04. 知的財産

2016.11.18

「パテサロブックマーク」(略称「パテブ」)構想 -★祝★固定リンク J-PlatPat-

本日,独立行政法人 工業所有権情報・研修館(INPIT)のサイトに,以下の情報が掲載されました。

特許情報プラットフォーム機能追加・改善予定について
http://www.inpit.go.jp/j-platpat_info/othersinfo/h28fytbd.html

J-PlatPat における公報ページへの固定リンク機能については,私は以前から強く強く切望していました。酔っ払ったおっさんのごとく,いろんなところでいろんな人に何度も切望の思いを力説してきました(ウザいと感じたみなさま,すみません)。

なぜ強く強く切望しているかはとりあえずおいておいて,今日,上記 INPIT の記事を読んで興奮し,勢いで一気に Facebook にポストした内容を,そのままブログにも掲載します。

本当に楽しみです。


「パテサロブックマーク」(略称「パテブ」)構想

特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)(以下「プラパ」)に固定リンク機能が追加されたときのことを考えると,いろんな使い方が考えられて妄想が膨らんでもう大変なのですが,その中のひとつが,プラパ専用ブックマークシステム「パテントサロンブックマーク」(略称「パテブ」)です。

パテブは,プラパの公報ページをブックマークできるシステムです。アカウントを作ったユーザは,プラパで表示している公報のページを,ブックマークレットなどを使って,簡単にブックマークに登録できます。登録する際に,タグやメモなどをつけることができます。ユーザは自由にいくつでもブックマークを作ることができます。各ブックマークは公開or非公開を設定できます。自分が作成したブックマークの情報をダウンロードすることができます。

ソーシャル的要素を増やして,たとえば,特定の公報が登録されているブックマークの一覧を表示したり,特定の公報をブックマークしているユーザの一覧を表示したり,ブックマークや公報のアクセス数,アクセスランキングを表示したり,「いいね」機能をつけたり,他人が作ったブックマークを「お気に入り」登録したりなど,追加できる機能はいろいろあります。いろいろありますが,基本は公報のブックマーク。(1)公報をまとめること,(2)まとめたものを公開できること,が目的です。

以下ようなブックマークが作られることを想定しています。

○○技術の特許一覧,○○ 氏の発明一覧
○○ vs ○○ 訴訟関連権利(ニュースやコラム,論文等に掲載)
弊社の保有特許一覧(企業サイトなどに掲載。企業PR)
私が書いた出願明細書(弁理士などが転職時の履歴書に添付)
私が翻訳した出願明細書(翻訳者などが利用)
開放特許リスト(サイトなどに掲載して利用者を募る)
この権利売ります(サイトなどに掲載して買い手を探す)
私の発明(技術者がプロフィール等に掲載。転職時にも利用できる)

これらはいまざっと思いつく想定であり,もっと様々な利用方法が出てくるでしょう。

プラパに固定リンク機能が追加されたら,こんなパテサロブックマークを作りたいと考えています。特許情報の流動に多大な効果があると確信しています。

すっごく楽しみです。

※関連リンク
 特許情報プラットフォーム機能追加・改善予定について
 http://www.inpit.go.jp/j-platpat_info/othersinfo/h28fytbd.html
 

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2016.10.12

米国出張関連ツイート 2016

9月24日(金)に,知財系オフ会@ワシントンDC を開催しました。
オフ会の前に USPTO を見学し,お土産を買いました。

知財系オフ会@ワシントンDC 2016 を開催しました。
http://cytech.way-nifty.com/blog/2016/10/dc-2016-8edb.html
USPTO ひとり見学ツアー 2016
http://cytech.way-nifty.com/blog/2016/10/uspto-2016-3678.html

DCには4泊しました。滞在中,パテントサロンの更新や求人広告の掲載などは通常通り行うため,自由な時間はそれほど多くないのですが,それでも旅行先出張先でじっとしていることはできないので,今年もちょっと街を歩きました。そのときのツイートです。

今年もDCを堪能させていただきました。
ということで,また来年~

※キーワード:
偽ブランド品,ユニクロ,テスラ,マイクロソフト,iPhone 7 Plus,Galaxy Note7,トランプ氏のホテル,楽器屋,KORG monotron,国立アメリカ歴史博物館,特許図面各種,タッカー自動車,SL-1200,国立アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館,Barnes & Noble,ホテルの部屋のデスク,ナイアガラの滝,BB-8,&TOKYO,オレオ


■関連ツイート

























※関連記事
 知財系オフ会@ワシントンDC 2016 を開催しました。
 http://cytech.way-nifty.com/blog/2016/10/dc-2016-8edb.html
 USPTO ひとり見学ツアー 2016
 http://cytech.way-nifty.com/blog/2016/10/uspto-2016-3678.html
 

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USPTO ひとり見学ツアー 2016

9月24日(金)に,知財系オフ会@ワシントンDC を開催しました。

知財系オフ会@ワシントンDC 2016 を開催しました。
http://cytech.way-nifty.com/blog/2016/10/dc-2016-8edb.html

この日,オフ会の前にUSPTOを見学しました。目的は,ミュージアムの見学とお土産の購入です。USPTOには毎年寄っています。

ミュージアムでは,様々な知的財産が展示されています。今年もじっくり堪能しました。

入り口近くにあったシアターコーナーがなくなり,リアルな展示になっていました。ここも知財満載です。様々な特許,商標等が紹介されていました。

とにかく知財満載です。どっぷり知財に浸ることができます。この知財満載感はちょっと新鮮です。

そしていつも通り,お土産を買いました。

このミュージアムとお土産,私はすごく気に入っていて,仕事のアポイントメントがあるわけでもないのに,毎年欠かさずUSPTOに立ち寄っています。

こんなミュージアムとお土産,日本の特許庁にもぜひほしいです。

今回私が見学している間に,10名くらいの小学生~中学生のグループが見学に来ていました。過去には,近所に住んでいる老夫婦が来ていて一緒に解説員の説明を聞いたりしたこともあります。様々な人が,その人なりに,知財を感じることができる場所。もし日本にできたら,わたしは何度も通い,グッズをいろいろ買い,そしてそれらをネットで紹介して自慢するだろうと思います。

ということで,また来年~


■関連ツイート














※関連記事
 知財系オフ会@ワシントンDC 2016 を開催しました。
 http://cytech.way-nifty.com/blog/2016/10/dc-2016-8edb.html
 米国出張関連ツイート 2016
 http://cytech.way-nifty.com/blog/2016/10/2016-8d0d.html
 

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2015.06.10

「憎むべきニセモノ展 2015」を見学

偽ブランド品撲滅プロジェクト「憎むべきニセモノ展 2015」を見学しました。

偽ブランド品撲滅プロジェクト「憎むべきニセモノ展 2015」開催!
ブランドの模倣品約50点を展示する「偽ブランド品撲滅プロジェクト 憎むべきニセモノ展 2015」 RAGTAG原宿店で開催
もうだまされないゾ!「偽ブランド品撲滅プロジェクト 憎むべきニセモノ展 2015」 RAGTAG原宿店で開催
ブランドの模倣品約50点を展示する「憎むべきニセモノ展2015」 6月5日より原宿で

このイベントはこれまで何度か開催されていて,私も何度か見学しました。
パテログ: ニセモノがいっぱい。憎むべきニセモノ展2013を堪能。(2013/2/20)
パテログ: 見分けるポイントは? 憎むべきニセモノ展2013を堪能。(2013/9/7)

今回の展示も見応えがありました。正規品と模倣品が並べて展示されていて,しかもそれらを直接触って比較することができます。

スタッフの方に「最近の模倣品の状況はどうですか? 減っていますか? 増えていますか?」とたずねたところ,最近の傾向は「増加,精巧,早い」とのことでした。また,消費者の中には,人気があって手に入らないレアな商品について「ニセモノでもいいから売ってほしい。どうせ着ちゃえばわからないから」なんてことを言う人もいるそうです。

特許事務所や企業知財部で働いている方の中には,職場で日々商標出願に関する仕事をしているけれど模倣品を手にとってじっくり見たことがないという方もいると思います(中には日々模倣品と戦っているという方もいると思いますが。おつかれさまです)。そんな方には,この生々しい体験ができる展示会は,特に興味深いものかもしれません。自分の仕事について社会との関わりが実感できることはとても嬉しいことです。展示会は6月14日まで。

一点,見学に行かれる方に注意を。老眼や老眼気味な方は,ぜひ眼鏡を忘れないようにしてください。模倣品と正規品のわずかな差を堪能するには必須です。拡大鏡などがあるとさらに楽しめるかもしれません。


関連ツイート






















 

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2015.04.28

出願された音商標を聞いてみる (付録:「コピペして J-PlatPat で使える出願番号テキスト」)

本日,音商標の公開公報が発行されました。

音商標の公開商標公報が発行されました。(METI_経済産業省)
http://www.meti.go.jp/press/2015/04/20150428003/20150428003.html

下記発表資料の別紙2には,公開公報に掲載されている音商標の出願番号が掲載されています。別紙3に掲載されている「公開商標公報の照会の方法」に従って特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)に出願番号を入力して照会すると,出願された音商標を実際に聞くことができます。

発表資料
音商標の公開商標公報が発行されました。 (PDF)
http://www.meti.go.jp/press/2015/04/20150428003/20150428003.pdf

しかし,出願番号を1件ずつ J-PlatPat に入力していくのは,コピペするにしても非常に面倒です。しかも,音商標を聞きたい人がそれぞれこの面倒な入力作業を行うのは非常にナンセンスです。

ということで,別紙2に掲載されている21件の出願番号をまとめたテキストを用意しました。入力できる文字数に制限があるのか一度に全ての出願番号を入力することができなかったので2つに分けています。これらを,J-PlatPat の商標番号照会画面の「出願番号」にコピペして照会ボタンを押すと,一気に照会できます。あとは照会結果から選んで音声再生ボタンを押すと,音商標が再生されます。

J-PlatPat 商標番号照会画面
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/shouhyou/sybs/SYBS_GM101_Top.action

音商標の出願番号 No. 1 ~ 10
2015-029809 2015-029810 2015-029811 2015-029815 2015-029817 2015-029826 2015-029838 2015-029889 2015-029931 2015-029977

音商標の出願番号 No. 11 ~ 21
2015-029978 2015-030027 2015-030028 2015-030029 2015-030030 2015-030106 2015-030162 2015-035608 2015-036571 2015-036572 2015-036573

J-PlatPat の照会結果一覧画面へのリンクや,各公開公報へのリンクを直接紹介することができれば,このような面倒なことをしなくてすむのですが,J-PlatPat では固定リンクが設定されていないので,公報を見たり聞いたりするためには,毎回照会する必要があります。 #プラパに固定リンクを

音の商標を次々聞いていくのは,なかなか楽しいです。
 

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2013.09.07

見分けるポイントは? 憎むべきニセモノ展2013を堪能。

原宿,キャットストリートにあるショップで開催されている「憎むべきニセモノ展2013」を見学しました。

偽ブランド品撲滅プロジェクト「憎むべきニセモノ展2013」開催
http://www.ragtag.jp/shop/news/news20130828.html

この展示会はこれまでに数回開催されていて,私は前回も見学しました。

ニセモノがいっぱい。憎むべきニセモノ展2013を堪能。
http://cytech.way-nifty.com/blog/2013/02/2013-60d2.html

前回は非常に多くの模倣品がぎっしり展示されていました。今回は前回に比べると展示されている模倣品の数は少ないのですが,全ての商品について模倣品と正規品が並べて展示されています(前回は一部の商品についてのみ)。そしてそれらを直接手にとって,しっかりじっくり見比べることができます。

模倣品だけを見ても正規品との違いはなかなか分かりません。両者を比べることによって違いが見えてきます。各商品には相違を見分けるポイントが書かれている解説がついているので,それを見ながら実物でチェックすることができます。

主催されている方によると,模倣のレベルは年々上がっているそうです。定期的に新作が発表されるブランドの場合,毎回新作発表のタイミングに合わせて模倣品が出てくるケースもあるとのこと。また,商品買い取りの場合,経時変化による色あせなども考慮して真贋を判断する必要があるというお話もうかがいました。

模倣品と正規品を直接手にとって解説を見ながらじっくり比較できる機会はなかなかありません。関心がある方にはおすすめのイベントだと思います。

なお,前回ブログに書きましたが,老眼あるいは老眼気味な方は,老眼鏡や拡大鏡を持って行った方が,より堪能できると思います(実証済み)。

開催は9月10日(火)まで。

■見学したときのツイート

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2013.02.20

ニセモノがいっぱい。憎むべきニセモノ展2013を堪能。

東京渋谷で開催されている,偽ブランド品撲滅プロジェクト「憎むべきニセモノ展2013」に行ってきました。開催期間は2013年2月19日(火)~2月25日(月)。

偽ブランド品撲滅プロジェクト「憎むべきニセモノ展2013」開催
http://www.ragtag.jp/shop/news/news20130208.html

ブランドの模倣品を約150点展示する「偽ブランド品撲滅プロジェクト 憎むべきニセモノ展2013」渋谷にて開催決定
http://www.value-press.com/pressrelease/105531

会場にはニセモノがたくさん展示されていて,それらに直接触ってしっかり見ることができます。ニセモノと正規品が並べて展示されているコーナーもあり,そこでは両者をじっくり見比べることができます。

偽ブランド品のニュースはよく見ますが,偽ブランド品をこれだけたくさん一度に見られる機会はあまりないと思います(企業の模倣品対策担当者等を除く)。しかも直接手にとってしっかり見ることができる機会はとても貴重です。国際空港などには偽ブランド品の持ち込みを防ぐために偽ブランド品を展示して紹介しているコーナーがありますが,偽ブランド品はガラスケースの中に入っていて直接触ることはできません。この展示会のように,手にとって間近で直接見たり,正規品と模倣品の両方を直接触って手触りの違いを実感できる機会はあまりないと思います(本当に違う!)。

正規品はどっち? コーナーでは,真偽鑑定にチャレンジすることができます。同じ(に見える)商品が2つずつ並んでいて,ひとつが正規品,もうひとつが模倣品です。どちらが正規品かを見極めます。

本当に貴重な体験ができました。スタッフの人たちも丁寧にいろいろ教えてくれて,とても勉強になりました。

主催しているのは,長年ブランド品の買い取りをしているショップです。展示されているものは,ショップが過去に誤って買い取ってしまった模倣品です。模倣品が持ち込まれるまさにその現場の人たちによる展示会は,とてもリアリティがあり,また模倣品について多くの人に知ってもらいたいという気持ちが伝わってきます。

展示会は2月25日(月)までです。老眼あるいは老眼気味な方は,老眼鏡や拡大鏡を持って行った方が,より堪能できると思います(実証済み)。

展示会で撮った写真はこちら。写真はすべて許可を取って撮影,掲載しています。

憎むべきニセモノ展2013 - a set on Flickr (写真)
http://www.flickr.com/photos/cytech/sets/72157632806737398/detail/

憎むべきニセモノ展2013
 

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2012.06.25

中国北京知財の旅 -北京石景山遊楽園,中国高速鉄道,秀水街ほか-

6月8日に知財系オフ会@北京を開催しました。

【御礼】知財系オフ会@北京を開催しました。
http://cytech.way-nifty.com/blog/2012/06/post-783c.html

せっかく北京に来たので,いくつか知財に関連する場所に行ってきました。

・北京石景山遊楽園
・中国高速鉄道
・秀水街

他に,個人的に興味があった中関村にも行ってきました。北京の秋葉原とも言われている街です。


北京石景山遊楽園

ディズニーなどを模倣していると報道されたことがある遊園地です。

知財屋としては外せない遊園地に来てみた。北京石景山遊園地。

国営アミューズメント・パークで、ディズニー模倣 - 中国(2007/4/20)
http://www.afpbb.com/article/1528283
石景山遊楽園~パクリ・キャラ総動員! 日本でも超有名に(2007/5/2)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0502&f=keyword_0502_001.shtml
人気の石景山遊楽園-いつかどこかで見たような(2007/5/2)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0502&f=business_0502_016.shtml
ディズニー?ドラえもん?いえ、オリジナルキャラです!噂の石景山遊楽園に直撃!―北京市(2007/5/3)
http://www.recordchina.co.jp/group/g7702.html
石景山遊楽園:ミッキーではない!「大耳の猫だ」(2007/5/10)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0510&f=business_0510_011.shtml
中国政府、知財権保護を高度に重視(2007/5/11)
http://j.people.com.cn/2007/05/11/jp20070511_70974.html
外交部:石景山遊楽園のキャラクター騒動に注目(2007/5/11)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0511&f=national_0511_003.shtml
石景山:当局が調査開始、疑惑のキャラは撤去指示(2007/5/11)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0511&f=business_0511_018.shtml
<早分かり>まだあった!悪名高き「パクりディズニー」の遊園地―石景山遊楽園(2009/1/29)
http://www.recordchina.co.jp/group/g28058.html

報道にあるとおり,模倣と言われていたものはすでに撤去されていました。耳の大きなネズミや青い猫はもういません。かなりしっかり探して微妙なものをいくつか見つけることができた程度です。

模倣問題は別として,遊園地としては,ディズニーのような完成度やわくわく感はないのですが(やはりディズニーはすごい!),なんかゆったりとしたというかほのぼのとしたというか,子供を連れて家族でのんびり過ごすのにはそれなりにいいかもしれません。アトラクションがやたらと多い割には入場者が少なく,並んで待つということもなさそうでした(行ったのは土曜日の昼)。金魚釣りがあったりイカの鉄板焼きが売られていたり,ゆる~い感じでした。

遊園地で撮った写真はこちら。

北京石景山遊楽園
http://www.flickr.com/photos/cytech/sets/72157630156456636/detail/


中国高速鉄道

中国高速鉄道については,中国が日本から導入した技術を自国の技術として特許出願したというような報道がされています。

中国版新幹線なう。

★パテントサロン★ トピック 中国鉄路高速 特許関連記
http://www.patentsalon.com/topics/crh/

ということで,中国高速鉄道に乗ってきました。

乗るにあたり Wikipedia などで調べたところ,中国高速鉄道(CRH)にはいくつかの車両があることが分かりました。

・CRH1型電車
  ドイツのボンバルディア・トランスポーテーション社と提携して導入
・CRH2型電車
  日本の川崎重工業と提携して導入
・CRH3型電車
  ドイツのシーメンス社と提携して導入
・CRH5型電車
  フランスのアルストム社と提携して導入
・CRH380A型電車
  CRH2型の発展系。中国の南車青島四方機車車両が開発

日中間において技術盗用等で問題になっているのは,最後のCRH380A型電車です。日本の技術を導入して作られたCRH2型電車をベースに中国が開発したとされている車両です。

知財屋として中国鉄路高速に乗るのならば,このCRH380A型電車に乗らなければ意味がありません。しかし,路線や時刻表に関する情報は中国高速鉄道の公式サイトを見れば簡単に見つかりますが,使われている車両の種類までは載っていません。

そこで,個人が書いている旅行系ブログ記事やマニアックな鉄道系ブログ,Googleの画像検索や動画検索等々,様々な情報にあたりました。結局,使われている車両について明確に記されているものは見つかりませんでしたが,得られた情報から総合的に判断すると,どうも北京-上海間を走っている中国鉄路高速で列車番号の最初の文字が「G」であるものがCRH380A型電車らしいということが分かってきました。G列車で行こう!

そんなこんなで,CRH380A型電車に乗ってきました。そのときの写真はこちら。

中国高速鉄道 北京-天津南 往復の旅
http://www.flickr.com/photos/cytech/sets/72157630157213718/detail/


秀水街

偽ブランド品の販売でニュースに出てくる秀水街に行ってきました。

知財屋としては外せない市場に来てみた。秀水街@北京。

新しくなった秀水街市場(2007/3/20)
http://japanese.cri.cn/119/2007/03/20/1@89347.htm
北京秀水街の偽ブランド販売店が閉店へ(2007/6/26)
http://j.people.com.cn/2007/06/26/jp20070626_72842.html
秀水街にオリジナルブランド誕生 知財権保護に向け(2008/1/25)
http://j.people.com.cn/2008/01/25/jp20080125_83108.html
偽ブランド販売で有名な中国の市場、独自ブランドを立ち上げ(2008/1/25)
http://www.epochtimes.jp/jp/2008/01/html/d37764.html
「いざ値切り合戦!」 五輪選手に人気の秀水街(2008/8/14)
http://www.47news.jp/sports/olympics/beijing/kyodonews/topics2/070861.html
<北京五輪・関連>売り上げ15億円!外国人人気のニセモノ市場「五輪景気」で大沸騰―北京市(2008/8/20)
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=23037
偽造品販売で営業停止 騒然とする「秀水街」(2009/2/8)
http://www.47news.jp/news/photonews/2009/02/post_20090208163028.php
ニセモノ市場の元総支配人が逮捕!取り締まる側が実は黒幕?―北京市(2009/12/24)
http://www.excite.co.jp/News/china/20091224/Recordchina_20091224000.html
世界の「悪名高き市場」に中国のサイト百度や淘宝も=米政府が実名挙げ批判―米メディア(2011/3/2)
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20110302/Recordchina_20110302014.html

私は衣料品のブランドに関してはよく分からないので,IT系コーナーを中心に見て回りました。そのときのツイートはこちら。

秀水街の写真はこちら。外観のみ(建物内は撮影禁止)。

北京 秀水街
http://www.flickr.com/photos/cytech/sets/72157630158818254/detail/


中関村

北京の秋葉原とも言われている街。その中にある中関村e世界を中心に歩きました。このあたりには,アニメ,メイド系はそれほど進出していませんでした。中関村e世界の1,2階は,呼び込みが激しい量販店のような感じですが,上の階は,秋葉原のラジオデパートを大きくしたような感じです。技術力と活気を感じました。

中关村e世界

撮影した写真はこちら。

北京中関村
http://www.flickr.com/photos/cytech/sets/72157630158957586/detail/


その他

その他,北京でツイートした写真など。

さて、東京に戻る。北京でお世話になったみなさん、本当にありがとうございます。また来ます。また会いましょう! @北京空港

撮影した写真はこちら。

北京諸々 知財・非知財
http://www.flickr.com/photos/cytech/sets/72157630159473226/detail/


ということで,中国北京知財の旅を堪能してきました。
 

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2010.12.09

切り餅を焼き上げて食しました。

先日,切り餅関連技術に関する特許権侵害訴訟について判決が出ました。ということで早速関連する切り餅を実際に焼いてみました。

そのときの写真はこちら→ 切り餅特許 越後製菓 & サトウ

切り餅 越後製菓&サトウ

対象権利のクレームに,「焼き網に載置して焼き上げて食する…」とあるので,これに従って焼き網を使いました。また,本当は炭火を使いたかったのですが,手元になかったのでカセットコンロを使いました。

直火で餅を焼くのは難しく,すぐに焦げたり燃えたりしてしまいます。火力と,火との距離を調整しながら気をつけて焼きましたが,それでも焦げてしまいました。本当はもっときれいにおいしく焼けるはずです。メーカーのみなさま,すみません。また,トースターでも焼いてみました。

「最中」,「サンドウィッチ」,「焼きはまぐり」など,クレームや判決文にはいろんな表現が出てきます。それらを思い浮かべながら焼き,おいしくいただかせていただきました。

ちょっと驚いたのが,両者で味が異なっていること。一緒に食べた家族も含めて,はっきりと違いが分かりました。今まで違うメーカーの切り餅を食べ比べたことがなく,この違いに気づいていませんでした(たびたびすみません>メーカーのみなさま)。人によってはっきり好みが出るくらい,味が違っていました。

ということで,切り餅おいしかったです。餅っていいですよね。いろんな食べ方があるし,いろんなものに合うし,しかも安い。そのうちぜひ炭火で焼いてみたいと考えています。


※関連ニュースなど(リンク切れになった記事もあります)

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2010.11.25

2010年 大阪 知財の旅 - BATTA MON returns -

2010特許・情報フェア&コンファレンスの直前の金曜日,1泊で大阪に行ってきました。


まず金曜日の夜,知財系飲み会に参加しました。月1回のペースで大阪で開かれている飲み会で,ときどき参加させていただいています。

今回は,弁理士や知財関係者以外に,知財活動に関心がある企業経営者などもいて,とても盛り上がりました。2次会がが終わりホテルに戻ったのは午前3時を過ぎていたと思います。


そして土曜日,日本橋界隈を探索したあと,この展示会に行きました。

岡本光博展「BATTA MON returns」
http://cas.or.jp/2010/OKAMOTO/
※会期 2010年11月6日(土)~11月27日(土) 13:00-19:00 水・木休み

パテントサロンでもニュースを紹介した「BATTA MON」の展示会です。知財屋としては行かないわけにはいきません。

※関連記事
ヴィトン社の要請で「バッタもん」撤去 神戸の美術館
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003139553.shtml
アート作品「バッタもん」 ヴィトン社抗議で展示中止
http://www.asahi.com/national/update/0627/TKY201006260367.html
美術館展示の「バッタもん」撤去 ヴィトン社要請で
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010062701000341.html
ヴィトン社抗議で撤去 「バッタもん」再展示
http://www.asahi.com/fashion/article/TKY201010040112.html

※関連リンク
BATTA mon OKAMOTO MITSUHIRO バッタもん
http://okamotomitsuhiro.com/page/w/battamon/BATTAmons.htm

展示会では,ニュース等に載っていた作品を直接間近で見ることができました。

BATTA MON バッタもん なう。

また,展示会を運営している方と話をすることができ,撤去の経緯などについていろいろと教えていただきました。


そして帰りに新大阪駅で買ったおみやげはこちら。こちらも知財屋としては放っておけません。

面白い恋人

※関連記事
Twitterで話題沸騰!大阪新名物『面白い恋人』に迫る
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1281322364743.html
「赤い恋人」や「面白い恋人」 北海道の「白い恋人」に負けない
http://www.j-cast.com/2010/08/17073373.html

味の方は,まあ,えーと,個人の好みに寄るところが大きいので…。


ということで,知財づくしの大阪小旅行でした。

 

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2010.06.23

自民党マニフェストに出てくる知的財産 2010

先日,自民党がマニフェストを公開しました。前回の選挙のときと同様,知的財産に関する記載があるかどうか見てみます。

※参考(2009年のマニフェスト)
民主党マニフェストに出てくる知的財産(2009.07.29)
http://cytech.way-nifty.com/blog/2009/07/post-c2d8.html
自民党マニフェストに出てくる知的財産(2009.08.03)
http://cytech.way-nifty.com/blog/2009/08/post-7abf.html


自民党のマニフェストはこちらのページに掲載されています。

【政策パンフレット】日本を守る責任。日本を守るマニフェスト「いちばん。」
http://www.jimin.jp/jimin/kouyaku/22_sensan/pamphlet_ichiban/

ここからマニフェストを開き,キーワード検索を行います。
その結果は...


「知的財産」→ヒット0件
「知財」→ヒット0件
「特許」→ヒット0件


「技術」→ヒット1件

環境・エネルギー、健康・医療、ICT(情報通信技術)などの10分野を
戦略的に選び、集中的に投資します。


「イノベーション」→ヒット0件


検索でヒットしていないけれど技術っぽいもの

燃料電池・次世代自動車など環境分野の新しい産業を、重点的に育成します。(環境)

それぞれの地域の特性に応じて、農林水産業、工業、商業など
さまざまな産業を活性化させる政策を推進します。(地域活性化)


「商標」→ヒット0件
「ブランド」→ヒット0件
「著作」→ヒット0件
「コンテンツ」→ヒット0件


ざっとこんな感じでした。


ところで,自民党はこのマニフェスト以外に政策集を公開しています。

自民党政策集 J-ファイル2010
http://www.jimin.jp/jimin/kouyaku/22_sensan/

こちらには知的財産に関する記載がたくさんあります。たとえばこんな記載があります。

6 「国富」を生み出す知財戦略
 資源に乏しいわが国にとって「知的財産」はまさに、「国富」の一つです。巨額な費用と時間をかけて生み出された「財産」を保護し、それを利用してさらなる「国富」を生み出すことは
持続発展可能な経済にとっては不可欠なことです。そのため、まずは、研究開発の成果物が迅速に知的財産として保護されるよう「審査の迅速化」を進めます。特に、別の国におい
ても早期に審査が受けられる体制も併せて進めます。
 一方、わが国で確立された最先端の技術が知的財産として保護されることなく流出することは、国益を大きく損ねることになります。技術流出を防止する制度をさらに強化していきます。

237 「科学技術・イノベーション駆動型」の国づくり
 「科学技術・イノベーション駆動型」の国づくりを目指すため、第4期科学技術基本計画で25兆円を上回る政府研究開発投資総額を目指します。
 世界をリードする新たな知の資産を絶え間なく創出し続けていくためには、研究者の自発性や独創性に基づいて行われる研究の一層強力な推進が不可欠であり、これを支える科学研究費補助金を大幅に拡充します。科学研究費補助金で生み出された研究成果等を基に、それをさらに発展・深化させ、新たな知的資産の創造やイノベーションに結びつけるため、戦略的創造研究推進事業等の競争的資金について、その多様性や連続性を確保しつつ、大幅に拡充します。同時に、全ての競争的資金について、間接経費30%を確保します。

238 イノベーションの実現に向けた制度改革
 研究開発税制やエンジェル税制の対象拡充等の税制改革やベンチャー支援の充実等の制度改革、特許等の知的財産の迅速な保護及び円滑な利活用を促進するための知的財産制度の改革、イノベーションの隘路となっている規制や社会制度等の改革を強力に推進します。国際標準の獲得を目指す各国の動きが一層活発化していることから、特に、アジア諸国等との連携・協力の促進を念頭に置いて、官民協働による戦略的な国際標準化活動を抜本的に強化します。
 わが国が優れた技術を持つ水システムや原子力等の基幹インフラについて、建設から運用、人材養成への寄与までを一体システムとしてとらえ、官民協働による海外輸出・展開活動を大幅に強化します。

239 世界に冠たる研究開発拠点の形成
 イノベーションを生み出していくためには、大学や公的研究機関、産業界等が集い、協働で研究開発に取り組む「場」の構築が必要です。特に、わが国の強みを有する分野において、地域資源等も柔軟に活用しつつ、オープン・イノベーションに対応した「競争」と「協調」による世界最先端の研究開発拠点を形成します。
 わが国が世界の頭脳の獲得における中核的な地位を占めていくためには、国内のみならず海外の優れた研究者を惹きつける国際的な研究ネットワークの拠点形成が不可欠であり、「世界トップレベル研究拠点(WPI)」を大幅に拡充する等、世界水準をしのぐ優れた研究活動を行う大学や公的研究機関に対する支援を抜本的に強化します。


さあ,明日6月24日,参議院議員選挙が公示されます。自分たちの社会です。しっかり考えて7月11日の投票に望みたいと思います。
 

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民主党マニフェストに出てくる知的財産 2010

先日,民主党がマニフェストを公開しました。前回の選挙のときと同様,知的財産に関する記載があるかどうか見てみます。

※参考(2009年のマニフェスト)
民主党マニフェストに出てくる知的財産(2009.07.29)
http://cytech.way-nifty.com/blog/2009/07/post-c2d8.html
自民党マニフェストに出てくる知的財産(2009.08.03)
http://cytech.way-nifty.com/blog/2009/08/post-7abf.html


民主党のマニフェストはこちらのページに掲載されています。

民主党の政権政策 Manifesto2010
http://www.dpj.or.jp/special/manifesto2010/

このページからマニフェストを開き,キーワード検索を行っていきます。
その結果は...


