもかなり狭かったのはショックでした。人間は 20Hz ~20kHz の音を聞くことができる,という思い込みがあった分,全くそれに届いていないことがショックでした。

ということで,これからも耳を大切にしながら,しっかり音楽などを堪能しようと思います。

※関連記事
 夏休み 大人の自由研究 -アサガオの開花を撮る-(その1) (2014.09.01)
 夏休み 大人の自由研究 -アサガオの開花を撮る-(その2) (2014.09.01)
 夏休み 大人の自由研究 -アサガオの開花を撮る-(その3) (2014.09.01)
 

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2014.09.01

夏休み 大人の自由研究 -アサガオの開花を撮る-(その3)

撮影2回目の結果を踏まえて,撮影3回目を行います。

撮影2回目では,照明を明るくしすぎたことにより,アサガオが開花できなかったと思われます。そこで,照明を暗くして撮影する方法を検討しました。

撮影2回目で使用したアプリ Camera FV-5 には,シャッタースピードを固定して撮影する機能があります。どのような処理を行っているのかよく分からないのですが,いくつかの条件でテスト撮影してみたところ,うまく使えば露光量を稼げそうです。シャッタースピードを2秒に固定して撮影することにしました。

また,撮影時刻を把握しやすいように,アサガオの後ろに時計を置いて撮影しました。


■撮影3回目
撮影機材:Samsung GALAXY Note 3 SC-01F
     + Camera FV-5(アプリ) シャッタースピードを2秒に固定
撮影日時:2014:08:21 01:15:02 - 2014:08:21 10:26:05
撮影間隔:5分


撮影風景
R0020559


撮影写真(111枚)
夏休み 大人の自由研究 -アサガオの開花を撮る- 撮影3回目DSC_0473 (1)


撮影写真スライドショー(動画)



やった! アサガオの開花を撮影することができました! 目的達成です。

ところで,撮影3回目の動画を見ると,後半,日が射してきて明るくなると,それまで動いていなかった葉や茎が,うにょうにょと動き出します。朝とともに目覚めて活動を開始しているようです。アサガオかわいい。

ということで,アサガオの開花を撮ることができました。目的を達成しました。自由研究はこれにて終了,の予定だったのですが,ふとかわいいアサガオ見ると,明日咲きそうなつぼみが3つもあります。これを逃す手はありません。撮影3回目と同じ条件で撮影することにしました。


■撮影4回目
撮影機材:Samsung GALAXY Note 3 SC-01F
     + Camera FV-5(アプリ) シャッタースピードを2秒に固定
撮影日時:2014:08:23 01:50:04 - 2014:08:23 11:01:00
撮影間隔:5分


撮影風景
R0020569


撮影写真(111枚)
夏休み 大人の自由研究 -アサガオの開花を撮る- 撮影4回目DSC_0602


撮影写真スライドショー(動画)



3つのつぼみが開花する様子を撮影することができました。


さて,自由研究はこれで終了です。一輪の尊い犠牲を伴いながらも,アサガオの開花を撮ることができました。なかなかおもしろかったです。また何か機会がありましたら,自由研究してみたいと思います。

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夏休み 大人の自由研究 -アサガオの開花を撮る-(その2)

撮影1回目の結果を踏まえて,撮影2回目をおこないます。

撮影1回目では,カメラのバッテリーが途中で切れてしまい,アサガオが完全に開花するまで撮影を続けることができませんでした。

カメラのバッテリー切れについては,ACアダプターを使えば解決します。しかし,この撮影のためだけにACアダプターを買うのはちょっともったいない。そこで,スマホのカメラ機能を使うことにしました。スマホだと,USB端子経由で給電しながら撮影を続けることができます。

また,スマホを使うと,1枚撮影するごとに撮影した写真を Wi-Fi 経由でクラウド上にアップロードできるというメリットがあります。通常,インターバル撮影を開始すると,カメラを動かしたくないために,全ての撮影が終了するまで撮影した写真を確認することが難しいのですが,スマホや Wi-Fi 機能付きデジカメを使うと,インターバル撮影中も,クラウド上にアップロードされた写真をPC等で自由に確認することができます。これはとても便利です。

ということで,常用スマホの Samsung GALAXY Note 3 SC-01F に,インターバル撮影機能があるアプリ Camera FV-5 をインストールして,撮影間隔5分で撮影することにしました。

テスト撮影してみると,撮影1回目と同じ照明ではうまく撮影できませんでした。明るさが足りないようです。そこで,少しだけ照明を明るくすることにしました。明るくするとアサガオがうまく咲かないかもしれないという懸念がありますが,撮影できないと意味がないので,少し明るくして撮影することにしました。