「知的財産」→ヒット0件
「知財」→ヒット0件


「特許」→ヒット1件

「草の根」からの改革
私は、サラリーマンの家庭に生まれました。特許事務所で働きながら市民運動に参加した普通の庶民であり…


「技術」→ヒット4件

医療・介護、農業、
住宅などの新たな成長産業
日本の先端医療技術を活かした国際医療交流の促進、
生産・加工・流通までを一体的に担う
農業の6次産業化、住宅のバリアフリー・
耐震補強改修支援などにより潜在需要を掘り起こします。

グリーン・イノベーション
再生可能エネルギーを全量買い取る固定価格買取制度の導入と
効率的な電力網(スマート・グリッド)の技術開発・普及、エコカー・エコ家電・
エコ住宅などの普及支援、2011年度導入に向けて検討している
地球温暖化対策税を活用した企業の省エネ対策などを支援します。

防衛生産技術基盤の維持・活性化を図るため、平和国家としての
基本理念を前提としつつ、防衛装備品の民間転用を推進します。

社会資本の維持・更新などを着実かつ戦略的に進めていくため、
民間の資金、経営能力、技術的能力を活用した仕組み・手法を
積極的に取り入れます。


「イノベーション」→ヒット3件

ライフ・イノベーション
医療機器・医薬品のイノベーション、
ICTと医療・介護産業の融合による遠隔医療、
再生医療や介護ロボットの実用化などを支援します。

グリーン・イノベーション
再生可能エネルギーを全量買い取る固定価格買取制度の導入と
効率的な電力網(スマート・グリッド)の技術開発・普及、エコカー・エコ家電・
エコ住宅などの普及支援、2011年度導入に向けて検討している
地球温暖化対策税を活用した企業の省エネ対策などを支援します。


検索でヒットしていないけれど技術っぽいもの

宇宙・海洋
衛星により収集された情報の多面的活用などを進め、
宇宙産業の活性化を図ります。海洋基本法に基づく海洋政策を推進し、
排他的経済水域や大陸棚の確保・活用を進めます。


「商標」→ヒット0件
「ブランド」→ヒット0件
「著作」→ヒット0件


「コンテンツ」→ヒット1件

クール・ジャパン
食、音楽、文化、ファッション、デザインなどへの戦略的投資を実施し、
海外への情報発信を強化します。
映像・アニメ・音楽などのコンテンツ保護強化・デジタル化などによる
新規ビジネス創出を推進します。


ざっとこんな感じでした。


なお,所信演説のときはこんな内容がありました。

第174回国会における菅内閣総理大臣所信表明演説
http://www.kantei.go.jp/jp/kan/statement/201006/11syosin.html
これらの成長分野を支えるため、第五の「科学・技術立国戦略」の下で、我が国が培ってきた科学・技術力を増強します。効果的・効率的な技術開発を促進するための規制改革や支援体制の見直しを進めます。我が国の未来を担う若者が夢を抱いて科学の道を選べるような教育環境を整備するとともに、世界中から優れた研究者を惹きつける研究環境の整備を進めます。イノベーション促進の基盤となる知的財産や情報通信技術の利活用も促進します。


さて,自民党はどうでしょうか?

つづく

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2009.08.13

「ヒウィッヒヒー」商標騒動と商標制度の認識度

昨日(8月12日),商標に関してちょっとした騒動がありました。きっかけとなったのはこのニュース記事です。なお,このニュースは,記事の最後に書かれているとおり,結局誤報であると発表されました。

【トレビアン】広瀬香美が『ヒウィッヒヒー』を商標登録 「使わないでくれ」?

今回触れたいのは,誤報だったということではなく(それはそれで問題ですが),商標制度が一般の人に正しく知られていないという点です。

昨日このニュースが公開された直後から,ネット上でいろんな書き込みがされました。たとえばこんな感じです。

商標 since:2009-08-12 - Twitter Search
広瀬香美「『ヒウィッヒヒー』は商標登録したから、勝手に使うなよ庶民ども」

どうして商標をとるのか,結局金儲けか,ひどい,という様な内容の書き込みがたくさんあります。商標制度はかなり嫌われているようです。

なぜこんなに嫌われているのか?

嫌われている理由のひとつが,商標制度に対する誤解だと思います。誰かが商標を取ると,もうその言葉を全く使うことができなくなると誤解している人がいます。区分が違えば使ってもいいとかそういうレベルではなくて,許可無くその言葉をブログに書いたり話したりすることさえできなくなると誤解しているのです。商標は商品等に対して使用するものであるという認識がないのです。この誤解は,「のまネコ」や「阪神優勝」,「NPO」など,これまで何度も繰り返されてきました。

この誤解に加えて,商標をとって独占することに対する嫌悪感もあるようです。特に今回のようにネット上で話題になったものについては,嫌悪感をもたれることが多いようです。みんなで作った,みんなで盛り上げた,という意識があるのかもしれません。「のまネコ」もそうでした。(8/15訂正)他人に取られたらビジネスで使えなくなってしまうので出願しておく,などといった事情は理解されていません。

商標制度を誤解している人は多く,そして誤解は繰り返されています。この誤解は解消したい。嫌悪感も同じです。これを改善できるのは誰でしょうか?。 特許庁なのか? 弁理士会なのか? 発明協会なのか?。いずれにしても,商標制度を知っている人にしかできません。それぞれの立場でそれぞれができることをやっていくといいのかもしれません。ブログに書くとか顧客に話すとか。


ところで,この騒動が起こっている間,私は都内で知財系飲み会を開催していて,企業の知財担当者や弁理士,大学の先生らと飲んでいました。従って,残念ながらリアルタイムで騒動を感じることができませんでした。もし騒動が起きているときにネットにいて上のニュースを見たら,こうつぶやいたはずです。

「こんなにすぐに登録されるはずはない。何かが間違ってる」

なぜなら「ヒウィッヒヒー」が生まれたのは7月22日なのです。

決定!twitterの源氏名は、、、、、ヒウィッヒヒー に、決定!
 

【8/14追記】
上述した誤解されがちな点などについて,一般の人を対象にわかりやすく書かれている記事。全ての人に読んでもらいたい記事です。
【保存版】商標制度に関する基本の基本 | 栗ブログ

【8/15追記】
「のまネコ」騒動と「ヒウィッヒヒー」騒動には大きな相違点がありますね。「ヒウィッヒヒー」が広瀬香美によって作られたものであることについて争いはありませんが,「のまネコ」騒動では,ネット上で生まれたモナー等の著作権をエイベックスらが侵害しているのではないか(エイベックスは当初「インスパイヤされた」と表現していた)という点が大きな争点でした。この点で「ヒウィッヒヒー」騒動とは異なります。なお,当時,「のまネコ」が商標登録されるとモナー等のアスキーアートを掲示板で使用できなくなってしまうという書き込みが多数ありましたが,これは商標制度の誤解によるものです。
※関連リンク
★パテントサロン★ トピック 商標出願問題 -のまネコ,ギコ猫,青森,NPO・ボランティア,阪神優勝-
 

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2009.08.03

自民党マニフェストに出てくる知的財産

自民党がマニフェストを公開しました。知的財産に関連する記載があるでしょうか? 民主党のときと同じように,中身を見てみます。

自由民主党
自由民主党|自民党の政策「みなさんとの約束」

 ※参考
  民主党マニフェストに出てくる知的財産


自民党の政策「みなさんとの約束」には,要約版と政策BANKの2つのファイルが掲載されています。まず要約版から見ていきます。

要約版の15ページにコンテンツに関する記載があります。と,ここで引用しようとしたところ,このPDFファイルはコピー禁止の設定になっていて,コピペできません。ということで,手書きで引用します。ちなみに民主党のPDFファイルはコピーできました。

独自のコンテンツや伝統文化を盛り上げ、世界へ。
同時に、観光でも魅力ある「ジャパン」を目指します。

ゲームやアニメ、キャラクターなど,日本が強みを持つコンテンツ。
お家芸ともいえるこの分野の人材育成、製作者の待遇改善を行い、世界に誇る作品が生み出される環境を作ります。
デジタルアーカイブ化を通じて日本文化を国内外へ発信。地域の文化・芸術・音楽活動の進行・継承に努めます。
「ビジット・ジャパン・キャンペーン」を進め、2020年までに観光で訪れる外国人2000万人を目指します。(15ページ)
これ以外に知財に関連する記述を見つけることはできませんでした。中小企業のものづくり技術のサポートとか世界と闘える研究者を増やすなど技術に関連する記載はありますが,知財について明確に記載されている部分はありませんでした。


次にこの要約版のもとになったと思われる政策BANKの方を見てみます。

24,25ページあたりに少し関連しそうな言葉が出てきます。「ものづくり技術の開発や支援策の継続・拡充」,「イノベーションの推進によるサービス部門のいっそうの生産性向上」,「科学技術創造立国の実現」,「ips細胞や太陽電池をはじめとする生命科学・エネルギー技術など、世界をリードするわが国の革新的研究・技術開発を戦略的に行い…」など。しかし,「知的財産」,「発明」,「特許」など,明確に知財に関連する言葉を見つけることはできませんでした。

余談ですが,25ページの下から4行目に「IT技術」という記載があります。これは「腹痛が痛い」や「チゲ鍋」みたいであまりかっこよくありません。揚げ足を取るようですが,何たってマニフェストですから。

さて,要約版にあったコンテンツに関する部分はどのように記載されているでしょうか? と思って探したのですが見つかりません。27ページに「観光立国の実現」,「ビジット・ジャパン・キャンペーン」という言葉が載っていますが,コンテンツに関する記載がありません。確認のため「コンテンツ」,「伝統文化」,「ゲーム」,「アニメ」という言葉で全文検索してみましたが,ヒットしませんでした。う~ん,要約版は政策BANKの要約ではないのか。それぞれの位置づけがよく分からなくなってきました。


ところで,自民党サイトには,上述した2つのファイル以外に,「政権公約発表記者会見 麻生太郎総裁発言(全文)」が掲載されています。

政権公約発表記者会見 麻生太郎総裁発言(全文)

こちらにも知財に関する言及はありませんでした。


自民党のマニフェストについてはこのような状況でした。さて,他の政党のマニフェストはどうでしょうか。

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2009.07.29

民主党マニフェストに出てくる知的財産

民主党がマニフェストを公開しました。知的財産に関連する記載はあるでしょうか?

民主党 web-site
民主党 web-site 民主党の政権政策Manifesto2009

マニフェストの中に知的財産に関連する記載が1ヶ所ありました。

○アジア・太平洋諸国をはじめとして、世界の国々との投資・労働や知的財産など広い分野を含む経済連携協定(EPA)、自由貿易協定(FTA)の締結を積極的に推進する。(23ページ。←PDFファイルでは12ページ右側欄になります(8月3日追記))
他に知財に言及している記述はなさそうです。

今回民主党は「国民の生活が第一。」という言葉を掲げています。税金のムダづかいを無くし,子育て・教育、年金・医療、地域主権、雇用・経済に集中的に使っていくと述べています。このような考え方の下では,知的財産がマニフェストで大きく取り上げられることは難しいかもしれません。


ところで,民主党はマニフェストの他に民主党政策集を公開しています。

民主党政策INDEX2009

この政策集とマニフェストの関係について,以下のような記事がありました。

【09衆院選】民主マニフェスト 政策集に比べ“左派”色控えめ
「われわれが選挙で国民に示して約束するのはマニフェストであり、政策集は公約ではない」
民主党の政調幹部はこう強調する。
政策集に書かれているものは党としての政策ではあるけれど今回の選挙で約束するものではない,という位置づけなのでしょうか。

この政策集の方にはいくつか知財に関する記述があります。以下,政策集からの引用です。


インターネットを用いたコンテンツの2次利用促進
過去に放送されたテレビ番組(コンテンツ)をインターネットで2次利用する場合には、すべての権利者から許諾を得なければならず、2次利用はなかなか進んでいません。インターネット上でのコンテンツの活用を図るため、著作権の保護に配慮しつつ、著作権処理の円滑化に向けて抜本的な検討を進めます。
特に、権利処理が困難な過去のコンテンツの再利用を円滑化するための措置を早急に検討します。

アジア外交の強化
中国、韓国をはじめ、アジア諸国との信頼関係の構築に全力を挙げます。
東アジア共同体の構築を目指し、通商、金融、エネルギー、環境、災害救援、感染症対策等の分野において、アジア・太平洋地域の域内協力体制を確立します。
アジア・太平洋諸国をはじめとして、世界の国々との間で投資・労働や知的財産など、広い分野を含む経済連携協定(EPA)、自由貿易協定(FTA)の締結を積極的に推進します。

ものづくり政策の推進
わが国の製造業が国際競争力を維持していくためには、製造現場における「ものづくり力」をさらに向上させていくことが重要です。「ものづくり人材」の確保、熟練技能者の退職に伴う技能継承教育の推進、研究開発投資の促進、知的財産の利用促進などの支援を行います。

知的財産立国の実現
国際競争力の強化、科学技術の振興を図るために、知的財産権の強化に取り組みます。知的財産基本法をさらに具体化し、中小企業・ベンチャー企業に対する支援強化、知的財産紛争処理能力の強化、知的財産権に関する専門家の育成、地域をはじめとする産学の連携強化、研究開発予算の見直し、研究者の意欲向上につながる環境の整備、技術移転機関(TLO)の充実、模倣品対策や特許権侵害対策の強化を進めます。

セーフガード発動の弾力化
貿易自由化に加えて、ドーハ・ラウンドの交渉対象となったダンピング防止措置などの貿易ルールも含む幅広い分野について議論を促進し、貿易制限的な措置や知的財産権侵害が行われないよう規律強化を求めていきます。また、急激な輸入自由化等により深刻な影響をこうむる場合には、世界貿易機関(WTO)協定で認められる範囲内でセーフガードが十分に機能するよう、発動手続きの弾力化などに努めます。


ここまでが引用です。漏れがあるかもしれませんが,ざっと見たところこんな感じでした。他に技術開発や中小企業支援,起業・ベンチャー支援の項目など,知財が関連していそうなものがいくつかありますが,明確に知財に関する言葉が記載されていたのはだいたいこれくらいです。これらの政策の中で,外交の部分が今回マニフェストに取り上げられたのだと思います。

ところで,これらの政策の中でちょっと気になる記載があります。マニフェストには載っていない部分なのですが,「知的財産立国の実現」の中の「国際競争力の強化、科学技術の振興を図るために、知的財産権の強化に取り組みます。」という部分です。知的財産権の強化=国際競争力の強化、科学技術の振興なのか? この点が気になりました。


さて,今後,他の各党もマニフェストを公開していくと思います。それらの中で知的財産はどのように扱われているでしょうか? あるいは全く言及されていないかもしれません。注目しましょう。
 

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2009.06.11

twitter。あなたの会社は社名アカウントを押さえているか?

昨日,朝日新聞社がtwitterを開始しました。

朝日新聞がTwitter開始
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/10/news043.html
朝日新聞社が「Twitter」開始、日本対カタール戦を中継
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/06/10/23744.html
asahi (asahi) on Twitter
http://twitter.com/asahi/

twitterが急速な勢いで広まっています。米国では,大統領選挙から新型インフルエンザまで,個人や民間企業のみならず,公的機関まで積極的に活用しています(情報を伝えることに対する米国の積極性はほんとすごい)。

このような状況を見て,それでは我が社もtwitterで何かやってみよう,となったときに,まず最初にすることがアカウントの取得です。そしてここで問題なのが,アカウントの取得は早い者勝ちであることです。ドメイン名と同じです。

朝日新聞社は「asahi」というアカウントを使っています。URLにも「asahi」が入っています。twitterを利用するにあたり,アカウント名は非常に大切です。

自社名,商品名,サービス名などで,いざアカウントをとろうとしたときに,すでに誰かにとられていたら困ってしまいます。

何か手はあるかもしれません。アカウントを持っている人と交渉するとか,twitterにお願いして何とかしてもらうとか。今のところ,ドメイン名と商標権の場合のような裁定制度はありません。twitterはただの一民間企業のサービスですから。

いずれにしてもかなり面倒です。ということで,欲しいアカウント名,使う可能性があるアカウント名は,今すぐ押さえておきましょう。

しかしこの類のものがたくさん出てくると大変ですね。ネットサービスの多くはアカウントをとる仕組みになっていて,しかもその多くは先着順です。twtterはすぐに押さえるとして,他のサービスはどうするか? サービスはたくさんあるし,これからもたくさん出てきます。

対策としては,今のところ,可能性があるものは全てすぐに押さえる,が正しいように思います。

そのうち,ドメイン名の裁定制度のように,何かよい解決策が定着してくる可能性はあると思います。少し異なりますが,なりすまし対策として認証の実験が行われているようです(http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/06/08/23702.html)。

しかし現状では,やるべきことは,欲しいアカウント名をチェックして空いていればすぐに押さえることです。最も簡単で,もっとも効果的な対策です。

いま,新しい商品やサービスを企画するときには,商標チェック,ドメイン名チェック,twitterチェックくらいは,最低やっておくべきですね。

ネットではいろんなことが急速に変化しています。知財担当者がいろんな情報にアンテナを張っておくことは,ますます重要になっていきます。がんばりましょう。

追記:
確か「asahi」は,以前は非公式アカウントで,asahi.comに掲載されたニュースを自動でつぶやくアカウントとして「誰か」が使っていたと思います。一時フォローしていたのですが,あまりにもつぶやきが多くてフォローやめてしまい,その後どうなったのか知りません。「誰か」と朝日新聞社とtwitterの間で交渉などがあったのでしょうかね。
 

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2009.04.08

今夜放送。「特許制度が危ない・知財高裁の課題」

パテントサロンなどでも紹介しましたが,今夜のTV番組で知財が取り上げられます。

きょうのニュース&スポーツ
▽時論公論 特許制度が危ない・知財高裁の課題

放送日時:2009年 4月 8日(水)午後11:30~翌日午前0:10(40分)
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2009-04-08&ch=21&eid=3224

この特集,以前,テポドンだったかWBCだったか,何かのニュースのために放送が中止になったものです。今度こそ無事放送されるとよいのですが。

最近多くの人がブログで取り上げている,ダブルトラックに関する話題が取り上げられるのではないかと思います。

特許権紛争、裁判所処理に一本化 特許庁との対立解消へ
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090405AT3S0401J04042009.html

ということで,興味がある方はお見逃しなく。

【追記】
放送の内容が公開されました。
解説委員室ブログ:NHKブログ 時論公論 「特許が危ない 知財高裁5年目の課題」
 

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2009.03.24

和歌山市発明館

パテントサロンでも紹介しましたが,昨年こんなニュースがありました。

和歌山市 発明館を今年度で閉館
平成21年3月31日付けで「和歌山市発明館」が閉館します。

これは閉館前に行くしかない。そう思い,知財系オフ会@大阪の日,オフ会の前に行ってきました。

写真をネットに載せてもかまわないということだったので,写真で紹介します。

クリックで写真を表示
和歌山市発明館

見学したのが平日の昼間だったということもあり,見学者は私だけだったので,じっくり見学することができました。

展示内容がアップデートされていないように感じた点も多かったですが,おもしろかったのが,発明家を紹介するコーナーです。

発明に関する話には,おもしろくて感動するものが多いです。感動するポイントとして,以下の3つがあるように思います。

(1)研究を始めた動機
(2)研究の過程
(3)社会への影響

(1)の研究を始めた動機とは,たとえば母が苦労して織物を織る姿を見て何とか楽させてあげようと自動織機の研究を始めたとか,戦後食べ物がなくてみんなが困っているのを何とかしようとインスタントラーメンの研究を始めたなどです。

(2)は研究を重ね,何度も試作品を作り,発明を完成させる行程です。

(3)は,完成した発明が世の中に出て,人々の役に立ち,感謝される行程です。

こうしてみると,発明は,単に技術的なものではなく,非常に人情的というか,人の気持ちが関係する部分が多いように思います。ここに感動するんですね。そしてもちろん,技術的な工夫や研究の過程もすごくおもしろい。

いろんな発明について,もっと知ってみたくなりました。


こちらは,発明館の後に寄った和歌山城です。特に城に興味があるというわけではないのですが,歴史を感じさせてくれて,結構楽しめました。城は工夫の宝庫でもあるし。

クリックで写真を表示
和歌山城

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2009.02.18

USPTO(米国特許商標庁)観光

昨年11月に知財系オフ会@ワシントン D.C.を開催しました諸事情があってDCへの滞在は1日とちょっとという短い時間だったのですが,どうしてもUSPTOには行きたかったので,オフ会の前に行ってきました。

私は1996年に,トレイニーとして数ヶ月間,オブロン事務所に駐在しました。当時USPTOはクリスタルシティにあり,オブロン事務所はその隣にありました。近いこともあって,USPTOには何度か行ったことがあります。

その後,2006年にUSPTOは現在のアレキサンドリアに移転しました。移転後のUSPTOには行ったことがありません。ずっと行ってみたいと思っていました。


USPTOサイトを見ると地図が載っています。これらを参考に行ってきました。
Visiting the USPTO - Map - Alexandria Headquarters
Building Detail - USPTO Alexandria Headquarters

地図を見ると,最寄りのKing Street駅からは微妙に複雑な道順のように見えたのですが,実際は簡単で,駅を出て右を向き,線路沿いに1~2分歩くと,すぐにUSPTOのビル群が見えてきました。

そのまま進んでいき,中央にあるガラス張りのアトリウムに向かいました。ここは誰でも自由に入ることができそうです。アトリウムの中には立派なクリスマスツリーがありました。そして右側にはミュージアムがあります。

ミュージアムに入ろうとしたのですが,ちょうど昼休み中でした。どうしようかなと思っていたところ,地下にカフェを発見。こちらも昼休みにすることにしました。

カフェに向かう途中,オフィスエリアへの入り口がありました。セキュリティが厳しそうです。いかにも写真を撮ったらまずそうな雰囲気だったので警備員にたずねてみると,「この位置からこの方向と,この位置からこの方向ならば撮ることができる。それ以外はダメだ」としっかり説明されました。

警備員の鋭い視線を感じながら指定された位置に立って指定された方向を向いて写真を撮った後,昼食をすませて再びミュージアムへ向かいました。ミュージアムでは著名な発明や商標,デザインが展示されていました。

ミュージアムの中にはショップもありました。各種USPTOグッズや書籍など,たくさんの商品が置いてありました。楽しかったです。

今回,時間の都合で他の場所に行くことができなくなったので,社員や知人へのおみやげはここですませました。買ったおみやげで評判がよかったのが,書類をとめるクリップです。黄色で電球の形をしています。これは本当によくできているなぁと思いました。

自分へのおみやげも買いました。「USPTO」の文字が入ったマフラーです。その日,DCは小雪が舞うほど寒く,風もとても強かったので,即決で購入。そのまま首に巻いてビルを出ました。

これらの商品はサイトでも販売されています。
United States Patent and Trademark Office Museum Store

アトリウムを出て駅に向かう途中に,オブロン事務所と書かれたビルがありました。USPTO移転後もUSPTOの隣です。ポリシー明確すぎ。聞いて知ってはいたけれど,やっぱりすごいです。

そして,King Street駅からメトロに乗り,知財系オフ会の会場に向かいました。念願のUSPTO観光ができました。

※一連の写真はこちら。
 USPTO(米国特許庁)観光 - a set on Flickr

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2008.11.08

【御礼】特許・情報フェア 終了

2008特許・情報フェア&コンファレンスが終了いたしました。今年も多くの方にお越しいただきました。誠にありがとうございます。

出展は今年で3回目。「今年も来ましたよ」と立ち寄ってくださる方が何人もいらっしゃいました。とても嬉しいです。ありがとうございます。

今年の特徴として,「知財業界の景気はどう?」とか「これから知財ビジネスはどうなると思うか?」とか「パテントサロンのアクセス数や売上げは増えているのか?」など,景気に関連する話をされる方が多かったです。この時期,景気を気にする人が多いのでしょう。また,新しく知財ビジネスを始めようと模索されている方・企業もそれなりにあるようです。

他には,情報格差について話題にされる方が多かったです。地方なので情報が入らない,同業者がまわりにいないので情報交換ができない,だから特許・情報フェアにやってきた,という方が何人もいらっしゃいました。この情報の格差については,東京以外で知財系オフ会を開催したときに,ほぼ毎回話題になります。

また,理由は分かりませんが,今年は,1人の方と話す時間が昨年までよりもかなり長かったです。知財政策や企業の知財戦略に関して熱く長く語る方が何人もいらっしゃいました。

あとは,ブースにやってきて,挨拶もせずにいきなり「ストラップください」という方が何人もいました。いいですねぇ。ほんと嬉しいです。ありがとうございます。

みなさま本当にありがとうございます。来年も出展する予定です。おそらく,出展の目的もブースの内容も今年と同じだと思います。来年もぜひまた会いましょう。またいろいろお話ししましょう。1年に1度,多くのみなさまに直接会えることをとても楽しみにしています。来年の今ごろ,知財に関する状況はどうなっているでしょうかね。

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2008.11.05

特許・情報フェア 今年のノベルティ

特許・情報フェア&コンファレンスでは,毎年,ブースに立ち寄っていただいた方で希望される方に,ノベルティグッズをお渡ししています。

今年は,昨年もお渡ししたクリアファイルに加え,新たにネックストラップを作ってみました。このネックストラップ,個人的にはかなり気に入っています。カードホルダーやケータイなどを取り付けることができます。

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なお,パテントサロンでは,ブースの近くを歩いている人などに,やたらとノベルティを配ったりはしていません。いらないものをもらっても邪魔になるだけだし,邪魔になって捨てられたりするのはもったいないからです(そして悲しい)。

ということで,これらのノベルティを希望される方がいましたら,ブースに立っているスタッフに気軽に声をかけてください。喜んでお渡しいたします。

よろしくお願いします。

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特許・情報フェア 本日スタート!

2008特許・情報フェア&コンファレンスが,11月5日(水)~7日(金)に開催されます。

2008特許・情報フェア&コンファレンス

パテントサロンは,一昨年,昨年に続き,3回目の出展となります。出展の目的は,今までと同じ,「みなさまとのリアルコミュニケーション」です。

パテントサロンは,読者のみなさま,セミナー情報などを提供してくださるみなさま,広告の掲載を依頼してくださるみなさまなど,多くのみなさまのおかげで,継続的に運営できております。ありがとうございます。

しかしながら,主な活動場所がネット上であることもあり,みなさまと直接お会いすることはあまりありません。今年にはいってからは,知財系オフ会を各地で開催し,みなさまとお会いできる機会を設けてきましたが,それでも会える方の人数は限られています。

そこで,みなさまと直接お会いできる機会をさらに増やすことを目的に,出展することにいたしました。

パテントサロンに意見・要望を言いたい,パテントサロンについて質問がある,パテントサロンの編集者を見てみたい,などございましたら,気軽にお立ち寄りください。

また,昨年と同様,名刺交換させていただいた人の中で,知財系SNS ipippi(イピッピ)への参加を希望される方がいましたら,招待状を送らせていただきます。気軽にお申し付けください。

みなさまとのリアルコミュニケーションを通じて,より役に立つサービスの提供を実現していきたいと考えております。

よろしくお願いいたします。

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2008.10.08

WBS,金融危機で「特許争奪戦」の放送は中止

WBSで特許の特集が予定されていることを,パテントサロンや日刊知財などでお知らせしました。

ワールドビジネスサテライト:テレビ東京
08/10/7 放送予定

特集は「特許争奪戦」。知的所有権をめぐる日本の政府・企業と外資との攻防とは。(サイトより)
しかしこの特集は放送されませんでした。日経平均が1万円を割るなど金融の動きが大きかったため,番組の内容が変更され,金融関連のニュースなどに多くの時間が使われました。その結果,特許の特集は放送されなかったのです。

ということで,サイトでTV番組を紹介した後に,よく「番組を見逃してしまったので内容を教えてほしい」というメールをいただくのですが,今回は放送されていないのでご安心ください。

ところで,たまに「初めまして。番組を見逃してしまいました。録画していたらテープを貸してほしいのですが」という大胆なメールをいただくことがありますが,それは無理です。

今回中止された特集,いずれ放送されるのかも知れませんが,先ほどWBSのサイトを見たところ,10月8日に放送される予定はないようです。

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2008.10.01

10月1日は節目の日

10月1日はいろんな意味で節目の日です。10月1日に新しい制度や組織がスタートするということも多いですね。

2008年10月1日,知的財産に関するトピックで最も大きなもののひとつが,松下からパナソニックへの変更だと思います。「松下」,「ナショナル」という大きなブランドを変更することは,とても大変なことだと思います(「Technics」も変更?)。関わられた知財担当者のみなさま,お疲れさまです。


そして2008年10月1日,知財に関する最も小さなトピックのひとつが,弊社の第5期のスタートです。

弊社(サイテックシステム有限会社といいます)は2004年10月1日に誕生しました。誕生したといっても,全くのゼロからのスタートではなく,個人事業として1999年6月にスタートしたものが法人成りしたのですが,それでもそれなりに感慨深いです。

会社設立の手続きは自分でやりました。会社のしくみや会社設立の手順を知りたかったからです。「会社の作り方」のようなタイトルの本を何冊か買い込み,法務局に行き,公証人役場に行き,銀行に行き……。法務局では商号の調査もやりました。会社設立後には,税務署や社会保険事務所にも行きました。

現在,税務や保険などの手続きに関する仕事は全て社員に任せていますが,会社設立前後に一通り自分で触れたことは,いろんな判断をする上でとても役に立っています。


ということで,弊社は今日から第5期がスタートします。今日スタートするパナソニック株式会社とは,どちらも大坪社長ということ以外,規模から何から全く異なりますが,弊社は弊社の目的を達成すべく,今期も地道に淡々粛々と活動していきます(ちなみにあちらの大坪社長と私は全く関係ありません。そういえば確認したことないなぁ。たぶん関係ありません)。

これからもよろしくお願いいたします。

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2008.08.28

今年も特許・情報フェアに出展します

パテントサロンは,今年も特許・情報フェア&コンファレンスに出展します。

2008特許・情報フェア&コンファレンス
開催日:2008年11月5日(水)~7日(金)

昨年,一昨年につづき,3回目の出展になります。本日,出展者向けの説明会があり,参加してきました。

パテントサロンは,ネット上を主な活動場所としているため,日頃,読者のみなさまや広告を依頼してくださる方々と直接会うことがほとんどありません。特許・情報フェア&コンファレンスへの参加は,みなさまと直接会い,話をさせていただく貴重な機会として,とても重要視しています。

詳細はこれから詰めるところなのですが,今年も何かノベルティグッズを用意しようと考えています。また,最終日の夜にでも,知財系オフ会@東京北の丸近辺が開催できたら面白いのではないかと考えています。いずれにしても,詳細は随時お知らせいたします。

みなさまと会えることをとても楽しみにしています。
よろしくお願いいたします。

※参考
 2007特許・情報フェア&コンファレンス 出展のお知らせ
 11/7(水)-9(金) 特許・情報フェアに出展します
 【2007特許・情報フェア】出展内容について
 【2007特許・情報フェア】出展内容について(その2)
 【2007特許・情報フェア】出展内容について(その3)
 【2007特許・情報フェア】ブース完成
 【2007特許・情報フェア】ただいま出展中!

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2008.08.08

ダビング10に致命的な不具合見つかる!?

何とか五輪前にスタートすることができたダビング10ですが,
致命的な不具合が見つかったようです。

twitter経由で知りました。
詳細が確認できていないので,
またパテントサロンには載せていませんが,
大きなニュースなので,とりあえずお知らせします。

http://bogusne.ws/article/104346274.html

無理なスケジュールが原因のようです。
時間に余裕を持って仕事に取り組むことが重要ですね。

※関連トピック
 私的録音録画補償金制度
 http://www.patentsalon.com/topics/remuneration/

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2008.07.21

2028年,寿司屋に行きます

知財の仕事では,時間の単位が比較的長いものがたくさんありますね。出願公開まで1年半,審査請求可能期間が3年間,権利期間が20年間など,「年」単位のものがいくつもあります。

私はメーカーの知財部門に9年間在籍しました。そこでは特許実務を担当していました。その頃は審査請求可能期間が7年間だったこともあり,国内特許出願で,自分が出願を担当し,審査請求,中間も手がけ,権利化まで見届けたという案件は,とても少なかったです。手がけた中間の多くは,若かりし上司が出願を担当したものでした。


ところで,普段の生活では,例えば20年という長い時間を意識したり,目にすることはあまりありません。子供の将来を考えたり老後の計画を練るときくらいでしょう。

そんな中,オフィスの近くを散歩しているときに,「20年後」という文字に目がとまりました。


20年後


20年後のことを語りながらも,皆様のことを気遣っているところが心憎い。
20年後,再開したらこの写真を持って行ってみることにします。
 

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2008.07.14

矢場とん,みそかつ,そしてブーちゃん

先週,知財系飲み会@名古屋を開催しましたが,もちろん矢場とんのみそかつも食べてきました。

名古屋とみそかつとWIPO
http://cytech.way-nifty.com/blog/2008/07/wipo_0982.html

向かったのは,矢場町交差点にある矢場とん本店です。

交差点に着いて驚きました。ブーちゃん(ブタのキャラクターの名前)が描かれた看板があるだろうとは思っていたのですが,そんなレベルではありませんでした。ビルの壁面全体にでかでかとブーちゃんが描かれていました。

矢場とん本店@名古屋


そしてブーちゃんのれんをくぐって店の中へ。

矢場とん本店@名古屋


注文したのはもちろんみそかつ(韓国の模倣店にはないらしいけれど)。熱い鉄板の上にみそかつが乗った鉄板みそかつを注文しました。

矢場とん 鉄板みそかつ


味噌のたれが甘くて辛くてキャベツにもなじんでとてもおいしかったです。

店の中を見回すと,いろんな所にブーちゃんが使われています。スタッフが着ているシャツやテーブルナプキンはもちろん,オリジナルワインのラベルや,みそかつの食べ方の説明が書かれているカードにも使われています。ブーちゃんのおみやげも売っています。

店の人に聞いたわけではありませんが,全体的に,ブーちゃんをとても大切にしている雰囲気が伝わってきました(名前にもう少し特徴があってもよかったような気がしますが,これはこれで何か理由があるのかも知れません)。

大切なキャラクターです。模倣が絶対に許せないのは当然ですね。模倣店の方ではブタのマークを外したそうですが,大切なキャラクターは,簡単に付けたり外したりできるようなものではないのです。

くいだおれ太郎もそうですが,キャラクターやブランドを大切にしていることが伝わってくると,客としても嬉しい気持ちになります。そして好きになったりファンになったりします。自社の製品やサービス,ブランドに,どれだけ愛着を持っているかということは,最も基本的で大切なことだと思います。

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2008.07.10

名古屋とみそかつとWIPO

明日の夜は名古屋に行き,知財系飲み会@名古屋を開催します。参加者は33名。とても楽しみです。参加されるみなさま,よろしくお願いします。

名古屋に行くなら,きしめんか,みそかつか,ひつまぶしを食べようと考えていたそんなとき,矢場とんのニュースが入ってきました。なんという偶然。ここで矢場とんに行かなければ知財人ではありません(ホントか)。

ということで,名古屋では,矢場とん本店でみそかつを食べることにしました。


ところで,一連の矢場とんのニュースについて,ちょっと気になる記載があります。何人かの人がipippiの日記でも触れていました。

問題の記事はこちら。

みそかつ:ソウルで名古屋の老舗を模倣 韓国側に申し立て
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080708k0000e040055000c.html

矢場とんは昨秋、著作権に関する世界知的所有権機関(WIPO)から「矢場とん」が商標登録されるとの連絡を受け、鈴木社長がソウルに出向いて確認。韓国特許庁に異議申し立てを行ったほか、「YABATON」にも直接申し入れたが改善されなかったため、韓国公取委に申し立てることにした。
「著作権に関する世界知的所有権機関(WIPO)」がめちゃくちゃなのはおいておいて(ほんとはあまりおいておけないけれど),WIPOが矢場とんに連絡したとはどういうことなのでしょうか? WIPOってそんなことしてくれるのでしょうか?

この事件に関するニュースは複数ありますが,私が見た範囲では,矢場とんが他者の「矢場とん」商標出願の存在を知った理由が書かれている記事は,上の毎日の記事と,次の時事通信の記事だけです。

名古屋名物「みそかつ」店まねる=ソウルで2店-韓国公取委に申し立てへ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080705-00000065-jij-bus_all

同社には昨秋、国際的な知財関係機関から「矢場とん」が商標登録されそうだとの連絡が入り、これを受け関係者が2月にソウルを訪れた際、和風豚カツ店「YABATON」2店舗をビジネス街で確認した。
こちらでは「国際的な知財関係機関」となっています。WIPOのことをいっているのでしょうか?

可能な限り多くの記事にあたっていますが,現在のところ,これを明確にする情報はつかめていません。う~ん,事実が知りたい。

矢場とん以外の店が同じような状況になってしまう可能性もあります。普通の飲食店は,海外の商標出願の継続的なチェックなんてしていないと思います。矢場とんがどうやって韓国の「矢場とん」商標出願を知ったのか。なぜ登録される直前に知ることができたのか。これは抑えておきたい点です。

実はWIPOの職員の中に矢場とんのみそかつが大好きな人がいて,その人がたまたま知った情報を親切に教えてくれた... なんてことはないでしょう。冗談です。

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2008.07.06

TVドラマ。ほんの少しだけ知財

パテントサロンの編集中に見つけた記事。

米倉涼子「モンスターペアレント」フジ火曜午後10時(8日は午後10時15分)/結婚?子供?興味なーし!
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080706/tnr0807061042004-n1.htm

大手法律事務所に所属。専門は企業買収と知的財産。頭脳明晰(めいせき)、容姿端麗で、信条は「報酬をできるだけ稼ぐ弁護士であること」。米倉演じる高村樹季(いつき)は、時給にして7万円の敏腕弁護士だ。(記事より)
7月1日スタートのドラマ。ストーリー的にはほとんど関係なさそうですが(私は初回を観ていない),一応「知的財産」が載っていたので紹介しました。時給7万円かぁ。

よく話題になりますが,弁理士が主役のドラマが作られることはあるのでしょうかね?(かなり昔に主役が弁理士の昼メロがあったという噂を聞いたことがある(未確認情報)。あまり知財的ではなかったらしい(これも未確認))。

発明者が主役で弁理士と一緒にがんばる,とかでもいいかも。開発競争や侵害訴訟を絡めたりすると,シリアスものもいけそうだ。

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2008.06.30

コミュニティ・パテント・レビュー

ニュース記事が見あたらないのでパテントサロンには載せていませんが,コミュニティ・パテント・レビューの試行が始まります。この試行に関し,レビュアーの募集が始まっています。複数の関係者の方からお知らせいただきました。ありがとうございます。

コミュニティパテントレビュー
http://www.cprtrial-iip.org/

関連するニュースはこちら。
日本IBMや富士通など、特許登録に専門家の目を活用(2008/5/15)
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=AS1D1703S%2014052008

参考になりそうな情報はこちら。
米特許商標局、OSSコミュニティーとともに特許改善を目指す(2006/1/11)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0601/11/news050.html
※ニュースリリース
 IBM Leads in U.S. Patents for Thirteenth Consecutive Year
 Introduces Initiatives for Improved Patent Quality
 http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/19101.wss
 IBMが米国特許取得件数で13年連続の首位
 特許の品質向上を目指すイニシアティブを創設
 http://www-06.ibm.com/jp/press/20060111002.html
Peer to Patent - My Life Between Silicon Valley and Japan(2006/8/14)
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060814/p1
Peer-to-Patentパイロット・プログラム、改革を目指して発進(2007/8/17)
http://opentechpress.jp/opensource/07/08/17/0315234.shtml
※関連サイト
 Peer to Patent, Community Patent Review
 http://www.peertopatent.org/
ソフトウェア特許の権利かでコミュニティの知識活用
集合知による特許レビューの枠組み模索へ(2007/12/21)
http://www.atmarkit.co.jp/news/200712/21/ipa.html

試行の結果が楽しみです。


審査に役立てるという目的ではありませんが,パテントサロンでも,情報を広く募って公開・共有する仕組みをよく考えます。

公報データを取り込み,各公報データに対して,ブログのようにコメントをつけたりトラックバックを送ることができるようにするだけでも面白いと思います。このとき,各公報データにはパーマリンクが設定されていて,ソーシャルブックマークに登録できるようにします。すごい情報が蓄積されていきそうです。ワクワクしてしまいます(妄想しすぎ?)。

しかもこのシステム,かなり安価にできるはずです。新しい技術は必要ないし,オープンソースで用意できる部分もありそうです。ただ,公報データの入手と取り込みの部分は考える必要がありますね。容量は増えるばかりだし。

特許電子図書館の各公報データにパーマリンクが設定されるようになれば,もっと簡単にいろんなシステムを作ることができます。ソーシャルブックマークを実現するだけなら,公報データの入手も取り込みも不要です。

様々な人が公報を読んでブックマークする。そのときタグをつけたりコメントをつけたりする。もちろんフィードをはき出すようにするので,自分が興味を持ったブックマークを簡単にウォッチすることができる。いま最も注目されている公報を知ることもできる。自分にとって役に立つブックマークを作っている人にコンタクトをとることにより,そこからビジネスに発展する可能性もある。すばらしいブックマークを公開している隠れた特許調査のプロのような人が出てくるかも知れない。調査会社がPRのために使うこともできる。特許事務所が扱った出願を集めて紹介してPRすることができる。転職を希望している人が自分が書いた明細書の公報をまとめてアピールすることができる。などなど。

妄想はさらに膨らんでいきます。
いまさらですが,知財情報って,ITとかWeb 2.0とかによくなじみますね。

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2008.06.29

知財学会にひとりごと

今日6月29日は弁理士試験の論文試験でした。受験されたみなさま,お疲れさまでした。選択も受けられる方,がんばってください。

そして,6月28日,29日には,日本知財学会の学術研究発表会も開催されました。

日本知財学会 研究発表会
http://www.ipaj.org/research/research.html

知財学会については,パネラーとしてキーノートセッションに参加したことがあったりhttp://www.ipaj.org/archive/archive_02_040710_01.html,第1回の学術研究発表会では裏方として運営を少し手伝ったりしましたが,私自身は学会の会員ではありません。

従って,学会に対して何か言ったりする資格も権利も筋合いもありません。ということで,ちょっとひとりごとを。

「どうして学会の発表会を弁理士試験と同じ日にやるんだろう?」

今回だけではなく,これまでも数回重なっています。第1回発表会のときは短答と同じ日でした。

もちろん日程はいろんな要因に基づいて決められていると思います。他人の私なんかが言うまでもなく,弁理士試験を受ける数千人が参加することができなくなることもふまえた上で決められている日程だと思います。

しかし,普通に第三者が見て,なぜこの日に? と疑問を持ってしまうのも事実です。また,日にちが重なっているために,残念ながら発表会に参加できないという人がいることも事実です。

日曜日の夜,いくつもの「論文受けてきた!」とか「知財学会行ってきました」というブログを読みながら,こんなことを思いました。

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2008.06.10

御木本幸吉生誕150年展

養殖真珠の発明で有名な御木本幸吉に関するイベントが開催されます。

御木本幸吉生誕150年展-クラシックジュエリーやエジソンの手紙も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080609-00000000-hsk_gz-l13


以前,「うま味」を発見した池田菊苗博士が十大発明家に選ばれていることを書きました。

うま味発見のドキュメンタリードラマ上映会
http://cytech.way-nifty.com/blog/2008/05/post_8eb6.html

御木本幸吉も十大発明家に選ばれています。

十大発明家
http://www.jpo.go.jp/seido/rekishi/judai.htm
日本の十大発明家 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%8D%81%E5%A4%A7%E7%99%BA%E6%98%8E%E5%AE%B6


御木本氏はエジソンとも交流があったのですね。上の記事で初めて知りました。

このイベント,面白そうなのでぜひ行ってみようと考えているのですが,ちょっと気がかりなのが,会場が銀座のミキモト本店だという点です。何となく男ひとりでは入りにくそうな気がします。かといって女の人と一緒に行くと「この真珠きれいね。意外と安いじゃない」なんて言われたりするかも知れないし。がんばってひとりで行くことにします。

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2008.06.09

ネットとリアルを併用した知財系コミュニティ

先週,知財系オフ会に連続して参加しました。

まずは水曜日。私が定期的に開催している会で,知財系の人が比較的多く集まる飲み会です。参加者は10数名でした。数年ぶりに参加された方がいたり,普段はあまり会えない首都圏の方が出張のついでに来られたり(1人は米国在住),ブログやtwitterでは知っているけれどリアルでは初対面という方が来られたりして,とても盛り上がりました。

次は金曜日。知財系SNS ipippi内に作られている趣味系(食べ物関係)のコミュニティのオフ会が開催されたので,それに参加しました。参加者は約10名。話も面白かったですが,食べ物系のコミュニティということで,食事もおいしかったです。

そして最後は土曜日。これもipippi内のコミュニティのオフ会です。弁理士試験合格者のコミュニティで,登録メンバーは100名あまり。現在ipippiの中で最も大きなコミュニティです。

オフ会の参加者は約80名でした。私は弁理士試験合格者ではないのでこのコミュニティのメンバーではないのですが,ipippiの管理人ということで,ゲストとして呼んでいただきました。

盛り上がった一次会のあと,50名強が参加した二次会にも出席。ここでも多くの方と話をしました。そして二次会終了後,約10名でカラオケへ。帰りは始発でした。カラオケでオールなんてかなり久々です。そもそもカラオケに行ったのさえ5~6年ぶり。私はパテントサロンの社歌(2曲ある)を歌いました。


これらのオフ会を通して,あらためて,コミュニティはネットとリアルの併用がポイントであると痛感しました。

ブログやtwitterで知って,会ってみたいと思った人といよいよリアルで会うというときには,いつもウキウキします。そして会話が始まると,すぐにいきなり盛り上がります。相手のプロフィールや考え方などをある程度知っているからです。

そして面白いのはこのあとで,リアル終了後,ネットでブログやtwitterの発言を読むたびに,リアルで会ったその人のことがイメージできるので,リアルで会う前よりも,よりしっかり内容が伝わってきます。

これは,ネットで最初に知った人に限らず,リアルの場で初めて知り合った人の場合も同じです。リアルで出会い話したことがある人が書いたものは,内容をより実感することができます。

今回も,土曜日のオフ会について書かれたブログをいくつか読んだのですが,相手をイメージして読むことができてとても面白いです。そして,再びリアルで会うことがとても楽しみになります。

ネットとリアルの併用がコミュニティのポイントなのです。


ということで,このネットとリアルを併用した知財系コミュニティをもっと増やしていくことを目的に,パテントサロンでは,知財系オフ会を開催しています。

これまで,東京,大阪,福岡で開催してきました。次は名古屋を予定しています。詳細は後日お知らせします。

みなさん,名古屋でお会いしましょう。

【追記】
オフ会でお話しさせていただいたみなさん,ありがとうございます。またお会いしましょう。あまり話ができなかったみなさん,またの機会を楽しみにしています。オフ会を企画・運営していただいた幹事の方々,よい機会をありがとうございます。とても感謝しています。

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2008.06.06

AdWords広告。「パテントサロン」で検索すると...

AdWords広告について,商標権侵害に関するニュースがありました。

グーグル vs. ルイ・ヴィトン、AdWordsを巡る商標権侵害裁判は欧州裁判所へ
http://www.computerworld.jp/topics/google/110709.html

検索広告における商標に関するニュースはかなり古くからあります。まとめたページがこちら。

Google 検索広告商標問題
http://www.patentsalon.com/topics/google_ad/


ところで,「パテントサロン」でGoogle検索すると,パテントサロンではない企業などのAdWords広告が表示されることがあります。

パテントサロン - Google 検索
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%83%91%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%B3&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=

これまでに,「パテントサロン」を使用している広告を数種類確認しています。法的にどうかという点はおいておいて,これらはいずれも弊社とは全く関係がありません。広告を見た方から,パテントサロンと関係があるのか? 提携しているのか? と聞かれることがありますが,そのようなことは全くございません。

検索広告やSEOでは,これからも商標に関する問題が出てくるような気がします。

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2008.06.03

青本第17版

工業所有権法(産業財産権法)逐条解説〔第17版〕が出版されましたね。16版が2001年8月の発行ですから,約7年ぶりの発行です。長かった。

工業所有権法(産業財産権法)逐条解説〔第17版〕
https://www2.books.jiii.or.jp/store/top_f.jsp

発行元である発明協会の方からご献本いただきました。ありがとうございます。ご献本いただいた本は,パテントサロントップページ右側欄の【話題の本】コーナーに,最低2週間,掲載させていただいています。

17版になってさらに厚くなりましたが(200数十頁増えて1,904頁になった),気になるところから読んでいきたいと思います。まずは出願公開の請求から押さえよう。

青本第17版

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2008.06.02

命をかけて仕事に取り組んでいるか?

知的財産権研究会100回記念シンポジウムに参加してきました。

知的財産権研究会100回記念シンポジウム
http://www.lexisnexis.jp/seminar/symposium/default.htm

特許系のイベントやセミナーだと,大抵は参加者の中に知り合いがいたり講演者が知り合いだったりするのですが(なので途中で寝たりすると気まずい),今回は著作権なので,事務局の女性1人以外には知り合いがだれもおらず,借りてきた猫のようにおとなしく参加してきました。

このシンポジウムについて書かれたブログのひとつがこちら。

中山信弘氏の情熱
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/6a250f427f466cbda2e39990c7286cf0

中山先生は,「私の意見」と前置きをされながらも(といっても私たちが「私の意見」と言うのとはかなり意味合いが違う),強く明確に意見を話され,上の記事にあるようにわたしも茫然と聞いていました。

特に権利期間の延長について,命をかけて阻止する,と言われたときには,思わず「お~」と声が出てしまいました。

権利期間延長の是非はおいておいて(パテントサロンは意見を持たないし述べない。ニュースを紹介することに徹する),「命をかけて」という言葉は簡単に言えるものではありません。これも,例えば私が飲み屋で「俺は情報を回すことに命をかけているんだぁ」と言うのとは,重みが違います(私もウソを言っているわけではなく,重さの問題)。

この様な場面をナマで体験すると気合いが入ります。参加して本当によかった。重さはかなり違いますが,さらに力を入れて自分の役割を果たしていこうと思いました。

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2008.05.19

【5/20追記】「国際特許」ってできたの?

今日見つけたこのニュース。

損害保険ジャパン、損害分析システムで「国際特許」取得
http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz08q2/571553/

損害保険ジャパンは2008年5月中に、独自開発の「損害分析システム(ダメージ・プロッティング・システム)」に関連するビジネスモデル特許で「国際特許」を取得する。(記事より)
またです。これはよく間違って使われる表現です。国際特許や世界特許なんてものは存在しません。PCT出願か,あるいはいくつかの国で権利を取ったことを,国際特許とよんでいるのです。と思って記事を読んでいくとこんな記載が。
国際特許の取得には、日本・米国・欧州それぞれでの特許登録が必要。2000年に各地で出願して2006年までに日本と米国では特許を取得し、残る欧州特許庁からも2008年3月に特許の承認通知書を受領した。(記事より)
えっ。この断定的な記載はなに? 日本・米国・欧州それぞれで権利を取ったら,国際特許というものの取得になるの? これは知りませんでした。

詳しい内容が記されているリンク先を見ると,弁理士のコメントが掲載されていて,その中でも「国際特許」という言葉が使われています。

ついでに損保ジャパンのサイトを見ると,関連するニュースリリースが掲載されていました。

「輸送中車両の損害分析システム」欧州で特許取得
―日・米・シンガポールをあわせ世界の主要拠点で―
(PDF)
http://www.sompo-japan.co.jp/news/download/200805021400.pdf

このニュースリリースの中でも「国際特許」という言葉が使われています。ただし,国内・海外で特許を取得していくというような意味で使われています。

さて,整理します。

 (1)国際特許という制度が存在する。それを私が知らないだけ。
    出願公開の請求が思い浮かばなかったときと同様,
    自ら知識不足を露呈している。
 (2)弁理士のコメント部分も含め,記者による記述に正確さが欠けている。
 (3)この整理自体も間違っている。他の正しい解釈がある。

さて,どれでしょうか?


【5月20日20:31追記】
このニュース記事に変更が加えられたようです。複数の読者の方から教えていただきました。ありがとうございます。

損害保険ジャパン 損害分析システムのビジネスモデル特許で、損保業界初の「国際特許」取得に成功
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/JIREI/20080516/301999/

※「国際特許」という言葉に正式な定義はないが、同社は、日本・米国・欧州の3極で特許が成立したことを指している。
■変更履歴
・国際特許の定義について分かりづらい点があったため加筆しました
・最後から3段落目の「既存特許との類似性」に関する記述で不正確な点があったため修正しました [2008/05/19 16:00]
ということで,このニュース記事で使われている「国際特許」という言葉は,弁理士のコメント部分も含め,日米欧で成立した特許のことを指すそうです。

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2008.05.09

iPodへの私的録音録画補償金の課金についてのアンケートが行われています

copyrightさんが行っているアンケートはこちら。

iPodへの私的録音録画補償金の課金についてのアンケートを行っています
http://d.hatena.ne.jp/copyright/20080509/p2

私的録音録画補償金の課金については,パテントサロンとしては意見はありませんが(パテントサロンは意見を一切持たないし述べない。意見を表すと情報の紹介の仕方にバイアスがかかっていると受け取られる可能性が出てくるから。パテントサロンはニュースや情報の紹介に淡々粛々と徹する),広く国民に関係していることでもあり,多くの人が関心を持ち,現状を知り,意見を持つことが重要です。

関連ニュースを下記ページにまとめています。
アンケートに答える際に,よかったら参考にしてください。

トピック 私的録音録画補償金制度
http://www.patentsalon.com/topics/remuneration/

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2008.05.08

くいだおれ太郎 ブランドと思い入れ

このところ,くいだおれ太郎の商標権に関するニュースが流れています。例えば今日のこちらのニュース。

くいだおれ人形買収でファンド 問い合わせ相次ぐ
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080508/trd0805081217004-n1.htm


そんな中,情報を集めているときに読んだ記事がこちら。くいだおれ総務部のブログに書かれている記事です。

大阪名物くいだおれ 総務部のブログ: 太郎のお出かけ
http://cui-daore.sblo.jp/article/14721563.html

これを読むと,いかにくいだおれ太郎(次郎も)を大切にしているか,大事に扱っているかが,ひしひしと伝わってきます(お客さんを大切にしていることも伝わってくる)。大切に大切にしてきたんですね。感動しました。ウルウルしてしまいそうでした。

私も,我が愛娘パテントサロンはとても大切で,毎年誕生日にはケーキを買ってお祝いしたりはしていますが,くいだおれはほんとすごい。すばらしいです。

ブランドについては,ブランド戦略とか商標の価値とか,いろんなところでいろんなことが書かれたりしています。それはそれで大切なのですが,個人的には,まず,そのブランドにどれだけ思い入れがあるか,どれだけ愛着があるか,という点が最も大切で,全てはそこからスタートだと考えています。

ですから,会社を買収したときに,買収先の社名の方が知名度が高いから,いままで使ってきた社名を捨ててそちらに社名を変更するなんてことは,ビジネスとしては正しいことだとも思うのですが,私にはどうしても考えられません。

くいだおれブランド,すばらしいです。これからもみんなに大切に大切にされることを強く強く願います(また見に行きたくなってしまった)。

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2008.05.02

うま味発見のドキュメンタリードラマ上映会

特許を扱ったドラマが公開されます。

東京大学との共催による うま味発見のドキュメンタリードラマ「AMBITION(志)」 フィルム公開上映会 観覧希望者募集 東京大学理学部・小柴ホールにて5月24日(土)開催
http://www.ajinomoto.co.jp/press/2008_03_21_2.html

今回、うま味発見から100周年を迎え、池田博士が「うま味」を発見後、調味料の製造法特許を取得してから事業化するまでを、ドキュメンタリードラマという形で制作しました。(サイトより)
このドラマ,とてもおもしろそうです。発見から権利化,そして事業化まで描かれている点がポイントですね。鈴木三郎助氏の話も出てくるのでしょうか。非常に興味があります。

また,サイトにはこんな記載もあります。

池田菊苗博士によって発見され、命名された「うま味」は、甘味、酸味、塩味、苦味と並ぶ基本味の1つで、「うま味」という表記も池田博士が定めたものであり、海外でも「umami taste」として 知られています。(サイトより)
ちょっと気になったので,英語版Wikipediaで調べてみました。ちゃんと載っています。すごい。

Umami - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Umami


ところで,池田博士は確か日本の十大発明家に選ばれていたはずだと思い,ちょうど今日虎ノ門で打ち合わせがあったので,その帰りに特許庁に寄り道してきました。特許庁1階のロビーには,日本の十大発明家のレリーフが飾られているのです。

いました池田博士。レリーフの下には業績が記されています。

池田菊苗@特許庁

久しぶりに特許庁に来たので,他のレリーフを見たり,興味があるパンフレットをもらったり,地下の食堂でカツカレーを食べたりして帰りました。


このドラマの上映会,先着順で申込を受け付けているようなので,興味がある方はお早めにどうぞ。

私は非常に興味があるのですが,どうしても当日の都合がつかず(九州にいる予定),見に行くことができません。う~ん,残念。この上映会以外に見られる機会はないのだろうか?