■撮影2回目
撮影機材:Samsung GALAXY Note 3 SC-01F + Camera FV-5(アプリ)
撮影日時:2014:08:17 22:10:00 - 2014:08:18 09:20:11
撮影間隔:5分


撮影風景
R0020539


撮影写真(135枚)
夏休み 大人の自由研究 -アサガオの開花を撮る- 撮影2回目DSC_0331 (1)


撮影写真スライドショー(動画)



なんと! アサガオは咲きませんでした! つぼみが大きくなり,咲きそうにはなったのですが,咲くことはできませんでした。午前9時30分になっても咲きませんでした。明るくしたことが原因でしょうか? 結局咲くことなく枯れてしいました。

撮影2回目の結果を踏まえて,撮影3回目を行うことにしました。


このまま咲くことなくかれてしまった。ごめんよ,アサガオ。
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夏休み 大人の自由研究 -アサガオの開花を撮る-(その1)

8月の暑い夜,仕事を終えて自宅に帰ると,アサガオがつぼみを付けていました。明日には咲きそうなつぼみ。咲くところを撮りたい! ということで,大人の自由研究がスタートしました。

常用カメラの Ricoh GXR にはインターバル撮影機能が付いています。これで撮影できそうです。しかし,何分間隔で撮影したらよいかとか,何時から撮影を始めたらよいかなど,全く見当が付きません。ネットを見ればすぐに分かると思いますが,それではつまらないので,ネットを封印して自由研究を進めることにしました。撮影間隔を20分とし,すぐに(午前1時40分頃)撮影をスタートすることにしました。

懸念事項が2点あります。(1)照明 と,(2)カメラのバッテリーの持続時間 です。

(1)の照明については,撮影のために部屋を明るくすると,朝が来たことが分からなくてアサガオが咲かないかも知れません。ということで,照明は撮影ができる範囲で可能な限り暗くすることにしました。

(2)のバッテリーの持続時間については,インターバル撮影がどのように電力を消費するのか分からないのでやってみなければ分かりませんが,いずれにしても朝まで持ちそうにありません。しかしACアダプターなど電源供給手段が手元にないので,このまますすめることにしました。


■撮影1回目
撮影機材:Ricoh GXR + GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
撮影日時:2014:08:04 01:41:02 - 2014:08:04 04:21:02
撮影間隔:20分


撮影風景
20140804_063146_a


撮影写真(9枚)
夏休み 大人の自由研究 -アサガオの開花を撮る- 撮影1回目
R0020519


撮影写真スライドショー(動画)



照明については問題なかったようです。朝起きたらアサガオは無事に咲いていました。バッテリーはやはり持ちませんでした。9枚撮影後,撮影開始から2時間40分が経過した頃,バッテリー切れでインターバル撮影は終了したようです。完全に開花するまでを撮影することはできませんでした。また,撮影間隔は20分としましたが,もっと短い方がよさそうです。

これら撮影1回目の結果を踏まえて,撮影2回目を行うことにしました。


無事に咲いたアサガオ
20140804_103538
 

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2007.08.27

8月28日に皆既月食

明日8月28日に皆既月食が見られます。

※関連リンク
 2007年8月28日 「皆既月食どんな色?」キャンペーン:国立天文台

今回は比較的見やすい時間帯です。帰りがけや仕事の合間にでも,ぜひちょっと空を眺めてみましょう。私は,小学生の時に初めて見た赤い月を,今でもはっきりと覚えています。天気が良ければいいのですが。

次の皆既月食は,2010年12月だそうです。

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2006.08.30

『決定版「周期表」』 Newton 10月号

周期表には特別な思い入れがある。
http://cytech.way-nifty.com/blog/2005/03/post_7.html

とうことで,今月のNewton誌を紹介しないわけにはいかない。

科学雑誌ニュートン-最新号案内
決定版「周期表」と111元素 自然界には見事な規則性がかくされていた!
http://www.newtonpress.co.jp/science/newton/

周期表誕生の話から,原子構造,各族の特徴等について,とてもわかりやすく書かれてある。

さらに,各元素について,特徴や元素名の由来,発見時のエピソードなどが紹介されている徹底紹介コーナーもある。これがいい。元素番号73のタンタルは身体に無害な金属なので歯のインプラント治療などにも使われていてオーストラリアなどに存在し価格は1gあたり130~180円でギリシア神話のフリギアの王タンタルスが名前の由来になっている,なんてことを知ることができる。面白すぎる。

化学が好きな人には超おすすめです。また,わかりやすく書かれているので,化学があまり好きでない人も楽しめるかもしれません。プロの方のリファレンスとしても良さそうです。