特許を扱ったドラマはそれほど多くありません。有料無料に関わらず,ぜひ何らかの方法で広く公開してほしいです。味の素と東京大学に期待します。

※参考
十大発明家
http://www.jpo.go.jp/seido/rekishi/judai.htm
日本の十大発明家 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%8D%81%E5%A4%A7%E7%99%BA%E6%98%8E%E5%AE%B6

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2008.04.25

特許屋にしかできないプロポーズ(続報?)

先日プロポーズ出願について書きましたが,これに対して,SNS経由やパテントサロン経由で何人かの方からコメントをいただきました。

いただいたコメントの多くが,早く公開したいのなら出願公開の請求(64条の2)をすればいいじゃないか,というものです。う~ん,特許実務から9年近くも離れているせいか,全く思い浮かびませんでした。まずい。

ただ,出願公開の請求については,実務をやっていた頃でも,請求したこともなければまわりで請求したという話を聞いた記憶もありません。それに比べて早期審査はときどき話題になりますよね。ということで許してください。実際,出願公開の請求はどのくらい行われているのでしょうかね。

また,これに関連して,出願公開の請求で早く公開されるのはいいけれど(請求から数ヶ月程度らしい),この請求は取り下げることができないので(64条の2第2項),公開までの間に心変わりすることがある可能性を考えると怖いというコメントもありました。確かにぞっとします。

あとは,商標出願の方が早いのではないかとか,複数の相手に対してプロポーズ出願を行うことをフタマタ出願と呼んでいる方がいたとか,そんな感じでした。

みなさまコメントありがとうございます。

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2008.04.22

特許屋にしかできないプロポーズ

先週のこの記事を読んでちょっと考えました。
特許屋にしかできないプロポーズって,どんな方法でしょうか?

プログラマーにしかできないプロポーズ
http://akihitok.typepad.jp/blog/2008/04/post-d76c.html

特許屋が自分の意志を伝える手段として使えるものといえば,やはり出願明細書です。ということで,出願明細書に,発明の内容ではなくプロポーズの言葉を切々と書いて出願することにします。

そしてその出願が公開され,特許電子図書館に掲載されたことを確認したら,「ちょっと○○で検索してごらん」とかいって相手に検索してもらうわけです。相手がヒットした公報を開くとそこにはプロポーズの言葉が。う~ん,いいかもしれない。

しかし,この方法には大きな問題がありますね。出願公開までに少なくとも1年半待たなければならない点です。このタイムラグは致命的です。

このタイムラグを少しでも短くする方法として,出願と同時に審査請求し,あわせて早期審査をかける方法が考えられます。うまくいくと,1年半より前に特許電子図書館に掲載されるかも知れません。しかしこの場合,出願が特許になる必要があるし,早期審査の要件も満たさなければなりません。さらに審査請求料などの費用もかかります。そもそも,早くなるといっても掲載までに最低数ヶ月間はかかるわけで,あまり得策ではなさそうです。タイムラグの問題はどうしようもありませんね。

しかし,考えようによっては,この1年半は使えるかも知れません。例えば,この人少しいいかもしれないという相手を見つけたら,とりあえずプロポーズ出願をしておきます。その後,うまくいくかも知れないし,いかないかもしれません。しかしいずれにしても,1年半も経てば,いろんなことが分かってきます。そこで,やはりこの人だということになれば,公開された公報の番号を伝えればいいのです。逆に,この人は違うとなった場合には,出願を取り下げれば公開されることはありません。今は無きノウハウ出願と同じ方法です。先願の地位を得ることはできませんが,「1年半前からあなただと決めていた」というセリフを使える地位を得ることができます。

なお,注意点として,プロポーズ出願を複数の相手に対して行っていた場合は,他の出願を取り下げることを決して忘れてはいけません。

この特許制度を駆使した(ホントか?)プロポーズ,特許屋にしかできません。いかがでしょうか?

※注
出願公開制度はこの様な目的で作られたものではありませんので,絶対に実行しないでください(するわけ無いか)。

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2008.04.21

ロゴとエコとドコモ

先週の金曜日,NTTドコモがロゴを変更するというニュースが流れました。

このニュースを読んで最初に思ったのが,ドコモの商標担当者は大変だっただろうなぁ,ということです。社名変更ほどではないにしろ,関連する仕事はいろいろ考えられます。しかもそれらを秘密裏に行わなければならなかったわけで,さぞ大変だったことでしょう。お疲れさまです(担当された方を知っているわけではありませんが)。

次に頭に浮かんだのが資源に関することです。これから,ロゴがついているもの全てについて新ロゴのものに取り替えていくわけですが,それに伴って非常に多くのものが破棄されるのだろうなぁ,と思いました。

会社で使っている各種書類,封筒,名刺,看板。そして,全国各地にあるドコモショップの看板やディスプレイ,パンフレット,契約書,販促材。さらに,街中に数多のごとく存在するケータイショップや家電量販店などで使われているディスプレイやポップ広告。

その総量は莫大なものになると思われ,これらが交換・破棄されることを想像するとぞっとします(封筒や名刺等についてはロゴ切り替え後も無くなるまで可能な限り旧ロゴのものも使われると思いますが)。

そこで勝手な妄想なのですが,この資源の問題に対し,ドコモが何か粋なことをやってくれないかなぁ,と考えています。例えば,ドコモショップのみならず,全国各地のケータイショップや家電量販店などから,旧ロゴがついたありとあらゆるものを対象に,ドコモがまとめて回収または買い取ってリサイクルするとか,ドコモショップの旧ロゴ看板は全てエコバッグにして配るとか,などです(急によい具体例を思いつくのは難しい)。

もし仮にドコモがこの様な活動を行った場合,その効果は今回のロゴ変更だけにとどまりません。日本有数の大企業であるドコモがこの様な活動を行うと,他の企業がロゴや社名を変更する際,同じようなことを考える可能性が出てきます。大企業が社会に及ぼす影響は大きく,ドコモのような大企業が動くことは大きな意味があると思います。

日本有数の大企業ドコモに期待しています。

※関連ニュース

※ニュースリリース

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2008.04.14

宇宙でも特許紛争

日本の大手メディアサイトにはまだ載っていない様なのでパテントサロンには載せていませんが,数日前からこんな記事が出ています。

Boeing Patent Shuts Down AMC-14 Lunar Flyby Salvage Attempt
http://www.space-travel.com/reports/Boeing_Patent_Shuts_Down_AMC_14_Lunar_Flyby_Salvage_Attempt_999.html
通信衛星「AMC-14」の軌道変更作業が座礁、静止軌道へのトランスファ軌道は特許侵害
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200804111940&page=2

「特許制度が悪い」という様な安易なコメントが出ないことを祈ります。あと,ちょうどいい機会なので,宇宙空間や公海上での特許権についてちょっと調べてみよう。

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2008.03.20

悪いやつのパソコンを、金づちで壊す

「ハイテク捜査の知識はないが、明るく、楽しく、一生懸命やるだけです」と話している。
京都府警:初の女性警視誕生 ハイテク犯罪対策室長に
自身は「パソコンは素人。勉強しなくっちゃ」と苦笑するが…
京都府警女性警視、ハイテク犯罪対策室長に就任へ
ただハイテク捜査に必須のパソコンは料理のレシピ調べに使う程度で、猛勉強が必要という。「悪いやつのパソコンを、金づちで壊すわけにはいかないですからね」
京都府警ハイテク犯罪対策室長に女性警視が就任へ

必ずしもトップが技術を熟知している必要は(たぶん)ないし,この京都府警ハイテク犯罪対策室は非常に多くの注目を浴びている組織で,しかも今はダウンロード違法化や非親告罪化のような議論も行われている重要なときである。しっかり考えられた人事であるはずだ。新室長は(たぶん)すごいやり手の方なのだろう。

それはそれとして,事実として上のような発言が流れてしまうと,市民は不安や疑問を抱いてしまう。多くのブログにも表れている。

「京都府警 ハイテク」の検索結果 - Yahoo!ブログ検索

わざわざこんな不安を感じさせるような発言をする必要はない。

ところで,多くの人が不安や疑問をブログに書いている一方で,各メディアの記事を見ると,当局のコメントを載せているだけで,この点について質問したような記載は見あたらない。普通に気になると思うのだが。触れてはいけないことだったのだろうか?

もしかすると,ハイテク犯罪対策室はそれほどたいした組織ではないよ,と市民に思わせて油断させるために…,なんてことはないか。

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2008.03.11

経営者的な観点を持っているか?

「NHKスペシャル 社員みんなで会社を買った ~地方発 “EBO” の挑戦~」を観ました。

NHKスペシャル 社員みんなで会社を買った ~地方発 “EBO” の挑戦~
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080310.html

EBOした後,ゼロからスタートした会社では,経営者と現場の技術者との間で,考え方に相違が生じます。

経営者は,他社にない高性能な製品を開発し,それが完成したら出荷するという方針を立てました。ブランドも実績もない企業が世の中に出ていくためには,他社とは違うものが必要だと主張します。出荷は計画からどんどん遅れていきました。

それに対して現場の技術者は,すでに普通の製品はできているのだから,それで進めていきたい。いま出荷できるものをなぜ出荷しないのか,と主張します。

こんな相違の中,技術者は国際展示会に参加します。そこには,より高性能化した他社の製品がありました。それを見た技術者は危機感を持ちます。このままでは会社はダメだと。そして自ら高性能な製品の開発にトライしていきます。

従業員に経営者的な観点が生まれていく過程が,よくあらわれていました。

経営者でなくても経営者的な観点を持つことはとても重要です。それは知財担当者にとってもいえることで,いま手がけている出願は会社の事業にとってどのような役割があるのか,会社の事業をうまく進めるためには何を対象にどんな調査が必要でどんなマップを作ればよいのか,そもそも会社の事業に対して知的財産はどのように役立つことができるのか,このあたりを意識するかしないかで,知財担当者の価値は大きく変わってきますし,知財担当者にとっても,仕事に対するおもしろさが変わってくると思います(大手企業の知財部門に9年間勤務し,その後独立して零細企業の経営者をやっている私の感想)。

番組は12日(水)深夜に再放送されるようです。興味がある方はぜひ。
http://www.nhk.or.jp/special/rerun/index.html


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2008.03.05

mixi規約改定とipippiにおける著作権の扱いについて

mixiの規約改定騒動ですが,ミクシィはどうしてこんなことしちゃったんでしょうね? こんな改定を突然表明したら,ユーザがどう思い,どんな行動を取るか,想像できなかったんですかね? 私は怖くてこんな大胆なことできません。本当に不思議です。何か全く別の意図があるのではないかと勘ぐりたくなるくらい不思議です。ほんとに不思議。


パテントサロンでも「知財系SNS ipippi(イピッピ)」(http://ipippi.jp/)というSNSを運営しています。ipippiにももちろん利用規約があります。

ipippi利用規約
http://ipippi.jp/normal.php?p=sns_kiyaku

この規約は,いろんなサイトを参考に私が作成したものです。弁護士などプロの人にチェックしてもらったわけではないので不備な点もあると思いますが,2006年2月26日に制定して以来,この規約で運営しています。

このipippi利用規約では,著作権に関して以下の通り定めています。

3.著作権

ユーザがipippiに書き込んだ文章,アップロードした画像などの著作権は,ユーザが保有します(利用許諾を得ていない他人の文章など,ユーザが必要な権利を持たない場合を除く)。

特に括弧書きの部分はもっとスマートな表現があるような気がしますが,とにかくここでは,「著作権はユーザが持つ」ということを明確に定めたかったのです。


ところで,例えば毎年11月に開催されている特許・情報フェア&コンファレンスなど,ipippiの会員でない人にipippiの内容を紹介したい場合があります。しかし,上記規約の下では,ユーザに許可を得ることなくユーザがipippi内で書いた日記などの文章を複製したり公開することはできません。著作権だけが理由ではありませんが,いずれにしてもSNSの内容を人に公開することはそれなりに困難です。

そこで,パテントサロンでは,ipippiとは別に「ipippiデモ版」(http://ipippidemo.jp/)を用意しました。こちらの利用規約はこの様になっています。

3.著作権

ユーザがipippiデモ版に書き込んだ文章,アップロードした画像などの著作権は,ユーザが保有します(利用許諾を得ていない他人の文章など,ユーザが必要な権利を持たない場合を除く)。また,ipippiデモ版運営者は,ipippiデモ版およびipippiデモ版に書き込まれた内容を,ユーザに承諾を得ることなく,不特定多数に公開することができます。

これも今ひとつ文章が美しくないのですが,いずれにしても,ipippiはこれらの規約の下で運営されています。


ところで,今回のmixi騒動の記事を読んで,気になる点が出てきました。

「mixi日記、無断書籍化はしない」――規約改定の意図をミクシィが説明
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/04/news086.html

新条項を追加した意図について、

(1)投稿された日記データなどをサーバに格納する際、データ形式や容量が改変される(ユーザーの著作者人格権《同一性保持権》を侵害する)可能性がある

(2)アクセス数が多い日記などは、データを複製して複数のサーバに格納する(ユーザーの複製権を侵害する)可能性がある

(3)日記などが他ユーザーに閲覧される場合、データが他ユーザーに送信される(ユーザーの公衆送信権を侵害する)可能性がある
(上記ページより)

特に(3)は「可能性がある」というよりも送信されるに決まっているだろ,と思いますが(間違ってる?),それはそれとして,こんなレベルのものまで想定して規約を定めなければならないとすると,ipippiでも問題なりそうな点が出てきます。

例えば,ipippiでは,ユーザが書いた日記などが記録されているデータベースについて,定期的にバックアップを取っています。つまり複製しています。これはユーザの著作権を侵害したことになるのでしょうか?

また,数ヶ月前には,ユーザ数の増加に対応するために,システムをよりパワーのあるサーバに移転しました。このときにも旧サーバから新サーバにデータの複製を行っています。これも侵害したことになるのでしょうか?

どこまで考えたらよいのか,考えなければならないのか。著作権は難しいです。

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2008.02.08

税務調査

弊社に税務調査が入りました。我が社も設立から3年が経過し,そろそろ来るかも知れないと思っていたところです。ちなみに,独立してからはもうすぐ9年,パテントサロンはもうすぐ8年が経過します。

麻布税務署から来た調査官が,丸一日,弊社オフィスに滞在し,帳簿を調べたり,私に質問したりしました。

最初に,我が社の事業内容について説明を求められました。いろいろ聞かれているうちに,話題は特許制度にまで広がっていきました。まさか私が税務調査官に,特許電子図書館を見せながら,実際に検索して公報を見せて,出願公開制度について説明することになるとは思ってもいませんでした。

他には,GoogleのAdSenseや,amazonのアフィリエイトの仕組みなどについて質問を受けました。

さて,調査の結果はどうなるでしょうか?

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2008.02.05

知財戦略コンサルティングシンポジウム 2008

特許庁サイトでも告知されていた「知財戦略コンサルティングシンポジウム 2008」ですが,早くも定員に達し,申し込みが締め切られたようです。

「知財戦略コンサルティングシンポジウム 2008」開催のご案内
http://www.jpo.go.jp/torikumi/ibento/ibento2/h20_chizai_senryaku_sinpo.htm

私も申し込みました。交流会 ネットワーキングパーティにも参加します。当日お会いしましたらよろしくお願いいたします。

「知財戦略」や「知財コンサルティング」は,多くの人が注目しているキーワードですね。知財の人と話をしていると,知財戦略とは何か?とか,これからは出願だけではなくコンサルティング業務もやっていくべきだという様なことがよく話題になります。

また,知財コンサルティング業を新たにスタートする方も多いようで,スタートするにあたり,情報交換がしたいと,パテントサロン編集部に来られる方もいらっしゃいます。最近では,企業の知財部を定年退職または早期退職された方が,それまでの経験を生かして,コンサルティング業を立ち上げるというケースも多いようです。

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2007.12.26

「kwout」。引用に了承は不要!

「kwout」という新しいサービスが始まりました。Webページの一部を画像化して切り取り,引用できるサービスです。

関連するニュース記事にこんな記載がありました(「kwout」で引用してみました)。

このコメントは間違っています。引用は引用元の了承を得ることなく行うことができます。引用に許可は不要です。ユーザが注意しなければならないのは,自分の行為が「引用」に該当するかどうかという点です。この様な著作権的にシビアなサービスを提供するのであれば,このあたりはしっかり押さえておくべきではないかと思います。


ところで,すでに広く利用されているtumblrなどを含め,この種のサービスでは,ユーザの利用内容が「引用」に該当するものであるかどうかについては問題になりそうです。「引用」の要件を満たしていない利用が行われている可能性があります。

これらのサービスでユーザがやりたいことは,「こんな情報があったよ。見てみて!」とか,「こんなに情報集めたよ。すごいでしょ」という様なことだと思います(パテントサロンも同じ)。

この様に利用された場合,引用の要件を満たさなくなりがちです。情報の存在を知らせるだけなら,引用の要件とされている「自分が書いた本文が「主」であり,引用部分が「従」の関係にあること」を満たすほどに本文を書く必要がないからです(というか知らせるだけなら本文はいらない)。

著作権法素人の私が勝手に思うところですが,引用の要件が定められている理由のひとつは,引用部分が「主」になりその量も多くなると,どんどんデッドコピーに近くなってくる。それを防ぐためではないかと思っています。

素人なのでうまくまとめられないのですが,人に情報の存在を伝えること(ときには簡単なコメントを付けて)は,引用とは種類が違うもののような気がしています。読者を引用元に確実にたどり着かせることができる「リンク」も関係しているのでしょう。

このあたりの問題,来年にかけてこれからもっと大きく取り扱われるようになると考えています。

やはりここでも保護と利用のバランスがポイントで,文化の発展に寄与するという目的を見失わないことが最重要なのでしょう(文化?情報?)。

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2007.11.12

インクカートリッジ特許訴訟関連情報をまとめました

先週,キヤノン,エプソンのインクカートリッジ関連特許に関する訴訟の判決がそれぞれ出されました。

それらも含め,インクカートリッジやトナーカートリッジの特許訴訟に関するニュースをまとめました。一部を除き,リサイクルに関する訴訟です。

■インクカートリッジ,トナーカートリッジ特許訴訟
 http://www.patentsalon.com/topics/cartridge/

このまとめのページ,以前から公開していたのですが,今回,リンク切れになっていた判決へのリンクを修正したり,関連ニュースの追加や並び替えを行いました。過去のニュースの多くがリンク切れになっている件はどうしようもありませんが。

自由にご利用ください。

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2007.10.15

Blog Action Day 1 :知財屋として何ができるか?

今日は Blog Action Day 。環境に関する記事を書きます。
環境への取り組みとして,知財屋として何ができるでしょうか?


まずは,紙を減らす,節電する,あたりが最初に思いつきます。特許事務所も企業の知財部も,紙をよく使う職場なので(昔に比べればかなり減ったと思いますが),小さな改善でもそれなりの効果がありそうです。紙への印刷を減らせば,節電効果も出てきます。

このあたりは知財業界に限らず一般的な話です。もう少し知財的に考えてみます。


環境への取り組みは,一個人や一企業ではなく,多くの人間を巻き込んでいくとより効果的だと思います。みんなで共同で取り組むべき問題です。

「みんなで共同で」という観点で知財業界を眺めてみると,オープンイノベーション,オープンソース,クリエイティブコモンズ,などが見えてきました。環境への取り組みに,これらの仕組みを積極的に活用するというのはどうでしょうか。

オープンイノベーションなどでは,営利目的の企業がいかに利益を上げるかという点が大きな課題のひとつだと思いますが,環境への取り組みは,元々収益性が第一の目的ではないので,なじみやすいかもしれません。

法で定められた環境基準をクリアするための技術開発などでは,コストや企業間競争も大きく絡んできますが,それでも企業の社会的貢献という観点から,技術を公開しやすいかもしれません。

事業をどう進めるかは経営者が決めることですが,知財屋として,知財の面から検討・提案することができると思います。


もうひとつ「みんなで共同で」で思い出したのが,ブランド「WiLL」です。

WiLL - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/WiLL

「WiLL」を初めて知ったとき,個人的にかなりショッキングでした。異なる企業の商品に同じ商標が使われているのは,知財担当者的にはなかなか違和感があり,目を引きました。普通の人の注目度もかなり高かったように思います。メディアでも頻繁に取り上げられました。

これと同じようなことが環境への取り組みでできないでしょうか。

今でもエコマークがあります。個々の製品やサービスに対して認定基準を満たすかどうか審査してもらいマークをつけるというものです。

(財)日本環境協会 エコマーク事務局
http://www.ecomark.jp/

私があげているのはこのエコマークとは異なり,複数の企業が共同でブランドを立ち上げ,事業・ビジネス展開に活用していくというものです。環境問題が重要視されているいま,多くの人が注目し,ビジネス的に高い効果が期待できるかもしれません。キャラクターを作ってアニメを制作して,などと考えると,コンテンツ業界の人も巻き込んでビジネス展開できるかもしれません(妄想は勝手に膨らんでいく..)。

環境をネタにビジネスとか金儲けなどというと否定的な声が聞こえてきそうですが,環境問題は,すでにそんなことをいっている場合ではない状態だと思います。「ウソ」は論外ですが,環境への取り組みとして,ビジネス・事業を積極的に利用するべきだと思います。

個人的な感触なのですが,企業の商標担当者の方々は,模倣品への対策などで,特許担当者に比べて企業間のつながりが高い様に思います。企業を超えた共同プロジェクトに取り組みやすい面があるかもしれません。

Blog Action Day 。こんなことを考えました。

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2007.10.05

TVドラマで少しだけ知財。明晩スタート

10月6日から,裁判官が主人公のドラマが始まります。

ジャッジ~島の裁判官 奮闘記~ | NHK 土曜ドラマ
http://www.nhk.or.jp/dodra/judge/
西島秀俊 ドラマ「ジャッジ 島の裁判官奮闘記」
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/071004/tnr0710040820003-n1.htm

恭介の前任地は大阪地裁、高度な専門知識を要求される知的財産を扱う部署で、激務の日々を送っていた。その代償として妻は娘を連れ実家に帰り、家庭は崩壊しかけていたのだ。恭介はこの転勤を機にやり直そうと、なんとか妻を説得し島につれて来たのだ。(NHKサイトより)

ということで,ほんの少しだけ知財が出てくるようです。

知財業界で激務の日々を送っている人はたくさんいると思いますが,「その代償として妻は娘を連れ実家に帰り、家庭は崩壊しかけていたのだ」には気をつけたいですね。

明日からまた3連休です。電話もかかってこなくて静かで仕事がはかどるなどといって休日出勤したりせずに,ぜひ家族と一緒に過ごしましょう。

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2007.09.09

ビジネスモデル特許権(?)を担保に融資(?)

私は特許実務の経験はありますが,お金のことはあまり詳しくないので(というよりむしろ苦手),特許権を担保に融資とか特許権の証券化などのニュースを見つけると,それをきっかけに勉強の意味も含めて関連情報を調べることがよくあります。

最近もそんなニュースがあったので,ちょっと調べてみました。ビジネスモデル特許を担保に融資したという記事です。


■記事1
ビジネスモデル特許権を担保に融資 商工中金(2007/9/6)
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20070906/200709060828_2757.shtml
■記事2
商工中金、ビジネスモデル特許担保に融資・岐阜の花卸会社に(2007/9/8)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070908AT2C0701G07092007.html
■商工中金の発表
株式会社ジャパンプランツに対し、知的財産権を担保に融資
~商工中金で全国初の「ビジネスモデル特許(出願中)」担保融資~
http://www.shokochukin.go.jp/news/nl_gifu_20070905.html


これらのニュースでまず気になったのが,担保の対象となっているのは「特許出願」なのか「特許権」なのかという点です。

記事1では,タイトルはビジネスモデル特許権だし,記事の中にも「商工中金がビジネスモデル特許権を担保とするのは初」という記述があるので,最初は「特許権」だと思ったのですが,「出願中のビジネスモデル特許権」という曖昧な記載や,「現在、特許を出願中」という記載もあり,だんだん「特許出願」が正しいような気がしてきました。

記事2では,「特許権」という言葉は一切出てきません。「出願中のビジネスモデル特許を担保に」とか「仕組みがビジネスモデル特許を取得できると判断し、融資を実行した」という記載もあり,担保の対象は特許出願であるように読めます。

次に商工中金の発表を見てみます。これは当事者が公開している一次情報です。これが最も信用できる情報であるはずです。

タイトルが「商工中金で全国初の「ビジネスモデル特許(出願中)」担保融資」となっています。「本件担保、ビジネスモデル特許出願中」という記載もあります。担保の対象は特許出願のようです。

一方で「知的財産権(ビジネスモデル特許権(出願中)、商標権)を担保として」とか「特許権の中でも「ビジネスモデル特許(出願中)」(※1)を担保として融資を行うのは」など,ちょっと微妙な表現もありますが,全体から見て,担保の対象は特許出願なのでしょう。

ということで,特許権ではなくて,特許出願が担保の対象になっているようです。


次に,対象の特許出願の内容を見てみることにしました。権利化前に担保になるくらいの出願です。これは大いに気になります。ということで特許電子図書館で検索してみたのですが,該当するものを見つけることができませんでした(特許検索をもう少し勉強しなければ...)。

そこで,もう1人の当事者,融資を受けた会社のサイトを見てみました。

ジャパンプランツ
http://www.japanplants.co.jp/home.htm

「特許登録 商標登録」というメニューがあるので,それを選択します。
http://www.japanplants.co.jp/touroku.htm

最も関係していそうな,上から2番目の「生花部門まるごとトラストシステム」をクリックします(「特許出願公開番号 特願2006-326761」という記述が気になりますが)。
http://www.japanplants.co.jp/tokyyo_t_TOP.htm

発明の内容は記事などに書かれているものと似ているようですが...ん? これって公開公報ではなくて出願明細書のコピー!?

サイトには「日本国特許庁 公開特許広報(原文まま)」と書かれてありますが,これは公開公報ではありませんね。しかも出願日が去年の12月なので,まだ出願公開されていないのではないだろうか。書かれてある出願番号を使って検索してみると,はやり該当するデータはありません。まだ出願公開前です。出願公開前の出願の内容を自ら公開しているのです。


担保の対象がこの出願であるとの確認は取れていないし,第三者があずかり知らない事情があるのかもしれません。記事などによると商標権も担保の対象に含まれています。しかし,仮にこの出願が担保の対象になっているとすれば,出願公開前に出願の内容がサイトで公開されたりプレスリリースで流されたりした未だ権利化されていない特許出願を担保に融資が行われたことになります。特許出願にではなく,事業に対して運転資金を1,000万円融資した,に近いのかもしれません。


日々公開されているニュースも,ちょっと調べてみると,それなりに奥が深いことがときどきあります。
 

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2007.05.31

クリエイティブコモンズと商標権 その2

昨日,はてながロゴマークをクリエイティブコモンズ(以下,ccとする)ライセンスで公開したことについて書きました(クリエイティブコモンズと商標権 http://cytech.way-nifty.com/blog/2007/05/post_d747.html)。

この中で,ccライセンスと商標権の間でひずみが生じるのではないかと述べましたが,このひずみについては,はてなも認識している(or認識した)ようです。本日,以下の文章が公開されました。

はてなロゴの著作権表示等について
http://hatena.g.hatena.ne.jp/hatena/20070531/1180582500

なお、CCライセンス以外の条件を課しているのが不適切ではないか、というご指摘を一部の方から頂いておりますが、株式会社はてなでは「はてな」「hatena」という名称を商標としても登録しているため、このような条件を加えています。ご了承ください。


ところで,はてながccライセンスにプラスαの条件を付けていることについて,Creative Commons Japan が問題視しているのではないかと思ったのですが,そうではないようです。

ロゴをCCで公開
http://www.creativecommons.jp/news/2007/05/30/cc_12.html

プラスαの条件については触れられていませんが,はてなの方針は歓迎されているようです。

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2007.05.30

クリエイティブコモンズと商標権

株式会社はてなが,自社のロゴマークを,クリエイティブコモンズ(以下,ccとする)で公開しました。

※はてなの発表
 はてなロゴのリニューアルおよびクリエイティブ・コモンズライセンスでのデータ公開について
 http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20070529/1180419796
 はてなロゴマークを使ってみよう
 http://www.hatena.ne.jp/company/logo

※関連ニュース
 はてな、ロゴをクリエイティブ・コモンズで公開
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0705/29/news068.html
 はてな、新ロゴを発表、クリエイティブ コモンズ ライセンスで公開
 http://japan.internet.com/wmnews/20070529/1.html
 「はてな」ロゴをリニューアル、英語版サービス公開に先駆けて
 クリエイティブコモンズライセンスの画像データ提供
 http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/05/29/15870.html


このはてなの方針,商標の実務家から見るとどうでしょうか?(注:私は商標について実務経験がなく,また詳しくもない)。

多くの企業では,ロゴマークの使用については,社内規定等で厳しく管理されています。使用目的のほか,ロゴの色や大きさ,他の文字や画像との間隔などについても細かく定められています。

はてなの方針は全く異なるものです。一定条件の下で,ロゴマークを自由に使用したり,改変することを認めています。

広く使ってもらって親しみを持ってもらおうという趣旨は分かるのですが,ロゴマークが管理下に置かれないことで,だれの商品・サービスであるか混同を生じたり,あるいは普通名称化するおそれが出てきたりしないのでしょうか? 気になります。普通名称化したらそれはそれですごいですが。


また,商標権との関係も気になります。今回のはてなの方針は,ロゴマークの画像についてccライセンスを設定するというものです。一方ではてなは「はてな\Hatena」で商標権を持っていますが,今回商標権のライセンスについては触れられていません。

ロゴマークの画像は一定条件の下で自由に使ってもよいが商標権については言及していない。この状態はひずみを生みそうです。

はてなのサイトの中に以下の記載があります。

このような使い方はできません
他の会社の提供しているブログに、はてなマークをつける
はてなと関係ない他のサービスや他のHPへのリンクに利用する
はてなと関係ないものを販売したり配布したりしているページに、はてなが配っているかのような誤解をされる態様で利用する

この記載によると,私のブログははてな社提供のシステムではないので,ccライセンスの条件を満たしたとしても,このブログにロゴマークを掲載することはできません。

これらのはてなの記載は,ccライセンスにプラスαの条件を付けているわけですが,上述したひずみがあらわれているようです(※関連リンク:はてなロゴマークのライセンス表示がひどい http://iwaim.beering.be/2007/05/post_2.html)。


はてなのロゴマークがどのように使われていくか,そしてその効果は? 今後が気になります。

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2007.05.28

【速報】ストレージサービス違法判決の判決文が公開

5月25日に判決が出され,それ以降話題になっている裁判の判決文が,先ほど公開されました。

平成18(ワ)10166 著作権侵害差止請求権不存在確認請求事件
全文(PDF),別紙1(PDF)

※関連ニュース

  • 音楽ファイルのネット預かりサービスは著作権侵害 東京地裁「業者が複製」
  • 音楽ストレージサービスには音楽著作物の利用許諾が必要~東京地裁
  • 音楽預かりサービスは著作権侵害 東京地裁「業者が複製」
  • サービス会社が敗訴=音楽ダウンロード著作権侵害-東京地裁
  • 音楽保存サービス:ストレージ利用は著作権侵害 東京地裁

    ※ブログ検索
     テクノラティ: 「ストレージ 著作権」のブログ記事検索結果
     Yahoo!ブログ検索 - 「ストレージ 著作権」の検索結果

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    2007.05.07

    KSR事件に関するブログ記事

    以前紹介しましたが,4月30日にKSR事件の判決が出されました。
    http://cytech.way-nifty.com/blog/2007/05/ksr_2c71.html

    知財業界的には大きなトピックなのですが,一般の人が関心を持つような事件ではありません。メジャーなニュースサイトではほとんど取り上げられませんでした。現在のところ,以下の2つくらいです。

    米連邦最高裁、特許の「自明性」を判定する法的基準の緩和を命じる
    http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20348164,00.htm

    米最高裁、既存の特許の価値を疑問視する可能性がある判定を下す
    http://www.nikkeibp.co.jp/news/manu07q2/532730/


    一方,重要な判決ということで,知財の専門家などがブログに記事を書いています。前回も少し紹介しましたが,その後に書かれたものも含めて紹介します(順不同)。

    KSR事件 米国最高裁判決 ~103条 非自明性~
    http://kikuma.cocolog-nifty.com/kikublog/2007/05/post_93b3.html

    号外!!米国最高裁判所からKSR事件の判決出る。
    http://blogs.yahoo.co.jp/patentblog/46752825.html

    KSR最高裁判決
    http://akibapat.exblog.jp/5300706

    米国最高裁判決
    http://yetotsu.jugem.jp/?eid=12

    KSR v. Teleflex 米国最高裁の判決
    http://sspo.jugem.jp/?eid=314

    米国最高裁による進歩性判断基準についての判決
    http://www.furutani.jp/news/NL143.html

    waffleな はなし
    http://ntakei.cocolog-nifty.com/pam/2007/05/waffle_02a3.html

    米国最高裁の判決、あるいはようやく正気に戻るか
    http://nihonir.exblog.jp/5604888

    Syllabus of Certiorari, Supreme Court of the U.S.: 2007-4-30 KSRインタナショナル対テレフレックスら事件の米国最高裁判決要旨
    http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/syllabus_of_cer_8cb2.html

    KSR v. TELEFLEX判決速報
    http://blogs.yahoo.co.jp/patentblog/46801691.html

    KSR事件・米国最高裁判決
    http://ogose.air-nifty.com/blog/2007/05/post_3c0e.html

    【KSR事件部分の日本語訳】KSR Int'l Co. v. Teleflex Inc. and Microsoft Corp. v. AT&T Corp.
    http://akibapat.exblog.jp/5324020/

    KSR事件合衆国最高裁判決和訳の試みについて
    http://digital-law.sblo.jp/

    KSR事件最高裁判決分析
    http://ameblo.jp/patent/entry-10032362170.html

    KSR最高裁判決の影響の予想
    http://ameblo.jp/patent/entry-10032672972.html

    KSRv.teleflex後のUSPTO内部の対応
    http://ameblo.jp/patent/entry-10032747411.html

    Patently-O: Patent Law Blog (記事多数)
    http://www.patentlyo.com/patent/

    KSR事件 続報 (米国特許庁のメモ)  ※5月8日追加
    http://blogs.yahoo.co.jp/patentblog/46909268.html 

    KSR判決と日米の特許審査  ※5月12日追加
    http://blog.goo.ne.jp/svpatent/e/5d763fa00ae3528b09cda971ab489e35

    原点回帰−KSR v. Teleflex のはなし  ※5月16日追加
    http://ntakei.cocolog-nifty.com/pam/2007/05/ksr_v_teleflex_fc37.html

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    2007.05.03

    タネが公開されている手品の価値

    「必要以上に種明かしされた」手品師49人がTV局提訴
    http://www.asahi.com/life/update/0501/TKY200705010382.html

    この記事で気になったのが以下の記述。

    手品の種の著作権については文章の形で記述したり、特許申請をしたりするなどして保護しようという試みがある。しかし、コインを使うような古い種は大半が知的財産権の保護期間を過ぎ、保護は困難なのが実情という。

    「手品の種の著作権について特許申請をしたりする」の意味が不明である点とかはおいておくとして,仮に手品の種について特許権を取得できた場合のことを考えてみると,その手品を実施できるのは権利者である自分だけだけれど,発明の内容は公開されていて,手品の種はみんなが知っている,ということになる。

    こんな状況にしようとする「試み」が,本当にあるのだろうか?

    著作権については(私は著作権制度について素人です),そもそも手品の種は著作権の対象になるのだろうか? 手品の種が書かれた文章や記録された映像の複製が問題になるのはわかるが。


    保護できない理由について「知的財産権の保護期間を過ぎ、保護は困難なのが実情」というのもよくわからない。

    特許権について考えてみると,「保護期間を過ぎ」ということは,ある手品の種について過去に誰かが出願して権利を取得し,その後その権利期間が終了したという意味だろうか? そして,この権利期間が終了した特許権について,再度保護を求めようということなのだろうか?

    著作権については,ある手品の種の著作者が死亡して50年以上が経過したということをいっているのだろうか?

    いずれにしても,特許権や著作権についていえば,保護期間が過ぎたものについて保護が困難なのはあたりまえである。というよりむしろ,保護してはいけないのである。それらが所定の期間を超えて保護されることは,産業の発達や文化の発展という各制度の目的に反してしまうことになる。保護と利用のバランスが制度のポイントなのだ。


    それはともかく,手品師の方々にとって,種情報は最も重要な情報だと思います。種情報の流出は死活問題です。一瞬で財産が吹き飛んでしまいます。

    情報の力は絶大です。それを実感した上で,取り扱いについては,細心の注意を払う必要があります。

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    2007.05.01

    KSR事件 米国最高裁判決

    4月30日,非自明性(103条)で話題になっていた,KSR事件の最高裁判決が出されました。

    日本のメジャーなニュースサイトではまだ取り上げられていないようですが(同日に判決が出されたマイクロソフト事件は多数取り上げられている),知財系のブログでは,早速関連する記事が投稿され始めています。目についた記事を紹介します。


    ■最高裁判決に関する記事(順不同)

    KSR事件 米国最高裁判決 ~103条 非自明性~
    http://kikuma.cocolog-nifty.com/kikublog/2007/05/post_93b3.html
    号外!!米国最高裁判所からKSR事件の判決出る。
    http://blogs.yahoo.co.jp/patentblog/46752825.html
    KSR最高裁判決
    http://akibapat.exblog.jp/5300706
    米国最高裁判決
    http://yetotsu.jugem.jp/?eid=12
    KSR v. Teleflex 米国最高裁の判決
    http://sspo.jugem.jp/?eid=314


    ※参考 過去の関連記事(順不同)

    特許制度改革に一石を投じるKSR事件の米連邦最高裁判決(上)
    http://chizai.nikkeibp.co.jp/chizai/gov/nara_yoshida20061027.html
    http://chizai.nikkeibp.co.jp/chizai/gov/nara_yoshida20061102.html
    CAFCが確立した自明性判断基準の見直しを迫る最高裁上告請求事件
    http://www.ngb.co.jp/news/2005/051008.html
    非自明性の判断における教示-示唆-動機テスト
    http://knpt.com/contents/cafc/2005.03/2005.03.htm
    米最高裁、特許の「自明性」を審理へ
    http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20331507,00.htm
    米最高裁、特許付与に関する現行の法的基準を痛烈に批判
    http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20333207,00.htm
    特許承認基準の変更を巡り最高裁で論争──マイクロソフトら5社は申立書を提出
    http://www.computerworld.jp/topics/ma/53490.html
    進歩性に関するKSR 事件、連邦最高裁で口頭審理
    ~米各メディアは保護に値しない特許を生む現行基準に最高裁も批判的と報道~
    http://www.jetro.go.jp/biz/world/n_america/us/ip/news/pdf/061130.pdf
    米国特許の非自明性(103条)判断基準
    http://kikuma.cocolog-nifty.com/kikublog/2007/04/post_df00_1.html 

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    2007.04.10

    審査請求できるまで3年待たされる

    4月10日付・編集手帳 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
    http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20070409ig15.htm

    ◆120年余りがたった今では、特許の出願件数は年間40万件に達する。出願しても実際に審査を請求できるまで3年待たされる。7年かかった数年前より短縮されたとはいえ、特許取得の道は遠い

    弁理士の遠山先生が書かれている知財ブログの記事(http://chizai.cocolog-nifty.com/chizai/2007/04/post_9ba0.html)で知った。

    う~ん,強烈だ。

    しかもこれだけ大胆に間違っているのに,「胸像をご覧になれば分かるが、“ダルマ長官”の目つきはやけに鋭い。特許の審査をもっと急げと、催促しているようにも見える」と,現在の制度を批判するような強気な姿勢がすごい。現状や今までとられてきた対応を知った上で書いているのだろうか? ただ闇雲に急げ急げというのは,あまり意味はない。むしろ,必要以上に煽ってしまう危険性の方が心配だ。

    この記事で気になるポイントは2つ。

    まず,なぜこのような記事が書かれてしまうのか? 「編集手帳」というコーナーは,ニュース記事ではなくコラムのようなコーナーだと思うが,ニュース記事ではないから,調べることなく記事が書かれたり,チェックが甘かったりするのだろうか? 審査請求の概要については,「特許 審査 請求」でググるだけで知ることができる。

    もうひとつ気になるのは,他の分野の記事についてだ。今回はたまたま自分の分野だったから大胆な誤りに気づいたが,他の分野のことを考えるとぞっとする。ただ闇雲に○○といわれているのを,根拠もなく信じてはいないだろうか?

    例えば仲間との会話などで,「今の年金制度は破綻している」とか,「サラリーマン減税をなくすなんて,いつも自営業者ばかり得するじゃないか」というような話がときどき出てくるが,どれだけ事実に基づいているか,もっと気にしなければならないのかもしれない。

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    2007.03.15

    オープンソースとゴルゴ13

    コンビニでコミックが売られるようになってから
    帰り掛けにちょくちょく買っています。
    マンガを読む機会が増えました。

    昨晩はゴルゴ13を買ったのですが,
    オープンソースをテーマにしたストーリーが
    載っていました。

    「ユビキタスの迷路」というタイトルです。
    むかし日米貿易摩擦で非関税障壁の候補になった
    TRONのことを思わせる話も出てきます。

    最後はいつもの通りゴルゴ13の狙撃で話は終わるのですが,
    オープンソースと企業利益の間のジレンマが
    大きく描かれている作品です。

    興味がある人はぜひ。

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    2007.03.14

    東京特許局

    早口言葉ではありません。

    Yahoo!で古地図を見ることができます。

    Yahoo!地図情報 - 古地図で東京めぐり
    http://map.yahoo.co.jp/kochizu/

    これが面白くて,
    昨晩は数時間見入ってしまいました。

    パテントサロンのオフィスは港区南青山にあります。
    このあたりは,むかし青山さんの土地だったので
    「青山」という地名になった,と聞いたことがあったのですが,
    江戸時代の地図を見ると,確かに多数の青山邸が載っています。

    お台場が江戸時代から台場だったことが分かったり,
    今の裁判所の近く,弁護士会館あたりが,
    むかし大岡越前守忠愛(忠相?)の屋敷だったり,
    いくら見てても全く飽きません。

    遊んでいる中で目にとまったのが,「東京特許局」の文字。
    明治時代の地図で,大手町付近で見つけました。
    こんな場所にあったんですね。

    こんな調子で毎晩見てしまいそうなのですが,
    このサービス,期間限定で3月15日までとなっています。
    う~ん,残念。

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    2007.03.08

    知財情報のWeb 2.0化がスタート

    Open Call From the Patent Office
    http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/03/04/AR2007030401263.html

    記事によると,米国特許庁が,Web 2.0的な試みをスタートします。

    出願された特許をweb上に公開し,それに対してweb経由で広く技術者などからコメントを求め,得られたコメントを特許審査に利用するという試みです。Wikipediaの様に,集合知を利用して審査を行おうとするもののようです。

    すごくおおざっぱにいうと情報提供のweb版という感じだと思いますが,今,時代はWeb 2.0(食傷気味ですが)。提供されたコメントは公開され,またフォークソノミー的なものも用意されるのではないかと思います。


    一昨年くらいから,知財情報のWeb 2.0化には非常に関心があって,いつどこが始めるのだろうかと思っていました。今回は特許庁でしたが,知財情報のWeb 2.0化は,ビジネスチャンスとして非常に大きな可能性を秘めていると考えています。

    例えば,各公報に対してブログのようにコメントやトラックバックをつけられるようにするとか,ソーシャル・ブックマーク・システムを使って社内オリジナル分類の付与やパテントマップの作成に利用したりなどが考えられると思います。特許公報がパーマリンクで公開されれば,いろんな利用ができそうです。

    これらを社内で公開して利用してもいいし,システムとして提案・販売することもできるでしょう。同じ様な機能を持ったシステムが企業向けなどに提供されていますが,Web 2.0という観点で少し見直すと,もっと簡単に実現できたりとか,気軽に使えたりとか,それでいて効果を実感しやすくなったりとか,そんな可能性があるような気がします。

    知財情報の流動を目的としているパテントサロンとしては,公報を対象とした「IP・ソーシャル・ブックマーク・システム」を広く公開して使ってもらうサービスなんてやってみたいですね。優れたブックマークを作成している人や企業に注目が集まることも考えられ,知財人財の発掘や,自己 or 自社PR等の効果も出てくるかもしれません。

    かなり面白そうです。

    ※関連記事
     Web 2.0 と知財担当者
     http://cytech.way-nifty.com/blog/2005/11/web_20__3540_4.html

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    2006.12.18

    Google Patent Search スタート

    パテントサロンでも紹介しましたが,Googleが特許検索サービスを開始しましたね。

    Google Patent Search

    サービス開始を知ってからいろいろ遊んでいるのですが,なかなか面白いです。

    【注意】
    私は特許実務を9年ほど経験していますが,特許調査のプロではありません。以下,これを踏まえて読んでください。


    いつものGoogleと同じ感覚で,公報がサクッと検索できます。例えば,Amazonの1-click特許を見つけようとした場合,「amazon "1 click" OR "one click"」と入力して検索すると,一瞬で23件がヒットします。

    ヒットしたものを見るとAmazon以外の出願が混ざっているようなので,Advanced Patent Search画面を開き,Assigneeに「amazon」を入力して再度検索します。すると,Amazonの出願11件に絞り込まれました。侵害訴訟の対象になっているUSP5,960,411もヒットしています(参考:「アマゾン「1-Click特許」訴訟)。

    Google Patent Searchでは,Google Book Searchと同様に,公報のイメージを取り込んでいます。特定の公報の中でキーワード検索することも可能で,ヒットしたキーワードがハイライト表示されます。全体的に使いやすいですね。


    検索結果の正確性などについて確認することが必要ですが,この簡単さ,スピード,そして無料であること,非常に強力なツールになる可能性があると感じました。しかるべき人が徹底的に使い込んで,「特許調査のプロが教える Google Patent Search」なんて本を書くと売れるかもしれません。

    そして,なんといっても相手は(?)Googleです。これで完結ではないはずです。バージョンアップを繰り返していくことでしょう。どんな機能が付くでしょうか? ヒットした公報を一括印刷できたり,翻訳機能がついたり,特定の検索条件でヒットしたものをRSS配信してくれたり,Google ニュースアラートの様にメールで知らせてくれる様になったりなどは,容易に想像がつきます。検索対象も広げていくことでしょう。いずれは日本の公報も対象になるのでしょうか?


    特許実務の現場を離れてから,特許調査の重要性を強く感じるようになりました。一歩下がって眺めることで,特許活動全体が少し見えやすくなったのかもしれません。特許担当者,開発担当者,その他,それぞれの立場で特許調査はとても重要です。いつものGoogleの感覚で使えるこのツールは,特許屋以外の人,例えば開発担当者にとって,使いやすくて有効かもしれません。

    今後が楽しみです。

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    2006.12.14

    電球の1つも買えない...

    エジソン電球:落札されず ロンドン競売
    http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20061214k0000e030052000c.html

    電球の生い立ちを見ると,パテントサロンで買って飾っておきたいところですが,たとえ経費で買えたとしても,4600万円は無理。ばら売りでも200万円(割り算しただけ根拠なし)。これも無理。

    仕方ないのであきらめます。

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    2006.12.13

    「神田うの」は商標登録されているのか? (完結編)

    ※関連記事
     「神田うの」は商標登録されているのか?
     「神田うの」は商標登録されているのか? (その2)

    この件,ニュース記事を読むと,神田うのへのインタビュー記事であることが分かります。ということは,真相はすべて,神田うのがインタビューで何を話したかにかかっています。これが一次情報ですね。ということで,この一次情報に近づいていくことにしました。

    そしてたどり着いたのが,インタビューのときに撮影された映像です。またまたmixi経由でいただいた情報に基づいて見つけることができました。ありがとうございます。

    MSN ビデオ
    http://jp.video.msn.com/v/ja-jp/v.htm

    問題の映像は,「神田うの」で検索するとヒットする「神田うの 独身最後のウエディングドレスを披露 12月5日 東京・恵比寿」という映像です。

    関係する部分を書き出してみました。

    うの:コンセプトはですねぇ,あのう,シェーナドールという,まぁ,ドールなんですね。うのドールっていうのが,実は,あのぅ,ちょっと,取れなかったんですね。

    記者:えっ。そうだったんですか? えっ,どうして?

    うの:うん,それで,なんか,商標っていうんですか? よくわかんないですけれども。

    記者:うのドールはじゃあ別の誰かが使ってたんですかねぇ?

    うの:ねぇ,怖いですねぇ。

    記者:ねぇ。あはははは。

    うの:で,ちなみに神田うのっていうのももう取られてるんですね。

    記者:えええっ!,えっ,ちょっと待って。

    うの:なんか,神田うのドットコムとかも,どなたか,全然関係ない方が,持ってるんですね。

    記者:えへへへへ。

    うの:返していただきたいですけれども。

    記者:あははは。

    (以上,1分29秒~2分7秒の部分より)

    ニュース記事は,このインタビューに基づいて書かれたもののようです。

    このインタビューで神田うのが話した内容をまとめてみました。

    (1)「うのドール」という商標(たぶん)が取れなかったのでシェーナドールにした。
    (2)「神田うの」が取られている。商標かどうかは明確に言及していない。
    (3)「神田うのドットコム」というドメイン名は関係ない人が取っている。

    問題は(2)ですね。明確な言い方はしていません。しかし,インタビュー映像に映っている前後の会話の様子からみて,ドメイン名「神田うのドットコム」のことを言っている可能性が非常に高いと思います。

    さらに,IPDLで「神田うの」が見つけられないこと,記事にも特許庁が「神田うの」を確認できないといっていると書かれてあることを合わせて考えると,(2)はドメイン名「神田うのドットコム」のことを言っていることに間違いないと考えます。

    なお,(3)のドメイン名については,「神田うの」は商標登録されているのか? (その2)で書いたように,すでに他人によって取得されていることが確認できています。(1)については「いのドール」や「えのドール」や「うの人形」などが先に存在していれば商標登録できないのかもしれませんが,私は商標の実務家ではないのでここでは言及しません。

    以上から,

    記事に書かれてある,「神田うの」が商標登録されているという事実はない。ドメイン名「kandauno.com」が取られていると話したことが誤って伝わり,記事になったものである。

    と判断します。


    ところで,この主張には弱点があります。一次情報としてよりどころにしているインタビュー映像ですが,実は完全な一次情報ではありません。よく見ると,数ヶ所編集の痕跡が見られます。一部がカットされているようです。確かにニュース記事には「友人から名前(本名も同じ)が商標登録されていることを聞いたそうで」と書かれてありますが,このインタビュー映像では,「友人」のことは一切出てきません。カットされている可能性があります。従って完全な一次情報ではないのです。

    ニュースにおいて最も重要なものは一次情報です。一次情報に触れることができれば,誤解を防ぐことができたり,自分で納得いくまで内容を確認することができるのです。現在,ネットを使えば,全てのニュースの一次情報を公開することは,技術的にはかなり可能だと思います。

    誰でもいつでも簡単に一次情報に触れられる社会になることを,強く期待します。

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    2006.12.12

    「神田うの」は商標登録されているのか? (その2)

    ※関連記事
     「神田うの」は商標登録されているのか?

    この件,気になってその後も継続してあたっていました。また,何人かの方からコメントもいただきました。知財業界以外の方からも,mixi経由でコメントをいただきました。ありがとうございます。

    しかしながら,今のところ,決定打はありません。

    現在可能性があるかもしれないと考えているのが,いただいたコメントを参考に誇大妄想して無理矢理たどり着いた,ドメイン名「kandauno.com」です。

    このドメイン名は,所有者情報を確認したところ,神田うのあるいは神田うのの関係者ではない人によって,とられている様です。

    ニュース記事によると,今回の商標登録に関するニュースの情報源は,「うのによると、友人から名前(本名も同じ)が商標登録されていることを聞いたそうで」程度なので,ドメイン名がどこかで商標登録になってしまった可能性もあるのではないかと考えています。

    真相はどうなのでしょうか? もう少しあたってみます。

    ちなみに,「kandauno.jp」,「kandauno.co.jp」はまだ空いている様です。

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    2006.12.11

    「神田うの」は商標登録されているのか?

    「神田うの」商標登録されていた
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061209-00000004-gen-ent

    『神田うの』ご立腹!「私の名前返してよ」…すでに商標登録
    http://www.sanspo.com/geino/top/gt200612/gt2006120600.html


    何度記事を読んでも,「神田うの」が商標登録されていたという記述は見つかりません。「神田うの」が商標登録されていたと神田うのが言っている,と書かれてあるだけです。

    IPDLをたたいても「神田うの」の登録は確認できません。出願さえ確認できません。記事にも,特許庁は「神田うの」は確認できないと言っていると書かれています。

    しかしタイトルを見ると,普通に,「神田うの」が他人によって商標登録されていたので,神田うのが怒っている,というニュースに見えます。

    実際,ざっくりとブログ検索をしてみると,商標登録された事実は確認されていないということに触れているブログはごくわずかで,大半のブログは「神田うの」が登録されていたと認識されて書かれています。

    ということで,これらの記事については,誤解を招く危険が高いと考え,パテントサロンでは紹介していません。より正確な記事が公開されれば,それらとあわせて紹介したいと考えています。

    う~ん。

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    2006.11.29

    情熱大陸に荒井裕樹弁護士

    パテントサロンでも紹介しましたが,12月3日の情熱大陸は,荒井裕樹弁護士です。

    ■TV番組紹介
    荒井裕樹(弁護士) | 情熱大陸
    放送日:2006年12月3日
    ※関連リンク
     ・情熱大陸
     ・東京永和法律事務所 所属弁護士プロフィール 荒井 裕樹
     ・「青色LED」紛争 -中村修二,日亜化学,豊田合成,米Cree,ローム-
     ・職務発明問題
     ・アルゼ パチスロ特許 -侵害訴訟と無効手続-

    情熱大陸は好きな番組で,ほぼ毎週みています。この日曜も,「BoAってなかなかいい娘じゃん」とか言いながら観ていたのですが,次回の予告編で見覚えのある顔が。荒井裕樹弁護士でした。

    見覚えのある顔といっても知り合いというわけではなく,シンポジウムか何かでちょっと挨拶したことがあるくらいなのですが,BoAよりは遙かに身近です。

    放送が楽しみです。恐らく升永英俊弁護士のコメントもあるでしょう。

    私が知る限り,情熱大陸で知財業界に関係がある人が取り上げられるのは,今回が2人目です。以前,丸山和也弁護士の回がありました。丸山和也弁護士のときは知財に関してはほとんど触れられませんでしたが,今回は多少は触れられるはず。楽しみです。

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    2006.11.26

    フリーマーケット販売規制ブランド品

    知り合いがフリマに出店していたので,散歩がてらのぞきに行ってきました。
    行ってきたのはこちら。

    http://www.trx.jp/guide_2.php?pid=2&std=1

    フリマには何度か出店したこともあるのですが,今回のフリマは,今までになくフリマ慣れした出店者が多いように感じました。中にはプロっぽい人も。上のページに,「ご存知、知名度No1の老舗会場」とあるところをみても,常連さんが結構いるのでしょう。

    さて,今回のフリマの出店規約を見てみました。

    http://www.trx.jp/regulations.php

    販売禁止商品の一番目に書かれてあるのが「偽ブランド商品及びコピー品」。問題になることが多いのでしょう。

    ここまではよくあることなのですが,今回初めてみたのが,規約の最後に書かれてある「フリーマーケット販売規制ブランド品」。

    フリーマーケット販売規制ブランド品
    下記ブランド品の販売を、新品・中古問わず禁止します
    ※ ルイヴィトン・エルメス・グッチ・ロレックス
    ※本物の場合でも出品できません。
    規約本文中にも,「※当会で指定するブランド品は本物・偽物を問わず禁止します」なんて記載があります。これは何なんでしょうか? これらのブランドは特に知名度が高く,偽ブランド品が多いからなのでしょうか?