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2006.08.28

人体解剖マニュアル

Amazonで予約購入していたDVDを観ました。

人体解剖マニュアル
http://www.dex-et.jp/Ncontents/dvd/dex_dvd0053.htm

観たのは第1巻の「人体解剖マニュアルⅠ[動き] ~一目でわかる人体の不思議~」。内容は上のページにあるとおり。

最初の方は「おっ,おっ~っ」と思わず声が出たりしましたが,観ていくうちに「ふ~ん,ああなってるんだ」と,自分の手足を画面にあわせて動かしながら,真剣に見入ってしまいました。とても勉強になります。

第2巻以降も楽しみです。

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2006.08.23

惑星の数

太陽系惑星、今度は8個 冥王星除外し修正か
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006082301001337.html

「惑星の数」で頭に浮かんでくるのが,30年ほど前にTVでみたSF映画だ。ストーリーとしては,新たに新惑星が発見されそこに調査に行くというもの。

この新惑星の位置がポイントで,なんと地球と同じ軌道上でちょうど180度離れた位置に存在するのだ。地球からみると常に太陽と重なってしまうために,長い間発見されなかったという設定だ。

詳細を書くと全く面白くなくなるくらいアイデア勝負の映画なのでこれ以上書かないが,私にとっては,30年前にTVで1度観ただけでしっかり印象に残るくらいインパクトがあった。ラストシーンもすごくいい。

全体的には暗い雰囲気の映画で,主人公の重苦しい精神状態に引き込まれていったような記憶がある。そこがまたよかった。

ところで,これほど印象に残った映画なのだが,どうしてもタイトルが思い出せなかった。そこでちょっとググって(この単語も使いにくくなりそうだ)見つけたタイトルが「決死圏SOS宇宙船」。う~ん,「ミクロ決死圏」を引きずったようななんて陳腐なタイトルだろう。ちなみに原題は「Journey to the Far Side of the Sun」。

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2006.04.17

ヒトゲノムとPOWERS OF TEN

文部科学省が科学技術週間に合わせて,「一家に1枚ヒトゲノムマップ」を公開しました。

「一家に1枚ヒトゲノムマップ」公開

去年は周期表でした。そのとき書きましたが,私は周期表には非常に強い思い入れがあります。ゲノムの方は,今のところ特別な思い入れはないのですが,興味はかなりあります。このマップ面白そうですね。今回はweb版もあるのでじっくり見てみます。

来年は何でしょうかね? ミクロ系が続いたので,次はマクロ系で宇宙とか太陽系とかもしれませんね。

ミクロ系マクロ系で大好きなのが,「POWERS OF TEN」です。20年以上前,初めてこの映像の一部をテレビで見たときのインパクトはとてつもなく大きいものでした。どうしても全編を見たかったので,その方法をいろいろ探して(ネットがないので大変だった),やっと見つけたのが,ワシントンD. C. のスミソニアン博物館で上映されているらしいという情報。辞書を見ながら作文した英語を使って電話をかけてみたところ,確かに上映されている。よし,見に行こう! 大学4年の3月,パックパック旅行のスケジュールに組み込んで見に行きました。スミソニアンでは,モニタかぶりつきで10回以上は見たと思います。う~ん,しあわせ。

そして去年,この作品が入っているDVDを見つけました。もちろん即購入。今年に入って書籍も手に入れました。

科学好きにはたまらない作品です。よかったらぜひ。

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2005.10.27

紅葉,温泉,宇宙,電波

月,火,水と休み(夏休み?)を取って,
長野~群馬を回ってきました。

紅葉と温泉を堪能しました。
火山も見てきました。

カール・セーガンの「コンタクト」の影響を受けて,
こんなところも見学してきました。

ちなみに「コンタクト」,小説と映画があります。
映画もそれなりに面白かったのですが,
個人的には小説の方が圧倒的に好きです。
大学生の頃,かなり引き込まれました。
興味がある方はぜひ。

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2005.03.28

「一家に1枚周期表」作戦

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050326k0000m040043000c.html
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/03/2005032501005361.htm

この周期表,なんとしても手に入れる。欲しい。

大学では化学を学んだ。
化学科を選んだきっかけになったのが,周期表だ。

原子の数が違うだけで,
炭素や鉄,酸素など,全く違うものになる。
1つ違うだけで,水素やヘリウム,リチウムになる。
すごい!

このことを初めて知ったとき,
感動というか感激というか驚嘆というか,
大きく心を動かされた。

もともと科学全般に強い関心があったのだが,
最も興味があったのは電気・電子やコンピュータ関連で,
化学ではなかった。ラジオなどを作って遊んでいた。

そんなとき,この周期表を知ってしまった。
そして化学に強い関心を持ち,化学科に進んだのだ。

だから周期表には強い思い入れがある。
パテントサロントップページ上部の画像にも,
周期表を入れているくらいだ。

ということで,
本当はコンピュータが好きなくせに,
女の人が多いという理由で化学科を選んだ,なんてことは,
決してありません。
 

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