    機会があったらきいてみたいと思います。

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    2006.10.13

    napster x TOWER RECORDS

    昨晩,高中正義のコンサートに行ってきました。

    う~ん,昔ほどのパワーは感じられなかったかも。再々結成されたサディスティック・ミカ・バンドの曲を多くやっていました。もちろん「タイムマシンにおねがい」も。木村カエラではなくインストで。

    その帰り,タワーレコードの前を通ったら,こんなになっていました。

    napsterのサービス開始以来,パテントサロンのオフィスは常にnapster状態です。ということで記念に撮影してみました。ついでに,置いてあったステッカーを持って帰って,ノートPCに貼ってみました。

    数年前,napsterの著作権侵害に関するニュースが毎日のように配信されていたことを思うと,感慨深いものがあります。当時は,仕事柄,napsterのステッカーを自分のパソコンに貼るなんてことは,とてもできませんでした。

    それにしてもnapster,強力です。これで収録曲が格段に増えて,新譜がリアルタイムで聴けるようになると,私の音楽環境はこれだけで完結してしまう様な気さえします。

    でも,リアル店舗は絶対に必要なので絶対になくさないでくださいね。できればさらに拡大してください(客は常にわがままです)。  
     
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    2006.10.07

    ベンドル

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061006-00000032-nks-ent

    「歌いながら経済及び産業の発展を実現させる弁理士になりたい」
    なんて人は出てこないですかね。うめうめことか。

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    2006.09.27

    発明を特許などに登録する

    産学連携が成功する条件
    ナレッジ・サプライチェーン・マネジメントを磨け
    http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20060914/109892/

    「ここで知財を完成するというのは、単に発明を特許などに登録することではなく、申請する特許が「パテントマッピング」という検討手法を経て、より広範な知財としての権利を獲得することなどを含む」(上記サイトより)

    「また特許は、1度申請して作業が終わるものではなく、通常は「書き加え」を重ね、権利の範囲などを広めていくことなどが欠かせない」(上記サイトより)

    知財の実務家が読むとピクピクしてしまう表現ですが,一般の人は普通に読んでしまうのかもしれません。

    ということは,例えば,経済の実務家が読むとピクピクしてしまう表現の記事を,経済素人の私は普通に読んでしまっているのかもしれません。

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    2006.09.25

    Smips Workshop 2006

    Smips Workshop 2006 「ネットワークと知財マネジメント-知る・つながる・作り出す-」に参加しました。

    http://www.smips.jp/060923workshop.htm
    http://www.smips.jp/

    いい体験をさせていただきました。運営関係者のみなさん,ありがとうございます。

    smipsへの参加は今回が初めてです(講師としては一度参加したことがある→http://cytech.way-nifty.com/blog/2005/07/post_1066.html)。

    今回のテーマを見て,コミュニティの実現を今年の目標としている私としては参加しないわけにはいきません。午前中のプレセッションから懇親会まで,フルで参加させていただきました。

    smipsの参加者には学生が多く,久しぶりに多くの学生の方と接することができました。みなさんありがとうございます。

    みなさんパワーや希望にあふれているし,無意味な躊躇はしないし,新鮮というか懐かしいというか,おじさんとしてはかなり刺激を受けました。パワーをもらったような気がします。

    何人かの方の話を聞いてちょっと感じたのが,学生と社会人の交流が思ったより少ないという点です。学生の方から,「社会人のコミュニティは学生のコミュニティとどう違うのですか?」という質問がありました。そういえば,私も学生のコミュニティの現状は知りません。私が定期的に開催しているコミュニティ(という名の飲み会)でも,学生の参加者はとても少ないです。

    学生が持っているパワーに,社会人が持っている経験から得られた知を加えると,とても強力なものになるでしょう。一方,社会人は,失ったパワーをもらったり,無意味な既成概念から解かれるかもしれません。

    これからは,このあたりも意識しながら,目標であるコミュニティの実現を進めていきたいと思います。まずは,定期的に開催しているコミュニティ(という名の飲み会)に学生の方をよんでみたいと考えています(学割あり)。

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    2006.09.22

    ★祝★合格

    9月21日はちょっとした特異日でした。

    弁理士試験論文試験の合格発表日でもあり,新司法試験の合格発表日でもあり,前日に自民党総裁になったばかりの安倍晋三氏の誕生日でもあり,ついでに私の誕生日でもありました。

    試験に合格されたみなさま,おめでとうございます。口述試験などがんばってください。

    私のまわりでは,現在のところ,新司法試験の合格者が1人出ています。Oさんおめでとうございます。先日はありがとうございました。

    弁理士試験の方は,今のところ合格したという話は届いていません。残念ながら合格できなかった人が数名です。ぜひ仲間内から合格者が出て欲しいところですが。

    いずれにしても,受かった人も受からなかった人も,これからも目的を持ってがんばってください。目的を見失わなければ,合否に関わらず,充実した日々を送ることができるでしょう。

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    2006.09.17

    特許通,再び閉鎖か?

    10日ほど前から特許通が機能していない。閉鎖されたのだろうか?

    前回の閉鎖のときには,管理人から正式にアナウンスがあった。

    http://cytech.way-nifty.com/blog/2005/03/post_5.html

    しかし今回は何もない。

    特許通は,ここしばらくの間,管理人の存在を全く感じない状態になっていた。荒らし的な書き込みにも全く反応がなかった。そんな状態が続いた後のこの事態。管理人に何か起こったのだろうか? 心配である。

    上のページでも書いたように,特許通は知財系サイトの老舗中の老舗だ。Wayback Machineを見ると,「更新日:1998年9月17日」という記載を見つけることができる(http://web.archive.org/web/*/http://www.ca.sakura.ne.jp/~patent/s/)。少なくともこれ以前には存在していたわけで,これはかなり早い。

    現在機能が停止している理由は分からないが,いずれにしても,コミュニティを運営することは難しい。過去にいくつもの知財系掲示板が閉鎖に追い込まれている。コミュニティは重要だとか,ぜひコミュニティに参加したいという人が多いにもかかわらずである。

    当たり障りのないのことしかいわない仲良しクラブでは面白くないが,もっと思いやりを持って参加すると,みんなも自分ももっと楽しめると思います。

    現在活動している掲示板を大切にしましょう!

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    2006.04.19

    やっぱり iPod謝礼金

    音楽ソフトの生産額が7年ぶりに前年を上回ったそうだ。

    レコード生産額が7年ぶりに前年を上回る、iTMSなど音楽配信が好影響

    日本レコード協会では、音楽ソフトの生産実績が上向いた理由について、2005年8月に日本でサービスを開始した「iTunes Music Store」や、携帯電話向けなどの音楽配信サービスの好調が、CDや音楽DVDなど音楽のパッケージソフトにも好影響を与えているのではないかと分析している。また、生産実績は2005年度下半期から上向いており、今後ともこの傾向は続くのではないかとしている。

    やっぱりそうだ。

    パテログ: iPod課金,iPod謝礼金

    これを書いたのは去年の7月だが,それ以降も私は音楽を買い続けている。音楽にかけるお金は確実に増えている。最近では演奏の方にまで興味を持ってしまい,楽器を買ったりもしている。楽器を買うと,今度は曲を練習するために楽譜とCDを買う。そしてますます音楽に興味を持って……。音楽業界にとって,私はロイヤルカスタマーだ(ていうか,いいカモ?)。

    お客を自社の商品やサービスから離れられないようにしてしまえばビジネスは成功する。人々を音楽漬け,音楽中毒にしてしまえば,最終的には音楽業界のビジネスはうまくいくはずだ。音楽の入手性を,手段と料金の両面から高めていくことは,たとえ今すぐは大きな利益を生まないことであっても,将来的にはよい結果につながると思う。そういう観点で音楽ビジネスを行うと,ビジネスを行う方もお客もハッピーになれるような気がする。

    ハッピーならば,私はカモになってもいい。

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    2006.04.14

    超実感! クリエイティブ・コモンズ

    Flickrに写真を載せて遊んでいるのだけど,数日前,知らない人から英語で書かれたメールが届いた。

    Hi 私はあなたが載せている数枚のサハラの写真を見て,その中の1枚を自分のウェブサイトで使いたいと思いました。その写真には帰属(attribute)ライセンスが設定されているので,その写真を使うためには,写真家のクレジットを載せる必要があります。どの様にクレジットを載せればよいですか? アドバイスをもらえたら嬉しいです。

    おおっ,すごい! 私の写真を使いたいらしい。私がFlickrに載せているサハラの写真はこちら。去年の1月,モロッコに行ったときに撮ったものだ。この中の写真を使いたいらしい。

    Flickrではそれぞれの写真についてライセンスを設定することができる。All rights Reservedの他,クリエイティブ・コモンズのライセンスも設定できる。私は全ての写真について,クリエイティブ・コモンズの中でも最も軽い権利である帰属ライセンスを設定している。これは,原著作者のクレジットを表示しさえすれば,自由にコピーしたり頒布したり加工したりできるというもの。営利目的で使うことも可能だ。自分の写真が使われることなんて考えてもいないけれど,オープンソースとかオープンコンテンツには強い関心があるので,このライセンスを設定している。どこかで少しでも役に立つことがあれば嬉しい。

    早速返事を書いた。

    Hi 私の写真に興味を持ってくれてありがとう。あなたは帰属ライセンスのもと,私の写真を使うことができます(http://creativecommons.org/licenses/by/2.0/deed.en)。クレジットの掲載方法ですが,私の名前とURLを,写真の近くに明記してください。例えば,
    「photo by cytech http://www.flickr.com/people/cytech/」とか「photo by cytech」の様に記載してください。また,この作品の使用許諾条件も明記してください。

    すると返事が来た。

    ありがとうcytech。私のサイトはwww.ayipyip.co.ukだけど,この記載でよいか? 私はよいと思っている。アドバイスありがとう。

    おおっ,すごい!! 私の写真が使われている。クレジットと使用許諾条件もちゃんと掲載されている。使われたのはこの写真だ。

    URLによると,イギリスのサイトのようだ。まぁ,写真の使われ方的にはちょっと微妙ではあるけれど,よその国の全く知らない人が私の写真を使っていることには違いない。すごいことだ。

    早速返事を書いた。

    Hi あなたのサイトを見ました。それでOKです。問題ありません。私の写真が役に立って嬉しいです。

    今まで,著作権制度やクリエイティブ・コモンズについては,知財屋として見ることがほとんどだったけれど,初めてクリエイターとして(ちょっと使われたくらいでえらそう)接することができた。

    著作者がライセンスの意志を示していたから,コンテンツが使用された。しかもネットが介在したので,国境を越えて使用された。とても興味深い現象です。

    しかしこれ,本当に嬉しい。楽しい。おもしろい。そしてすっごく社会的。これからもいろんな写真を撮ろう。

    クリエイティブ・コモンズを超実感できました。

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    2006.04.06

    Yahoo!が知的財産Web検定をスタート

    本日,Yahoo!が知的財産Web検定をスタートしました。

    Yahoo!インターネット検定 - 知的財産Web検定

    以前から知財検定をやっている知的財産教育協会が公認しています。

    この制度で面白いと思ったのが,このオンライン認定証。

    合格者にオンライン認定証を提供します(入門編を除く) 。
    オンライン認定証とは、検定に合格したことを証明する認定証をオンラインで提供するサービスです。オンライン認定証を「公開する」という設定にしておくと、お友だちやオークションの取引相手などに公開できます(以上サイトより)

    ネット上での取引やコミュニティにおいて,信頼性の判断に使えるので,ネットの社会環境がよくなる効果がありそうです。

    この様な仕組みが,Yahoo!内だけではなくネット全体で使える様になると,もっと面白くなりそうです。 匿名のままで属性を明示することができます。

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    2006.03.23

    香りと知財

    amazonからCDが届いた。ケースを開けると大人の(?)香りが。

    東京事変 「大人(アダルト)」
    http://www.toshiba-emi.co.jp/tokyojihen/disco/index_j.htm

    香りでちょっと前に気になったニュースがこちら。

    香り自体に知的所有権 仏で判決、独創性を認定

    「香水に知的所有権を認め」とありますが,特許権や商標権のように,審査・登録されている類のものではないようにも読めます。実際はどうなんでしょう。

    香りに権利という話はときどき見かけるのですが,本当のところどうなっているのか,情報を持っていません。ちょっと調べてみよう。

    ハーレーのエンジン音というのもありましたね。 これも調べてみよう。

    あとは味覚と触覚だ。

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    2006.03.14

    特許男ブログのオフ会

    特許男ブログのオフ会に参加してきました。
    http://blog.goo.ne.jp/tokkyootoko/e/ba7f05700a472687e58ac7a966ed78a6

    3次会まで参加し,結局自宅に戻ったのは午前4時頃でした。

    この特許男は,数名の弁理士が匿名で鋭いコラムを書いていました。匿名で書くことのメリットがよく出ていて,毎回面白く読ませていただいていました。また,コメント欄を通して内容の濃い意見交換が行われるなど,コミュニティ性も出てきていました。

    しかし,次第にネット上のコミュニティの難しさがあらわれてきて,結局先月末に終了してしまいました(関連記事:http://blog.goo.ne.jp/tokkyootoko/e/a49b1d3051535cdf7dbebeddbddc3541)。

    オフ会に集まったメンバーは濃い人ばかりで,ほとんど全員が初対面にもかかわらず,あちこちで熱い議論が始まっていました。誰もが知財系コミュニティのおもしろさや重要性を感じていたようで,そうなりつつあった特許男の終了を,とても残念がっていました。

    ipippiの運営などを通して,充実した知財系コミュニティを実現したいです。

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    2006.03.08

    Winnyで新規性喪失

    Winnyで情報が流出する事件が頻発しています。例えば今日のニュースをサクッと見てみるとこんな感じです。

    NTT西日本でもウィニー感染 顧客情報237件流出
    住友生命:職員配属先など8004人分の個人情報流出
    民間病院職員のパソコンから患者情報2800人分流出
    愛媛県警の捜査資料流出、警部の私物PCから

    Google Newsで検索してみるとたくさん出てきます

    ニュースでは,個人情報とか警察の捜査資料などが取り上げられることが多いですが,それらに限らず,あらゆる情報が流出の対象になります。もちろん作成中の明細書も。

    機密を確保することだけ考えれば,ネットに接続されていないスタンドアローンなパソコンで扱うのが一番ですが,今の世の中それはかなり難しいことです。インターネット出願も始まっていますし。

    そうすると,パソコンユーザが常に情報の流出に注意するしかありません。ウイルス対策ソフトなどを導入することは当然として,常に流出に関する情報を入手し,対応していく必要があります。

    まさかWinnyがインストールされているパソコンで明細書を書いたりしていないですよね? もし特許事務所から出願前の発明に関する情報が流出したら大変です。私だったら2度とその事務所には依頼しないでしょう。

    今一度,パソコンの利用状況をチェックされることを強くお勧めします。事務所所有のパソコンはもちろんですが,私有のパソコンの取扱いにも注意が必要です。仕事を持ち帰って自宅で明細書を書いている人は多いはずです。

    知財業界から情報流出のニュースがでないように,みんなで注意しましょう。

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    2006.02.20

    ペア明細書書き

    この週末,仕事がたまっていたのだけれど,ちょっと現実逃避して久しぶりに青山ブックセンターへ。買った本は3冊。

    ウェブ進化論
    「へんな会社」のつくり方
    雑草魂 石川光久 アニメビジネスを変えた男

    ちょっと疲れ気味だったので,最初に読んだのは「へんな会社」のつくり方(失礼!? >著者どの)。

    書かれてあるのは,最初から最後まで,「常識にとらわれない」,「情報をオープンにする」が大切だということ。あとは「行動力」か。多くは著者のブログですでに読んでいた内容なのだけれど,改めてまとめて読むと,これらが全ての根底にあって,全くぶれていないことがよく分かる。

    また,立って行う会議,フリーアドレスなオフィス,ペアプログラミング,開発合宿,オフィス交換,業務進行管理システム「あしか」など,具体的な内容も書かれてあるので,参考になる点も多い。

    「ペア明細書書き」は今まできいたことがないが,可能だろうか? ペアプログラミングと同じような効果が出る可能性がありそうだ。どなたかぜひやってみてください(神経がすり減りそうですが)。

    あと,ウェブ進化論は必読です。

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    2006.01.18

    ブランド刑事 予備鑑定捜査員 桐原真実

    パテントサロンに載せるかどうかちょっと迷って結局載せていないのですが,今晩,こんなドラマが放映されます。

    水曜ミステリー9
    ブランド刑事 予備鑑定捜査員 桐原真実

    予備鑑定員についてはこちら。

    Yahoo!辞書-新語探検-予備鑑定員

    どれだけ知財が出てくるかは分かりませんが,興味がある方はぜひ。

    技術者や特許屋が主人公で知財的なドラマってどこかつくらないですかね。人が死んだりしないヤツ。視聴率がとれないからだめですかね。

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    2006.01.13

    米国特許取得件数,正しいのはどっち?

    2日ほど前から,米国特許取得件数に関するニュースが流れています。

    トップは13年連続でIBM=2位キヤノン-05年の米特許番付
    「2005年の米国特許取得企業,首位は13年連続で米IBM」,USPTOの速報
    2005年の米特許件数、ナンバーワンはIBM
    米国特許の取得件数番付、キヤノン2位に

    ところで,一番上の記事に出ている取得件数とその他の記事の取得件数で,微妙に数字のずれがあります。例えばIBMの取得件数は,一番上の記事だと2972件,その他の記事だと2941件です。この差は何なのでしょうか?

    記事をよく読むと,一番上の記事のデータは米特許データ会社のIFIクレームズ・パテント・サービシズが発表したものであり,その他の記事はUSPTOが発表したものであることがわかります。それでは一次情報にあたってみましょう。

    IFIクレームズ・パテント・サービシズの発表
    IFI Announces Top Patent Winners for 2005
    USPTOの発表
    USPTO Releases Annual List of Top 10 Organizations Receiving Most U.S. Patents

    確かに数値に差があります。IBM以外の企業についても差がありますね。しかしその理由に関する記載はなさそうです。

    う~ん,この差はなんだろう? これ考えると夜も眠れない(春日三球・照代風に)。ということで夜な夜なネットをうろついていると,こんな記述を見つけました。

    Results and ranking also were reported today by IFI CLAIMS Patent Services, which compiles the CLAIMS© patent database and annually reports the number of U.S. patents issued to companies. According to IFI CLAIMS, IBM inventors were listed on 31 additional patents awarded to other primary assignees for a total of 2,972 patents. (IBM Leads in U.S. Patents for Thirteenth Consecutive Yearより)

    おっ,これだっ! 日本IBMサイトにもあたってみました。

    上記の結果およびランキングは、CLAIMSの特許データベースをまとめ、企業に発行した米国特許数を毎年公表しているIFI CLAIMS Patent Servicesからも発表されました。IFI CLAIMSによると、IBM社内の発明者は、IBM以外を主たる譲受人として付与された31の特許にも掲載されているため、合計で2,972の特許に名を連ねていることになります。 (IBM®が米国特許取得件数で13年連続の首位より)

    そういうことだったのか。これで今夜からぐっすり眠れます。

    この件,パテントサロンの読者の方からもいくつか問い合わせが来ていました。はっきりしましたね。ぐっすり眠ってください。

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    2006.01.09

    すみともせいめい

    「CM音楽にも著作権」 音楽家が住友生命を提訴
    「サウンドロゴ」は著作物? 作曲家が住生提訴

    提訴した作曲家のブログが公開されています。

    uBuLOG=ウブログ
    訴訟に関する記事はこちら

    一方の当事者の主張だけをきいて,それをそのまま鵜呑みにして良いわけではありませんが,この情報が非常に有効であることには違いありません。上のブログには,ニュースサイトの記事を補足する情報も掲載されています。一次情報に触れることの重要性については,ここここここでも書きました。

    従来,当事者の主張に直接触れることは難しく,各種メディアを通した二次情報に触れるしかありませんでした。大企業などの場合は,プレスリリースを流し,それをメディアが取り上げることによって,ある程度一次情報に触れることもできましたが,当事者が個人などの場合はなかなかありません。ネットのおかげです。いい世の中になりました。

    一次情報に触れられる機会が急激に増えていることは,非常に喜ばしいことです。一方で,情報にアクセスする人にとって,情報の正確性・客観性を見極める能力がますます重要になります。特定の情報だけを見て踊らされてはいけません。この見極める能力を持ってはじめて一次情報が大きな価値を持ってくるのです。

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    2005.12.24

    通夜,告別式に参列

    松村貞夫氏が亡くなられた。65歳だった。

    松村氏は,株式会社リコーで知的財産部部長,副理事を務められたほか,日本知的財産協会役員,発明協会など知財関連団体の委員など,社外的にも積極的に活動されていた。最近では講演活動も多く,また大学で教鞭を執られるなど,教育活動にも熱心であった。※参考

    私はリコーの知財部に約9年間在籍していたが,松村氏と直接上司部下の関係になったことはなく,また一緒に仕事をしたことも数回しかない。しかしわたし的には,片思い的かもしれないが,かわいがってもらったという思いがある。

    私は9年間リコーに在籍した後,1999年に,特許事務所や企業知財部のITコンサル・サポート業をスタートするために,リコーを退職,独立した。その際,お世話になった方々に退職・独立の挨拶をメールやはがきで送った。多くの方から励みの言葉をいただき,とてもありがたかった。

    そのとき松村氏からも,「今度,知財協の人に紹介してあげるから」という返信をいただいた。私はありがたいと思いながらも,松村さんは忙しい方だし,まぁそのうちに紹介していただけるかもしれない,くらいに考えていた。しかし松村氏はすぐに自ら日程を調整し,会合をセッティングしてくれた。それだけではなく,忙しい中,そのころ新富町にあった知財協に私を連れて行ってくれ,直接紹介してくれたのだ。

    直接の部下でもなく,仕事を一緒にしたわけでもなく,しかも会社を退職していくヤツに対して,これだけ気にかけてくれたのだ。このことは一生忘れない。

    いつか恩返しがしたいとずっと思っていた。最近になって,松村氏が講師をされるセミナーについて,パテントサロンのセミナー・イベント情報コーナーで紹介することが何度かあった。ほんの小さな小さなことではあるが,少しでも力になれたような気がして嬉しかった。感動しながらページを編集した。

    それほど関係が深くない私でさえこれだけ気にかけてもらったのである。松村氏に感謝している人が非常に多いのは当然だ。通夜では参列者が会場に入りきれず,ロビーにもあふれ,階段にまで行列が続いていた。

    告別式での親族の方の話によると,松村氏は教師になることが学生の頃からの夢で,最近大学で教えるようになったことをとても喜んでいたそうだ。残念だ。

    松村さん,本当にありがとうございます。

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    2005.11.30

    Web 2.0 と知財担当者

    以前このブログでWeb 2.0について少し触れたことがあるのだが,その後,その記事がきっかけで何人かの方からメールをいただいた。中にはオフィスまで来られた方もいて,有意義な会話をすることもできた。しっかりアンテナを張っている人と話をするのは楽しい。

    さて,先のブログでは「このWeb 2.0について知財担当者もシンクロしておく必要がある」と書いたのだが,その理由は大きく3つある。

    1番目の理由は,知財担当者,特に特許担当者は,常に技術の動向を意識する必要があることだ。
    Web 2.0は次のステップのネット環境であり,新しいネットビジネスの温床である。Web 2.0への変化を見逃してはいけない。というよりむしろ,見逃すともったいないと言うべきか。

    2番目の理由は,Web 2.0については,知的財産権という観点からしっかり考える必要がありそうなことだ。
    Web 2.0では,リミックスやマッシュアップという言葉がキーワードの1つになっている。これらは,他人が提供しているサービスを利用して新しいサービスを作成し提供するというものだ。例えば,Google mapを利用した不動産業者による不動産仲介サイトなどがすでに公開されている。
    リミックス/マッシュアップして作られたサービスでは,異なる複数の企業が作成したコンテンツが組み合わさって1つの画面として表示される。著作権,商標権,特許権などの権利関係は複雑だ。
    ちなみにこのリミックスとマッシュアップという言葉,もとは音楽用語で,複数の曲を混ぜて新しい曲を作ったり,複数の曲から音を取り出してそれらを組み合わせて新しい曲を作るという意味の言葉である。こちらの方でも著作権上の論争は絶えない。

    また最近では,多くのサイトにGoogle AdSenseによる広告が表示されている。これもある意味,複数のコンテンツが組み合わさって1つの画面として表示されている状態だ。
    従来の広告は,比較的ページビューが多い大手企業のサイトにバナーが表示されるというものだった。対象となるサイトはそれほど多くはなく,どの様に広告が表示されるかについてある程度コントロールすることができた。
    これに対しGoogle AdSenseでは,ページビューが非常に少ない個人のブログサイトにも広告が表示される。対象となるサイトは莫大な数だ(ロングテール)。全てのサイトについて広告の表示状態をコントロールすることは不可能である。以前よりも権利的な問題が発生しやすいかもしれない。

    さらに,Web 2.0では,多くの人によって情報が作られることがある。例えばソーシャルブックマークでは,多くのユーザが付けるTagによって,情報は分類される(フォークソノミー)。複数の人の作業によって,情報の価値が高まっているのだ。こうやってできあがったデータベースの権利関係については,明確にしておく必要がある。AmazonのレビューやWikipediaも多くの人によって作られている。権利の扱いはないがしろにできない。

    Web 2.0と知的財産権は,一見非常に相性が悪い様に見える。知的財産権が技術やサービスの進歩・普及を妨げる様に感じることもある。しかし果たしてそうなのだろうか? 知財担当者としては考えずにはいられない。今までの考え方とは違う考え方が必要なのかもしれない。いずれにしても幸福な社会の実現には,知的財産の保護と利用のバランスがポイントになることには変わりはないはず。

    3番目の理由は,Web 2.0の知財業務への適用が考えられることだ。
    知財戦略を考えるときには,パテントマップを作ったり,パテントポートフォリオ分析を行ったりする。いずれも特許の抽出・分類作業が必要で,IPC分類を使ったりテキストマイニング技術を使ったりするわけだが,例えばこのとき,特許公報をフォークソノミーしたらどうだろうか?
    また,企業内における公報チェックにソーシャルブックマークシステムを使ってみるのはどうだろう? 権利がチェックできるだけでなく,各社員のブックマークを見ることによって優秀な知財担当者を発掘することができたり,技術的仲間を見つけることができたりするかもしれない。公報チェックに対する熱心度も一目瞭然だ。知財担当者にとっては手が抜けず厳しいものになるだろうが...。
    企業の中に存在する「知」をうまく引き出し,うまく並べて,効果的に使える状態にする。これこそ企業の中の知財担当者の役目のように思う。Web 2.0な技術がうまく使えそうだ。

    ということで,Web 2.0について知財担当者もシンクロする必要があると考えるわけです。

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    2005.11.16

    使えなくなると困るのは分かるけれど

    米司法省、BlackBerryの継続利用求める意見書を提出

    BlackBerryのメーカーResearch in Motion(RIM)の特許訴訟に絡み、米司法省が裁判所に対し、「たとえRIMに不利な判断が言い渡された場合でも、政府職員は引き続きBlackBerryを使って電子メールを相互に送受信できるよう保証してほしい」との配慮を求めた。BlackBerryは政府職員にとって「必要不可欠」なデバイスだとしている。

    BlackBerryが「必要不可欠」なデバイスであるのは,政府職員だけではない。どのくらいの人が持っているのかについて詳しい数字は知らないが,シリコンバレーで綴る弁理士日記でも触れられている様に,多くのビジネスマンが携帯している。米国で仕事をしている知り合いの弁護士は,これが無くては仕事にならない,と言っていた。

    司法省の意見書,どうなんだろう? 特許権的には問題があるのだけれど困るから使えるようにしてほしい,というのは,特許制度の意義や是非にも関わってくるような問題だ。エイズ治療薬問題のように,医薬や医療の分野では,生死の問題に関わってくることさえある。そんな制度的にも法的にも大きな問題であるのに「政府職員は引き続き使えるようにしてほしい」という主張。かなり疑問を感じてしまいます。

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    2005.11.09

    弁理士試験合格発表

    昨日,弁理士試験の合格発表がありました。

    平成17年度弁理士試験合格発表

    合格された方々,本当におめでとうございます。
    これからが楽しみですね。

    私の身近なところでも,2名の合格者が出ました。
    とても嬉しいです。
    今晩,この2人を盛大にお祝いする宴を催します。
    おいしいお酒が飲めそうです。

    合格されたみなさん,本当におめでとうございます。

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    2005.10.11

    見出し訴訟判決 不法行為のポイント

    見出しの無断使用はNG!の件,
    今日判決が公開されたので早速目を通した。
    最も気になっているのは,不法行為に関する判断の内容だ。

    H17.10. 6 知財高裁 平成17(ネ)10049 著作権 民事訴訟事件

     【注意事項】
     私は弁理士資格は持っていません。また弁護士でもありません。
     法律的な経験としては,
     企業における約9年間の特許実務と,
     普通の人よりちょっと多く知財関連のニュースを読んでいることくらいです。
     ということで,このブログが法的に正しいという保証はありません。


    さて,判決では読売側の主張の大半は理由なしとされ,
    唯一理由があるとされているのが,不法行為に基づく損害賠償だ。

    控訴人の請求は,不法行為に基づく損害賠償として23万7741円の限度で理由があり,その余の請求は理由がないので,原判決を上記請求認容の限度で変更し,当審で追加された請求は棄却することとする。(中略)本訴における主張立証の大半は,著作権に基づく請求について行われ,この点について控訴人は敗訴している(判決より。以下同じ)


    不法行為に基づく損害賠償に関する判断のポイントはこちら。

    他人の形成した情報について,契約締結をして約定の使用料を支払ってこれを営業に使用する者があるのを後目に,契約締結をしないでそれゆえ無償でこれを自己の営業に使用する者を,当該他人に実損害が生じていないものとして,何らの費用負担なくして容認することは,侵害行為を助長する結果になり,社会的な相当性を欠くといわざるを得ない。そうすると,結局のところ,被控訴人が行った侵害行為による控訴人の損害及び損害額については,控訴人と被控訴人が契約締結したならば合意したであろう適正な使用料に相当する金額を控訴人の逸失利益として認定するのが相当である。


    賠償額に関する判断はこちら。
    途中出てくる「ホットリンク」とは,
    読売と契約して有料で見出しを使用している企業。

     そこで,控訴人主張の契約実例を一応の前提として,この点に関する被控訴人の主張を参酌しながら,検討してみると,次のとおりである。
     上記ホットリンクとの契約においては,65個(乙30の1~6によれば,これより多い可能性もあるが,被控訴人が自己に不利な65個であることを自認していることなどを考慮し,その限度で認定する。)のYOL見出しが表示されるようにプログラムされていることが認められる(乙24,30の1~6)。これによれば,実質的には,1日当たり65個のYOL見出しの提供について月額10万円の契約がされているものということができる。そうすると,被控訴人が主張するように,前記のとおり,被控訴人がYOL見出しを無断で使用した個数は,一日当たり7個(前記のとおり1日平均6.0個であるが,被控訴人が自ら一日当たり7個であることを自認した上,これを前提に議論をしていることなどを考慮し,7個とする。)であるから,その割合で計算すると,月額は,1万0769円(10万円÷65×7)となる(もっとも,契約の実態として使用した実数を基礎に支払うべき使用料が約定されることが通例であるとは思われないが,ないとも思われない。)。そして,前判示のとおり,平成14年10月8日から同年12月7日までの間については,被控訴人の具体的行為が主張立証されているものの,それ以降平成16年9月30日までの間については,抽象的な主張にとどまっている。しかし,前掲の証拠及び弁論の全趣旨によれば,その後も前判示同様の違法行為が継続していたものと容易に推認することができる(被控訴人も外形的な行為が継続していたこと自体は積極的に争う趣旨ではない。)。そうすると,控訴人主張の上記契約実例を前提に使用した実数に基づいて計算すると,平成14年10月8日から平成16年9月30日までの23か月24日間の使用料相当損害額は,25万6024円(1万0769円×(23+24/31))であるということになる。

    (中略)

     以上のように,控訴人には被控訴人の侵害行為によって損害が生じたことが認められるものの,使用料について適正な市場相場が十分に形成されていない状況の現状では,損害の正確な額を立証することは極めて困難であるといわざるを得ない。そうであってみると,民訴法248条の趣旨に徴し,一応求められた上記損害額を参考に,前記認定の事実及び弁論の全趣旨を勘案し,被控訴人の侵害行為によって控訴人に生じた損害額を求めると,損害額は1か月につき1万円であると認めるのが相当である。
     そうすると,控訴人に生じた損害額は,侵害期間が23か月24日間で,1か月につき1万円であるから,23万7741円(1万円×(23+24/31))であるということができる。

    以上が不法行為に基づく請求に関連する判断のポイントである。


    ところで,非常に驚いたのだが,
    読売は控訴するにあたり,見出しの著作権侵害の他に,
    記事の複製権侵害の主張を追加していた。

    被控訴人は,その所有するパソコンのハードディスク内にYOL見出し及びYOL記事のキャッシュデータを保存してはならない。

    YOL記事は,インターネットウェブサイト上のニュース記事という特殊性はあるものの,内容と性質において,新聞紙面上の新聞記事と何ら異なるものではないから,新聞記事と同様に著作物であることは明らかである。(中略) Yahoo!ニュース上に掲載されたYOL記事を自己の営業の直接の対象にして,これらから経済的な利益を得る目的で,被控訴人が使用するパソコンのブラウザソフトに表示させることによって閲覧し,同時にYOL記事のキャッシュデータを被控訴人パソコンのハードディスクに保存することによって,YOL記事を有形的に再製した。
    (読売の請求と主張。)

    なんと,ブラウザのキャッシュ機能が著作権を侵害していると主張しているのだ。
    これに対してライントピックスは,あたりまえの反論をしている。

    「キャッシュ」はウェブページ閲覧の速度を上げるなど,閲覧の便宜を図るためブラウザソフト全般に技術的,システム的に構築されたものであり,ユーザが無意識のうちに,経路上のシステムによって,必然的に形成されるものであって,キャッシュデータ自体,ウェブページ閲覧の目的以外には使用されない。そして,当該ウェブページが閲覧されなくなれば,比較的短期間のうちに,ユーザの意識しないところで機械的に消去される。このようなキャッシュデータの蓄積から消去に至るまでの過程は,ユーザが一度も意識することなく,閲覧という目的のためだけにブラウザソフトが機械的に行うものであり,著作権法上の「複製」概念とは全く異なるものであって,「複製」には当たらないと解すべきである。

    この点について読売は,
    理由は分からないが途中で主張をやめている。
    従って判断はされていない。

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    2005.10.10

    見出し判決の件

    見出し掲載NGの判決の件では,
    「あなたのところ大丈夫?」というメールや電話をいくつかいただきました。
    心配していただきありがとうございます。

    ニュース記事を読んだ感想や今後の対策などについて
    いいたいことがないわけではないのですが,
    何せ未だ判決が公開されていなく,
    それを見ない限りは
    何を言ってもほとんど無意味な推測・憶測の山になってしまうので,
    何はともあれ判決文の公開を待ちます。

    ※関連リンク
     読売新聞 vs ライントピックス 見出し著作権問題 関連ニュース
     パテントサロン リンクなどについて

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    2005.10.06

    知財高裁 見出しの無断使用はNG!

    見出し無断使用、ネット会社に賠償命令…読売逆転勝訴

    知財高裁の判決をまだ見ることができないので何ともいえないが,
    見出しは著作物とされ,その無断使用が違法ということになったのだろうか?

    一審の判決では,見出しは著作物ではないとされていた。

    H16. 3.24 東京地裁 平成14(ワ)28035 著作権 民事訴訟事件
    以上を総合すると,原告の挙げる具体的なYOL見出しはいずれも創作的表現とは認められないこと,また,本件全証拠によるもYOL見出しが,YOL記事で記載された事実と離れて格別の工夫が凝らされた表現が用いられていると認めることはできないから,YOL見出しは著作物であるとはいえない。

    判断は判決を見てからだが,
    仮に見出しの無断使用が違法となると,
    世の中のブログ,掲示板の多くは違法となる。
    ブログでアフィリエイトをやっていたりすると,
    見出しを無断使用して利益を得ていることにもなるのか?
    サイトからRSSを作成しているサービスもNGになりそうだ。
    っていうかパテントサロンは完全にアウトだ。

    とにかく判決を見てからだ。
    またまたパテントサロン存続の危機か?

    ※参考
     パテントサロン リンク等について

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    2005.10.05

    買えなくなるかもしれないので

    買えなくなるかもしれないので買っときました。
    買ったのはこちら
    同じものを2枚買ったのではなく,
    左がCD+DVD版,右がCDエクストラ版です。
    両方買ってみました(なんていい客だ)。

    エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社の発表によると,

    現在CDに特典としてつけているマイアヒ・フラッシュを今後はもうつけないことにしようと思います。
    とのことなので,
    とりあえずAmazonでサクッと買いました。

    しかし,株式会社の正式な発表で,
    「もうつけないことにしようと思います」っていうのはどうなんですかね。
    今後本当につかなくなるんですかね。
    あわてて買ってしまった私はマヌケなんですかね。

    この発表,全体的に企業の正式発表らしくない文章だ。
    経営者は目を通しているのだろうか。

    ビジネスブログもそうですが,
    会社って結構このあたりで判断されると思います。
    しかもこうやってブログで取り上げられたりもする。
    リリースのうまいor下手がますます重要になりますね。
    我が社もしっかり考えよう。

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    2005.10.04

    私的録音補償金を返還してもらった人

    以前私的録音補償金返還申請をしてみた人で紹介したブログの
    続編が公開されました。これ,とても楽しみにしていました。

    私的録音補償金を返還してもらいました!

    詳細なレポートですね。
    参考までに,補償金返還関連の他の記事はこちら。

    私的録画補償金、初の返還額は8円

    補償金関連の記事はこちらにまとめています。

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    2005.09.26

    「絶対領域」が商標出願

    のまネコ,のまタコが話題になっているが,
    今度は「絶対領域」が商標出願されていたことが話題になりつつある。

    ある程度広く使われている言葉などの商標出願はなかなか難しい。
    企業の考え方が問われる。CSR,リスクマネジメント...。
    企業として,社会をしっかり意識して振る舞うことが,ますます重要になっている。

    このあたりで比較的うまくいったと言われているのが,京セラの「京ぽん」だ。
    自社製品ということで状況はかなり違うけれど,「おおむね歓迎ムード」だったらしい。

    愛称「京ぽん」の商標登録出願 京セラ 悪用防止狙う
    京セラ、「京ぽん」を商標登録出願

    ところで「絶対領域」ですが,
    私はそれ系の属性保持者ではないので,
    嫌いじゃないけれど,「絶対」ではなく普通程度です。

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    2005.09.25

    DVDの値段,CDの値段

    友人が主催する流しそうめん大会に参加した。
    流しそうめん台は,東急ハンズで買ってきた本物の竹で作ったもの
    楽しかった。

    その帰りにコンビニで見つけたのが,48時間DVD。

    日販、48時間視聴限定DVD「48DVD」を9月17日発売

    ニュースで気になっていたので,早速購入。
    中身はこんな感じ。密封されていた。
    もちろん普通に観ることができた。
    48時間後にどうなっているか楽しみである。

    ところで,気になったのがその価格だ。
    48時間DVDが600円で,
    その隣に並んでいた時間制限のない普通のDVDの値段が1,500円。
    あまり割安感を感じない。
    ただこれは,48時間DVDが高いというよりも,普通のDVDが安いというべきか。

    で,さらに気になったのが,DVDとCDの価格差。
    例えば,映画のDVDが1,500円で,
    同じ映画のサントラCDが2,000円とか3,000円だったりするのだが,
    音楽だけの方が動画が付いているものよりも高いのは,
    ちょっと不思議な気がする。
    単純に比較できないのは分かるけれど。

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    2005.09.09

    のまネコ,ギコ猫

    メジャーなニュースサイトでは取り上げられていないようなので
    パテントサロンには掲載していませんが,
    少し前からネット上で話題になっている問題が「のまネコ」問題。

    エイベックス著作権違反疑惑「のまネコ」のまとめ

    ブログ上でも大騒ぎだ。
    エイベックスということで,CCCD問題と絡めた書き込みも多い。

    2ちゃんねると知的財産で思い出すのが,ギコ猫問題。
    関連ニュースはこちら

    今回はどういう結末を迎えるのだろうか?

    今回の問題,法的にどうかは置いておいて,
    こんなことをすればこんなことになることは容易に想像できるわけで,
    私だったら絶対に避けて通ります。

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    2005.09.08

    オープンソースの知財管理

    オープンソース関連で気になったコラムがこれ。

    Linuxの商標登録が必要になった理由
    ※関連ニュース
      L・トーバルズの出番--豪でLinuxの商標権争いが勃発
      豪州の非営利組織、トーバルズ氏に助けを求める
      L・トーバルズ:「Linuxの商標ライセンス料は1セントももらっていない」
      FSF顧問弁護士「Linux商標の取締は必要」
      新たなIP問題? Linuxの商標騒動

    オープンソースだからといって,
    知財管理の必要がないというわけではないのだ。
    社会に流通する以上,いろんな権利が絡んでくるわけで,
    うまく運営していくためには権利の管理が必要だ。
    そしてそのためには,管理能力を持った人やお金が必要となる。

    そして,もっとシビアな状況になっているのがこちら。

    pukiwiki.org存亡の危機

    pukiwikiについては前にも書いた
    pukiwikiにはお世話になっているので,
    よい解決方法はないかと考えてはいるのだが...

    オープンソースの知財管理。
    オープンソースの広がりにともない,
    これからますます重要になるだろう。

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    2005.09.06

    韓国版クリエイティブ・コモンズ?

    昨日のニュースで気になったのがこれ。

    「著作物の利用許可表示制度」活性化へ

    特許法など知財関連の法律のポイントは,
    知財の保護と利用のバランスをはかることにより,
    ハッピーな社会にすることである,と認識している。

    最近の動向を見ていると,権利強化や模倣対策など,
    「保護」の重要性が大きく扱われることは多いが,
    それに比べて「利用」に関する話題はそれほど多くないような気がする。
    「利用」は,保護と同等に重要なのである。

    上のニュースの韓国の制度については知らなかったのだが,
    利用を促進するものらしく,今後が気になる。

    日本では,文化庁が進めている自由利用マークがある。
    しかし,個人的に,この制度には物足りなさを感じる。
    例えば,マークの意味のページを見る限り,
    権利者が,改変自由の意志を示すことはできない。
    利用者は,そのままコピーか印刷して無料配布することしかできない。

    この点については,クリエイティブ・コモンズの方が,
    より積極的に利用の促進を考えたものであるといえるだろう。

    著作権に限らず,
    知財の保護と利用の「利用」の方についても,
    もっと積極的に推進すると,よりハッピーな社会になると思います。

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    2005.08.19

    私的録音補償金返還申請をしてみた人

    私的録音補償金返還申請をしてみた人のレポートが公開されています。
    う~ん,なんて詳細なレポート。すばらしい。

    【レポート】私的録音補償金返還申請をしてみる!

    ちなみに,私的録音録画補償金制度に関するニュースなどはこちら。

    トピック 私的録音録画補償金制度

    この申請,私もやってみてレポートしようと考えていたのですが,
    先送りになっていました。
    これだけ詳細なレポートがあったら,もう不要ですね。

    レポートの続きを楽しみにしています。

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    2005.08.14

    特許の日

    今日は「特許の日」らしい。

    今まで知らなかった。
    RSSリーダーに登録しているいくつかのブログが教えてくれた。

    4月18日の発明の日は有名だが,特許の日はあまり知られていない。
    特許庁サイトのホームページ内検索でも,私は見つけられなかった。

    Wikipediaによると,
    日本で初めて特許が登録された日が,8月14日なのだそうだ。

    特許庁サイトの工業所有権制度の歴史などによると,
    明治18年4月18日に専売特許条例が交付され(この日が発明の日),
    同じ年の7月1日に最初の出願が行われ,
    この出願が同年8月14日に登録となった様だ。
    現在と比べちゃいけないけれど,審査がはやい。

    気になる出願の内容はこちら
    特許電子図書館で見ることができる。

    歴史を感じますね。

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    2005.07.30

    iPod課金,iPod謝礼金

    著作権関連で最近話題になっているのが,私的録音録画補償金制度
    ブログでも多くの人が取り上げている

    法的な話は置いておいて,私個人の状況はこんな感じだ。

    遅ればせながら,昨年秋頃からiTunesを使い始めた。
    それまでは,手元に置いてある数枚のCDを聞いたり,
    ネットラジオを聞いていた。

    で,このiTunes。これがすっごく便利なのだ。
    CDを掛け替える手間がいらないし,CDを並べておくスペースも不要。
    段ボール箱に入れて何年も聞いていなかったCDを引っ張り出し,
    片っ端からパソコンのHDDに取り込んで,聞き始めた。

    何年も聞いていなかったCDを聞き始めると,
    もっといろんな音楽が聴きたくなってくる

    ということで,最近はAmazonでCDを大人買いすることが多い。
    購入枚数は急増した。現時点で昨年の3倍以上は買っている。
    並べるスペースがいらないので,
    躊躇せずに買えるのだ(お金的にはもう少し躊躇した方が..)。
    これでiTMSがオープンしたりしたら,大変だ。

    次はiPodを買おうと考えている。
    パソコンに取り込んだ音楽を車の中でも聞きたいのだ。
    そうすると今度は,
    車の中で聞きたい音楽を大人買いしてしまうのだろう。

    いいカモである。

    ということで,私の場合,
    CDをデジタルメディアに録音できるようになって,
    CDの購入枚数が急増した。

    このケースに限定して見てみると,
    デジタルメディアに録音することによって
    本来著作権者等の受けるべき利益を害している,のではなく,
    むしろ,録音できることによって利益を増やしているといえそうだ。
    消費者から見て,利便性が高くなることにより,
    音楽の商品価値が上がったのだ。

    このようなケースだと,iPod課金とも言われる補償金をとるよりも,
    利益を増やしてくれてありがとう,とお礼を言った方がよいのかもしれない。
    iPod課金ではなくiPod謝礼金の方が馴染むのかもしれない。

    以上は特定のケースのみについて見た場合であり,
    トータル的に考えなければならない社会的制度に直結するものではない。

    ただ,こういったケースがあることは事実である。
    そして私はますます音楽にお金をつぎ込んでしまうのだろう。

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    2005.07.26

    当たりました!

    台風がきている。
    今日は夕方に,ITサポートの仕事で特許事務所に行くことになっていた。
    みんな今日は早く帰りたいだろうから,
    サポートが長引くと迷惑をかけてしまうな,サクッと終わらせなければ,
    と考えていたところに,事務所の方からメールが。

    「台風が来ているので今日は中止にして明日以降にしてもらってもかまいませんよ」

    救いの手だ。延期させていただいた。


    今日こんなニュースが。

    Windows Vistaの名称めぐり商標権問題が浮上

    超メジャーな商品だけに,ブログでも多数取り上げられている
    多くの人が書いているけれど,日本だと車の印象が強いですね。
    区分違いで問題にはならないだろうけれど(未確認)。
    世界的商品の名称を決めるのは本当に大変だ。
    宗教や文化も考慮する必要がある。


    で,今日当たったのは,これ
    小学生の頃遊んだのが懐かしくて1本買ったのだが,
    なんと,シークレットヨーヨーが入っていた。

    ここには幻のヨーヨーと書いてある。
    確かに見たことがない形をしている。
    綱渡り系の技に威力を発揮しそうな形状だ。

    どんな形なのかはシークレットなので内緒です。
    と思ったら,すでにばらしている人がいました
    だめじゃん。

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    2005.07.25

    ブログに見る特許ニュース

    自宅で夕食をとった後,
    オフィスに戻ろうと靴を履き始めたとたんにザーッという激しい音が。
    強烈な雨。午後9時ちょっと前のことです。

    まただ。
    私はかなり強烈な雨男です。
    どのくらい強烈かというと,
    結婚式を予定している知人の女性から,

    大坪さん,お願いですから○月○日は家から出ないでください。お願いします。ガーデンウェディングなんです。夢だったんです。レンタルビデオ代払いますから家で映画でも見ていてください。ケータリングでピザ頼んでもいいです。ビールもつけます。
    と懇願されるくらいです。

    それはさておき,
    昨日多くのニュースサイトで公開された,アルゼのパチスロ特許の件
    比較的身近な機械に関する技術であることや,84億円という金額の大きさからか,
    多くのブログで取り上げられています

    特許屋ではない普通の人が,
    特許に対してどんな印象を持っているかを知ることができるようなものもあり,
    参考になるかもしれません。

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    2005.07.24

    sakusaku

    オフィスの近くのNOSで夕食。
    メンバーには,デザイン会社やアミューズメント関連会社の社員など,
    デザインやコンテンツに関わる仕事をしている人たちが多かった。
    商品デザイン,フィギュア,秋葉原なども話題に。

    メジャーなニュースサイトでは扱われなかったので
    パテントサロンでは紹介できなかったが,
    sakusaku著作権問題なんてのも話題になった。
    sakusakuは前から大好きな番組だったので,
    オフィスに戻って早速AmazonでDVDを購入。

    知財業界ではない人と話していても,
    知財の話題が出てくることが,ますます多くなってきました。

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    2005.07.21

    コミュニティーな夜

    昨晩は友人と主催している定期的な飲み会の日。
    数人で飲み始め,最終的には20人近く集まった。

    この飲み会に,米国特許弁護士の今泉氏が,
    ちょうど一時帰国中ということで参加してくれた。

    今泉氏には,パテントサロンにコラムを書いていただいているのだが,
    最近はブログも書かれている。このブログがすごい。

    米国知的財産権(特許、意匠、商標、著作権、トレードシーク、訴訟)

    見てわかるとおり,内容が濃く,しかも速報性が高い。
    そして更新の頻度も高い。おすすめです。

    昨晩は他に,企業の知財部の人や弁理士,
    社会人大学院に行っている人,大学で知財の仕事をしている人,
    ビジネスプランを持った学生,などが来ていた。遅くまで盛り上がった。

    終電を気にしてみんなが帰り始めた中,
    まだしゃべり足らなかった数名で2軒目に突入。
    さらに遅くまで話し込んでしまった。

    2軒合わせて7時間くらい飲んでいた。
    コミュニティー度が高い夜でした。

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    2005.07.19

    著作権は何を守るのか

    保護期間延長で、埋もれる作品激増?
    著作権は何を守るのか

    朝日新聞社のサイトに掲載されたこの記事に,
    多くの人が反応しています(Google検索livedoor 未来検索)。

    この記事,現状を具体的に解説しています。

    個人的には,原点に帰って,
    「文化の発展に寄与する」という大目的をもっと重視したい。

    特許制度もそうですが,保護と利用のバランスがポイントですね。
    利用されなくて文化の発展はありません。
    もっと積極的に
    利用を促す方法を追求してもいいのかもしれません(特許制度も)。

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    2005.07.18

    メディア交換プログラム

    知人が,Macの最新OS「Tiger」にアップグレードできないと困っている。
    そのMacの光学ドライブが,DVD-ROMに対応していないことが原因だという。

    調べてみると,「Tiger」はDVD-ROMで提供されている。
    そりゃ読めないはずだ。

    で,もう少し調べてみると,「メディア交換プログラム」なるものを発見。

    TigerはDVDで出荷されますが、お持ちのMacがDVDドライブを搭載していない場合は、CDメディアによるインストールが必要です。Mac OS X Tigerを購入されたお客様は、CD版Tigerを1,980円で購入することができます。(このページの右側欄)

    これはいい。早速知らせてあげよう。

    むかし買ったレーザディスクもメディア交換してくれればいいのに。
    もう買っちゃったけれど
    手に入れたかったのは,メディアではなくコンテンツです。

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    2005.07.17

    知財キャリア

    土曜日に東大先端研でちょっと話をした。
    テーマは「知財キャリア」。

    第61回 知的財産マネジメント研究会

    この会は,
    知財業界への就職,転職を考えている人など,
    知財キャリアに興味がある人を対象にした会で,
    毎回,知財業界で働いている人を呼んで,
    キャリアやキャリアに対する考え方などを聞いたり,
    ディスカッションしたりしているらしい。
    学生も多く参加していた。

    私が最初に知財(その頃はまだ「特許」と呼ばれることが多かった)の仕事に
    関心を持った約20年前には,知財の仕事に興味がある学生など
    ほとんどいなかった。
    最近は聞かなくなったが,「将来弁理士になりたいんだ」なんて話をすると,
    犬の散歩とか引越の手伝いとか,そんな言葉が返ってきていた。

    状況は変わった。
    知財に関心がある学生はたくさんいるし,
    大学では知財に関する講義が開かれている。
    知財に関する書籍は本屋に平積みされている。
    学生の頃,知財に関する情報に飢えてもがいていた私としては,
    とてもうらやましい。
    知財に関する仕事をしている人から直接話を聞くことができる
    こんな会があるなんて,本当にうらやましい。

    参加されたみなさま,
    この様な機会を作ってくれている会の主催者にしっかり感謝するとともに,
    ぜひ楽しいキャリアを積んでいってください。

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    2005.07.11

    由布院,湯布院,ゆふいん

    昨日から所用で由布院に来ている。

    この由布院,
    「由布院」以外に「湯布院」という表記も頻繁に見かける。
    使い分けられているような気もする。

    このあたり,しっかり意味がありそうだ。
    高速ネットが使える場所に戻ったら(今は遅いPHS経由),
    ちょっと調べてみよう。

    ちなみに駅に掲げてある看板は「ゆふいん」。
    このひらがなゆふいんも,いろんなところで結構見かける。
    これも意味があるのかも知れない。
    戻ったら調べてみよう。

    地域振興,地域ブランド的なにおいがしますね。

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    2005.06.24

    シュレッダーのセキュア度

    シュレッダーはセキュアな書類破棄方法か?

    この記事を読んで思いだした小説が,「鷲の驕り」。

    物語の最初の方で,
    シュレッダーゴミを利用して盗み出すのは,特許情報だ。

    特許とハッカーをテーマにした小説で,
    多くの実在の人物がモデルになっている。
    特許の方ではレメルソン。
    ハッカーの方では,ケビン・ミトニックやツトム下村などだ。

    特許については,かなり調査して書いたようで,
    特許屋が読んでもしっかり楽しめます。
    ハッカー部分もしっかり濃い内容になっています。

    10年近く前に出版された本ですが,
    特許とハッカーが好きな人にはかなりおすすめです。

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    2005.06.22

    デザインバーコード

    自分が買った商品に付いていたのに気づいたのは初めて。

    会社のサイトによると,
    商標だけでなく,特許も出願中らしい。

    特許電子図書館でちょっと調べると,
    商標出願はすぐに見つかったが,
    特許は出願人で検索したところ,ヒットしなかった。
    どんな発明なんだろう?

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    2005.05.29

    特許公報をFolksonomyする

    この土日,日本知財学会の研究発表会が開催され,
    いくつかのセッションに参加した。
    発表された方々,そして運営された方々,
    お疲れ様です。ありがとうございます。

    学会とは関係ないが,
    ネット上で使われている技術で,
    少し前から非常に強い興味を持っているのが,
    folksonomysocial taggingである。

    すっごくおおざっぱに言うと,
    情報を,みんなで集めて,みんなで分類して,みんなで共有する,しくみだ。

    このしくみを利用しているサービスとして,
    del.icio.usや,このブログでも何度か紹介しているFlickrが有名である。
    他にもたくさんある。

    ところで,これらのしくみを,企業内で,
    特許情報について活用するとおもしろいのではないかと考えている。

    例えば社内ネットワーク上に,del.icio.usの様なシステムを用意する。
    技術者等は,特許公報を回覧するときに,
    気になった公報をこのシステムにどんどん登録していく。
    このときtagをつけて登録する。あわせてコメントをつけてもいい。

    登録された情報を見ると,
    多くの人が関心を持っている特許が一目で分かる。
    自動的に分類もされている。リアルタイムに見ることができる。

    それだけでなく,
    特許をよく見ている技術者,
    信頼性の高いtagをつけている技術者,
    特定の分野に強い技術者,
    特許にほとんど関心がない技術者,
    など,技術者の特徴を知ることもできる。

    また,これらの情報はオープンになっているので,
    誰でも見ることができる。
    誰が熱心に特許を見ているか(または見ていないか)が,
    全員に分かってしまう(知財部員がさぼったり変なtagをつけたりすると大変だ)。

    これは,技術者の公報回覧に対するモチベーションの向上に
    つながるのではないか。知財の啓蒙にも役立ちそうだ。
    人事的な評価にも使えるかも知れない。

    また,登録している特許やtagの付け方,
    コメント等から人格がうかがえたりするので,
    コミュニティー的にもおもしろくなるかもしれない。

    このシステム,多くの可能性を秘めていると思うのだが,
    いかがだろうか?

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    2005.05.25

    特許出願の準備を進めている。

    西濃運輸:ネットで配達時間通知 携帯などからHPに接続--業界初 /岐阜

    西濃運輸(本社・大垣市)は24日、荷物の配達予定時刻をホームページ(HP)上で知らせるサービスを今月から全国で本格的に開始したと発表した。輸送業界では全国初で、特許出願の準備を進めている。

    どんな発明を出願しようとしているのかにもよりますが,
    それでも,関連するものは先に出願ですよね。

    あるいは記事(記者)の問題か?

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    2005.05.10

    アインシュタイン@特許庁

    先日書いたエントリーで,
    アインシュタインが特許事務所に勤めていたという話を引用して書いたのだが,
    読者の方から,
    特許事務所ではなくて特許庁じゃないの?,というメールをいくつかいただいた。
    ブログでも同様のコメントをいただいている

    「アインシュタインが特許事務所で働いていたというのは有名な話だが」と
    書いておいて言うのもなんだが,実は私もちょっと気になっていた。

    ということでサクッと調べてみました。

    Googleで検索することんな感じだ。

    「アインシュタイン」 and 「特許事務所に」

    「アインシュタイン」 and 「特許庁に」

    今回は手抜きをして,
    一次情報を見つけ出すところまではやらないが,
    この検索結果を見る限り,
    特許庁,それもスイス特許庁に勤めていたことは間違いなさそうだ。

    以下の情報などは,信頼性が高そうだ。

    アルベルト・アインシュタイン - Wikipedia

    1900年にチューリッヒ連邦工科大学を卒業したが、大学の物理学部長ハインリッヒ=ウェーバーと不仲であったために、大学の助手になれなかった。臨時の代理教員や家庭教師のアルバイトで収入を得ていたが、、友人のハンス・グロスマンの父親の口利きで1902年にスイスの特許局に3級技術専門職として就職した。年俸は3500スイス・フランであった。

    本のレビュー。
    The Collected Papers of Albert Einstein: The Swiss Years : Writings, 1909-1911

    This volume of The Collected Papers of Albert Einstein presents Einstein's writings for the two-year period starting in October 1909. The initial date marks Einstein's departure from the Swiss Patent Office at Bern, which had been his professional home for seven years, and the beginning of his first academic appointment, at the University of Zurich.


    アメリカの特許庁(United States Patent and Trademark Office)を,
    「合衆国特許商標事務所」と訳したという話を聞いたことはないが,
    そんな感じでどこかで「特許庁」が「特許事務所」になったのかも知れない。

    ということで,大変失礼いたしました。

    しかし,ちょっとネットを見ただけでも,アインシュタインが,
    いかに多くの人にいかに大きな影響を及ぼしているかということが,
    まざまざと伝わってきました。いまさらですが...

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    2005.05.08

    アインシュタイン@特許事務所

    今年は,相対性理論発表100周年らしい。

    あなたの知らないアインシュタインをお見せします

    アインシュタインが特許事務所で働いていたというのは有名な話だが,
    上の記事にはこの様に書かれている。

    特許事務所の仕事は、がんじがらめのアカデミックな生活から彼を解き放ち、自分の発想に没頭できる自由を与えました。もし研究室の助手などに雇われていたら、彼は自分の研究ではなく、その研究室の仕事にかなりの時間を割かれてしまったことでしょう

    彼が働いていた事務所は,それほど忙しくなかったらしい。

    そういえば,
    複写機の原理を発明したカールソン氏も
    確か特許事務所の職員だったはず。

    特許事務所にはアイデアを生み出す何かがあるのかも...

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    2005.05.02

    森伊蔵 飲みました

    芋焼酎「森伊蔵」を飲んだ。

    この焼酎,ニセモノが出回るくらい手に入れるのが難しいらしい。
    先週末,渋谷でお好み焼きを食べた後,
    ふらふらと歩いて事務所に戻る途中で入った屋台で見つけた。

    1杯 1800円には驚いたが,
    知財業界の人間としては(?)前から一口飲んでみたかったし,
    お好み焼き屋ですでに酔っていたせいもあり,
    勢いで即注文した。

    そして一口。
    香り,味とも,強い癖はなく,
    さっぱりまろやか系で飲みやすい。
    多くの人が求めるのも分かる様な気がする。
    ただ,個人的にはちょっと物足りないような...

    この屋台の親父がやたらと焼酎に詳しく,
    解説とともに多くの焼酎を味見させてもらった。

    ここ数年,わたしは
    最初から最後までビール,何を食べるときもビール,
    何も食べなくてもビール,というくらいのビール党で,
    焼酎はそれほど好んで飲んでいなかったのだが,
    少し焼酎に目覚めたかも。
    おいしかった。

    特にはまったのが「ろかせず」。
    これはかなりおいしかった。

    しばらく屋台に通いそうです。

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    2005.03.24

    特許通が閉鎖

    知財系サイトの老舗中の老舗である「特許通」が閉鎖された。

    閉鎖します。突然のお知らせです。(Googleのキャッシュより)

    特許通は,
    パテントサロン等よりも遙か昔から存在するサイトだった。
    特許をテーマとしたサイトとしては,
    日本で最も早くスタートしたもののひとつである。

    とても有名なサイトで,
    Googleでキーワード「特許」で検索すると,
    特許庁サイトよりも上に出てきた時期さえある。

    掲示板をメインにしたサイトで,
    有益な情報交換も頻繁に行われていた。

    掲示板など,読者参加型のサイトの運営はなかなか難しい。
    これまでも,多くの知財掲示板が作られては消えていった。

    特許通は1人の管理人が運営していた。
    運営は大変だったことと思う。

    パテントサロンのように
    掲示板などのコミュニティー機能を持たないサイトでさえ,
    日々,読者の方からいろんなメールが来る。
    対応するにはそれなりにパワーが必要だ。

    特許通は複数の掲示板を有し,読者も多い。
    運営が大変だったであろうことは,容易に想像できる。

    特許通の管理人はブログも併設していた。
    ブログからは,管理人が,サイトの運営に対し,
    非常にまじめで真剣に取り組んでいることが読み取れた。
    彼には1度会ったことがあるのだが,
    ブログの通り,まじめさや真剣さが伝わってくる人物であった。

    この数週間は,特許通をよりよいものにしようと,
    検討し,変更を加えているところだった。

    とても残念である。
     

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    2005.02.18

    この度の特許権侵害訴訟につきまして

    20050218
    量販店にソフトを買いにいったところ,
    この様な掲示があった(クリックで拡大。しますが読みにくいです)。

    「特許権侵害訴訟」という言葉,
    見慣れているはずなのに,
    この様な普通の場所で見ると,妙に生々しい。

    さあ,買ってきたATOK2005電子辞書セットをインストールしよう。
    ATOK15以来のバージョンアップなので,楽しみだ(2005はVer. 18)。

    最初に使った一太郎はVer. 2くらいだったか,と思って検索したら,
    こんなページが見つかった。

    一太郎Web:一太郎ヒストリー

    私が最初に一太郎を買ったのは,
    土井たか子が日本初の女性党首になった年と同じだそうです。
    たぶん仮面舞踏会も聴いていたことでしょう。
    まさにヒストリーだ。

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    2005.02.14

    RSSでUSP

    RSSで米国の最新出願公開情報を配信しているサイトがある。

    FreshPatents.com

    情報源はこちら
    毎週,主に技術分野別(USPTO Class別)にRSSを配信している。
    面白そうなので,RSSリーダーに登録して,
    しばらくチェックしてみることにした。

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    2005.01.12

    何が違うのか? Apple

    Apple Computerが新製品を発表した。

    499ドルの「Mac mini」、ついに登場
    アップル - Mac mini

    これほしい!

    昨晩ちょっと夜更かししていて,
    午前5時頃にこのニュースを知ったのだが,
    思わずはしゃいでしまった。

    iPodもそうだが,
    特別な技術が使われていたり,
    特別な機能が搭載されているわけではない。
    しかし惹かれてしまう。

    単にデザインの問題ではないと思う。
    使い方というかスタイルの様なものがポイントなのかもしれない。
    とにかく惹かれるのだ。

    Appleはやっぱりすごい。超知財企業だ。
     

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    2004.12.14

    えー、それってありえなくない?

    笑いながら親しむより。

    これ系のサイトで日本で有名なのはB-Files !ですね。
    親しむというか,かなり楽しめます。

    あと,ソーシャル・ネットワーキングサイト [mixi(ミクシィ)]の中のコミュニティ,
    変な特許・発明を楽しむコミュでもいろいろ紹介されています。

    興味がある方はぜひ。

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    2004.11.16

    社名つながりの1枚

    銀行での用事を済ませた帰り道での1枚。
    ケータイで撮影。

    041116_150701.jpg


    そして,オフィスに戻って最初に目に入った記事がこちら。

    エイベックスなど7社、ファイル交換ソフトユーザーの身元開示請求を開始

    ちょっとした偶然だったので投稿してみました。

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    2004.11.13

    両目を閉じると危険です。

    CMカット機能「著作権法違反も」 日枝・民放連会長

    日枝久・日本民間放送連盟会長(フジテレビジョン会長)は12日の記者会見で、DVD録画再生機を使ってCMや見たくない場面を飛ばして番組を録画・再生することが、「著作権法に違反する可能性もある」と述べた。
    (中略)
    日枝会長は「放送は1時間すべてが著作物と考える学者もいる。いろんな問題を含んでいる」と語った。
    さすがにこれについてはひとこと言いたい人が多い様で,
    多くの人がブログで取り上げている

    ソースはこの1つの記事だけだし,
    私は著作権法について詳しくないので
    詳細についてはよく分からないが,これって例えば,

    DVD録画再生機を使って見たくない場面を飛ばして気に入ったCMを録画・再生する
    というのも,同じように違法ということなのだろうか?
    同一性保持権の侵害ということを言っているのであれば,
    やっぱり該当するんでしょうね(この場合の著作者もテレビ局?)。

    それはともかく,
    日本民間放送連盟のサイトの中にこんなページがあった。

    視聴者のみなさまへーTVを見る時の注意

    空腹時は長時間見ない様に,というのもよく分からないが,
    さらに不明なのがこちら。

    テレビをみながら、不快感を感じ始めた場合には、片方の眼を掌で覆うとよい。この場合、 両目を閉じるとかえって危険である。
    いろいろ想像しているのだが,やっぱりよく分からない。
    こうやってあげてあるのだから,ちゃんと理由はあるのだろう。
    今度不快感を感じ始めたらやってみよう。

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    2004.11.12

    十大発明家

    エンジニアが憧れる「本物のエンジニア」23人のトップは?

    調査結果を見ると,回答数が少ないのが気になるが
    (4票で豊田佐吉に,6票で井深大に並んでしまう),
    ちょっと面白い。

    特許庁はサイトで十大発明家を公開している。
    こちらもなかなか面白い。
    特許庁内にはレリーフが飾られている。

    Crystal Cityにあった頃の米国特許庁の中には,
    ちょっとした展示室があって,
    そこにも十大発明の様なものが展示されていた
    (移転後の特許庁にあるかどうかは知らない)。

    その中には日本の発明もあった。
    詳細は覚えていないのだが,
    八木アンテナだったかもしれない(かなりいかげんです)。

    日本の十大発明家が選ばれたのは今から20年前。
    今選ぶとしたら,誰が選ばれるだろうか?
    あまり変わっていなかったら問題だ。

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    2004.11.05

    知財の値段

    知財の価値評価や知財会計の話ではない。

    いま,自宅で使う家電を探している。
    格好良くておしゃれで個性的なものが欲しい。

    そこで,このところ家電量販店をのぞくことが多いのだが,
    はっきり言って,気に入ったものが見あたらない。
    どれもあまりかっこいいとは思えないし,
    どのメーカーのものもデザインが同じように見える。

    もちろん,
    メーカーの技術者やデザイナーが作ったものなので,
    このデザインには理由があるのだろうし,
    おそらく多くの人が気に入るデザインなのだろう。

    しかし私は気に入らないのだ(お客はわがままなのです)。
    良いデザインだったら,少しくらい高くても買うのに。

    例えば,いまオフィスで使っている電子レンジがこれ。

    041105_164701.jpg

    デザインが気に入ったのでこれにした。
    あるインテリアメーカーの商品なのだが,
    実際に作っているのは日本の家電メーカーだ。

    インテリアメーカーと家電メーカーのカタログを見比べると,
    元となった家電メーカーの商品がどれなのか見当がつく。
    その実売価格は,性能が全く同じなのにもかかわらず,
    私が買ったインテリアメーカーの商品よりも1万円近く安い。
    1万円といっても,買った値段が2万円台だから結構大きい。

    この事実を知った上で,
    私はインテリアメーカーの商品を買った。
    とても満足している。

    この差額の1万円近くというお金こそ,
    デザインあるいはブランドという知財に払ったお金である。

    ということで,
    知財の値段を実感し,その料金を実際に支払った買い物だった。

    魅力がある商品やサービスがたくさん出てくる様になることこそが,
    いわゆる知財立国の実現や幸せな社会の実現につながる様な気がします。

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    2004.10.24

    フリマと知的財産

    フリーマーケットに出店した。
    商品の運搬でちょっと腰が痛い。

    041024_112303.jpg

    使わなくなったものを捨ててしまうのではなく,
    使ってくれる人に譲ろうというフリマには,非常に共感している。
    その考え方が好きだ。

    そのため,
    売って儲けようという気持ちがあまりないせいか,
    うちの店の商品は非常に値段が安い。
    無料の商品もたくさんある。
    お客さんは,「えっ,いいんですか?」といって,
    商品を持っていってくれる。

    フリマ開催の間,
    開催事務局からは,いろんな注意事項がアナウンスされている。
    「商品について保証はないのでちゃんと確認してから買ってください」とか,
    「混み合っているのでお子様から目を離さないでください」など。

    そんな中,
    こんなアナウンスが耳にとまった(どうしてもとまってしまうのです)。

    コピー商品にご注意ください。
    実際に目にすることはなかったが(というか見てもたぶん分からない),
    意図的あるいは本人も知らずに,
    コピー商品が出される可能性はあるのだろう。

    いずれにしても,
    地球に優しい(そして腰にはちょっと厳しい)フリーマーケット,
    これからも積極的に利用したい。

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    2004.10.23

    商標怖い

    プロ野球を知らない私が野球ネタを書くのは非常に違和感があるのだが,
    楽天が球団の名称を決めたそうだ。

    楽天が新球団名を発表 ゴールデンイーグルスに

    記事によると,すでに商標出願もしているらしい。

    昨日のこれで,ライブドアが10の候補名をあげていると書いたが,
    その中に,「イーグルズ」が入っている。

    楽天が「ゴールデンイーグル」を出願しているとなると,
    ライブドアにとっては厳しいかもしれないな,と思っていたところ,
    今日になってこんな記事が。

    楽天の「イーグルス」、ライブドアが類似名出願していた

    ライブドアは球団名をインターネットで公募。上位だった「イーグルズ」など10件を21日に出願し、現在この中からチーム名を選ぶ投票をネット上で呼びかけており、26日に締め切る。
    ライブドアは,候補のすべてをすでに出願していたのだ。
    公開する前日に(公募は22日にスタートしている)。

    昨日のこれでは,
    これらの候補名についてライブドアより先に出願して...,
    の様なことを書いたが,とても浅はかな考えでした。

    ライブドアの決選投票で「イーグルズ」が選ばれたらどうなるのだろうか?

    やはり,商標は怖いです。

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    2004.10.22

    商標制度は社会のための制度です。

    プロ野球を知らない私が野球ネタを書くのは非常に違和感があるのだが,
    ライブドアが,球団名公募の決選投票を行っている。

    livedoor ベースボール 【お知らせ】決選投票を開始しました。

    サイトには10個の候補名があげられている。

    ところで,
    これら候補名の商標権はどうなっているのだろうか?
    出願はされているのだろうか?
    もし出願されていなかったら,権利をとることはできるだろうか?
    もし権利をとることができたら,ライブドアに対して(以下自粛)。

    ご参考

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    2004.10.21

    無体財産の脆弱性

    2010年にもNTT加入権料を撤廃

    約20年前,
    東京でひとり暮らしを始めた私は,
    すぐに電話を引いた。
    加入権料は7万円ちょっとだったと思う。

    当時の私にとって
    この金額は非常に大きいものだったが(今でも大きい),
    一度払えばずっと権利を持つことができるし,
    どうせ電話はこれからずっと使うはずだし,
    財産になると思って清水の舞台から飛び降りた。

    そして学生時代,
    お金が無くなって困ると,
    「最悪電話の権利を売ってしまえばしばらくは何とかなる」,
    と本気で考えていた。
    幸い何とか売らずにすんだが。

    そして会社員時代,
    寮に入って電話がいらなくなったのだが,
    この「財産」を私は手放さなかった。
    ひとり暮らしを始めるので電話を引きたい
    といっていた友人に権利を貸し,使ってもらった。
    その後,私が寮を出るとき,
    その権利を返してもらい,私はその権利を再び使い始めた。

    そして現在,
    20年前に手に入れた権利をずっと使い続けている。

    ちょっとヘンかもしれないが,
    それなりに愛着があったりもするのである。
    苦しいときも手放さなかったし。

    それが一気になかったものになってしまうとは!
    20年間一緒にがんばってきたと思っていたのに...

    他の方々のお気持ちはこちら

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    2004.10.20

    東京特許許可局

    パチンコにヒトラー「あきまへん」特許庁が拒絶

    日本人は、聖徳太子、空海、平将門、紫式部、松尾芭蕉ら23人、外国人は、エジソン、ヒトラー、リンカーン、始皇帝、ライト兄弟など12組13人。歴史クイズの解答ではない。パチンコ機器メーカーが特許庁に提出した商標登録のリストだ。
    (中略)
    特許庁は拒絶理由として、ヒトラーについては「わが国の平和の原則、憲法に抵触し穏当でない」と憲法9条に触れるとし、空海に関しては「宗教法人以外の一私人が採択することは公正な取引秩序を阻害する」としている。

    ヒトラーと空海以外の理由も見てみたい。
    どんな理由だったのだろう? 気になる。

    他に気になったのが,著名人の名前の商標出願。
    ちょっと調べてみた。

    特許電子図書館ここで,いくつか検索した。

    坂本龍馬,徳川家康など,
    著名人の名前で登録されているものもある様だ。。
    私は商標実務の経験が無く,理由は分からない。

    そんなことよりももっと気になったのが,
    このニュースのタイトル。

    そりゃあ審査官の中には関西出身の方もおられると思うが,
    「あきまへん」とは言わないはずだ。

    特許庁は東京にあり,
    私が面接審査で会った審査官は,全員標準語を話されていた。
    「それは無理です」と言われたことは何度もあるが,
    「あきまへん」と言われたことはない。

    あっ,でも出願した会社は大阪市の会社だし,
    担当者が面接審査に行ったときにたまたま審査官が関西人で,
    話しているうちにいつの間にか2人とも関西言葉になり,
    「あきまへん」ということになったのかもしれない。

    う~ん,気になる(ウソです)。

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    2004.10.13

    フェア会場より

    にぎわっていました。
    ケータイで撮影&投稿
    041013_155801.jpg

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    2004.10.06

    イチローは一朗のもの

    国道262号の愛称をイチローに・山口県に要望

    二井関成知事は「面白い提案。商標登録の問題があるかもしれないが、一般的にイチローロードと呼ぶのは結構ではないか」と話している
    と,知事も気にされている様なので,ちょっと調べてみた。

    特許電子図書館商標を検索するで「イチロー」を入力して検索。
    36件がヒットした。

    その内の20数件の「イチロー」については,
    権利者が「鈴木一朗」になっている。
    住所もちゃんとアメリカ合衆国,ワシントン州だ。

    ところで,このニュースの通り,
    国道262号がイチローロードになったと仮定する。
    その場合,もし来年,
    イチローが記録を更新して,例えば265本打ったとすると,
    どうなるのだろうか?

    イチローロードが乱立するのだろうか?
    イチローロード2005とかになるのだろうか?

    名称を決める方々は,
    そのあたりのことも考えて決められることをおすすめします。

    あるいは予測して今のうちにいろんな商標を出願しておくのも手かも。

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    2004.10.05

    商標とコンテンツビジネスが好きなあなたに

    http://www.vuitton.com/ja/modernity/monogram_panda/
    (※注:音が出るパソコンでは音が出ます)

    友人のブログで知った。

    世界的に超有名な商標と,
    コンテンツビジネス,特に日本のコンテンツの話になると
    必ずと言っていいほど話題にあがる方の作品が合体。

    なかなか知財な商品です。

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    2004.09.29

    あやや vs 印刷速度

    昨日,キヤノンとエプソンが,それぞれプリンタの新シリーズを発表した。
    たとえは,こちらのサイトの9月28日(火)の欄は,
    キヤノンとエプソンの文字でいっぱいだ。

    同じ日に発表されたということもおもしろいが(ちゃんと理由はあるのだろうけど),
    それぞれ,強力なCMキャラクターがついているということも特徴的だ。
    それぞれのサイトにもしっかり採用されている(こちらこちら)。

    これらCMキャラクターの採用が,
    どの程度,消費者の商品選択に影響を与えるのか,
    気になるところだ。

    技術の成熟等の理由で商品の差別化が困難になってくると,
    ブランド(「商標」という意味ではなくもっと広義)の力は,
    より重要になってくるはずだ。イメージ作りは大切である。

    一方,商品を開発した技術者としては,
    ちょっと残念に思うところがあるかもしれない。

    印刷の高速化,高画質化などをいくら追求しても,
    結局,はせきょーやあややに負けてしまったりすることがあるのだ。

    もちろん,商品そのものの力は大切だし,
    その点を重要視する,あるいはその点しか見ないという人も多いと思うが。

    いずれにしても,商品やサービスを提供する側としては,
    可能な限り,総合的に力を入れるしかない。
    お客が基準なのだ。

    ※追記
    先日ある飲み屋での会話

       私: あのさー,ケータイってどこのがいいと思う?
     友人: 仲間由紀恵に決まってるだろっ!
    これもひとつの現実です。

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    2004.09.16

    スパムは美味か?

    スパムパターン分析の「最重要」特許を手に入れたCommtouch

    対象権利はこちら
    クレームが短い。

    今更ではあるが,
    スパムという言葉の由来についてはこちらこちら

    会社の商標と言うことで,こんな騒動が起こっていたりもする。

    ところでこのスパム,味はどうなんだろうか?
    私は意識して食べたことがないので分からないのだが
    (何かの料理に使われているものを知らずに食べている可能性はかなり高い),
    ある知人は,「そこそこ美味しいよ」と言っていた。

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    2004.09.15

    よりによってこの方と...

    著作権被害届:文科省課長が出版社を

    著作権の専門家を自任する文部科学省の課長が13日、教育関係の新聞などを発行する教育家庭新聞社(東京都台東区)に自分の原稿を勝手に書き換えられたとして、著作権法違反容疑の被害届を警視庁蔵前署に出した。
    同省企画・体育課長の岡本薫さん(49)で、文化庁の著作権課長や国際著作権課(現国際課)長などを計6年半務めたエキスパート。

    このニュースを読んだだけでは,
    詳細やいきさつについて分からないので,
    どちらが悪い,なんてことについてコメントすることはできない。

    そんなことより,著作権に関して,
    この文科省課長とだけは絶対に争ってはいけない。争いたくない。

    もし仮に,私がこの方の著したものを扱うことになった場合,
    私は細心の注意を払って払って払って扱うことだろう。

    それはともかく,この方が書かれた「著作権の考え方」は,
    著作権に関心がある人,関わっている人は読んでおくべきだ。

    ところでこのブログ記事,
    細心の注意を払って書いているつもりなのですが,
    著作権的にどこか問題はないですかね?
    大丈夫ですよね。大丈夫ですよね。大丈夫ですよね?

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    2004.09.14

    日経知的財産フォーラム

    景色がよかったのでつい。
    六本木ヒルズ49Fより、ケータイで。040914_160501.jpg

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    2004.09.10

    理系の男はなぜモテないのか。じゃあ知財系は?

    最近ネットでちょっと話題になっている記事がこれ。

    理系の男はなぜモテないのか

    ここでも昨日取り上げられていた。
    詳細は読んでいただくとして,ポイントは以下の通り。

    • 男性は会話を通して問題解決を図る。あらゆる会話を「相談事」または「問題提起」と解釈し、それをその場で解決するのに躍起になる。
    • それに対し,女性が会話する目的は、問題解決ではなく、あくまでも気持ちの共有、すなわち「共感」にある。
    • この違いを理解しないと男女の会話はたいてい上手くいかない。
    • モテない男とは、問題発見能力,問題解決能力が高すぎる男である。
    • そして問題解決能力の高い集団こそが、理系クラスである。
    • だから理系の男はモテない。

    ここで,知財,特に特許関連の仕事をしている人について考えてみる。
    特許の実務担当者の仕事はこんな感じだ。

    物事(発明)について,様々な視点から十分観察し,
    その本質を突き止めて明確適切に特定し,
    さらに,必要に応じてそれを文章で表現する。

    こんなことばかりやっているから,
    普段の会話も説明っぽくてくどくなるし(お酒が入ると最悪だ),
    手紙を書けば長くなってしまう。
    他人が少しでもつじつまが合わない様なことを言うと,
    つい一生懸命指摘してしまう。

    女性から「共感」を求められても,
    「そうじゃなくて,その問題の本質は○○にあって,なんとかかんとか……」
    なんてことになりがちだ。

    やばい。普通の理系より重傷だ。

    そういえば,
    私のまわりの知財関係の人たち(男性)の独身率は,
    結構高い様な気がする。

    みなさん,がんばって気を付けましょう。
    うなずき7割、首ふり3割も忘れずに。

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    2004.09.09

    二度買い

    買ってしまった。

    宇宙大作戦 GALAXY BOX

    発売されることを知ってから,予約締め切りの9月5日まで,
    しっかり悩んだ結果の購入。何たって値段が高い。

    それだけではない。
    この作品,かつてレーザーディスクで発売されていた。
    値段は188,450円 (税込)!
    そのころ入社数年目の会社員だった私は,
    一大決心してこれを買ったのだ。

    今もこのレーザーディスクのセットは手元にあるのだが,
    レーザーディスクプレイヤーは手放してしまい,観ることはできない。

    そして今回のDVDセットの発売。
    おまけが付いているし,内容にも手が加えられている様ではあるが,
    私にとって最も大切な「ドラマ」というコンテンツは変わらない。

    著作物に対する代金という見方をすると,
    同じものに2回お金を払っている様な気がしてしまう。
    う~ん。

    もちろん,ここで,
    「レーザーディスクのセット返すから安くしろ」とか,
    「そもそも著作物とは」なんてことを言うつもりはなく,
    単に高い買い物をしてしまったので,愚痴っているだけです。

    ただ,このルールだと,将来,またメディアが変わると...
    それは考えないことにします。

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    2004.07.29

    海賊のイメージ

    米バンダイ、海賊版の氾濫に訴訟で対抗

    「海賊版」という言葉は,違法コピーのニュースでよく使われる。
    もちろん海賊は良くないのである。

    IT用語辞典 e-Words : 海賊版ソフトウェア 【Warez】

    海外のニュースでは「piracy」という単語もよく使われている。

    しかし,個人的に,この「海賊版」という言葉を使うことにちょっと抵抗がある。
    著作権制度の保護機能が強すぎるのではないか,という様な理由ではない。
    原因はアニメだ。

    アニメの世界では,海賊はヒーローだ(すべてではないが)。
    これこれがその例である。

    しかもアニメの中で海賊は,
    「自由」,「友情」,「強い意志」等を重んじる設定になっていることが多く,
    結構惹かれてしまうのだ。

    わたしの中では,海賊は悪ではなく,善であり,
    強い共感を持ったりしてしまうものなのである
    (アニメがそういうストーリーになっているからなのだが)。

    ということで,ニュースで「海賊版」という文字を見ると,
    そのままサイトに掲載することに,少し抵抗を感じてしまう。

    でも,すべてちゃんとそのまま載せていますので,ご心配なく。

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    2004.07.26

    夏休み

    木曜日の夜から日曜日にかけて夏休みをとり,
    東京を離れて小旅行に出かけた。
    日常の生活から離れ,緑を堪能することができた。

    観光名所やホテルには,必ずと言っていいほど土産物屋があり,
    そこではいろんなものが売られている。

    わたしはこの土産物屋をのぞくのが結構好きで,
    「このピコピコハンマーはこの観光地とどんな関係があるんだ!?」
    とぶつぶつ言ったりしながらも,結構長居してしまうことが多い。
    結局は何も買わないのだが... イヤな客だ。

    そんな土産物屋では,いろんなキャラクターグッズも売られている。
    中でも「地域限定もの」にはちょっと目がいってしまう。
    今回も,地域限定ハローキティ地域限定ドラえもん等を見かけ,
    キャラクタービジネスだなぁ~,といろいろ考えてしまった。

    一方で,パロディー商品も多く売られていた。
    今回見かけたもののひとつは,サントリーのなっちゃんのパロディーで,
    「ヨントリーのおっちゃん」。う~ん。

    パロディーのセンスについては言及しないとして,
    権利的にはどうなんだろう?
    パロディーと著作権についてはいろんな意見がありニュースも多い。
    では商標権という観点からみたらどうなんだろう?
    「ヨントリーのおっちゃん」ハンカチを見つめながら,いろいろ考えてしまった。

    普段の仕事から完全に離れるというのは,なかなか難しい。

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    2004.07.18

    他社商標を自社商品に

    日本は一般的に3連休中。連休中はニュースは少ない。
    そんなときにちょっと気になったニュースがこれ。

    ユニクロ、コラボTシャツ人気アップ…33社参加
    広告費ゼロ、商標権使用料と相殺

    Tシャツの写真はここに載っている。

    他社の商標が載っている商品は,ちょっとドキッとしたりして新鮮だ。
    ドキッとするのは知財業界の人だけかもしれないが。


    他社の商標を載せる,に関連して,
    酒の席などでよく話題になるのが,ビックカメラの紙袋だ。

    黒色の背景上に,
    SONYやMicrosoftなど,数十社(それ以上?)の他社の商標が,
    それぞれの商標とは全く関係のない7色くらいの色を使って,
    全面に印刷されている。

    なぜこんなことができるのか。

    「あれは,商品を識別したり出所の混同を防止するために使われているのではなく,
    単にデザインとして使われているにすぎないから大丈夫なのだ」
    あたりに落ち着くのだが,
    酒の席での話なので,明確な結論が出ないまま話は終わってしまう。

    いずれにしてもあの紙袋,
    人の注目,特に知財屋の注目を引くという点では,大成功だ。

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    2004.06.30

    ちょっと気になる報道のされ方

    29日,シャープの元社員が訴訟を起こした。

    シャープ元社員、液晶発明の対価5億円求め提訴
    発明対価提訴:液晶画面めぐりシャープ元研究員

    このニュース,報道のされ方がちょっと気になっている。

    まず,ニュースがサイトに掲載された時刻。
    上の2つのニュース,いずれも午前3時頃に掲載されている。
    この提訴に関するニュースを,当日(29日)見ることはできなかった。

    今までの報道のされ方から見ると,これはちょっと変わっている。
    提訴に関するニュースは,通常その日の夜,
    遅くとも深夜頃までには掲載されることが多い。
    特に今回は,注目度が非常に高いニュースだから,
    もっと早く掲載されても良さそうなところだ。

    もうひとつ気になるのが,
    この提訴のニュース,上の2つ,つまり読売と毎日のサイトにしか
    掲載されていないという点だ。
    かなり時間が経過した30日午前11時になっても,
    他のニュースサイトでこの提訴に関する記事を見つけることがでない。

    職務発明に関する訴訟のニュースは,
    社会的に非常に関心が高いため,今までは,多くのメディアが取り扱っていた。
    しかも今回は初出のニュースで,かつシャープで液晶という,
    非常に注目度が高いもの。
    それにしてはニュースの数が少なすぎる。

    ということで,今回の報道のされ方,ちょっと気になる。
    しばらくするともっとニュースが出てくるとは思うが...

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    2004.06.20

    gif特許 権利期間満了

    gifに関する日本特許の権利期間が終わりました。
    関連情報はこちら → GIF特許問題

    今のところニュースとしてはあまり出てきていない様ですが,
    気にしていた人は多かった様で,blogではたくさん取り上げられています。

    FeedBack: "lzw" を含む最新エントリ

    gif形式は,事実上,ネット上における画像のデータ形式の標準の1つですからね。
    多くの人が気にしていたのは当然でしょう。

    これで,安心してgif画像作成ツールなどを作ることができますね。

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